2025年4月21日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。

本日は、大腸カメラ検査を受けられる患者様が最も気にされることの一つ、「検査の前や最中に、便をもよおして漏らしてしまうのではないか?」というご不安について、詳しくお答えしていきたいと思います。

大腸カメラ検査は、大腸がんの早期発見やポリープの切除など、皆様の健康維持にとって非常に重要な検査です。

しかし、検査内容を想像すると、どうしても抵抗感や心配事が頭をよぎるのは当然のことでしょう。

特に、「もしも通院時や検査中に我慢できなくなってしまったら…」という懸念は、多くの方が心の奥底で抱えているのではないでしょうか。

当院ではそのような事が起きないよう様々な工夫を行っておりますので、その点を詳しくご説明させていただきます。

ぜひ最後までお読みいただき、安心して検査に臨んでいただければ幸いです。

目次
検査前の徹底的な腸管洗浄が、不安解消の第一歩

大腸カメラ検査を安全かつスムーズに行う上で、最も重要な準備の一つが検査前の腸管洗浄です。

当院では、患者様に検査当日、できる限り大腸の中を空っぽに近い状態にしていただくために、事前に下剤を服用していただく必要があります。

この下剤の目的は、大腸内に残っている便や消化物を完全に排出させることです。

徹底的に腸内をきれいにすることで、医師がポリープ やがん などの小さな病変を見逃すことなく、しっかりと確認できるようになります。

当院では、患者様の状態やライフスタイルに合わせて、様々な種類の下剤をご用意し、飲み方やタイミングについても丁寧に個別にご説明しております。

下剤の用法用量をしっかり守って腸管洗浄を行うことで、検査当日には大腸の中はほぼ空っぽの状態になります。

そのため、検査中に便意を感じたり、排便してしまったりする可能性は、極めて低くなるのです 。



来院時に安心:自宅での下剤服用は不要、院内下剤で移動中の不安を軽減

ご自宅で下剤を内服される場合、検査当日に「移動中に漏らしてしまったらどうしよう…」というご不安があるかもしれません。

当院では、そのような患者様の不安軽減のために、院内での下剤内服が可能です。

また、院内下剤には下記のようなメリットもございます。

自宅での煩わしい下剤準備が不要

検査当日の移動中に急な便意に悩まされる心配がありません。

クリニック内に医療スタッフのサポートのもとで腸内洗浄 を行うことができます。

下剤の種類や投与方法も、医師が適切に判断 いたします。

ご自宅での下剤服用に不安を感じる方は、ご予約の際、または事前診察の際に、院内下剤についてお気軽にご相談ください。



検査中の患者様の状態と安全への配慮

内視鏡は鎮静剤を使用することで、検査に伴う痛みや不快感を大幅に軽減することができます。

大腸カメラ検査は、通常、鎮静剤 を使用して、患者様がリラックスした状態、あるいはほとんど眠ったような状態で受けていただくことが可能です。

検査自体は、肛門から内視鏡(細長いカメラ)をゆっくりと挿入して行われ、平均して15分から30分程度で終了します。この短い時間の中で、熟練した内視鏡専門医が 大腸の粘膜を隅々まで観察します。

また、内視鏡には吸引機能が備わっており、検査中に腸内にわずかに残った液体や粘液などは、この吸引機能で適宜取り除くことができますのでご安心ください。

検査中は、熟練した医師と看護師が常に患者様の状態をモニタリングしております。万が一、患者様の状態に変化があった場合でも、迅速かつ適切に対応できる体制が整っておりますので、安心して検査を受けていただけます 。



「もらすかもしれない」というご不安への細やかな配慮

対策をしても「それでも万が一のことがあったらどうしよう…」と思うかもしれません。

当院では、そのような患者様の心理的な負担をできる限り軽減するために、以下の点に特に配慮しております:

プライバシーへの最大限の配慮:
検査中は、患者様のプライバシーを最大限に尊重し、必要最低限の露出で済むように配慮しております。検査着は、お尻の部分にスリットが入った専用の使い捨てのものを使用しており、立った状態ではほとんど露出することはありません。検査時も、必要な部分のみを露出させ、タオルなどで覆いながら行います。

女性スタッフによる安心のサポート:
女性の患者様には、女性の看護師が検査前後のサポートを行い、不安や疑問に丁寧にお答えいたします。生理に関するご心配や、ムダ毛の処理についてなど、女性特有のデリケートなご相談も、気兼ねなくお話しいただけます。

清潔で快適な検査環境:
検査に使用する内視鏡や処置具は、ガイドラインに沿って徹底的に洗浄・消毒されており、常に清潔な状態を保っております。検査室も、患者様がリラックスして検査を受けられるように、清潔で落ち着いた空間となるよう心がけております。

万が一への備えと迅速な対応:
ごくまれに、腸管洗浄が不十分で検査中に便が残っている場合でも、直ちに適切な処置を行いますのでご安心ください。内視鏡の吸引機能を活用し、速やかに対応いたします。また、検査中に便意を感じた場合も、遠慮なくお申し付けください。

大腸カメラ検査は、早期発見・早期治療への大切な一歩
改めて申し上げますが、大腸カメラ検査は、大腸がんの早期発見において最も有効な検査の一つです 大腸がんは、早期に発見されれば比較的治りやすいがんであり、早期治療によって生存率も大きく向上します。しかし、初期の段階では自覚症状がないことが多いため、定期的な検査が非常に重要となります。

40歳を過ぎたら、症状がなくても定期的な大腸がん検診を受けることが推奨されています 特に、以下のような方は、より積極的に大腸カメラ検査をご検討ください:

50歳以上の方
大腸がんやポリープの家族歴がある方
便潜血検査で陽性となった方
便秘や下痢、腹痛、血便 などの排便に関する症状が続く方
以前に大腸ポリープを切除したことがある方
食生活の欧米化 や運動不足 など、大腸がんのリスク要因に心当たりのある方



札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックで、安心と信頼の検査を

当院は、大通駅徒歩30秒 というアクセスしやすい場所に位置しており、忙しい皆様にもご来院いただきやすい環境です。

内視鏡検査を専門とするクリニックとして、経験豊富な内視鏡専門医 が、最新の内視鏡システム を用いて、丁寧かつ高精度な検査 を行っております。

苦痛の少ない検査:
鎮静剤を用いた無痛大腸カメラ検査 を提供しており、患者様の苦痛を最小限に抑えます。

丁寧な事前説明:
初めて大腸カメラ検査を受けられる方にも安心して臨んでいただけるよう、検査の流れや注意点などを事前に詳しくご説明 いたします。

女性への細やかな配慮:
女性スタッフによるサポート や、羞恥心に配慮した検査着の使用 など、女性の患者様が安心して検査を受けられるための取り組みを行っております。

迅速なポリープ切除:
ポリープが発見された場合には、その場で切除 することも可能です。

土日も検査可能:
平日お忙しい方でも検査を受けていただけるよう、土曜日・日曜日も検査を実施 しております。

便利なWEB予約:
24時間WEB予約が可能 ですので、ご都合の良い時間に予約をお取りいただけます。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください。

最後に

「大腸カメラの前や最中に漏らしてしまう事ってあるの!?」というご心配は、多くの方が抱かれる自然な疑問だと思います。

しかし、適切な事前準備と、当院の患者様に寄り添った検査体制を行う事によって、そのような事態は極めてまれです 。

それよりも、大腸カメラ検査によって早期に大腸がんやポリープを発見し、適切な治療を行うことが、皆様の健康を守る上で非常に重要です

もし、少しでも大腸の症状が気になる方、便潜血検査で陽性となった方、あるいは定期的な大腸がん検診をご検討されている方は、ぜひ一度、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックにご相談ください。

皆様が安心して検査を受け、健康な毎日を送れるよう、スタッフ一同、誠心誠意サポートさせていただきます。皆様のご来院を心よりお待ちしております。

ご予約・お問い合わせは、お電話または当院ホームページからお気軽にご連絡ください。


大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


