2026年5月06日

こんにちは!札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックスタッフの土佐です!
「最近、便が細くなった気がする」「お腹が張って苦しい腹満感がある」「便に血が混じる血便症状が出て不安」といった悩みを抱えていませんか。
自分自身の体の変化に気づき、インターネットで原因を調べては不安を募らせている方も多いはずです。
この記事では、便が細い、腹満感、血便症状をきっかけに、当クリニックで初めて大腸カメラ検査を受けた患者さんの実際の症例をご紹介します。
症状の裏に隠れていた病気の正体や、検査の流れ、そして早期発見がいかに大切かという具体的な情報について詳しく解説します。
この記事を読むと、便が細い・腹満感・血便症状がどのような病気のサインであるのか、また大腸内視鏡検査がどのような手順で行われるのかが明確に分かります。
同じような症状で悩んでいる方は、検査への不安を解消する一助になるはずです。
「便が細い」「腹満感」「血便症状」のいずれか一つでも当てはまる方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
1 便が細い、腹満感、血便症状で初めて検査を受けた患者さんの症例
便が細い、腹満感、血便症状を自覚した50代男性の経緯です。
突然の変化に戸惑う日常生活のエピソード 50代の男性患者さんは、半年ほど前から徐々に便が細くなる症状を感じるようになりました。
最初は「食事の量が減ったせいかな」と軽く考えていましたが、次第にお腹がパンパンに張る腹満感も伴うようになったそうです。
さらに決定的な出来事として、排便時にトイレットペーパーに血が付着する血便症状を認めました。
患者さんは「まさか自分が大きな病気になるはずがない」という思いと、「もしガンだったらどうしよう」という強い恐怖心の間で揺れ動いていました。
毎日トイレに行くのが苦痛になり、食欲も減退して、家族からも「顔色が悪い」と心配されるほどに追い込まれていました。
私は患者さんからお話を伺った際、その不安な表情が非常に印象に残っています。
決断のきっかけとなった家族の強い勧め でした。
患者さんは自分一人で悩んでいましたが、妻に血便症状のことを打ち明けたところ、強く検査を勧められました。
自分一人では「まだ大丈夫」と先延ばしにしていた検査も、家族のサポートがあったからこそ、当クリニックへ足を運ぶ決心がついたのです。
初めての検査に対する不安は大きかったものの、今の状態を放置するリスクの方が高いと判断されました。
大腸カメラ検査で見つかった便が細い原因と病名は …
当クリニックで大腸カメラ検査を実施した結果、S状結腸という場所に大きな腫瘍が発見されました。
この腫瘍が腸の通り道を狭くしていたため、物理的に便が細い状態になっていたのです。
腫瘍の表面からは出血が認められ、これが血便症状の直接的な原因となっていました。
さらに腫瘍が腸を塞ぎかけていたため、ガスや便がスムーズに流れず、お腹が張る腹満感を引き起こしていました。
検査モニターに映し出された画像を見た瞬間、私は早期発見の重要性を改めて痛感しました。
患者さんはショックを受けておられましたが、原因がはっきりと分かったことで、次のステップである治療へ進む覚悟を決められました。
早期の精密検査がもたらす治療の可能性 大腸がんは進行すると治療が難しくなりますが、今回の症例では幸いにも手術が可能な段階で発見することができました。
便が細い、腹満感、血便症状というサインを見逃さずに検査を受けたことが、命を救う大きな一歩となったのです。
もしあと数ヶ月検査が遅れていれば、腸閉塞を起こして緊急手術が必要になっていたかもしれません。
2 便が細い、腹満感、血便を感じた時に知っておくべき疾患リスク
大腸がんの初期症状としての便が細い・血便症状などがあります。
腫瘍による腸管の狭窄と便の形状変化 大腸に腫瘍ができると、本来は太い筒状である腸の内部がどんどん狭くなっていきます。
狭くなった隙間を無理やり便が通ろうとするため、結果として鉛筆のように便が細い状態が出来上がります。
これは大腸がんの典型的なサインの一つであり、特に左側の大腸(降下結腸やS状結腸)に病変がある場合によく見られる現象です。
大腸がんによる血便症状は、がんができる場所によって色の見え方が異なります。
肛門に近い場所であれば真っ赤な鮮血が便に付着し、奥の方であれば少し黒ずんだ暗赤色の血が混じることがあります。
いずれにしても、痛みがないからといって痔だと思い込むのは非常に危険な判断です。
腹満感や腹痛を引き起こす大腸の病気 について、大腸ポリープが引き起こす腸内環境の変化 大腸がんになる前の段階である「大腸ポリープ」も、大きくなると腹満感の原因になることがあります。
ポリープ自体は良性であっても、腸の動きを妨げたり分泌物を増やしたりすることで、お腹が張る感覚が生じます。
大腸カメラ検査であれば、こうしたポリープをその場で切除し、将来のがん化を未然に防ぐことが可能です。
炎症性腸疾患や憩室炎の可能性 腹満感や血便症状は、がん以外にも潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や、大腸憩室炎といった病気で起こることもあります。
これらの病気は適切な投薬治療が必要であり、放置すると激しい腹痛や大量出血を招く恐れがあります。
症状だけでは専門家でも病名を特定できないため、内視鏡による直接的な観察が不可欠です。
3 初めての大腸カメラ検査を安心して受けるためのステップ
検査前日の食事管理と下剤服用のポイント!
腸内をきれいにするための食事制限の重要性 正確な検査を行うためには、腸の中を空っぽにしてカメラで見やすくする必要があります。
検査の前日は、消化の良い食事(うどんや白米など)を心がけ、食物繊維の多い野菜やキノコ類は控えていただきます。当院では検査食を食べて頂きます。
この準備を丁寧に行うことで、小さな病変も見逃さない精度の高い検査が可能になります。
最近の下剤は飲みやすく改良されている 「下剤を大量に飲むのが辛そう」というイメージを持つ方が多いですが、最近の下剤は味が改良されており、スポーツドリンクのように飲みやすいタイプが増えています。
当クリニックでは、患者さんの体質や好みに合わせた下剤の選択を提案しており、服用中の体調変化にもスタッフが迅速に対応します。
無理なく準備を進められるよう、私たちが全力でサポートします。
当クリニックが提供する苦痛の少ない内視鏡検査です!
鎮静剤を使用した眠っているような検査体験 「痛い」「苦しい」という内視鏡検査のイメージを払拭するため、当クリニックでは鎮静剤の使用を推奨しています。
多くの患者さんは、うとうとと眠っている間に検査が終わり、「いつの間にか終わっていた」と驚かれます。
初めて検査を受ける方にとって、この安心感は何物にも代えがたいメリットになります。
そして、炭酸ガス送気システムによる腹満感が軽減されます。
検査中、腸を広げて観察するために空気を入れますが、当クリニックでは吸収の早い炭酸ガスを使用しています。
通常の空気に比べて体内に吸収されるスピードが100倍以上早いため、検査後のお腹の張りがすぐに解消されます。
患者さんの身体的負担を最小限に抑える工夫を、私たちは細部まで徹底しています。
4 まとめ
便が細い、腹満感、血便症状という3つのサインは、身体が発している重要なアラートです。
今回の症例のように、初めての検査を受ける勇気が、病気の早期発見と治療の成功に直結します。
不安を感じる必要はありません。
まずは専門医に相談し、適切な検査を受けることが、健康な未来を守る唯一の方法です。
本記事をお読みいただきありがとうございます。
何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。


