大腸癌治療の入院日数は?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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大腸癌治療の入院日数は?

大腸癌治療の入院日数は?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2025年1月06日

大腸癌治療を受ける際、入院日数はどれくらい必要なのか気になる方も多いでしょう。当院では入院治療は行っておりませんが、患者様に連携病院を紹介した際にこのような質問がとても多いので、全国平均の入院日数を参照して紹介していきます。

1. 大腸癌の治療別の入院日数

大腸癌の治療には、主に外科的手術と内科的手術があります。厚生労働省のDPCデータによると、治療法によって入院(在院)日数が異なります。以下では全国平均の在院日数を治療別に紹介します。

1.1. 外科的大腸癌手術

外科的大腸癌手術の中では、結腸癌の手術を受けた患者の平均在院(入院)日数が約15.12日となります。また、直腸癌の手術を受けた場合、人工肛門の有無によって日数が大きく異なります。人工肛門を持たない直腸癌手術は平均で14.8日となり、人工肛門を設置する場合は23.43日と長い期間が必要です。

1.2. 内科的な内視鏡手術

大腸癌の治療法として、上皮内癌(ごく早期の大腸癌)の場合は内視鏡手術が可能な場合があります。内視鏡治療には腫瘍の大きさや形態によりESDかEMRが選択されます。粘膜下層剥離術(ESD)は平均在院日数は6.45日です。一方、粘膜切除術(EMR)は平均在院日数は3.86日と比較的短いです。

2. 大腸癌を予防・発見するために

大腸癌は、早期に発見することで治療の効果が高まります。そのため、定期的な検査が重要です。食生活や生活習慣の見直しも予防には欠かせません。専門医と相談し、適切な対応することが大切です。

2.1. 大腸カメラにて大腸癌の早期発見を。

大腸癌の早期発見には、大腸カメラ検査が非常に効果的です。大腸カメラは、内視鏡を用いて大腸内部を直接観察します。また、小さな異常でも見逃さず、精密な診断が可能です。定期的に検査を受けることで、大腸癌のリスクを大幅に減少させることができます。

2.2. 大腸ポリープ切除にて大腸癌の予防を。

大腸ポリープは大腸癌に変化する事があり、早期の段階で切除することが重要です。内視鏡的ポリープ切除術は、短時間で行うことができるため、入院が必要ないケースも多いです。ポリープを早期に発見し、切除することで、大腸癌の発生を予防することが可能です。

2.3. 鎮静剤使用で内視鏡での苦痛緩和を。

内視鏡検査を受ける際、苦痛を軽減するために鎮静剤を使用することができる施設も増えてきました。鎮静剤を使用することで、検査中の不快感を大幅に減少させることができます。鎮静剤は、医師の監督のもとで適切に使用されるため、基本的には安全に検査を受けることができます。

3. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの特徴

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、大腸癌の早期発見と予防に特化しています。さらに、鎮静剤を使用した無痛内視鏡検査やWEB予約など、患者様にとって快適な環境を提供しています。

3.1. 大腸癌の早期発見、予防に特化した内視鏡クリニック

当クリニックは、大腸癌の早期発見と予防に力を入れています。内視鏡検査は定期的に受けることが重要です。そのため、最先端の技術を駆使して、より精度の高い検査を実施しています。

大腸癌は初期症状があまり表れないため、早期発見が非常に重要になります。定期的な検査を受けることで、予防効果も期待できます。当クリニックでは、患者様の健康維持を全力でサポートしています。早期発見によって、治療の成功率を高めることが可能です。

3.2. 鎮静剤使用の無痛内視鏡を提供

内視鏡検査は、多くの方が不安を感じることがあります。そこで当クリニックでは、鎮静剤を使用することで無痛内視鏡検査を行っています。これにより、多くの方が安心して検査を受けられます。

鎮静剤の使用は、医師が患者様の状態を見極めて適切に行います。安全性にも配慮しながら、検査を進めていくことができます。結果として、より多くの方が定期的な内視鏡検査を受けることができ、早期発見や予防に繋がるのです。

3.3. 院内下剤可能で遠方からの来院でも安心してご案内できます。

一般的に遠方から来院される方には、検査の準備が大変です。当クリニックは、その点にも配慮し、院内で下剤を使用可能にすることで対応しています。これにより、遠方からの来院者も通院時にトイレに通う事無く安心して検査を受けられます。院内での準備が整っているため、手間がかからず便利です。

検査前に必要な下剤は、当日クリニック内で受け取ることができます。そして、スタッフが丁寧に説明を行いながら準備を進めます。遠方からの患者様には特に安心していただけるようなサポート体制を取っています。

3.4. WEB予約でカレンダーをみて予約日を指定できます。

当クリニックでは、WEB予約システムを導入しています。このシステムにより、カレンダーを見ながら簡単に予約日を指定することができます。忙しい方でも、空いている日時を確認しながら予約ができるため、非常に便利です。スマートフォンやパソコンからもアクセス可能です。

WEB予約システムは、24時間対応しているため、自分の都合に合わせて予約ができます。受付時間外でも予約可能なので、時間を気にせずに利用できます。また、予約の確認や変更も簡単に行うことができるため、皆様にとって便利な機能です。

4. 大腸癌の罹患率、死亡率

大腸癌は、近年その罹患率と死亡率が共に増加傾向にあります。特に日本では、男女共に大腸癌の罹患率が高く、その影響が無視できない状況です。

4.1. 大腸癌罹患率は増加傾向(男女合計で臓器別では一位)

現在、日本において大腸癌の罹患率は着実に増加しています。男女合計で見た場合、臓器別の癌罹患率では大腸癌が一位を占めるに至っています。この現状を踏まえ、食生活の見直しや運動習慣の導入が重要です。さらに、定期的な健康診断を受けることで、早期発見と早期治療を目指すことが必要です。

4.2. 大腸癌死亡率も増加傾向

大腸癌による死亡率もまた増加しています。近年の統計では、治療の進歩にも関わらず、大腸癌による死亡者数が増加していることがわかります。これは、診断が遅れるケースが多いためです。症状が現れてからの診断では手遅れになることが多く、早期発見が困難です。そのため、定期的に検査を受け、初期段階での対策が必要です。

4.3. 定期的な大腸内視鏡検査で大腸癌の予防を。

大腸癌の予防には、定期的な大腸内視鏡検査が非常に有効です。この検査を受けることで、ポリープや初期段階の癌を早期に発見できます。また、内視鏡によるポリープの摘出は、癌への進行を防ぐ効果があります。しかし、検査の重要性を知らない人が多いのが現状です。定期的な検査を受けることで、健康を維持することができるでしょう。

5. 大腸ポリープ切除について

大腸ポリープ切除は、多くの人が心配する大腸癌の予防に最も有効な治療です。ポリープは大腸の内壁にできる良性の腫瘍で、そのまま放置すると悪性に変わることがあります。

5.1. 良性、10mm以下であれば日帰りでの治療が可能

大腸ポリープが良性である場合、特に10mm以下の小さいものは、日帰りで治療が可能です。これは、侵襲が少ない手技であるためです。ポリープ切除は内視鏡を使って行われ、特に大きな痛みを感じることなく、短時間で済みます。さらに、その日のうちに普通の生活に戻ることができます。

5.2. 施設によっては内視鏡検査と同時にポリープ切除可能

多くの医療施設では、内視鏡検査と同時に大腸ポリープの切除が可能です。これにより、検査と治療を一度に済ませることができ、患者様の負担を軽減できます。内視鏡の際に異常が見つかるとその場でポリープを切除します。患者様は何度も病院に通う必要がないため、精神的な負担も軽くなります。

5.3. 大腸ポリープ切除により70%近く大腸癌罹患を予防できるというデータもあり

研究によると、大腸ポリープの切除によって大腸癌の罹患率は70%近く減少するというデータがあります。これは大腸癌の予防において非常に有意義です。ポリープは初期症状が少ないため、定期的な検査と早期の処置が重要です。

6. 術後の予後とフォローアップ 再発予防のために

大腸癌術後の予後は、手術の成功だけでなく、その後のケアも重要です。そのためには、医師の指導に従い、定期的なフォローアップを行うことが不可欠です。

6.1. 予後の見通しと改善方法

予後の見通しは、患者様一人ひとりの状態によって異なります。手術の成功率や患者様の体力、基礎疾患の有無など多岐にわたる要因が影響します。したがって、術後の経過観察を通じて、適切なリハビリや治療を継続し、改善を図ることが求められます。

術後の生活環境を整えることも重要です。心地よい環境は、身体の回復を促進します。家族や友人のサポートを得ながら、ストレスを軽減し、精神的な安定を保つことが求められます。これにより、予後の見通しがさらに向上します。

6.2. 再発予防のための生活習慣

再発を防ぐためには、健康的な生活習慣の維持が不可欠です。まず、バランスの良い食事を心がけることが重要です。野菜や果物を多く摂り入れ、脂肪や塩分を控えめにすることで、体調を整えます。また、適度な運動を習慣化することが、免疫力の向上やストレスの軽減に寄与します。

禁煙や節酒も、再発予防には大きな効果があります。喫煙や過度の飲酒は、健康に悪影響を与え、再発のリスクを高める原因となります。医師の助言を受けながら、これらの健康的な生活習慣を徹底することが望ましいです。

6.3. フォローアップの重要性

フォローアップは、手術後の経過を定期的に確認するために欠かせないプロセスです。これにより、再発の兆候を早期に発見し、迅速な対処が可能になります。定期的な検査と診察は、医師と患者様の双方に安心をもたらします。

フォローアップでは、患者様の身体状況だけでなく、生活習慣や精神状態も確認します。これにより、総合的な健康管理が行われます。問題を早期に発見し、適切な治療を施すことで、予後の改善に繋がります。患者様自身も、自己管理の重要性を再認識し、積極的に健康を維持する意識が高まります。

一貫したフォローアップが、再発予防に直結します。医師の指導と綿密な経過観察を通じて、健康な生活を送るサポートが提供されます。定期的なフォローアップは、安心と信頼を築くための基盤です。

7. 食事療法と生活習慣の改善 大腸癌予防のために

大腸癌を予防するためには、食事療法と生活習慣の改善が欠かせません。特に、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。野菜や果物をしっかり摂ることで、腸内環境を整える手助けになります。

7.1. 術後の食事療法のポイント

術後の食事療法においては、消化が良い食べ物を選ぶことが重要です。まず、スープやお粥など、消化に優れた食べ物を中心に食べるようにします。また、食物繊維は腸内をスムーズにするため必要ですが、術後は量を調整することが大切です。

7.2. 毎日の食事で気をつけること

毎日の食事において特に気をつける点は、節酒と加工肉・赤身肉を避けることです。アルコールの過剰摂取は、大腸癌のリスクを高める要因となります。適度な飲酒量を守りましょう。また、加工肉や赤身肉は避けるようにします。これらは発癌性物質が含まれていることが多く、大腸癌のリスクを高めます。

さらに、高脂肪・高カロリーの食事は、肥満の原因となります。肥満は大腸癌のリスクを高めるため、避けるべきです。代わりに、食物繊維を豊富に摂ることが大切です。食物繊維は腸の動きを促進し、便秘を防ぎます。これにより、腸内の健康が保たれるのです。毎日の食事でこれらの点に注意することで、大腸癌のリスクを減少させることができます。

7.3. 大腸癌予防に効果的な生活習慣

大腸癌予防には、適度な運動と規則正しい生活が効果的です。まず、運動は腸の動きを活発にし、便秘を防ぐ効果があります。特に、ウォーキングや軽いジョギングがおすすめです。次に、規則正しい生活習慣も大切です。毎日同じ時間に食事を摂り、規則的に睡眠を取ることで、体内のリズムが整います。これらの生活習慣を心がけることで、大腸癌の予防につながります。

8. 大腸癌治療の費用と保険の適用

大腸癌の治療費用は、治療方法や病院、患者様の状態によって異なります。手術や化学療法、放射線治療、免疫療法などの選択肢があり、それぞれの費用は異なります。

8.1. 治療方法別の費用の比較

大腸癌の治療方法には、主に手術、化学療法、放射線治療があります。手術は大腸癌の根治を目的とする代表的な方法で、費用は通常50万円から100万円程度です。化学療法は薬物を使った治療で、月額で10万円から20万円程度の費用がかかります。放射線治療は病巣を狙って照射する治療で、費用は1回あたり10万円前後です。これらの治療方法の中から、患者様の状態や医師の判断に基づいて最適な治療法を選択します。各治療の特徴と費用を理解し、適切なプランを立てることが大切です。

8.2. 保険の適用範囲と使い方

大腸癌治療の費用は高額になることが多いため、健康保険をうまく使うことが重要です。保険は、手術や化学療法などの多くの治療費を一部カバーしてくれます。例えば、健康保険を使うことで、自己負担額は全体の3割程度に抑えることができます。

また、高額療養費制度を利用すれば、一定額以上の医療費が還付されるため、さらに経済的な負担を軽減することができます。保険適用の範囲は治療方法や病院によって異なるため、治療前にしっかりと確認することが大切です。保険をうまく活用して、大腸癌の治療にかかるコストを抑えましょう。

<文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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