2025年6月20日

皆様、こんにちは。札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。

多くの患者様から「大腸カメラが大事なのは知っているけど、症状もないし、費用も心配で…」といったお声をよく耳にします。

ご存じの通り、大腸癌は初期段階では自覚症状がほとんど現れませんが、症状が無い状態では大腸カメラは保険適用にはならず、全額自費となると高額になるケースが多いです。

近年は、40歳以上の方の大腸カメラを福利厚生で行う企業が増えてきており、当院の患者様にも、会社が費用負担を行い、健診目的の大腸カメラを提供するケースが増えてきました。

本コラムでは、会社の福利厚生を利用したり、万が一ポリープが見つかった際に生命保険の手術給付金を活用したりする方法に焦点を当てて解説します。

目次
大腸カメラを経費(福利厚生)で受ける方法

40歳以上の方の大腸カメラを会社の福利厚生で行う企業が増えてきております。

これは、企業の「健康経営」への意識の高まりと深く関係しています。

健康経営とは?
健康経営とは、企業が従業員の健康に配慮した経営を戦略的に行うことです。従業員の健康維持・増進は、生産性向上、企業イメージ向上、そして医療費負担の抑制に繋がると考えられています。健康経営の推進は、企業にとって単なるコストではなく、むしろ未来への投資であるという認識が広まっています。

大腸カメラ検査が福利厚生の対象となる理由
大腸がんは、早期発見・早期治療が非常に重要ながんです。従業員が大腸がんを早期に発見し、健康を維持することは、企業にとっても大きなメリットとなります。病気の進行による長期休職や離職を避け、従業員が健康で長く活躍できる環境を作ることは、企業の持続的な成長に不可欠だからです。

そのため、企業によっては、一般の健康診断だけでなく、大腸カメラ検査のような精密検査も福利厚生の対象としている場合があります。特に、大腸カメラによって大腸癌を予防する事ができるためとても有用です。

貴社の福利厚生制度を確認しましょう
まずは、貴社の福利厚生制度や健康診断の補助制度について、人事担当部署や健康保険組合に確認してみましょう。

多くの企業では、従業員の健康を守るために様々な制度を設けています。 もし、現在大腸カメラ検査が福利厚生の対象でなくても、従業員からの要望を企業に提案することも有効ですし、企業が健康経営の観点から積極的に検査導入を検討するきっかけにもなり得ます。

当院は、企業の福利厚生制度を活用した検査の実施について、企業様からのご相談にも応じております。貴社の担当者様からのご連絡も心よりお待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください。従業員の皆様が健康でいきいきと働けるよう、当院がお手伝いさせていただきます。



検査の苦痛や不安を最小限に:当院のこだわり

当院では患者様の負担を最小限に抑えるための様々な工夫を凝らしています。

1. 鎮静剤の使用による無痛・快適な検査
当院では、安全性が確認された鎮静剤を点滴から投与することで、「眠っているような状態」または「うとうとした状態」で検査を受けていただくことが可能です。これにより、内視鏡挿入時の違和感や腹部の張り、痛みなどをほとんど感じることなく、リラックスした状態で検査を終えることができます。当院のアンケート調査では、大腸カメラの痛みについて5段階評価で「4」または「5」と回答された方は現在まで一人もいらっしゃいませんのでご安心ください。

2. 経験豊富な専門医による質の高い検査
大腸カメラ検査は、医師の技術力が結果を大きく左右します。当院では、内視鏡専門医である院長がすべての検査を担当しています。特に、女性の患者様は男性よりも盲腸までの挿入が難しい、痛みやすい傾向がありますが、豊富な経験と高い技術力を持つ専門医が、患者様一人ひとりの腸の形状や状態に合わせて、無理なく、そして短時間(通常15分から30分程度)で正確な検査を実施します。

3. 当院の検査費用(自費診療)
- 大腸カメラ(鎮静あり): 22000円
- 胃カメラ+大腸カメラ(鎮静あり): 37000円
- 下剤を飲まない大腸カメラ+胃カメラ(鎮静あり、事前診察要): 42000円
大腸カメラの際、ポリープ切除を希望の場合は保険診療への切り替えを行います。
ポリープ切除時の自己負担金は25000円~30000円程度が目安となります。



大腸カメラ検査の驚くべきメリット

大腸カメラ検査は大腸の粘膜を直接観察できる最も有効な検査方法です。

この検査の最大のメリットは、その高い精度と信頼性にあります。 専門医が内視鏡のカメラを通して大腸内部を詳細に観察することで、小さな病変や早期のがんも見逃さずに発見することが可能です。

そして、最も重要なのが、「ポリープの即日切除」が可能である点です。ポリープの中には、良性であっても放置すると将来的にがん化する可能性のある「腺腫性ポリープ」が存在します。これらを早期に発見し、切除することで、大腸がんの発症を未然に防ぐことができるのです。



ポリープを切除したら手術給付金が出る可能性も!

大腸ポリープ切除は医療保険の「手術給付金」の対象となる可能性があります。

大腸ポリープ切除は「手術」とみなされる
「手術」というと、お腹を切る大がかりなものをイメージしがちですが、内視鏡を用いたポリープ切除も、多くの生命保険会社では「手術」として給付金の対象となる場合が多いです。
保険診療上は『内視鏡的粘膜切除術』もしくは『内視鏡的大腸ポリープ切除術』という名目の手術となります。




札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックが選ばれる理由

当院は、札幌の中心部に位置し、皆様の健康をサポートするために万全の体制を整えています。

抜群のアクセス:
地下鉄大通駅から徒歩30秒という好立地です。雨や雪の日でも濡れることなくご来院いただけます。

土日診療・当日検査も可能:
平日お忙しい方でも安心して検査を受けていただけるよう、土日も診療・検査を行っています。急な症状の場合には、当日内視鏡検査に対応できる場合もございますので、まずはご相談ください。Webからの24時間予約も可能です。

患者様目線の快適な環境:
検査前や検査後もリラックスしてお過ごしいただけるよう、待合室では、快適な空間で過ごしていただけるよう、雑誌やマンガの読み放題サービス「ビューン読み放題スポット」を導入しています。これにより、待ち時間を有効活用し、不安なく検査に臨んでいただけます。

充実したアフターフォロー:
検査結果の説明はもちろん、今後の生活習慣のアドバイスや、万が一の体調変化時の電話相談・再受診サポートも行っており、患者様の不安を解消します。



最後に

大腸がんは、早期発見と適切な治療で、決して恐れる病気ではありません。

しかし、そのためには皆様が「自分は大丈夫」と過信せず、症状がないうちから定期的な検査を受けることが何よりも大切です。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、皆様が安心して大腸カメラ検査を受けられるよう、最新の設備、経験豊富な専門医、そしてきめ細やかなサポート体制を整えております。会社の福利厚生の活用や、万が一の際の保険給付金についても、ぜひお気軽にご相談ください。

皆様の健康な未来のために、ぜひ一度、大腸カメラ検査をご検討ください。スタッフ一同、心より皆様のご来院をお待ちしております。


大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


