【徹底解説】SIBOとは?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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【徹底解説】SIBOとは?

【徹底解説】SIBOとは?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2026年5月14日

こんにちは!札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックスタッフの土佐です!

「しっかり食べているのにお腹が張って苦しい」「便秘や下痢がずっと続いていて治らない」といったお悩みを抱えてはいませんか。

その長引くお腹の不調は、もしかすると「SIBO(小腸内細菌増殖症)」という状態が原因かもしれません。

この記事では、近年注目されている小腸の病態であるSIBOについて、その原因から症状、最新の検査方法や食事による改善策までを詳しく解説します。

この記事を読むことで、SIBOのメカニズムや、なぜ一般的な健康食が逆効果になることがあるのか、そしてクリニックでどのような検査ができるのかが具体的に分かります。

お腹の張りが慢性化している方や、過敏性腸症候群(IBS)と診断されても症状が良くならない方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

1 SIBO(小腸内細菌増殖症)とは何か

SIBOの定義と小腸の仕組みについて、 SIBOは、本来は細菌が少ないはずの小腸の中で、細菌が異常に増えてしまう状態を指します。

通常、胃酸や胆汁の働き、そして小腸のぜん動運動によって、細菌は大腸に押し流され、小腸内は比較的清潔に保たれています。

しかし、何らかの理由で小腸内の細菌が過剰に増えると、細菌が食べ物をエサにして大量のガスを発生させます。

このガスがお腹の張りや痛みを引き起こし、全身の健康に影響を及ぼすのがSIBOの特徴です。

SIBOと過敏性腸症候群(IBS)の関係は密接に関係しており、IBS患者の約6割から8割にSIBOが併発しているという報告もあります。

IBSと診断された患者様が、従来の治療で改善しない場合、背景にSIBOが隠れている可能性が非常に高いです。

SIBOは細菌の異常増殖という物理的な問題であるため、腸の機能を整える薬だけでは解決しないことがあります。

そのため、SIBOの有無を正しく把握することが、長年の腹痛や便通異常を解消する鍵となります。

SIBOで増殖する細菌の種類とガスの特徴として、 SIBOで増殖する細菌は、主に水素ガスやメタンガスを発生させます。

水素を発生させる細菌が多いと下痢傾向になりやすく、メタンを発生させる細菌が多いと頑固な便秘になりやすいという特徴があります。

水素とメタンの両方が発生している混合型の方もいらっしゃいます。

ご自身の便の形状やガスの出方を確認することで、どのタイプのSIBOの可能性があるかを推測する手がかりになります。

2 SIBOが引き起こす主な症状と日常生活への影響

SIBOによるお腹の張りと腹痛のメカニズムについて、 SIBOの最も代表的な症状は、食後数時間以内に起こる強いお腹の張り(腹部膨満感)です。

小腸で増えた細菌が糖分を分解する際、異常な量の水素やメタンガスを放出するため、小腸がパンパンに膨らんでしまいます。

小腸は神経が非常に敏感な臓器であるため、この膨張が激しい腹痛や不快感として感じられます。

私も以前、夕方になるとお腹が太鼓のように張って苦しくなり、ベルトを緩めずにはいられない経験をしましたが、あれこそがまさにSIBO特有の症状だったのだと実感しています。

SIBOに伴う便通異常と栄養吸収の低下 SIBOになると、腸内環境の悪化から下痢や便秘といった便通の乱れが定着してしまいます。

細菌が小腸で栄養を横取りしてしまうため、体に必要なビタミンやミネラルの吸収が阻害され、慢性的な疲労感や貧血を引き起こすこともあります。

特に脂質の吸収が悪くなることで、便が水に浮く「脂肪便」が見られることもSIBOのサインの一つです。

しっかり食事を摂っているはずなのに痩せてしまったり、肌荒れが治らなかったりする場合は、小腸の吸収機能が低下しているサインかもしれません。

SIBOが精神面に与える影響とブレインフォグについて、 SIBOは腸だけの問題に留まらず、脳の機能や精神状態にも影響を及ぼすことが分かっています。

腸内で発生した有害物質やガスが血流に乗って全身を巡ることで、頭に霧がかかったようになる「ブレインフォグ」や、強い眠気、集中力の低下を招きます。

また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの多くは腸で作られるため、SIBOによる腸内環境の悪化が不安感や気分の落ち込みに繋がることもあります。

お腹を整えることは、心の健康を保つ上でも極めて重要なのです。

3 SIBOを引き起こす主な原因とリスク要因

消化管の運動機能低下とSIBOの関係について、 SIBOの最大の原因の一つは、小腸の「掃除屋」としての動きである空腹時の強い収縮(MMC)が弱まることです。

通常、食事と食事の間には、小腸が強く波打って残った食べカスや細菌を大腸へ押し流す仕組みが備わっています。

ストレスや不規則な生活、間食の摂りすぎなどでこの動きが妨げられると、小腸に細菌が停滞して増殖しやすくなります。

夜遅い時間の食事や、常に何かを食べている習慣がある方は、小腸が掃除をする時間を失っているため、SIBOのリスクが高まります。

次に、胃酸不足や抗生物質の使用がSIBOを招く理由について。

胃酸は強力な殺菌作用を持っており、口から入った細菌を小腸へ通さないためのバリアとして機能しています。

しかし、胃薬(PPIなど)の長期服用や加齢によって胃酸が少なくなると、細菌が死滅せずに小腸へ侵入し、SIBOの原因となります。

また、過去に抗生物質を頻繁に使用した経験がある方も、腸内の菌バランスが崩れて特定の菌が暴走しやすいため注意が必要です。

低酸状態は消化不良も引き起こすため、細菌にエサを大量に供給してしまうという悪循環を生んでしまいます。

開腹手術後の癒着や基礎疾患によるSIBOのリスクもあります。

過去に盲腸や子宮などの腹部手術を受けたことがある方は、腸の癒着によって物理的に流れが悪くなり、SIBOを発症しやすい傾向があります。

また、糖尿病による神経障害や、甲状腺機能低下症などの基礎疾患も、腸の動きを鈍らせる要因となります。

さらに、小腸と大腸を隔てている「回盲弁」という逆流防止弁の機能が低下すると、大腸内の大量の細菌が小腸へ逆流してしまいます。

ご自身の過去の病歴や現在治療中の疾患が、実はお腹の張りの根本原因に関連している場合があるのです。

4 SIBOを診断するための検査方法とクリニックの役割

SIBOの有無を客観的に判断するための最も一般的な方法は「呼気検査」です。

この検査では、特定の糖分を摂取した後に、吐き出された息の中に含まれる水素ガスとメタンガスの濃度を測定します。

小腸内で細菌が糖分を分解していれば、呼気中のガス濃度が早期に上昇するため、細菌がどこで増えているかを特定できます。

当クリニックでは大腸カメラが選択になります。

SIBO SIBOが疑われる場合でも、まずは大腸カメラ検査を受けて、大腸がんや炎症性腸疾患などの重大な病気が隠れていないかを確認することが不可欠です。

大腸に異常がないにもかかわらず症状が続いていることが確認されて初めて、小腸の問題であるSIBOの疑いが強まります。

当クリニックは「大腸カメラ検査の得意なクリニック」として、患者様に苦痛の少ない検査を提供し、まずは器質的な疾患を除外することを大切にしています。

安全に大腸の状態を確認した上で、SIBOの可能性を検討することが、最短距離で健康を取り戻すための正しい順序です。

呼気検査以外にも、血液検査でビタミンB12の欠乏や鉄欠乏性貧血がないかを確認することで、SIBOによる吸収不良の程度を推測できます。

また、一部の自費診療では、尿中の代謝産物を調べることで、細菌やカビ(SIFO)の増殖をチェックする「有機酸検査」が行われることもあります。

これらの複数の検査結果を組み合わせることで、お一人おひとりの腸内の状況を立体的に把握することが可能になります。

自己判断で悩むのではなく、専門的な検査を受けることで、適切な治療方針が見えてきます。

5 SIBOを改善するための食事療法と生活習慣

SIBOの食事療法として世界的に推奨されているのが「低FODMAP食」です。

FODMAPとは、小腸で吸収されにくく、大腸で発酵しやすい特定の糖類(発酵性オリゴ糖、二糖類、単糖類、ポリオール)の頭文字を取ったものです。

これらを多く含む食品を控えることで、小腸内の細菌にエサを与えないようにし、ガスの発生を劇的に抑えることができます。

例えば、健康に良いとされる納豆や玉ねぎ、リンゴなどは「高FODMAP」に分類されるため、SIBOの方には逆効果になるケースがあるという事実は非常に重要です。

低FODMAP食を継続する際の注意点と期間として、 低FODMAP食は、一生続ける制限食ではなく、まずは3週間から1ヶ月程度徹底して行い、症状が落ち着くかを確認する「導入期」から始めます。

その後、少しずつ特定の食品を再導入して、自分にとっての「NG食品」を特定していくプロセスが大切です。

過度な制限を長く続けると、逆に大腸内の善玉菌まで減らしてしまうリスクがあるため、栄養バランスを考慮しながら進める必要があります。

専門家のアドバイスを受けながら、ストレスなく継続できる自分なりの食スタイルを見つけることが、SIBO克服の近道です。

続いて、空腹時間を確保する、です。

「腸の掃除」習慣 SIBO改善のためには、何を食べるかと同じくらい「いつ食べるか」が重要です。

食事と食事の間を最低でも4時間から5時間は空けるようにし、小腸の自動清掃機能であるMMC(空腹時強収縮)をしっかり働かせることが推奨されます。

特に夜寝る前の3時間は食べないようにし、睡眠中に小腸を完璧に掃除させる習慣を身につけるだけで、翌朝のお腹の張りが軽減することがあります。

ダラダラ食いや夜食を控えることは、最もシンプルで強力なSIBO対策の一つと言えるでしょう。

一般的に「腸活」といえば乳酸菌などのプロバイオティクス摂取が推奨されますが、SIBOの方にとっては注意が必要です。

すでに細菌が過剰な状態の小腸にさらに菌を投入すると、かえってガスの発生を助長し、症状が悪化してしまう場合があるからです。

SIBOの治療においては、まず菌を「減らす」ことから始め、腸内の清掃が進んでから適切な菌を補うという順序が肝心です。

テレビや雑誌の情報を鵜呑みにせず、自分の今の状態に菌が必要かどうかを見極めることが失敗しない腸活のポイントです。

6 まとめ

SIBO(小腸内細菌増殖症)は、小腸内で細菌が異常増殖し、大量のガスによってお腹の張りや便通異常を引き起こす現代病です。

原因は消化管の運動低下や胃酸不足、食生活の乱れなど多岐にわたり、放置すると栄養吸収の低下や精神的な不調にまで影響が及びます。

改善のためには、低FODMAP食によるエサの遮断と、空腹時間の確保による「腸の掃除」が非常に有効です。

また、長引くお腹の不調には、SIBOだけでなく大腸の病気が隠れている可能性もあるため、まずは信頼できるクリニックで大腸カメラ検査などの精密検査を受けることを強くおすすめします。

本記事をお読みいただきありがとうございます。

何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。

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