大腸がん検診って陽性になったらどの位大腸癌が見つかるの!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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大腸がん検診って陽性になったらどの位大腸癌が見つかるの!?

大腸がん検診って陽性になったらどの位大腸癌が見つかるの!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年4月15日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。

近年、大腸がん検診の受診率は向上していますが、検診の結果が「陽性」となった際、多くの方が「もしかして、大腸がんなの?」と大きな不安を抱かれることと思います。 

実際の所、便検査陽性で大腸癌がみつかる可能性は約3%程度といわれております。

数字としてはとても少なく感じますが、陽性であった場合は、基本的に必ず精密検査を受ける事が大事です。

また陰性だったとしても異常がないわけではなく、便潜血検査では早期の癌や前癌病変のポリープがあっても陰性とでる事もしばしばあります。

今回は、大腸がん検診で陽性という結果が出た場合に、その後の精密検査である大腸カメラの重要性について、詳しくお話しさせていただきます。 

大腸がん検診で「陽性」とは?その意味と可能性 

大腸がん検診として一般的に行われているのは、便潜血検査です。

これは、便の中に目に見えない微量の血液が混じっていないかを調べる検査で、大腸がんやポリープなどからの出血の可能性を示唆するものです。 

しかし、「陽性」という結果が出たからといって、すぐに大腸がんと決まるわけではありません。便潜血が陽性となる原因は、大腸がんの他にも、大腸ポリープ、炎症性腸疾患、痔など、さまざまなものが考えられます。 

大切なのは、便潜血検査はあくまで「スクリーニング検査」であり、大腸に何らかの異常がある可能性を示すサインであるということです。 

便潜血陽性の場合、どのくらい大腸がんが見つかるのか? 

では、実際に便潜血検査で陽性となった場合、どのくらいの確率で大腸がんが見つかるのでしょうか? 

日本対がん協会のデータによると、便潜血陽性の方のうち、精密検査である大腸カメラを受けた結果、大腸がんが発見される割合は、一般的に3%程度と報告されています。 

大腸がんは、自覚症状がほとんどないため、便潜血検査のようなスクリーニング検査で見つけることが非常に重要です。早期に発見し、適切な治療を行えば、完治も十分に可能です。 

また、便潜血陽性の方の約50%には大腸ポリープが見つかるとも報告されています。大腸ポリープの中には、将来的にがん化する可能性のある腺腫と呼ばれる種類のものがあり、大腸カメラ検査の際に発見・切除することで、大腸がんの予防につながります。 

このように考えると、便潜血陽性という結果は、大腸がんを早期発見し、予防する上で非常に重要な機会と言えるのです。 

なぜ精密検査(大腸カメラ)が重要なのか? 

便潜血検査で陽性となった場合、精密検査(大腸カメラ)が推奨されます。

大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の粘膜を直接観察することができます。これにより、便潜血検査では確認できなかった、炎症、潰瘍、ポリープ、そして早期のがんなどを詳細に確認することが可能です。 

大腸カメラ検査のメリットは以下の通りです:

粘膜の状態を直接観察できる:

わずかな異常も見逃しにくい。 

小さなポリープも発見しやすい:

早期がんの発見に繋がる。 

疑わしい部分があれば、その場で組織を採取(生検)できる:

病理検査による確定診断が可能になる。 

ポリープが見つかった場合、その場で切除できる:

大腸がんの予防になる。 

便潜血検査は、便の表面に血液が付着していなければ陰性となるため、早期のがんや小さなポリープでは出血がない場合もあり、見逃される可能性があります。そのため、便潜血検査が陰性であっても、気になる症状がある場合は大腸カメラ検査を検討する必要があります。 

大腸がんの現状:早期発見が未来を変える 

日本人の死亡原因の上位に挙げられる大腸がん。しかし、早期に発見できれば、その多くは治癒が見込める病気です。 

大腸がんは、初期にはほとんど自覚症状がないため、症状が現れた時には進行していることも少なくありません。だからこそ、症状がない段階で定期的に検診を受け、早期に異常を発見することが、ご自身の健康を守る上で何よりも重要なのです。 

また、大腸癌の前癌病変である、大腸ポリープを切除する事で53%の大腸癌死亡率を減少させることが報告されております(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1100370)。

そのため、40歳を過ぎた方ご家族に大腸がんや大腸ポリープの既往歴がある方、そして今回のように便潜血検査で陽性となった方は、積極的に大腸カメラ検査を受けることを強くお勧めします

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックで、安心の大腸カメラ検査を 

当院では、最新の内視鏡システムを用いて、丁寧かつ高精度な大腸カメラ検査を行っております。 

「大腸カメラは痛いのではないか?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では、そのような不安を軽減するために、鎮静剤を用いた「無痛大腸カメラ検査」を提供しております。鎮静剤を使用することで、検査中はほとんど眠ったような状態で受けることができ、苦痛や不快感を大幅に軽減することが可能です。 

初めて大腸カメラ検査を受けられる方にも安心して臨んでいただけるよう、事前の丁寧な問診で、検査の目的や方法、注意点などを詳しくご説明いたします。また、検査後も、画像を供覧いただきながら、分かりやすく丁寧に結果をご説明いたします。 

当院は札幌大通駅14Bまたは15番出口から徒歩30秒というアクセスしやすい立地にあり、土日祝日も検査が可能です。忙しい方でも、ご自身のスケジュールに合わせて検査を受けていただけます。WEBからの予約も24時間対応しておりますので、お気軽にお申し込みください。 

女性の患者様には、女性スタッフによるサポートや、プライバシーに配慮した検査着をご用意するなど、安心して検査を受けていただける環境を整えております。 

便潜血陽性という結果を受け取った皆様へ 

今回、便潜血検査で陽性という結果を受け取られた方は、決して一人で悩まずに、まずは当院にご相談ください。 

陽性という結果は、ご自身の大腸の状態を知るための大切な一歩です。精密検査である大腸カメラを受けることで、大腸がんの早期発見、そして大腸がんの予防に繋がる可能性があります。 

私たち札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、地域の皆様の健康を守るために、質の高い内視鏡検査を提供することをお約束いたします。 

皆様の不安な気持ちに寄り添い、安心して検査を受けていただけるよう、スタッフ一同、万全の体制を整えてお待ちしております。 

   <文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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