2025年3月26日

『大腸カメラって下剤を2L近く飲むってホント!?』

『下剤を飲むのがいやでフォローができてません』

『飲まないで何とかなる方法はありますか?』

今回は、大腸カメラ検査を受けられる患者様が抱える大きな疑問、「大腸検査の前に下剤を大量に飲むってほんと?」について、詳しく解説させていただきます。

皆様が安心して検査に臨めるよう、最新の情報と当院の取り組みをご紹介いたします。

目次
大腸検査前の下剤、本当に大量に必要なのか?

かつては大腸カメラ検査の前に、大量の下剤(腸管洗浄液)を2リットル以上飲む必要がありました。

これは、大腸内を完全にきれいな状態にし、小さな病変も見逃さないようにするためには、どうしても必要な準備だったのです。しかし、最近では様々な種類の下剤が発売され、下剤の量や味にバリエーションがあります。

また、当院では下剤を口から飲まずに内視鏡(胃カメラ)で直接十二指腸に注入する方法も対応しております。詳しくは下記リンクをご参照下さい。


なぜ大腸カメラ検査前に腸をきれいにする必要があるのか?

大腸カメラ検査は、細長いカメラを肛門から挿入し、大腸の状態を直接観察する検査です。

ポリープやがん、炎症などの病変を早期に発見し、必要に応じてその場で組織を採取したり、ポリープを切除したりすることができます。

しかし、大腸の中には普段、便や食物のカスなどが存在しています。これらの内容物が残っていると、医師が正確に大腸の粘膜を観察することができず、小さな病変を見逃してしまう可能性があります。

そのため、検査前に下剤を服用し、大腸の中を空っぽにすることが、非常に重要なのです。

従来の大量下剤服用に伴う患者様の負担

従来の大量の下剤は、味が飲みにくかったり、飲む量が多かったりしました。

「検査よりも下剤を飲む方がつらい」と感じる方も少なくありませんでした。また、下剤の効果が現れるまでに何度もトイレに行く必要があり、検査当日だけでなく、前日から生活に支障が出ることもありました。特に、ご高齢の方や体力のない方にとっては、大きな負担となっていたのが現状です。



札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックのその他の特徴

- 大通駅徒歩30秒の好立地: 地下鉄大通駅からすぐなので、アクセスが非常に便利です。
- 土日も検査可能: 平日お忙しい方でも、週末に検査を受けていただくことができます。
- 当日予約も可能: 急な体調不良などにも、可能な限り対応させていただきます。
- 高いADR率(腺腫検出率): 当院の医師は、腺腫検出率が全国平均を上回る50%以上であり、大腸がんの早期発見・予防に貢献しています。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください。

当院における下剤服用方法の工夫:患者様の負担軽減を目指して

当院では、患者様の負担を少しでも軽減できるよう、様々な工夫を行っております。

- 患者様に合わせた下剤の選択肢: 当院では、以下のような様々な種類の下剤をご用意しております。患者様の年齢、排便状況、既往症などを考慮し、最適な下剤をご提案いたします。
- ・モビプレップ: 当院で最も多く使用している下剤です。洗浄力、内服量(便秘がない方であれば1Lで済むことも)、味のバランスが良いのが特徴です。
- ・ニフレック: モビプレップ登場以前によく使われていた下剤です。モビプレップに比べると内服量がやや多めです。ご高齢の方や腎機能が低下している方にも安心して使用できます。
- ・マグコロールP: 他の製品よりも味が良いと感じる方がいらっしゃいます。他の下剤がどうしても飲めない場合の選択肢として使用しています。
- ・サルプレップ: レモン風味で、溶解不要でペットボトルでそのまま服用できる手軽さが特徴です。服用量が比較的少ない(480ml+αに水1L)のも利点です。



- ・ニフレック: モビプレップ登場以前によく使われていた下剤です。モビプレップに比べると内服量がやや多めです。ご高齢の方や腎機能が低下している方にも安心して使用できます。
- ・マグコロールP: 他の製品よりも味が良いと感じる方がいらっしゃいます。他の下剤がどうしても飲めない場合の選択肢として使用しています。
- ・サルプレップ: レモン風味で、溶解不要でペットボトルでそのまま服用できる手軽さが特徴です。服用量が比較的少ない(480ml+αに水1L)のも利点です。
- 院内下剤:
ご自宅での下剤服用に不安がある方や、遠方からお越しの方のために、クリニック内で下剤を服用いただけるスペースをご用意しております。医師や看護師のサポートのもと、安心して下剤を服用いただけます。検査当日の来院だけで済むため、前日の準備の負担を軽減できます。

- 下剤を飲まない大腸検査(内視鏡的下剤注入法):
下剤を飲むことがどうしても難しいという方には、胃カメラを使用して消化管に直接下剤を注入する方法をご提案しております。この方法であれば、従来の内服による準備を省略でき、患者様の負担を大幅に軽減できます。ただし、この方法は検査とは別日に事前診察が必要です。適用基準もございますので、詳しくはお電話にてお問合せください。



無痛大腸カメラ検査:鎮静剤でリラックス

下剤の服用だけでなく、検査自体への不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

当院では、ご希望に応じて鎮静剤を使用した無痛大腸カメラ検査を行っております。鎮静剤を使用することで、検査中の痛みや不快感を大幅に軽減し、リラックスした状態で検査を受けていただくことができます。「寝ている間に検査が終わった」と感じる方も多くいらっしゃいますので、安心してご相談ください。

大腸がんの早期発見・予防のために

大腸がんは、早期に発見し適切な治療を行えば治癒する可能性の高いがんです。

しかし、初期には自覚症状がほとんどないため、定期的な検診が非常に重要となります。40歳を過ぎたら、一度大腸カメラ検査をご検討ください。特に、血便、便秘と下痢の繰り返し、便が細くなったなどの症状がある方、ご家族に大腸がんやポリープの既往がある方は、積極的に検査を受けることをお勧めします。



ご予約・ご相談はお気軽に

大腸カメラが特に必要な方には特徴があります。

特に、便検査で「異常あり」と判定された方、便秘にお悩みの方、大腸カメラ検査にご興味のある方は、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。
WEB予約、電話予約にて承っております。皆様の健康な毎日をサポートできるよう、スタッフ一同努めてまいります。

最後に

大腸カメラ検査前の下剤の服用は、検査の精度を高めるために重要な準備です。

当院では患者様の負担を軽減するための様々な工夫を行っております。ご不安な点やご要望がありましたら、遠慮なくお申し付けください。

皆様が安心して検査を受け、健康な生活を送れるよう、全力でサポートさせていただきます。


内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


