2025年6月22日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック 院長 福田です。

皆様、「消化管ドック」という言葉をご存知でしょうか?

消化管ドックとは主に胃カメラと大腸カメラを同日に行う健康診断になります。

しかし、現代の日本において、消化器疾患、特に大腸癌の罹患率は増加の一途をたどっており、消化管の健康チェックは、皆様の未来を守る上で非常に重要となっています。

本日は、この「消化管ドック」について、そして皆様が安心して検査を受けられる当クリニックの取り組みについて、詳しくお話しさせていただきます。

目次
胃と大腸、それぞれの「なぜ」検査が必要なのか?

消化の中心的な役割を果たすのが、胃と大腸をはじめとする消化管です。

食生活の欧米化や高齢化、ストレス社会といった現代のライフスタイルは、知らず知らずのうちに皆様の消化管に大きな負担をかけています。

胃の健康チェックの重要性
胃がんは、早期発見が非常に重要ながんの一つです。特に日本では、長らく胃がんが国民病とも言える存在でした。

胃がんの検診には、主に「バリウム検査(胃透視検査)」と「胃カメラ(内視鏡検査)」の2種類があります。かつてはバリウム検査が主流でしたが、近年は胃カメラ検査が強く推奨されるようになってきました。

多くの方が胃カメラに対して「苦しい」というイメージをお持ちかもしれません。しかし、最近ではその苦痛を軽減する工夫が大きく進んでいます。

当クリニックでは、患者様のご希望に応じて「鎮静剤(眠りぐすり)」を注射することで、眠っている間やぼんやりとした状態で楽に検査を受けていただけます。これにより、皆様が感じる身体的な負担は最小限に抑えられ、より質の高い検査が可能となります。



大腸の健康チェックの重要性(大腸カメラ)

大腸がんの死亡者数は、現在、女性では第1位、男性では肺がんに次いで第2位と、その数は増加傾向にあります。

これは、食生活の欧米化や運動量の減少といった生活習慣の変化が大きく影響していると考えられています。

大腸がんの多くは、良性の「大腸ポリープ」が悪性化して発生すると考えられています。そのため、ポリープのうちに発見し、切除することが大腸がんの予防に直結します。

「大腸カメラ」は、大腸の粘膜を直接観察でき、ポリープ治療もその場で行うことが可能です。




胃カメラと大腸カメラの「同時検査」のメリット

当院では胃カメラと大腸カメラを同日に行う事が可能です。

同時検査には、皆様にとって大きなメリットがあります。

時間的・経済的な負担の軽減:
胃カメラと大腸カメラを別々に受ける場合、それぞれで事前診察、検査、結果説明と、最大3回もの医療機関受診が必要になることがあります。同時検査であれば、これらを一度に済ませることができ、仕事や家庭のスケジュール調整の煩わしさも軽減されます。

食事制限が1回で済む:
胃カメラ、大腸カメラともに検査前の食事制限が必須です。同時検査にすることで、食事制限の期間や回数を一度にまとめられるため、身体的負担が減ります。

検査前の緊張が1回で済む:
内視鏡検査は、慣れている方でも緊張を伴うものです。同時検査であれば、検査台に乗るのも、点滴をするのも1回で済むため、心理的な負担も大きく軽減されます。




当クリニックが提供する「安心」と「快適」な検査体験

当クリニックでは、様々な工夫とこだわりを持って診療に臨んでおります。

無痛内視鏡検査へのこだわり
「当院では、検査「苦しさ」を極力取り除くための工夫を行っております。

鎮静剤の使用:
ご希望の方には、「鎮静剤」を静脈注射致します。これにより、ほとんど眠ったような状態で検査を受けることができ、検査中の不快感や恥ずかしさを大幅に軽減することが可能です。検査後もリカバリールームでゆっくりお休みいただけるため、安心です。

炭酸ガスの使用:
大腸カメラ検査では、腸を膨らませるために空気を使用しますが、当クリニックでは空気の代わりに「炭酸ガス」を用いています。炭酸ガスは腸管内で速やかに吸収されるため、検査後のお腹の張りや痛み、違和感を和らげる効果があります。

経験豊富な専門医による検査:
内視鏡検査は、医師の技術や経験が検査の精度や苦痛の少なさに大きく影響します。当クリニックの医師は消化器内視鏡専門医であり、皆様に質の高い検査を提供できるよう日々努めております。

利便性の追求
お忙しい皆様が検査を受けやすいよう、利便性にも配慮しています。

抜群のアクセス:
当クリニックは、大通駅から徒歩30秒という好立地にあります。通勤や買い物のついでにも気軽に立ち寄ることができ、雨や雪の日でもほとんど濡れることなく来院いただけます。
土日診療・当日検査:
平日は仕事などで忙しく、なかなか検査の時間が取れないという方も多いでしょう。当クリニックでは、土曜日・日曜日も内視鏡検査を実施しており、検査枠が空いていれば当日でも胃カメラ・大腸カメラの検査が可能です。
WEB予約・オンライン診療:
24時間いつでもスマートフォンやPCから検査のWEB予約が可能です。また、頻繁な来院が困難な方のために、内視鏡検査に必要な事前診察や事後診察をオンラインで行うこともできます。




消化管の健康を守るための日々のヒント

日々の生活習慣を見直すことも、健康な消化管を維持し、病気を予防するためには欠かせません。

食生活の改善
食物繊維の積極的摂取:
食物繊維は、便通を改善し、腸内の有害物質を体外へ排出するのを助け、大腸がんのリスクを下げる強力な証拠があります。厚生労働省は18~64歳で男性21g以上、女性18g以上の摂取を推奨していますが、日本人の平均摂取量はこれを下回る傾向にあります。
加工肉・赤身肉の過剰摂取を控える:
赤身肉や加工肉の過剰摂取は、大腸がんのリスクを高める要因の一つです。バランスの取れた食生活を心がけ、摂取量を控えめにすることをおすすめします。

飲酒・喫煙の見直し
飲酒:
アルコールの過剰摂取や習慣的な飲酒は、腸内細菌叢のバランスを乱し、善玉菌の減少や有害な細菌の増加を引き起こすことが分かっています。飲酒を完全に避けるのが難しい場合でも、適量摂取を心がけ、休肝日を設けることが重要です。
喫煙:
喫煙は大腸がんのリスクを高めることが明らかになっています。禁煙に取り組むことは、大腸がん予防だけでなく、全身の健康維持に非常に効果的です。



まとめ:あなたの健康のために

「消化管ドック」は、皆様の消化管の健康を守るための重要な手段です。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、皆様が「検査を受けてよかった」と心から思えるような医療を提供できるよう、日々努力を重ねております。

「苦痛が少ない」:
鎮静剤や炭酸ガス、そして熟練の専門医の技術で、痛くない・苦しくない検査を実現します。

「受診しやすい」:
駅チカの好立地、土日診療、当日検査、WEB予約といった利便性で、皆様のライフスタイルに合わせた受診を可能にします。

消化管の健康は、全身の健康に直結しています。自覚症状がなくても、40歳を過ぎたら、特に大腸がんの家族歴がある方は、定期的に消化管ドックをご検討ください。

何かご心配なことやご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックにご相談ください。皆様の健康な毎日を、スタッフ一同、心よりサポートさせていただきます。


大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


