便潜血が出たら必ず読んでほしい“大腸カメラ検査”の本当の話|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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便潜血が出たら必ず読んでほしい“大腸カメラ検査”の本当の話

便潜血が出たら必ず読んでほしい“大腸カメラ検査”の本当の話|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年12月11日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!

健康診断の結果が返ってくると、つい気になってしまう項目のひとつが「便潜血検査」です。特に40代に入ると、仕事の責任が増え、家族のことで忙しくなり、自分の健康を後回しにしがちです。しかし、そんな世代で増えてくるのが 大腸ポリープ や 大腸がん といった大腸の病気。
そのサインとして最も多くの人が最初に気づくのが 便潜血陽性 です。

本記事では、

便潜血とは何を意味するのか

40代の腸の変化

・なぜ大腸カメラが必要なのか

・現在の大腸カメラ検査がどれだけ進歩しているか

・検査を受けずに放置するリスク

・検査の流れや準備

など、40代が知っておくべき内容を丁寧に解説します。

「便潜血が出たのに放置してしまっている」
「40代で大腸カメラなんてまだ早いのでは?」
「検査が怖くて予約できていない」

という方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

■ そもそも“便潜血”とは何か

便潜血とは、肉眼では見えないごく微量の血液が便に混じっている状態を指します。健康診断では2日法といって、2日分の便の検体を提出し、どちらか1回でも陽性であれば“要精密検査”となります。

血液が混ざる原因はさまざまです。

・大腸ポリープ

・大腸がん

・炎症性腸疾患

・憩室出血

・痔による出血

“痔があるから陽性なのは仕方ない”“忙しいので来年また検査すればいい”と思ってしまう方もいますが、その判断は非常に危険です。
痔でも陽性になる可能性はありますが、便潜血は 大腸がんの早期発見に最も役立つ検査 であり、陽性=精密検査が必要という国の方針が明確にあります。

■ 40代は大腸のトラブルが増え始める年代

大腸ポリープや大腸がんは一般的には50代以降に増えると言われています。

しかし近年は 40代から大腸がんの発症が確実に増加 しており、若年層の大腸がんが注目されています。

▼ 40代で腸の病気が増える理由

  1. 食生活の変化
    脂質の多い食事や外食の増加、野菜不足は腸に負担をかけ、ポリープの原因になります。
  2. 運動不足とデスクワークの増加
    腸の動きが鈍くなり、便秘や腸内環境の悪化を招きます。
  3. ストレスの増加
    腸はストレスの影響を受けやすく、慢性的な便通異常が炎症を引き起こすこともあります。
  4. 年齢による細胞の変化
    細胞の修復力が低下し、ポリープが発生しやすくなります。

つまり、40代は「何も症状がなくても、腸に異常が発生しやすい年代」なのです。
そのため 40代で便潜血陽性=早めの受診が必須 と言えます。

■ 便潜血が陽性でも“症状ゼロ”は普通です

患者さんからよくいただく質問があります。

「お腹痛くないのに、本当に行ったほうがいい?」
「下痢も便秘もしてないから大丈夫では?」

実は、大腸ポリープや早期大腸がんはほとんど症状が出ません。
痛みがでるのはかなり進行してからです。

便潜血陽性の方のうち、

・約3~5%に大腸がん

・約20~30%に大腸ポリープ

が見つかると報告されています。

症状がないからこそ、大腸カメラでしか発見できない病変が多いのです。

■ 大腸カメラは“怖くない時代”に

大腸カメラ(大腸内視鏡)は「痛い」「恥ずかしい」「苦しい」というイメージが先行しがちですが、現在の技術は大きく進歩しています。

▼ 鎮静剤で“眠ったまま”検査できる

ほとんどの施設では鎮静剤を使用し、
「気づいたら終わっていた」
という方が大多数です。

▼ 細く柔らかいスコープで負担が少ない

最新のスコープは細く、曲がりやすく、腸への負担が少ないため痛みは最小限です。

▼ 日帰りでポリープ切除が可能

ポリープが見つかればその場で切除できるため、大腸がん予防として非常に効果的です。

▼ 検査時間は20~30分程度

準備は必要ですが、検査自体は短時間で終了します。

恐怖心から先延ばしにする人は多いですが、実際に受けた人のほとんどが
「思っていたより全然楽だった」
と話します。

■ 検査を受けずに放置するリスク

便潜血陽性を放置するとどうなるのでしょうか。

① 早期で治療できた病変を見逃す

ポリープは時間とともに大きくなり、一部はがん化します。
早期に切除しておけば10分で終わる処置でも、進行すれば手術・入院が必要になります。

② 無症状のままがんが進行する

大腸がんは早期なら完治が期待できますが、進行すると治療は長期化します。
便潜血は「早期段階での貴重なサイン」なのです。

③ 家族の健康にも影響

大腸がんは遺伝的要素も関係し、家族の発症リスクが高まることがあります。
特に40代での発症は、家族歴の観点でも重要です。

■ 大腸カメラ検査の流れ

初めての方のために、一般的な流れを紹介します。

① 事前診察

問診・血液検査・検査説明を受けます。

② 検査前日

・食事制限(消化の良いもの)

・下剤(2〜4錠)の服用

③ 当日

朝から腸を空にするために、数時間かけて腸管洗浄液(下剤)を飲みます。

④ 検査

鎮静剤を使用し、眠っている間に検査。
ポリープがあればその場で切除。

⑤ 休憩後、帰宅

鎮静剤が効いているため車両の運転は不可。
食事は検査終了後、医師看護師の指導のもと再開できます。

■ 40代で検査するメリット

・早期発見率が高まる

・将来の大腸がんリスクを大幅に減らせる

・ポリープ切除で“予防”ができる

・健診で便潜血陽性のたびに不安にならずに済む

40代で一度大腸カメラを受けておくと、その後の健康管理の基準ができ、将来的な安心感が全く違います。

■ まとめ:40代の便潜血は“体からのメッセージ”

便潜血陽性は決して珍しいものではありません。
しかし、そのサインを無視してしまうか、正しく対応するかで、5年後・10年後の健康は大きく変わります。

40代は、大腸の病気が増え始めるまさに境界線の年代。
症状がないからこそ、大腸カメラでしかわからない病気があります。

「忙しい」

「怖い」

「また今度でいい」

そう思って先延ばしにした結果、進行がんが見つかったケースは決して少なくありません。

健康診断で便潜血が出た方、最近腸の調子が気になる方、一度も検査を受けたことのない方は、ぜひこの機会に一歩踏み出してください。

■ 当院では40代の大腸カメラ検査を積極的にサポートしています

当院では、40代で初めて大腸カメラを受ける方が年々増えています。
「便潜血が陽性になった」「症状はないけれど心配」「家族に大腸がんの人がいる」など、受診理由はさまざまです。

▼ 当院の大腸カメラが選ばれている理由

・鎮静剤を使用した“苦痛の少ない”大腸カメラ

・最新の細径スコープで、身体への負担が少ない検査

・内視鏡専門医による丁寧で質の高い診断・治療

・ポリープが見つかった場合はその場で日帰り切除

・検査前の不安や疑問に対して、専門スタッフがサポート

初めての方には、事前に検査の流れや注意点をしっかりとご説明し、安心して受けていただけるよう配慮しています。

▼ 便潜血陽性を放置しないでください

便潜血陽性は、あなたの身体からの大切なサインです。
「きっと大丈夫」と先延ばしにする前に、一度しっかりと腸の状態を確認しましょう。
大腸カメラ検査は、未来の健康を守るための最も確実な方法です。

■ ご予約・ご相談について

当院では、

・初めての大腸カメラ

・便潜血陽性での精密検査

・40代からの腸の健康チェック

など、あらゆるご相談を受け付けています。

検査を迷っている方や不安のある方は、まずはご相談だけでも構いません。
専門スタッフが丁寧に対応いたします。

あなたの「今」と「未来」の健康のために、ぜひ当院をご活用ください。

■ 分院ならスムーズに予約が取れます

本院・札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、より多くの患者様に負担なく検査を受けていただけるよう、今月3日に新たな分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」が開院しました。
分院開院により、
「本院の予約が希望日に取れない」「仕事や家事の都合で早めに検査をしたい」
といったお悩みをお持ちの方にも、無理なくスケジュールに合った検査予約ができる環境が整いました。

■ 本院と同じクオリティの“内視鏡専門クリニック”

分院では、本院と同様に
・熟練の内視鏡専門医による丁寧で苦痛の少ない検査
・高性能の内視鏡システム
・徹底した衛生管理
・清潔で落ち着いた院内環境
をそのまま引き継いでいます。

「どちらで受けても同じクオリティ」

これが、当グループの大きな特徴です。

「早めに検査を済ませたい」
「便潜血が陽性だったので不安を解消したい」
「症状があるので先延ばしにしたくない」
そんな方は、ぜひ 分院でのご予約をご検討ください。
本院と同じ専門性・同じ技術・同じ品質の検査を、よりスムーズに、より快適に受けることができます。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックもしくは札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

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