2025年2月28日

『大腸カメラ前って絶食と聞いていたけど飲水はいいの?』

『検査前は飲水はどの位してもいいの?』

『胃カメラも同時にする場合は何時まで水は飲めるの?』

今回はそんな疑問にお答えします。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは鎮静剤を使用した無痛の大腸カメラを提供しております。

目次
1. 大腸カメラ前の食事・飲水の制限

大腸カメラの検査を受ける際には、食事と飲水に関していくつかの制限があります。

1.1. 大腸カメラのみの場合は飲水制限はありません
大腸カメラのみを受ける場合、飲水に関しては特別な制限はありません。水分を摂取することは、脱水を防ぐためにも重要です。ただし、過剰な飲水は避けるべきです。水分を摂る際には、少量ずつ喉が渇かない程度に調整することが推奨されます。適度な水分摂取は、腸内の清浄度を保つためにも必要です。しかし、胃カメラも同時に行う場合は、検査の1-2時間前から飲水を避けるのがよいでしょう。
1.2. 下剤内服に伴う脱水症状
下剤を内服する際には、脱水症状に注意が必要です。下剤は腸内をきれいにするために使われますが、水分も一緒に排出します。そのため、下剤により脱水症状が引き起こされる可能性があります。脱水症状は、口が渇く、頭痛がする、めまいがするなどの症状が現れることがあります。これを防ぐためには、下剤を内服した際に適度な水分補給を行うことが重要です。
1.3. 検査前の絶食時間
大腸カメラの検査前には、絶食が必要です。絶食の開始時間は、通常、検査前日の夕食後から行います。絶食は、腸内を空にするために非常に重要です。最後の食事から検査までの時間は、通常12時間以上が望ましいとされています。ただし、飲水については、一定の範囲で許可されることが多いです。絶食を守ることによって、腸内の透明度が保たれ、正確な診断が可能となります。
1.4. 絶食が与える体への影響
絶食は体に一時的な影響を与えることがあります。絶食の期間中は、エネルギーが不足し、身体がだるいと感じることがあり得ます。また、頭痛や気分が悪くなることもあります。特に体力が低下している状態の人には、この影響が強く出ることがあります。しかし、適度な水分補給を行うことで、これらの症状を軽減することが可能です。



2. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの紹介

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、患者様の健康を最優先に考える内視鏡専門クリニックです。

2.1. 院内下剤でクリニック来院後に下剤内服可能
当院では、院内での下剤内服サービスを提供しているため、患者様は自宅での準備を省くことができます。来院後に医師の指導のもと、適切なタイミングで下剤を内服できる点も大きな利点です。このサービスにより、患者様は負担を感じることなく、検査に向けて万全の準備を整えられます。さらに、院内での待機時間中は、リラックスできる空間と快適な設備が整っています。
2.2. 鎮静剤を使用した大腸カメラ
大腸カメラ検査は、鎮静剤を使用することで、不安や緊張を大幅に軽減します。鎮静剤を用いることにより、検査中の痛みや不快感を感じずに済むため、多くの患者様が安心して検査を受けられます。また、専門の医師がしっかりと観察しながら検査を進めるため、診断の精度も高まります。これにより、早期発見や治療が期待できます。
2.3. 胃カメラと大腸カメラの同時検査可能
当院では、胃カメラと大腸カメラの同時検査が可能です。一度の来院で両方の検査を受けることができるため、患者様の時間と手間を大幅に削減します。同時検査により、一回の鎮静剤使用で済むため、身体への負担も軽減します。これにより、多くの患者様が効率的に検査を受けることができます。
2.4. WEB予約可能
当院では、WEBを通じて予約を簡単に行うことができます。この予約システムは、忙しい日常生活の中でスムーズに受診予定を組む一助となります。オンラインでの予約により、電話予約の煩雑さを避けることができ、患者様にとって非常に便利です。また、24時間いつでも予約が可能なため、自分の都合に合わせて簡単に予定を立てられます。


当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください。

3. 内視鏡検査の種類と特徴

内視鏡検査には、いくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。

3.1. 胃カメラと大腸カメラの違い
胃カメラと大腸カメラは、どちらも内視鏡を用いた検査ですが、目的や手法に違いがあります。まず、胃カメラは口または鼻から挿入され、食道、胃、十二指腸を観察します。これに対して、大腸カメラは肛門から挿入され、大腸全体を観察し、ポリープや腫瘍を発見する目的で使われます。これらの違いにより、検査の準備方法も異なります。
たとえば、胃カメラの場合は、検査前に消化の良い食事をとり、朝食を抜く必要があります。一方、大腸カメラでは、前日から消化の悪いものを避け、大腸内をきれいにするための下剤を使用します。また、検査を受ける際の時間も異なり、胃カメラは5~10分程度で終わることが多いですが、大腸カメラはやや時間がかかることがあります。
3.2. 内視鏡検査の利点と欠点
内視鏡検査には多くの利点があります。まず、リアルタイムで内臓の状態を直接観察できるため、異常の早期発見が可能です。ポリープや異常な組織の一部を直接採取して、病理検査も行えます。しかし、これには欠点も存在します。
一つの欠点は、不快感や痛みを伴うことです。特に大腸カメラでは、検査時に腹部膨満感を感じることがあります。さらに、検査前の準備が煩雑であることも、患者様にとっては大きな負担となります。また、稀にですが、内視鏡による損傷や感染のリスクもあります。
3.3. 内視鏡検査が必要な場合
内視鏡検査が必要な場合はいくつかあります。まず、消化器系の不調が長期間続く場合や、原因不明の腹痛、体重減少、便潜血が見られる場合に検査を行います。また、胃や大腸のがんを早期に発見するためにも重要な手段です。さらに、ポリープや潰瘍の疑いがある場合、これを確認し治療するために行います。
特に40歳以上の方や家族にがんの既往がある場合は、定期的な内視鏡検査を受けることが推奨されます。定期的な検査により、がんの早期発見やその他の病気の予防が可能となります。そのため、症状がなくても予防として内視鏡検査を受けることも多いです。



4. 大腸カメラにより大腸癌を予防

大腸カメラは、大腸癌の予防に非常に有効です。早期に異常を発見することができるため、治療の効果も高まります。

4.1. 大腸カメラで大腸癌の早期発見・予防が可能
大腸カメラは、大腸癌を早期に発見し、予防するための強力なツールです。腸内の異常を直接観察できるため、微細な異常でも見逃さずに発見できます。これにより、治療のタイミングを逃すことなく、効果的な対策を講じることができるのです。また、大腸ポリープの段階で発見できるため、大腸癌に進行する前に取り除くことが可能です。
4.2. 大腸ポリープを日帰り切除可能
多くの場合、大腸カメラを使用して、大腸ポリープを日帰りで切除することが可能です。これにより、入院の手間や費用を大幅に軽減できます。ポリープは、大腸癌の前兆であることが多いため、早期に発見し、迅速に取り除くことが重要です。また、日帰り手術であれば、患者様の日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
4.3. ポリープ切除により大腸癌死亡率を53%低下
大腸ポリープの切除によって、大腸癌による死亡率が53%も低下することが報告されています。これは、ポリープが早期に発見され、迅速に除去されるためです。これにより、大腸癌のリスクを大幅に減少させることが可能です。全体として、ポリープの切除は、大腸癌による死亡率を著しく低下させる画期的な方法と言えるでしょう。



5. 大腸カメラ前日の適切な食事制限

大腸カメラ検査の前日には、慎重な食事制限が求められます。

5.1. 前日の食事内容の選び方
大腸カメラの前日には、繊維質の少ない食事を選ぶことが推奨されます。例えば、白米やうどん、柔らかい野菜を摂ることで、腸内の負担を軽減できます。脂肪分や繊維が多い食材は、腸の中に残りやすく、検査の妨げになります。一方で、消化しやすい卵やヨーグルトなどは適しています。また、水分摂取も重要であり、透明な液体を多く摂ることが望ましいです。
5.2. 避けるべき食材とその理由
大腸カメラ前日には、避けるべき食材がいくつかあります。まず、繊維質の多い食品は避けるべきです。これには、玄米、豆類、ナッツ、種、そして皮のある果物が含まれます。これらの食材は消化が難しく、腸内に残りやすいからです。検査時にこれらの食材が残っていると、視界を遮り、正確な診断が難しくなります。
さらに、アルコールやカフェインを含む飲み物も控えることが望ましいです。これらは体内の水分バランスを乱し、検査の準備を難しくします。
5.3. 食事制限が検査結果に与える影響
適切な食事制限を行うことは、大腸カメラ検査の結果に大きな影響を与えます。食事制限が十分に守られていない場合、腸内に食物が残り、視界を妨げます。その結果、ポリープや異常な組織が見逃される可能性が高まります。また、再度検査を行わなければならず、患者様にとっても医療従事者にとっても負担が増えるのです。
さらに、適切な食事制限を行うことで、検査自体がスムーズに進行します。腸内が清潔であると、カメラの進行がスムーズになり、検査の所要時間も短くて済みます。逆に、食事制限が不十分な場合、検査の所要時間が長くなり、患者様の不快感も増します。また、追加の下剤が必要になることもあるでしょう。



6. 内視鏡検査の前処置について

内視鏡検査を受ける際には、前処置が非常に重要です。

6.1. 前処置の具体的な手順
まず、検査の24時間前から制限食を開始します。具体的には、消化に良い食事を摂ることが推奨されます。次に、検査の前夜には専用の下剤を服用します。この段階で腸内を完全に浄化することが重要です。そして、検査当日の朝にはもう一度下剤を飲むことで、腸内を完全にきれいにする必要があります。
前処置の手順を守ることで、検査の精度が向上します。また、腸内をクリアにすることで内視鏡の操作がしやすくなります。そして、医師が異常を見つけやすくなるため、早期発見にもつながります。これらの手順をしっかり守ってください。
6.2. 前処置に必要な準備物
前処置に必要なものは、軽食、専用の下剤、水、そして検査当日のための書類です。まず、軽食は消化に良いものを準備します。次に、薬局で購入できる専用の下剤を用意します。さらに、十分な量の水を準備しておくことが重要です。水分摂取は腸内を浄化するために欠かせません。
必要な書類も忘れずに準備してください。これは、検査当日の受付で必要となります。他には、リラックスできる服装と、暖かい上着も準備すると良いでしょう。前処置をスムーズに進めるために、これらの準備物を前もって揃えておきましょう。
6.3. 前処置中の注意点
前処置中は、なるべくストレスを避けることが大切です。ストレスがかかると消化に悪影響を及ぼします。また、下剤を飲んでいる間は、水分をこまめに摂取することが必要です。脱水症状を防ぐためにも、水分補給を怠らないでください。
さらに、前処置中はアルコールやカフェインを避けるべきです。これらの飲み物は腸の状態を悪化させる可能性があります。最後に、指示された時間を守って下剤を服用することが重要です。これによって、検査をスムーズに行うための準備が整います。これらの点に注意して、安全に前処置を進めましょう。




大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


