大腸カメラは当日予約で可能ですか?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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大腸カメラは当日予約で可能ですか?

大腸カメラは当日予約で可能ですか?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年6月15日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。

日頃、患者様から「大腸カメラの検査は受けたいけれど、なかなかまとまった時間が取れない」「急にお腹の調子が悪くなって心配になったけれど、すぐに診てもらえるだろうか」といったご相談をいただくことが多くあります。

その中でも、「大腸カメラは当日予約で可能ですか?」というご質問は多く、皆様の切実な思いを感じます。

この問いに対する私の答えは、「当院では、午前中であれば大腸カメラの当日予約も可能です」 です。

もちろん、検査枠の状況や患者様の症状、事前準備の状況にもよりますが、当院では皆様の不安に迅速に対応できるよう、柔軟な予約体制を整え、当日の胃カメラ・大腸カメラ検査にも対応しております。

今回は、なぜ大腸カメラ検査がこれほど重要なのか、そしてなぜ当院での当日検査が皆様にとって最良の選択肢となるのかについて、詳しくお話しさせていただきます。

大腸カメラ検査はなぜ重要なのでしょうか?

まず、皆様にお伝えしたいのは、大腸カメラ検査の持つ計り知れない重要性です。

大腸がんは、残念ながら日本において罹患数、死亡数ともに増加傾向にあるがんです。国立がん研究センターの全国がん登録データによると、2019年に新たに診断されたがん患者さんのうち、大腸がんは総数で第1位を占めています。

早期発見が命を救う絶対条件

大腸がんは、早期に発見し、適切な治療を行えば、ほぼ治癒が期待できる病気です。臨床病期別5年相対生存率を見ると、ステージIの早期がんであれば98.8%と非常に高い数値を示しています。しかし、厄介なことに、大腸がんは初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。

症状が現れた時には、すでに病気が進行している可能性が高いのです。だからこそ、症状がないうちから定期的に検査を受ける「スクリーニング」が、皆様の命を守る上で極めて重要となるのです。

「がんの芽」であるポリープの確実な切除が予防の要

大腸がんの多くは、「ポリープ」と呼ばれる良性の病変が時間とともに悪性化(がん化)して発生すると考えられています。特に「腺腫性ポリープ」はがんへの前段階とされており、これを早期に見つけ出し、切除することが大腸がんの予防に直結します。

大腸カメラ検査の最大のメリットの一つは、このポリープを詳細に観察し、その場で切除できることです。当院での統計でも、発見されたポリープの9割以上は当院での切除が可能です。切除したポリープは病理検査に回され、良性か悪性かの確定診断が行われます。

便潜血検査の限界と大腸カメラの圧倒的な優位性

多くの自治体や職場の健康診断で「便潜血検査」が実施されています。これは、便に微量の血液が混じっていないかを調べる簡易的な検査であり、大腸がんのスクリーニングとして有効であるとされています。しかし、便潜血検査はあくまで「出血の有無」を調べるものであり、「出血の原因」を特定するものではありません。

実際に、便潜血検査で陽性となった方でも、精密検査で大腸がんが見つかる確率は5%未満です。しかし、私は医師として「一度でも陽性反応が出た場合は、病気を見逃す可能性があるため、必ず精密検査を受けるべき」と強く推奨しています。便潜血検査の検出率は、早期がんで約50%、進行がんで約90%とされています。

大腸がん以外の病気の発見にも貢献

大腸カメラ検査は、大腸がんやポリープだけでなく、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、大腸憩室症、虚血性腸炎、さらには痔などの様々な消化器疾患を診断する上でも非常に有効です。これらの病気も、早期に発見し治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、皆様の生活の質を保つことができます。

当院で大腸カメラを当日予約するメリット

なかなか検査のスケジュールを組むのが難しい…という方もいらっしゃるかもしれません。

また、「急にお腹の調子が悪くなった、血便が出た、便秘が続く」といった症状で不安を感じ、一刻も早く検査を受けたいと願う方もいるでしょう。

当院が当日予約を受け付けているのは、まさにそうした患者様の声に応えるためです。

1. 時間的・経済的負担を大幅に軽減

通常、内視鏡検査を受けるには、事前の診察、検査、そして結果説明と、複数回の来院が必要となる場合があります。しかし、当院で当日検査を受けられれば、これらを一日で済ませることが可能です。

これにより、仕事や家庭のスケジュール調整の煩わしさが大幅に減り、交通費や時間といった経済的な負担も軽減されます。忙しい現代人にとって、時間と手間を最小限に抑えつつ、質の高い医療を受けられることは大きなメリットとなるでしょう。

2. 急な症状や強い不安への迅速な対応

急な腹痛や血便、原因不明の便通異常など、消化器の症状は強い不安を伴うものです。特に血便の場合、「もしかして重大な病気では?」と不安に駆られる方も多いでしょう。そのような時に「検査は数週間後になる」と言われてしまっては、その間の不安は計り知れません。

当院では、検査枠が空いていれば当日の検査も受け付けておりますので、皆様の「今すぐ知りたい」「今すぐ解決したい」という切実なニーズに、可能な限り迅速に対応いたします。早期に原因を特定し、適切な治療を開始することは、症状の悪化を防ぎ、皆様の安心に繋がります。

3. 土日も診療で忙しい方も安心

当院は、平日はお仕事などで忙しい方のために、土曜日・日曜日も大腸カメラ検査を実施しています。これにより、貴重な平日のお休みを潰すことなく、ご自身の都合の良いタイミングで検査を受けていただけます。特に札幌の中心部に位置する当院は、アクセスの便利さも相まって、多くの方にご利用いただいております。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの「安心」へのこだわり

私たちが最も大切にしているのは、患者様が安心して、そしてできる限り苦痛なく検査を受けていただくことです。

そのため、当院では様々な工夫を凝らしております。

1. 「痛くない」「苦しくない」無痛大腸カメラ検査の追求

大腸カメラ検査と聞いて、「痛い」「苦しい」といったイメージをお持ちの方も少なくないかもしれません。特に、お腹の伸び縮みがうまくいきにくい方(手術後や憩室炎による癒着がある方)や腸が長い方は痛みを感じやすい傾向があります。

しかし、当院ではその不安を解消するために、鎮静剤を用いた「無痛大腸カメラ検査」を積極的に提供しております。 鎮静剤を使用することで、患者様はほとんど眠ったような状態(またはぼんやりとした状態)で検査を受けることができ、痛みや不快感を大幅に軽減できます。

2. 熟練した専門医による質の高い検査

大腸カメラ検査の精度は、検査を行う医師の技量と経験に大きく左右されます。特に、平坦な病変や色の違いでしか認識できない早期のがんの指摘には、内視鏡検査の技術が断然優れています。当院では経験豊富な専門医が内視鏡を担当しております。

腸の長い方や、過去に痛みを経験された方も、ほとんど痛みを感じることなく検査を終えることができます。当院では、質の高い診断を提供するため、大学病院レベルの最新内視鏡システムを導入し、病変の見落としをなくすため、適切な観察時間を確保することを徹底しております。

3. 駅チカで通いやすい好立地

当院は、札幌市営地下鉄大通駅からわずか徒歩30秒という抜群の好立地にあります。地下鉄15番出口・14B出口から出てすぐのビル内に位置しているため、雨や雪の日が多い札幌でもほとんど濡れることなくご来院いただけます。

4. WEB予約・当日検査も可能

当院では、24時間いつでもスマートフォンやPCからWEB予約が可能です。急な体調変化や突然の予定変更にも柔軟に対応できるよう、予約システムを整えております。また、遠方にお住まいの方や来院が難しい方のために、内視鏡検査に必要な事前診察や事後診察を検査当日に行うことも可能です。

大腸カメラ検査の流れと事前準備について

「検査前にどんな準備が必要なのだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

スムーズで精度の高い検査のために、いくつかの準備にご協力いただいております。

1. 検査前日までの食事制限

検査の2~3日前から、消化の良い食事を心がけていただくことが重要です。これは、腸の中に便や未消化物が残っていると、検査に時間がかかったり、小さな病変を見逃してしまったりする可能性があるためです。

特に、食物繊維の多い食品(キノコ類、海藻類、ごぼう、こんにゃく、果物の種や皮、ナッツ類、豆類、玄米、全粒穀物など)、脂肪分の多い食品(揚げ物、ラーメンなど)、加工肉は、消化されずに腸内に残りやすく、正確な観察の妨げとなるため避けてください。

白米、おかゆ、うどん、そうめん、ビーフン、食パン(シンプルなもの)、皮なしの鶏ささみ・むね肉、脂肪の少ない白身魚(タイ、タラ、カレイなど)、卵、豆腐、プリン、ゼリー、飴などは推奨される食材です。

2. 検査当日の下剤服用

大腸カメラ検査には、腸内を空にしてきれいにする「腸管洗浄液(下剤)」の服用が不可欠です。当院では、患者様のライフスタイルや体質に合わせて、以下の選択肢をご用意しております。

自宅下剤:

事前に処方された下剤を自宅で服用し、腸内をきれいにしてからご来院いただきます。

院内下剤:

当院で下剤を服用していただくオプションです。この場合、検査日と同日に事前診察を行うことで、検査日一日だけの来院で済ませることも可能です。自宅が遠い方におすすめです。

3. 検査の流れ

検査前に検査着に着替えていただきます。鎮静剤をご希望の場合は、ルートといわれるプラスチックの細い筒を四肢の血管内に留置し、点滴を行います。

その後検査室へご案内し、検査を開始いたします。 検査室では、血圧や脈拍などをモニタリングしながら、医師が鎮静剤を微調整して投与します。患者様がリラックスした状態になったことを確認した後、内視鏡を肛門からゆっくりと挿入し、大腸全体を詳細に観察いたします

。検査時間は通常15分から30分程度です。 ポリープが発見された場合は、その場で切除することも可能です。当院では日帰りでのポリープ切除に対応しております。

4. 検査後のリカバリーと説明

検査終了後、鎮静剤を使用された患者様は、リカバリー室で約20分程度お休みいただきます。

意識がはっきりと回復した後、医師から検査結果について詳細な説明をいたします。必要に応じて、発見された病変の所見、今後の治療方針、生活上の注意点などについてご説明いたします。組織検査やポリープ切除を行った場合は、後日改めて病理検査の結果をご説明する場合がございます。

検査後は少量の水分から始め、問題がなければ通常の食事に戻っていただいて構いません。ただし、ポリープ切除を行った場合は、約1週間は消化の良い食事を心がけ、刺激物、脂肪分の多い食品、生もの、アルコールは避けていただくようお願いしております。

費用と保険適用について~経済的な不安を解消するために~

検査費用に関するご心配も、多くの方が抱かれる不安の一つではないでしょうか。

当院では、皆様が安心して検査を受けられるよう、費用についても明確にご説明いたします。

1. 保険適用となるケース

大腸内視鏡検査は、以下のような場合には健康保険が適用されます。

腹痛、血便、便通異常などの消化器症状がある場合。
便潜血検査で陽性となった場合。
その他、医師が必要と認めた場合。

保険適用の場合、自己負担額は通常3割となります。ポリープ切除や組織検査、使用する薬剤などによって別途費用がかかる場合があります。

2. 手術給付金の対象となる可能性

内視鏡による大腸ポリープ切除は、原則として生命保険や医療保険の「手術給付金」の支払い対象となることが多いです。

切除したポリープが悪性(がん)と判断された場合は、がん保険の給付金を受け取れる可能性もあります。ご加入されている保険の種類や契約内容によって条件が異なりますので、事前にご自身の保険会社に確認されることをお勧めいたします。当院では、保険会社への提出に必要な診断書の作成も承っております(別途診断書料が必要となります)。

最後に~皆様の健康を、私たちにお任せください~

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、皆様の不安に寄り添い、質の高い医療を、より身近に感じていただけるよう、日々努力を重ねております。当日検査を可能にしているのも、その一環です。

もし、今、お腹の不調を感じている方、便潜血検査で陽性となった方、あるいは「まだ大丈夫」と思っていても、健康リスクが気になり始めた40代以上の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度当院にご相談ください。

私たちの願いは、大腸癌死亡率を現象させることです。そのために、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックが皆様のお役に立てることを心より願っております。

皆様のご来院をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

 文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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