2025年4月07日

皆様、こんにちは。札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。

最近、患者様からよくいただくご質問があります。それは、「大腸カメラって、なんだか恥ずかしいイメージがあるんですが…」というものです。

確かに、デリケートな部分を診察する検査ですから、抵抗を感じる方がいらっしゃるのも当然のことかもしれません。

しかし、、大腸カメラは皆様の健康を守るために非常に重要な、そして早期発見・早期治療に繋がるかけがえのない検査なのです。

今回は、「大腸カメラは恥ずかしい」というイメージをお持ちの皆様に向けて、当院がどのように患者様のプライバシーに配慮し、安心して検査を受けていただけるよう努めているのか、そして何よりも大腸カメラが皆様の健康にもたらすメリットについて、詳しくお話しさせていただきます。

目次
なぜ大腸カメラに抵抗を感じるのでしょうか?

まず、皆様が大腸カメラに対してどのような点に抵抗を感じるのか、考えてみましょう。

検査時の体勢を見られるのが恥ずかしい
お尻を見せることに抵抗がある
検査中に便意を感じたらどうしよう
医療スタッフにプライベートな部分を見られるのが嫌だ
これらのご心配は、当然のことだと思います。しかし、当院ではこれらの不安をできる限り解消し、患者様がリラックスして検査に臨めるよう、様々な工夫を凝らしています。



当院が徹底する「恥ずかしさ」への配慮

当院では、患者様が安心して検査を受けていただける環境づくりに力を入れています。
検査着への配慮:
検査時に着用していただく検査着は、露出を最小限に抑えた設計になっています。検査に必要な部分のみを開けることができるため、不必要に肌を見せる心配はありません。
検査時の体勢への配慮:
検査中は、患者様の負担が少なく、かつスムーズに検査が進められる体勢で受けていただきます。ご希望や体調に合わせて、可能な範囲で体勢の調整も行いますので、遠慮なくお申し付けください。
また、検査中は電気を暗くし、局部が見えにくいよう配慮を行い、医療スタッフを医師以外は女性のみで対応をおこなっています。



熟練した専門医とスタッフによる丁寧な対応:

当院の医師は消化器内視鏡専門医であり、豊富な経験と高い技術を有しています。


鎮静剤を用いた「無痛大腸カメラ検査」:
当院では、ご希望に応じて鎮静剤を使用する「無痛大腸カメラ検査」を行っています。

鎮静剤を使用することで、検査中はほとんど眠ったような状態で受けることができ、苦痛や不快感、そして恥ずかしさを大幅に軽減することが可能です。

検査が終わってみたら、いつの間にか終わっていた、という方も多くいらっしゃいます。鎮静剤をご希望の方には、事前にしっかりとご説明し、安全に配慮した上で検査を行います。



それでも「恥ずかしい」と感じる方へ

それでも、「やっぱり少し抵抗がある…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

大腸がんは、日本人の死亡原因の上位に挙げられる、決して他人事ではない病気です。

しかし、早期に発見できれば、比較的治りやすいがんの一つでもあります。 早期の大腸がんは、ほとんど自覚症状がないため、定期的な検査によって発見することが非常に重要です。

大腸カメラ検査は、大腸の粘膜を直接観察できる、最も有効な検査方法です。 わずか数十分の検査で、早期のがんやポリープ(がんになる可能性のある小さなできもの)を発見することができます。

そして、ポリープはその場で切除することも可能であり、将来的な大腸がんのリスクを大幅に減らすことができるのです。

便潜血検査も大腸がん検診として広く行われていますが、これはあくまで便に血が混じっていないかを調べるスクリーニング検査です。

便潜血検査で陰性であっても、早期のがんやポリープが見つからないこともありますし、逆に陽性であっても、がん以外の原因で出血していることもあります。 より精密な検査のためには、大腸カメラが不可欠なのです。

ご自身の健康を守るため、そして大切なご家族のためにも、少しの勇気を出して、大腸カメラ検査を受けてみませんか?



当院で大腸カメラを受けるメリット

当院は、以下のようなメリットをご提供しています。

大通駅徒歩30秒の好立地:
札幌の中心部、大通駅からすぐの場所に位置しており、アクセスが非常に便利です。 お仕事帰りや買い物のついでにもお立ち寄りいただけます。

経験豊富な専門医による質の高い検査:
消化器内視鏡専門医が、最新の内視鏡システムを用いて、丁寧かつ高精度な検査を行います。

苦痛の少ない検査:
ご希望に応じて鎮静剤を使用し、眠っている間に検査を受けていただくことができます。

午前中に検査を完了可能:
事前の準備方法によっては、午前中に検査を終え、午後の時間を有効活用していただけます。

土日も検査可能:
平日お忙しい方でも、土曜日や日曜日に検査を受けていただくことができます。

WEB予約で24時間予約可能:
インターネットから24時間いつでもご予約いただけます。

検査費用の保険適用:
大腸カメラ検査は、症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合など、医師が必要と認めた場合には健康保険が適用されます。 ポリープ切除を行った場合も保険適用となります。 また、ご加入の医療保険から手術給付金や給付金が支払われる場合もありますので、事前に保険会社にご確認ください。



よくある質問

「やっぱり体勢を見られるのが恥ずかしいです…」
ご安心ください。検査中は、必要最低限の露出で済むよう配慮いたします。また、スタッフは専門的な知識と経験を持っていますので、患者様のプライバシーに最大限配慮した対応を心がけています。

「鎮静剤を使うと、本当に意識がなくなるんですか?」
鎮静剤の効果には個人差がありますが、多くの方がウトウトと眠ったような状態になり、検査中の記憶がほとんどなくなります。 完全に意識がなくなるわけではありませんので、ご安心ください。

「検査時間はどれくらいかかりますか?」
検査自体は平均15分から30分程度で終了します。 鎮静剤を使用した場合は、リカバリーの時間を含めて1時間程度見ていただければと思います。

「検査結果はすぐに分かりますか?」
内視鏡で観察した所見はその場でご説明いたします。組織を採取したり、ポリープを切除したりした場合は、後日、病理検査の結果をご説明させていただきます。

最後に

「大腸カメラって恥ずかしいの!?」という疑問に対する私の答えは、「決して恥ずかしい検査ではありません。むしろ、皆様の健康を守るための大切な一歩です」ということです。

当院では、皆様が安心して検査を受けていただけるよう、プライバシーへの配慮を徹底し、質の高い医療をご提供しています。 大腸がんの早期発見・早期治療のため、ぜひ一度、当院にご相談ください。

皆様のご来院を心よりお待ちしております。


内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


