2025年8月17日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田遼です。

皆様、お仕事や家事、育児に追われる中で、ご自身の健康状態をじっくりと見つめ直す時間は十分に取れていますでしょうか?

特に大腸がん検診は「受けたいけれど、なかなか時間が取れない」「検査の準備が大変そう」「恥ずかしい」といったお声をよく耳にします。

しかし、早期発見・早期治療が何よりも大切な大腸がんにおいて、検査を先延ばしにすることは、ご自身の健康にとって大きなリスクとなりかねません。

本日は、そのようなお悩みを抱える皆様へ、当院が提供する「札幌で日曜日に事前受診なしで大腸カメラ検査を受ける方法」について、詳しくご説明させていただきます。

当院は、大通駅から徒歩わずか30秒という抜群の立地にあり、平日お忙しい皆様のために、土日も休まず診療を行っております。

目次
大腸カメラ検査の「本当の価値」:早期発見・早期治療の重要性

大腸がんは、近年日本において増加傾向にあります。

過去半世紀で大腸がんの死亡数は約6倍にも増加しており、その背景には食生活の欧米化や運動量の減少などが考えられています。

厄介なことに、大腸がんは初期段階ではほとんど自覚症状が現れません。症状が現れた時には、すでに病気が進行している可能性が高いのです。だからこそ、症状がないうちから定期的に検査を受け、早期に発見することが何よりも重要なのです。

早期発見の最大のメリットは、治療の成功率が格段に高まることです。例えば、がんが粘膜内にとどまっているステージI期では5年相対生存率が9割以上と非常に高いことが報告されています。さらに、早期発見によって治療の負担が軽減され、患者様の生活の質を保つことができます。

大腸がんの多くは、ポリープと呼ばれる良性の腫瘍から発生し、時間をかけて悪性化すると考えられています。大腸カメラ検査では、このポリープを早期に見つけ出し、その場で切除することが可能です。これにより、将来的な大腸がんの発症リスクを大幅に減らすことができるのです。



「事前受診なし」を実現する当院の「当日完結型検査」

事前診察のために前日までに受診する必要はありません。

当院が提供するこの方法は、検査日当日に来院いただき、その日のうちに事前診察(問診や診察)、下剤の内服、そして大腸カメラ検査まで全てを完結させることを意味します。

これにより、検査前の別日での来院が不要となり、通院回数を最小限に抑え、多忙な皆様の時間的な負担を大幅に軽減することが可能です。

当院の「当日完結型検査」は、主に以下の方法で実施されます。

院内下剤服用による検査
検査日当日の朝に当院へお越しいただき、院内で前処置用の下剤(腸管洗浄液)を服用していただきます。
下剤の服用前に、医師や看護師が患者様の体調を確認しながら、検査前の問診を行います。これにより、検査当日中に必要な診察と検査準備が全て完了します。
腸内がきれいになったことを確認後、速やかに大腸カメラ検査へと移行します。
この方法は、ご自宅での下剤服用に不安がある方や、ご自宅で準備するスペースや環境が限られている方にとって、特に大きなメリットがあります。当院では、患者様お一人おひとりの体質や排便状況、既往症などを考慮し、最適な下剤をご提案させていただきますので、ご安心ください。



検査後の安心:結果説明とアフターケア

検査が無事に終了したら、患者様の安全と安心を第一に考えたアフターケアを提供いたします。

リカバリーと結果説明
鎮静剤を使用された場合は、リカバリールームで20分程度の休息を取っていただきます。意識が完全に回復し、ご自身でしっかり歩けるようになってから、医師より検査結果を詳しくご説明いたします。
検査結果によっては、今後の治療方針や生活上の注意点についてもお伝えします。
ポリープ切除や組織検査を行った場合は、後日改めて病理検査の結果をご説明いたします。

検査後の食事と生活上の注意点
検査直後は少量の水分から始め、問題がなければ通常の食事が可能です。
ポリープ切除を行った場合は、約1週間は消化の良い食事を心がけてください。刺激物、脂肪分の多い食品、生もの、アルコールは避け、十分な水分摂取を心がけることで、便秘予防にも繋がります。
検査後は、一時的な腹部膨満感や便意、喉の違和感などがある場合がありますが、通常は自然に軽減します。
鎮静剤を使用した場合、終日、車やバイク、自転車の運転はできません。公共交通機関を利用するか、ご家族に送迎をお願いするようお願いいたします。



費用と保険適用:経済的な不安を解消するために

大腸カメラ検査の費用に関する不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

健康保険の適用
大腸カメラ検査は、症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合など、医師が必要と認めた場合に健康保険が適用されます。
その場合、自己負担額は通常3割となります。目安としては、1万5千円から3万円程度が一般的です。
金額に幅がある理由としては、検査の結果、ポリープを切除したり、組織検査を行った場合には、別途費用がかかるためです。

生命保険・医療保険の給付金
大腸ポリープ切除などの治療内容によっては、ご加入されている生命保険の手術給付金や医療保険の給付金が支払われる場合があります。
大腸ポリープ切除は「手術」とみなされることが多く、日帰り手術であっても給付金の対象となるケースがございます。
ご自身の保険が適用されるかどうか、事前に保険会社にお問い合わせいただくことをお勧めします。



大腸カメラ検査を「今すぐ」検討していただきたい方

以下の項目に当てはまる方は、ぜひお早めに大腸カメラ検査をご検討ください。

年齢
40歳以上の方。特に50歳を過ぎると大腸がんのリスクは大幅に上昇します。近年は20代、30代の若年層でも大腸がんが見つかるケースがあるため、症状がある場合は年齢に関わらず検査を推奨します。

家族歴
ご家族に大腸がんや大腸ポリープの既往歴がある方。

症状
血便や貧血、体重減少などの症状や便潜血陽性となった方は大腸カメラを受ける必要があります。

生活習慣
肥満、運動不足、喫煙、過度な飲酒、赤身肉や加工肉の過剰摂取など。



ご予約方法:皆様のご来院をお待ちしております

当院は大通駅から近く、ネットや電話からご予約可能です。

オンライン予約:
当院の公式ウェブサイトから、24時間いつでもご予約が可能です。スマートフォンやPCから、ご自身の都合の良い日時をお選びいただけます。

お電話での予約:
平日の診療時間内にお電話いただければ、専門のスタッフが丁寧にご案内し、ご予約を承ります。検査に関するご不明点なども、この際にお気軽にご質問ください。

アクセス:
当院は、札幌市中央区大通西3丁目 せんばビル4階にございます。
地下鉄大通駅から徒歩わずか30秒という非常に便利な立地です。雨や雪の日でも傘を使わずに通院できる距離ですので、ご安心ください。



結び:皆様の健康のために、私たちがお手伝いします

大腸がんは、早期発見・早期治療によって、ほぼ完治が可能な病気です

しかし、そのためには、症状がない段階での定期的な検査が不可欠です。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、最新の医療技術と経験豊富なスタッフが皆様の健康をサポートいたします。

日曜日の検査や「当日完結型検査」は、忙しい皆様のライフスタイルに合わせた最適な選択肢となるでしょう。ご自身の健康のため、そして大切なご家族のためにも、ぜひこの機会に大腸カメラ検査をご検討ください。

ご心配なことやご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。


大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


