ノロウイルスが治っても下痢が続く方へ|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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ノロウイルスが治っても下痢が続く方へ

ノロウイルスが治っても下痢が続く方へ|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年4月16日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。

厳しい冬の寒さが和らぎ、ようやく春の兆しが見え始めた札幌ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この時期は、感染性胃腸炎、特にノロウイルスによる症状で体調を崩される方が多くいらっしゃいます。

激しい嘔吐や下痢、腹痛といった辛い症状は、多くの場合、数日から一週間程度で落ち着きます。

しかし、中にはノロウイルス感染が治ったはずなのに、下痢の症状だけが長引いてしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「もうウイルスはいないはずなのに、なぜ下痢が続くのだろう?」

「他に何か原因があるのだろうか?」と、不安な日々を過ごされている方も少なくないかもしれません。

今回は、ノロウイルス感染後に下痢が長引く場合に考えられる原因と、当院で実施している大腸カメラの重要性について、詳しくお話しさせていただきます。

なぜノロウイルス感染後に下痢が続くのか?考えられる原因

ノロウイルス感染後に下痢の症状が長引く場合には、以下のような様々な原因が考えられます。

感染性腸炎後の過敏性腸症候群(IBS):

ウイルスや細菌による腸炎をきっかけに、腸の機能が過敏になり、下痢や便秘、腹痛などの症状が慢性的に続くことがあります。

潜在的な大腸の病気:

ノロウイルス感染とは無関係に、以前から存在していた大腸の病気が、体調の変化によって症状として現れてくる場合があります。例えば、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)過敏性腸症候群、あるいはごく初期の大腸がん大腸ポリープなどが考えられます。

薬剤の影響:

ノロウイルス感染の治療で使用した薬の副作用で下痢が続く場合もあります。

このように、ノロウイルス感染後に下痢が長引く原因は一つではなく、多岐にわたります。原因を特定し、適切な治療を行うためには、精密な検査が必要不可欠です。

下痢が続く場合に大腸カメラ検査が重要な理由

長引く下痢の原因特定のために、当院では大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を強くお勧めします。

大腸カメラ検査によって、以下の情報を得ることができます。

大腸粘膜の直接観察:

炎症、潰瘍、出血、腫瘍(がん、ポリープ)など、目に見える異常を詳細に確認できます。ノロウイルス感染後の腸粘膜の状態や、他の病変の有無を直接確認することは、正確な診断に繋がります。

小さな病変の発見:

5mm以下の小さなポリープや早期のがんも見つけやすく、早期発見・早期治療に繋がる可能性があります。下痢の原因が、ごく初期の病変である場合でも、大腸カメラであれば発見できる可能性があります。

組織採取(生検)による確定診断:

疑わしい部分があれば、その場で組織を採取し、病理検査を行うことで、病気の確定診断をつけることができます。例えば、炎症性腸疾患の診断や、ポリープの良性・悪性の判断などが可能です。

ポリープのその場での切除:

ポリープが発見された場合、その場で切除することも可能です。特に、将来的にがん化する可能性のある腺腫性ポリープを切除することは、大腸がんの予防に繋がります。

便潜血検査は、大腸からの出血の有無を調べるスクリーニング検査ですが,早期のがんや小さなポリープでは必ずしも出血があるとは限りません

また、炎症性腸疾患など、出血を伴わない下痢の原因を特定することもできません。そのため、下痢が続く場合には、大腸粘膜を直接観察できる大腸カメラ検査が非常に重要なのです。

北海道における大腸がんの現状と検診の重要性

北海道を含め、大腸がんは全国的に増加傾向にあります。

国立がん研究センターのデータによると、大腸がんは日本人女性のがん死亡原因第1位、男性では肺がんに次いで第2位となっています。

半世紀で約6倍にまで増加しており、食生活の欧米化や運動不足などがその理由として考えられています。

北海道においても、大腸がんは主要な死亡原因の一つであり、早期発見・早期治療が非常に重要です。そのためには、多くの方が定期的に大腸がん検診を受診する必要があります。

特に、40歳を過ぎた方ご家族に大腸がんや大腸ポリープの既往歴がある方、そして今回のように下痢の症状が長引いている方は、積極的に大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの特長

当院では、最新の内視鏡システムを用いて、丁寧かつ高精度な大腸カメラ検査を行っております。

患者様の負担を軽減する様々な工夫

「大腸カメラは痛いのではないか?」と心配される方も多いと思いますが、当院では、そのような不安を軽減するために、様々な工夫を凝らしています。

鎮静剤を用いた「無痛大腸カメラ検査」:

ご希望に応じて、鎮静剤を静脈注射することで、検査中はほとんど眠ったような状態で受けることができ,苦痛や不快感を大幅に軽減することが可能です。

炭酸ガス送気による腹部膨満感の軽減:

検査中に大腸を膨らませるために使用するガスを、吸収の早い炭酸ガスを使用することで、検査後のお腹の張りを軽減します。

女性に配慮した環境:

女性の患者様には、女性スタッフによるサポートや、プライバシーに配慮した検査着をご用意するなど、安心して検査を受けていただける環境を整えております。

精度の高い診断と迅速な対応

専門医による丁寧な観察:

経験豊富な消化器内視鏡専門医が、時間をかけて丁寧に大腸の粘膜を観察し、小さな異常も見逃さないように努めています。

大学病院レベルの内視鏡システム:

当院では、大学病院レベルの高画質内視鏡システムを導入しており、より詳細な観察が可能です。

ポリープ発見時の即日切除:

検査中にポリープが発見された場合、その場で切除することも可能です(大きさや種類によっては、後日改めて切除する場合や、連携病院をご紹介する場合があります)。これにより、早期の治療と、患者様の負担軽減に繋がります。

迅速な病理検査:

採取した組織は、迅速に病理検査に提出され、早期に診断結果をお伝えできるよう努めています。

検査後の丁寧な説明とフォローアップ:

検査後には、内視鏡画像をご覧いただきながら、分かりやすく丁寧に結果をご説明いたします。今後の治療方針や生活上の注意点なども、詳しくご説明いたしますので、ご安心ください。

費用と保険適用について

大腸内視鏡検査は、症状がある場合や、便潜血陽性となった場合には健康保険が適用されます。

3割負担の場合、検査費用は1万5千円から3万円程度が目安となります。ポリープ切除や組織検査を行った場合は、別途費用がかかりますが、詳細については検査前または検査後にお気軽にご質問ください

また、大腸ポリープ切除などの治療内容によっては、加入されている生命保険の手術給付金や医療保険の給付金が支払われる場合があります。ご加入の保険会社にお問い合わせいただくことをお勧めします。

大腸内視鏡検査にかかった費用は、確定申告で医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は大切に保管しておきましょう。

下痢が続くことは、身体からの大切なサインです

ノロウイルス感染後の下痢が長引くことは、ご自身の身体からの何らかのサインかもしれません。

放置せずに、原因を特定し、適切な対応をとることが重要です

当院では、患者様一人ひとりの症状やお悩み carefully 伺い、最適な検査と治療をご提案いたします。「もしかしたら、何か病気が隠れているのかも?」と不安を感じている方は、決して自己判断せずに、まずは当院にご相談ください

私たち札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、地域の皆様の健康を守るために、質の高い内視鏡検査を提供することをお約束いたします。皆様の不安な気持ちに寄り添い、安心して検査を受けていただけるよう、スタッフ一同、万全の体制を整えてお待ちしております

下痢が続くことで、日常生活に支障が出ている方もいらっしゃるかもしれません。当院の無痛大腸カメラ検査であれば、リラックスした状態で検査を受けることが可能です。

勇気を出して、一歩踏み出してみませんか?

皆様のご来院を心よりお待ちしております。

   <文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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