2026年1月04日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!
このブログを読んでくださっている方の中には、ご自身の検査ではなく、
「親がまだ大腸カメラを受けていないことが気になっている」
「そろそろ勧めた方がいいのでは…と思っている」
そんな想いを抱えている方も、きっと多いのではないでしょうか。
・健康診断で便潜血が出たと聞いたけれど、その後どうなったのか分からない
・年齢的に一度は受けておいた方がいいはずだと感じている
・最近、便通の変化や体調のことを口にすることが増えてきた
気になるサインはあるのに、いざ親に声をかけようとすると、
「嫌がりそうで言い出せない」「大腸カメラは、つらい検査というイメージが強そう」
そんな理由から、タイミングを迷ってしまう方も少なくありません。
親を心配する気持ちがあるからこそ、どう伝えたらいいのか分からず、つい後回しになってしまう——それはとても自然なことです。
このブログでは、なぜ“子ども世代”が親に大腸カメラ検査を勧めることが大切なのか
そして、どんな言葉や伝え方であれば、親世代が前向きに受け止めやすいのかをできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
「大げさなことを言いたいわけではない」「ただ、元気で長くいてほしいだけ」
そんな想いを、無理なく伝えるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
目次
親世代こそ、大腸がんのリスクが高まる年代です
大腸がんは、40代をはじめ、年齢とともに発症リスクが高くなる病気です。
しかし親世代の多くは、
「今さら検査を受けるのは面倒」
「症状もないから大丈夫」
「昔、検査がつらかったからもう嫌だ」
といった理由から、検査を避けてしまう傾向があります。
その結果、発見が遅れてしまうケースも、決して珍しくありません。
親世代は「自分のため」では動きにくい
子ども世代から見ると、「どうして病院に行かないんだろう」「心配なのに、なぜ検査を受けてくれないんだろう」と、不思議に感じることもあるかもしれません。
しかし多くの親世代は、実際には次のような考え方をしています。
・自分の体調の変化を、つい軽く受け止めてしまう
・多少の不調は「年齢のせい」「そのうち良くなる」と考えてしまう
・病院に行く時間や手間を、後回しにしてしまう
これらは、決して無責任だからではありません。むしろその背景には、長い間、家族を最優先にしてきた人生があります。仕事を優先し、家計を支え、子どもを育て、家庭を守ってきた世代にとって、「自分のことを後回しにする」ことは、ある意味で当たり前の習慣でもあるのです。
そのため親世代は、「自分のために検査を受ける」という発想自体が、どこか後ろめたく感じてしまうこともあります。
・自分が病院に行くことで、周囲に迷惑をかけたくない
・まだ動けているうちは大丈夫だと思いたい
・本当に必要になってからでいい、と考えてしまう
こうした気持ちが重なり、検査を勧められても、つい腰が重くなってしまうのです。
だからこそ、親に大腸カメラ検査を勧める際に、「あなたのためだから」「心配だから」という言葉だけでは、思うように響かないことも少なくありません。
大切なのは、親世代が大切にしてきた価値観を否定せず、その延長線上で伝えることです。
このあとお伝えするのは、親世代が前向きに受け止めやすい「伝え方」のヒントです。
無理に説得する必要はありません。少し視点を変えるだけで、親の反応が変わることも、実は多いのです。
子ども世代だからこそ、届く言葉があります
親世代が大腸カメラ検査を前向きに考えるきっかけとして、実は子どもからの一言が、大きな力になることがあります。
医師から勧められても、健康診断の結果を見ても、どこか他人事のように受け止めてしまっていた親が、子どもの言葉をきっかけに考えを変える——そんな場面は、決して珍しくありません。
たとえば、
・「一度ちゃんと調べておいた方が安心だから」
・「何もなければ、それでいいんだよ」
・「これからも長く元気でいてほしいから」
こうした言葉は、決して強い口調ではなく、責める意図もありません。
それでも、医師や周囲の人から言われる言葉よりも、子どもから伝えられることで、親の心に静かに、しかし深く残りやすいのです。
親世代にとって、子どもは「守る存在」であると同時に、いつの間にか「気遣ってくれる存在」になっています。だからこそ「心配されていること」「自分の体調が、家族の安心にもつながっていること」を実感したとき、初めて検査を自分ごととして捉えられるようになります。
実際に検査を受けられた方の中には、「子どもに言われて、ようやく重い腰が上がった」「家族に心配をかけたくないと思った」と振り返られる方が多くいらっしゃいます。
それは、怖さや不安が消えたからではありません。
「自分一人の問題ではない」と気づいた瞬間に、一歩踏み出す勇気が生まれたのです。
親に検査を勧めることは、無理に説得することではありません。あなたが感じている「元気でいてほしい」という想いを、言葉にして伝えること。
それだけで、親世代の心に届くことは、十分にあるのです。
今の大腸カメラは、親世代が想像しているほど大変ではありません
親世代が大腸カメラ検査に対して強い抵抗感を持つ理由の多くは、
実は「過去の体験」や「昔聞いた話」にあります。
・強い痛みを感じた
・長時間つらい姿勢で耐えた
・検査そのものが苦しかった
・周囲の目が気になって落ち着かなかった
こうした記憶が残っていると、「もう二度と受けたくない」「できるだけ避けたい」と感じてしまうのは、無理もありません。
しかし現在の大腸カメラ検査は、当時とはまったく別の検査といっても過言ではないほど、大きく進化しています。検査機器の改良により、腸への負担を抑えながらスムーズに観察できるようになり、さらに鎮静を用いることで、眠っている間に検査が終わるケースも増えています。
その結果、
・検査中の苦痛が最小限
・検査時間が短くなりやすい
・身体への負担が少ない
・検査後の回復が早く、当日から普段に近い生活に戻りやすい
といった変化が生まれています。
実際に、久しぶりに検査を受けられた親世代の方からは、「昔と全然違って驚いた」「気づいたら終わっていた」「これなら、もっと早く受けておけばよかった」といった声を多くいただきます。
こうした感想は、検査を終えた後だからこそ実感できるものです。
親世代が抱いている不安の多くは、「今の検査」を知らないことから生まれています。だからこそ、子ども世代のあなたが、「今は昔とは違うらしいよ」「思っているほど大変じゃないみたいだよ」
と、そっと伝えてあげるだけでも、検査へのハードルは大きく下がります。
大腸カメラ検査は、怖さを我慢して受ける検査ではありません。安心して受けられる環境が整ってきたからこそ、今、親世代にこそ知ってほしい検査なのです。
家族の一言で
実際に当院でも、娘さんのひと言がきっかけで検査を受けられた方がいらっしゃいます。
「子どもがこちらのクリニックで大腸カメラを受けて、“すごく良かったから、お母さんも行ってきて”
と勧めてくれたんです」
そう話しながら来院されたお母さまは、検査前までやはり不安を抱えていらっしゃいました。
しかし、実際に検査を受けてみると、「え、もう終わったんですか?」「痛みもなく、あっという間でした」
と、驚かれる方も少なくありません。
検査後には、「昔に聞いていた大腸カメラのイメージと全然違いました。今は苦しい思いをしなくても受けられる検査なんですね」といったお声をいただいています。
親世代の多くが抱いているのは、“今の検査”への不安ではなく、“昔のつらかった検査の記憶”です。
実際には、検査方法や鎮静、設備は大きく進化しており、現在の大腸カメラは身体への負担が少なく、短時間で完結しやすい検査へと変わっています。だからこそ、身近な家族、特に子どもからの体験に基づいた一言は、
親世代の背中をそっと押す大きな力になります。
「自分の子どもが受けて大丈夫だった」
その安心感が、検査への第一歩につながっているのです。
大腸カメラ検査に「早すぎる」「遅すぎる」はありません
大腸カメラ検査は、症状がはっきり出てから受けるための検査ではありません。
むしろその本来の役割は、症状がないうちに行うことで、将来のリスクを減らすことにあります。
・今の時点で問題がないかを確認する
・気づかないうちにできているポリープを見つける
・必要があれば、その場で対応する
・がんになる前の段階で予防につなげる
こうしたことができるのは、大腸カメラ検査ならではの大きな特徴です。だからこそ、検査を受けた結果、「何もなかった」という事実は、決して無意味ではありません。
それは、これからの生活を安心して続けていけるという“確認”を得られたということでもあります。
一方で、「もう少し様子を見てから」「症状が出たら考えよう」
そうして検査を先延ばしにしてしまうと、もし異変があった場合、見つかるタイミングが遅れてしまう可能性があります。
大腸の病気は、自覚症状が出にくいまま進行することも少なくありません。だからこそ、不調が出てから慌てるのではなく、体調が安定している今のうちに受けておくという選択が、とても重要になります。
大腸カメラ検査には、「早すぎる」というラインも、「もう遅い」という明確な境界線もありません。
あるのは、「受けて安心するか」「受けずに不安を抱え続けるか」その違いだけです。
親世代に検査を勧めることは、不安を与える行為ではありません。それは、これからの時間を、より安心して一緒に過ごすための提案です。
親に勧めることは「心配」ではなく「思いやり」
親に大腸カメラ検査を勧めることに対して「口出ししすぎではないか」「嫌がられたらどうしよう」と、ためらいを感じている方も少なくありません。
しかし、親に検査を勧めることは、決して大げさなことでも、過干渉でもありません。
それは、
・これまで大切に育ててくれたことへの感謝
・これからも一緒に、元気な時間を重ねていきたいという気持ち
・できるだけ長く、健やかに過ごしてほしいという願い
そのすべてが自然に重なり合った、思いやりの行動です。親世代は、自分の体調のことになると、つい後回しにしてしまいがちです。だからこそ、「誰かが気にかけてくれている」「心配してくれる存在がいる」という事実そのものが、検査を考える大きなきっかけになります。
もし、どう切り出したらいいか迷っているなら、無理に説得しようとする必要はありません。
まずは、「情報を共有する」だけでも十分です。
・最近こんな記事を読んだよ
・今の大腸カメラは、昔と違うみたい
・何もなければ安心できるらしいよ
そんな何気ない一言からで構いません。
このブログの内容を、会話の中でさりげなく話題に出してみるだけでも、親の受け止め方は大きく変わることがあります。
大切なのは、「受けさせること」ではなく、「選択肢を知ってもらうこと」です。
あなたのその一言が、親にとっての安心につながる第一歩になるかもしれません。
そしてそれは、これからも一緒に過ごす時間を守るための、とてもやさしい行動なのです。
まとめ:親の健康を守る一歩は、あなたの声かけから
親世代は、自分のことより家族を優先してきた世代です。
だからこそ、子ども世代のあなたの一言が、検査を受ける大きなきっかけになることがあります。
大腸カメラ検査は、親を不安にさせるためのものではありません。これからも安心して、一緒に時間を重ねていくための検査です。
「元気でいてほしい」
その想いを、ぜひ言葉にして伝えてみてください。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点やお悩みがございましたら、
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。


