大腸カメラってその日に結果はわかるの!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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大腸カメラってその日に結果はわかるの!?

大腸カメラってその日に結果はわかるの!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年5月02日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田遼です。 

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

日々の健康管理、特に胃腸の健康については、何か気になることがあっても「まだ大丈夫かな」「ちょっと怖いな」と後回しにしてしまいがちな方もいらっしゃるかもしれません。 

当院では、皆様に安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、日々様々な工夫を凝らしております。

今回は、大腸カメラ検査について、患者様からよくいただくご質問の一つ、「検査を受けたその日に結果はわかりますか?」という疑問にお答えしたいと思います。 

結論から申し上げますと、大腸カメラ検査の多くの場合、検査を受けたその日に医師から結果について説明を受けることができます。組織検査を要した場合でも見た目での判断で大方の診断が可能です。

なぜ大腸カメラ検査が必要なのでしょうか? 

まず、なぜ大腸カメラ検査が重要なのか、その目的について改めてお話しさせてください。

大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)は、肛門から細くて柔らかいカメラ(内視鏡)を挿入し、大腸の粘膜を直接観察する検査です。この検査によって、様々な病気の早期発見や診断、さらには治療まで行うことが可能です。 

特に重要なのは、大腸がんの早期発見と予防です。大腸がんは、近年増加傾向にあり、女性においてはがんによる死亡原因の第1位となっています。しかし、早期に発見し適切な治療を行えば、完治する可能性も高く、治療に伴う身体的な負担も小さく済みます。 

大腸がんの多くは、良性のポリープ(腺腫)が時間をかけて大きくなり、がんへと変化していくと考えられています。大腸カメラ検査では、こうしたポリープを発見し、がんになる前にその場で切除することが可能です。ポリープ切除は、大腸がんの最も効果的な予防法の一つと言えるでしょう。 

また、大腸カメラ検査では、大腸がんやポリープ以外にも、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)、大腸憩室症、虚血性腸炎、痔などの様々な疾患を発見することができます。これらの病気も、早期に発見して適切な治療を行うことが大切です。 

便潜血検査と大腸カメラ検査の違い 

大腸がん検診の一次検査として広く行われているのが、便潜血検査です。

便潜血検査は、便の中に微量の血液が混じっているかどうかを調べる簡便な検査です。日本で主流の免疫法は食事制限も不要で、身体への負担が少ない検査と言えます。しかし、便潜血検査は、大腸がんやポリープがあっても必ずしも出血があるわけではないため、がんやポリープが隠れている可能性も否定できません。

便潜血検査で陽性となった場合は、精密検査として大腸カメラ検査を受ける必要があります。便潜血検査はあくまで「スクリーニング検査」であり、確定診断のためには大腸カメラ検査が最も有効なのです。便潜血検査を毎年受けることで大腸がんによる死亡率を減らせるという研究結果もありますので、特に40歳以上の方は年1回の便潜血検査が推奨されています。

大腸カメラ検査は便潜血検査とは違い、粘膜を直接観察できるため、小さな病変や平坦な病変の発見に優れており、その場で組織を採取して確定診断(生検)を行える点でも優位性があります。 

検査結果はいつわかる?~当院の場合~

当院では基本的に、検査後すぐに医師から検査結果について丁寧にご説明しております。 

これは、内視鏡検査の最大の利点の一つです。カメラを通して大腸の粘膜をリアルタイムで直接観察できるため、病変の有無、大きさ、位置、形状などをその場で確認できます。経験豊富な内視鏡専門医であれば、肉眼的な所見からある程度の診断をつけることが可能なのです。 

検査終了後、リカバリールームで少しお休みいただいた後、落ち着いてから個室で検査画像をお見せしながら結果をご説明します。異常がなかった場合は、その旨をお伝えし、今後の定期的な検査の目安などについてお話しします。ポリープが見つかり切除した場合も、切除したことや、そのポリープがどのような種類に見えるかなど、現段階でわかる情報をお伝えします。 

ただし、例外として、病変の一部を採取して詳しく調べる組織検査(生検)を行った場合です。生検で採取した組織は、専門の病理医が顕微鏡で詳しく検査します。この病理検査には通常、1週間~3週間程度のお時間がかかります。そのため、最終的な確定診断(例えば、がんかどうか、良性か悪性かなど)は後日のご説明となります。しかし、この場合でも、検査中に見つかった病変の場所や大きさ、見た目の特徴(肉眼所見)については、その日のうちに医師から説明を受けることができますので、ご安心ください。 

このように、大腸カメラ検査は、受けたその日に病変の有無や状態について確認できる、非常にメリットの大きい検査なのです。結果をすぐに知ることで、その後の不安を軽減し、必要に応じて早期に次のステップ(治療など)に進むことができます。 

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの特徴 

当院は、皆様に安心して検査を受けていただくために「こだわり」を持っています。 

苦痛の少ない内視鏡検査

大腸カメラ検査に対して、「痛い」「苦しい」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。当院では、このような不安を解消するために、鎮静剤を使用した「無痛内視鏡検査」に力を入れています。鎮静剤を使用することで、検査中の苦痛や不快感を大幅に軽減することが可能です。

内視鏡専門医による高精度な検査

内視鏡検査の精度は、医師の技量と経験に大きく左右されます。当院では、日本消化器内視鏡学会の専門医である私が、最新の内視鏡システムを駆使して、丁寧かつ精密な検査を行っております。微細な病変も見逃さないよう、細部にまでこだわった観察を心がけています。 

恥ずかしさに配慮した検査着

検査時には、お尻の部分にスリットが入った専用の検査着(ディスポーザブル、1回使い切り)を着用していただきます。立っている時や、検査開始時も必要最低限の露出にとどまるように配慮しています。ほとんどの場合、鎮静剤を使用しているため、検査中にお尻を見られる恥ずかしさを感じることはありません。 

胃カメラと同日検査が可能

大腸カメラ検査だけでなく、胃カメラ検査も検討されている方へ。当院では、胃カメラと大腸カメラを同じ日に続けて行う同日検査が可能です。それぞれ別の日に検査を受ける場合と比較して、検査前の食事制限や、時間的拘束、投薬といった患者様の負担を1日で済ませることができます。忙しい方にとって、非常に大きなメリットとなります。 

予約のしやすさ

お忙しい方のために、24時間いつでもWEBから予約が可能です。また、土曜日・日曜日も検査を実施しており、平日の受診が難しい方でも検査を受けやすくなっております。午前中だけで検査を終えたい、というご希望にも対応可能です。 

検査費用と医療保険について 

大腸カメラ検査の費用は、検査内容によって異なります。

症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合など、医師が必要と認めた場合には健康保険が適用されます。保険適用の場合、自己負担額は通常3割となります。基本的な観察だけであれば、1万円前後が目安ですが、ポリープを切除したり、組織検査を行った場合には、別途費用がかかります。ポリープ切除を伴う検査の費用は、約25000円前後となる場合もあります。 

また、大腸ポリープ切除などの治療内容によっては、ご加入されている生命保険や医療保険から、手術給付金や入院給付金が支払われる可能性があります。

ただし、保険商品や契約内容(特定の部位に不担保期間が設けられている場合など)によって支払いの可否や金額は異なりますので、事前に加入している保険会社に確認されることをおすすめします。 

大腸カメラ検査にかかった費用は、確定申告で医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は大切に保管しておきましょう。 

大腸がんのリスク要因と予防 

大腸がんの発症には、いくつかのリスク要因が知られています。

主なものとしては、加齢(50歳以上)、大腸がんやポリープの家族歴、食生活(赤身肉や加工肉の過剰摂取、食物繊維不足)、喫煙、飲酒、肥満、運動不足などが挙げられます。

バランスの取れた食生活

野菜、果物、全粒穀物など、食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。食物繊維は、便通を改善し、腸内の有害物質の排出を助けると言われています。一方で、赤身肉や加工肉の過剰摂取は控えめにすることが推奨されています。

適度な運動

定期的な運動は、腸の働きを活発にし、肥満の予防にもつながります。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を習慣にしましょう。 

禁煙・節酒

喫煙は大腸がんのリスクを高めます。禁煙に取り組みましょう。飲酒も適量を守ることが大切です。 

適切な体重維持

肥満も大腸がんのリスク要因の一つです。バランスの取れた食事と適度な運動で、適切な体重を維持しましょう。 

症状がなくても定期的な検査が重要 

大腸がんは、進行するまで自覚症状がないことが多い病気です。

便秘、下痢、腹痛、便が細い、血便などの症状が出るのは、ある程度進行してからであることがほとんどです。血便が出た場合、痔を疑う方も多いですが、大腸がんのサインである可能性も十分にありますので、自己判断は危険です。血便があったら、たとえ少量でも、一度で終わっても放置せず、早めに消化器内科を受診してください。 

自覚症状がないうちに見つけることが、生存率を高め、治療の負担を減らす上で最も重要です。そのためには、定期的な検査が欠かせません。特に40歳を過ぎたら、症状がなくても定期的に大腸がん検診を受けることが非常に重要です。便潜血検査と合わせて、リスクが高い方(家族歴がある、以前にポリープ切除歴があるなど)や、より詳しく調べたい方は、定期的に大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。 

まとめ 

大腸カメラ検査は早期の大腸がんを発見し、予防や早期治療に非常に有効な検査です。 

そして、多くの患者様が気にされる「検査結果がいつわかるか」という点については、内視鏡で直接観察するため、基本的に検査当日に医師から結果の説明を受けることが可能です。生検を行った場合でも、肉眼的な所見はその日にわかりますので、大きな不安を抱えたまま帰宅する必要はありません。 

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、この「検査当日の結果説明」を当然のこととして行っております。それに加えて、鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査、内視鏡専門医による高精度な検査、女性へのきめ細やかな配慮、胃カメラとの同日検査、大通駅直結のアクセスの良さ、WEB予約や土日検査による受診のしやすさ、検査前後の丁寧なサポート など、患者様が安心して快適に検査を受けていただけるよう、様々な体制を整えております。 

「検査を受けたいけれど、不安がある」「忙しくてなかなか時間が取れない」「女性医師や女性スタッフに対応してほしい」など、大腸カメラ検査に関するご心配やご要望がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。経験豊富なスタッフ一同、皆様の不安を少しでも和らげ、安心して検査を受けていただけるよう、精一杯努めてまいります。 

早期発見・早期治療が重要な大腸がんから皆様の健康を守るために、定期的な検査を検討しましょう。 

皆様のご来院を心よりお待ちしております。 

文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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