2025年3月23日
札幌市北区にお住まいの皆様へ
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田遼です。
この度、北区にお住まいの皆様が、もし大腸カメラ検査をお考えになった際に、少しでも当院のことを知っていただき、安心して検査を受けていただけるよう、このコラムを書かせていただきました。
目次
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの特徴
当院は、大腸がんの早期発見・早期治療に力を入れているクリニックです。
1.当院へのアクセス
当院は北区にお住まいの方々からも受診しやすい、大通駅徒歩30秒の場所で開業しております。
大通駅の南北線の改札口から徒歩1分の14番B出口からエレベーターで地上に出て頂くと、右手に当院があるせんばビルをみつける事ができます。
地下鉄を出てからは、ほぼ雨や雪に濡れずに受診する事が可能ですので是非お気軽にご活用下さい。
2. 苦痛の少ない検査
「大腸カメラは痛いのではないか？」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。 当院では、患者様の苦痛を最小限に抑えるために、鎮静剤を用いた検査（無痛大腸カメラ）を行っております。
鎮静剤を使用することで、検査中はぼんやりと朦朧とした状態で検査を受けることができます。 多くの方が無痛で行う事ができ検査への不安が強い方でも、安心して検査を受けていただくことができます。
3. ポリープ発見時の即日切除
検査中にポリープが発見された場合、その場で切除を行うことが可能です。 事前に切除の同意をいただければ、日帰りでポリープを切除できますので、何度も通院する手間が省けます。 切除したポリープは病理検査を行い、良性か悪性か、将来的にがん化する可能性がないかなどを詳しく調べます。
4. 清潔でリラックスできる環境
患者様が安心して検査を受けられるよう、院内は常に清潔に保ち、リラックスできる空間づくりを心がけております。 検査前後の待合室やリカバリールームも、快適にお過ごしいただけるよう配慮しております。
5. 充実したアフターケアとサポート
検査後も、患者様が安心して日常生活を送れるよう、アフターケアとサポート体制を整えております。 ポリープ切除後の食事や生活上の注意点などについて、詳しくご説明いたします。 また、検査結果が陽性であった場合も、その後の治療について丁寧にサポートさせていただきますので、ご安心ください。
6. 予約の取りやすさ
当院では、お電話やインターネットで大腸カメラ検査のご予約を承っております。 ご都合の良い日時をお選びいただけますので、お気軽にご相談ください。 特に、便潜血検査で陽性の結果が出た方は、速やかに精密検査を受けていただくことが重要です。 また、40歳以上の方や、ご家族に大腸がんやポリープの既往歴がある方など、定期的な検査をご希望の方もお気軽にご相談ください。
当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください。
大腸癌は増加傾向
近年、大腸がんは日本人の罹患数が増加傾向にあり、死亡原因としても上位に位置します。
国立がん研究センターのデータによると、2023年には大腸がんの死亡数は女性で第1位、男性では肺がんに次いで第2位となっています。 半世紀前と比較すると、その数は約6倍にまで増加しており、食生活の欧米化や運動不足などがその背景にあると考えられています。 北海道においても、大腸がんは主要な死亡原因の一つであり、その対策は喫緊の課題です。
しかし、大腸がんは早期に発見し、適切な治療を行えば治癒する可能性の高いがんでもあります。 そのためには、定期的な検診が非常に重要となるのですが、残念ながら北海道における大腸がん検診の受診率は全国最下位という現状があります。 冬の利便性の悪さ、仕事や育児の忙しさ、検査への抵抗感、費用への不安など、様々な要因が考えられますが、何よりも早期発見・早期治療が大切であることをご理解いただきたいと思います。
なぜ大腸カメラが必要なのでしょうか？
大腸がんの早期発見のためのスクリーニング検査として、便潜血検査が広く行われています。
便潜血検査は、便に混じったわずかな血液を捉え、精密検査へと繋げるための大切な第一歩です。 国の指針に基づき、40歳以上の方には年1回の受診が推奨されており、大腸がんによる死亡を減らす効果があることが科学的に明らかになっています。 多くの市区町村で、費用の一部が公費でまかなわれています。
しかし、便潜血検査が陰性であったとしても、早期のがんや小さなポリープでは必ずしも出血があるとは限りません。 そのため、陰性だからといって大腸がんが完全に否定できるわけではないこともご理解いただく必要があります。
一方で、便潜血検査で「異常あり」という結果が出た場合、最も重要なことは必ず精密検査を受けることです。 その中でも、大腸カメラ（大腸内視鏡検査）は、大腸の粘膜を直接観察できる最も有効な検査です。
大腸カメラ検査では、以下のことが可能です。
- 粘膜の状態を直接観察し、炎症、潰瘍、ポリープ、がんなどの病変の有無を確認できます。
- 小さな病変も見つけやすく、早期のがんを発見する上で非常に優れています。
- 疑わしい部分があれば、その場で組織を採取（生検）し、病理検査を行うことで確定診断をつけることができます。
- ポリープが見つかった場合、その場で切除することも可能です。
ポリープの中には、良性であっても放置すると将来的にがん化する可能性があるもの（腺腫性ポリープ）があります。
大腸カメラ検査は、その精度と信頼性の高さが特徴であり、専門医が直接、内視鏡のカメラを通して大腸の内部を詳細に観察することで、小さな病変も見逃さずに発見できます。
そして、早期にポリープを切除することで、大腸がんの予防に繋がるのです。
7. 保険適用と費用について
大腸内視鏡検査は、症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合など、医師が必要と認めた場合には健康保険が適用されます。 3割負担の場合、検査費用は1万5千円から3万円程度が目安となります。 ポリープ切除や組織検査を行った場合は、別途費用がかかりますが、詳細については検査前または検査後にお気軽にご質問ください。
また、大腸ポリープ切除などの治療内容によっては、加入されている生命保険の手術給付金や医療保険の給付金が支払われる場合があります。 ご加入の保険会社にお問い合わせいただくことをお勧めします。 大腸内視鏡検査にかかった費用は、確定申告で医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は大切に保管しておきましょう。
大腸がんのリスク要因と予防
大腸がんの発症には、様々な要因が関与しています。
主なリスク要因としては、加齢（50歳以上）、大腸がんやポリープの家族歴、食生活（赤身肉や加工肉の過剰摂取、食物繊維不足）、喫煙、飲酒、肥満、運動不足などが挙げられます。
これらのリスク要因を意識し、日々の生活習慣を見直すことが、大腸がんの予防に繋がります。
- バランスの取れた食生活: 野菜、果物、全粒穀物など、食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。 食物繊維は、便通を改善し、腸内の有害物質を排出するのを助けます。 また、赤身肉や加工肉の摂取は控えめにしましょう。
- 適度な運動: 定期的な運動は、腸の働きを活発にし、肥満の予防にも繋がります。 ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を習慣にしましょう。
- 禁煙・節酒: 喫煙は大腸がんのリスクを高めます。 禁煙に取り組みましょう。 飲酒も適量を守ることが大切です。
- 適切な体重維持: 肥満も大腸がんのリスク要因の一つです。 バランスの取れた食事と適度な運動で、適切な体重を維持しましょう。
- 定期的な検診: 50歳以上になると大腸癌の発生率が急激にふえますので40歳を過ぎたら、症状がなくても定期的に大腸がん検診もしくは大腸カメラを受けるがよいです。
北区の皆様へ
札幌市北区にお住まいの皆様、大腸カメラ検査は、ご自身の健康を守るための大切な一歩です。
早期発見・早期治療によって、大腸がんによる悲しい結末を防ぐことができる可能性があります。
もし、便潜血検査で「異常あり」と判定された方はもちろんのこと、「最近、便通が気になる」「家族に大腸がんになった人がいる」「40歳を過ぎたので一度検査を受けてみたい」という方も、どうぞお気軽に札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックにご相談ください。
皆様の健康な毎日をサポートできるよう、スタッフ一同、万全の体制を整えてお待ちしております。 ご心配なことやご不明な点がございましたら、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
当院で内視鏡検査をご希望の方は、以下のリンクからご予約ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです！
