【札幌発・新常識】「まさか私が大腸がん?」”痛くない・下剤なし”で早期発見!専門医が明かす便の異変と痔との決定的な違い|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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【札幌発・新常識】「まさか私が大腸がん?」”痛くない・下剤なし”で早期発見!専門医が明かす便の異変と痔との決定的な違い

【札幌発・新常識】「まさか私が大腸がん?」”痛くない・下剤なし”で早期発見!専門医が明かす便の異変と痔との決定的な違い|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年8月31日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック 院長の福田です。 

日頃より、地域の皆様の健康維持、そして大腸がん死亡率の減少を使命とし、日々診療に励んでおります。

今回は、多くの患者様が抱える「便の異変」や「痔ではないか」という不安に焦点を当て、「まさか私が大腸がん?」という思いを解消し、当院の先進的な大腸カメラ検査についてご説明したいと思います。

1. 大腸がんの現状と早期発見の重要性 

「まさか私が大腸がんに…?」そう思われる方は少なくありません。

しかし、大腸がんは日本において罹患数、死亡数ともに上位を占める、非常に注意が必要な病気です。国立がん研究センターのデータによると、過去半世紀で約6倍に増加していると報告されています。この増加の背景には、食生活の欧米化や運動不足などが関係していると考えられています。 

大腸がんの最も厄介な点は、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。そのため、「自分は健康だ」と思い込んでいるうちに病気が進行し、症状が現れた時には手遅れになるケースも少なくありません。しかし、早期に発見し、適切な治療を行えば、大腸がんは十分に治癒が期待できる病気です

このコラムを通じて、皆様が大腸がんへの正しい知識を持ち、早期発見の重要性を理解し、安心して検査を受けられるきっかけとなることを心から願っております。当院では、患者様の不安を最小限に抑え、快適な大腸カメラ検査を提供することに尽力しております。 

2. 見逃していませんか?便の異変が語る身体からのSOS 

普段、ご自身の便を注意深く観察することはありますか?

「便の異変」は、身体からの重要なSOSである可能性があります。特に、大腸がんの早期発見においては、些細な変化にも気づくことが大切です。 

2-1. 便潜血検査の重要性と「陽性」の意味 

大腸がん検診で広く行われている便潜血検査は、便に目に見えない微量の血液が混じっていないかを調べるスクリーニング検査です。大腸がんやポリープなど、大腸内に出血を起こす可能性のある病変の存在を示唆する手がかりとなります。 

ただし、便潜血検査は完璧な検査ではありません。早期のがんや小さなポリープでは必ずしも出血があるとは限らないため、陰性であっても大腸がんが隠れている可能性は否定できません

そのため、特に40歳以上の方は、症状がなくても定期的に便潜血検査を受けることが強く推奨されており、陽性となった場合は、必ず精密検査を受けることが重要です。 

2-2. 便の形や便通の異常、そして血便への警戒 

便潜血検査だけでなく、ご自身の便の形状や便通の変化にも注意を払う必要があります。 

便が細くなった

便が細くなる原因はいくつか考えられますが、大腸がんが進行して腸管が狭窄している場合もあります。特に急に便が細くなったと感じたら、注意が必要です。 

便秘や下痢を繰り返す

以前から便秘症だった方が急に便秘が悪化したり、便秘と下痢を繰り返すようになったりする のも、大腸がんの症状である可能性があります。 

血便が見られる

肉眼で血便が確認できる場合は、すぐに医療機関を受診すべき最も重要なサインの一つです。血便は痔だけでなく、大腸がんや虚血性腸炎など、様々な疾患の可能性があります。 

ストレスが直接的に血便を引き起こすことは基本的にありませんが、ストレスによる消化器系への間接的な影響は考えられます。しかし、血便が出た場合は、ストレスのせいと決めつけず、消化器系の損傷や炎症を疑うべきです。 

3. 「まさか痔だと思っていたら大腸がんだった」…その決定的な違いとは? 

血便を経験すると、多くの人がまず「痔」を疑います。

確かに痔は血便の最も一般的な原因の一つですが、「痔」だと自己判断して放置してしまうことが、大腸がんの早期発見を妨げる最大の落とし穴となります

3-1. 痔からの出血の主な特徴 

鮮血が多い

痔からの出血は、肛門や直腸の比較的出口に近い部分から生じるため、鮮やかな赤色の血液であることが多いです。 

排便時または排便後に見られる

トイレットペーパーに付着したり、便器の水が少し赤く染まる程度であったり、便の表面に付着したりする程度で、便と混じり合っていないことが多いです。 

痛みを伴うこともある

切れ痔(裂肛)の場合は、排便時に強い痛みを伴うことが特徴ですが、いぼ痔(内痔核)は無症状のこともあります。 

3-2. 大腸がんからの出血の主な特徴 

初期は目に見えない微量出血

大腸がんからの出血は、初期の段階では非常に微量で、肉眼ではほとんど確認できません。便潜血検査で初めて検出されることが多いです。 

便に混じり合うことが多い

大腸の奥の方から出血する場合、血液が便と混じり合い、赤黒い便やタール状の黒色便として現れることがあります。ただし、直腸やS状結腸のがんの場合は、鮮血が見られることもあります。 

大量出血は稀

大腸がんが原因で大量出血するケースは稀で、進行してから初めて出血することが一般的です。 

出血以外の症状を伴う

血便とともに、便が細くなる、便秘と下痢を繰り返す、体重が減少する、腹部の不快感や腹痛、しこりなどの症状が現れることがあります。これらの症状は痔では見られないことが多く、大腸がんを疑う重要な手がかりとなります。 

3-3. 自己判断せずに専門医の診断を 

このように、痔と大腸がんの出血には違いがありますが、見た目だけで自己判断することは非常に危険です

便に血が混じっていたり、便通に異常を感じたりした場合は、痔の有無にかかわらず、必ず消化器内科を受診し、大腸カメラ検査を受けることを強くお勧めします

特に、便潜血検査で陽性となった場合、痔による出血だとしても、大腸がんからの出血の可能性を否定できないため、大腸内視鏡検査は必須と考えられます。 

4. 「痛くない」「下剤なし」で受けられる大腸カメラの“新常識” 

大腸カメラ検査に対して、ネガティブなイメージかもしれません。

しかし、医療技術の進歩と当院の取り組みにより、そうした不安は過去のものとなりつつあります。 

4-1. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの「無痛」内視鏡 

当院では、患者様が安心して検査を受けられるよう、「痛くない」大腸カメラ検査を追求しています。 

鎮静剤の使用

多くの患者様が内視鏡検査の苦痛として挙げるのが、挿入時の違和感や腹部の張り、痛みです。当院では、鎮静剤を適切に使用することで、検査中はほとんど眠ったような状態で受けていただくことが可能です

これにより、検査中の不快感や苦痛を大幅に軽減し、「気がついたら終わっていた」というお声も多くいただいております。鎮静剤の使用は、患者様のリラックスを促し、医師もより丁寧で詳細な観察を行うことができるため、診断精度向上にもつながります。 

専門医による高い技術

大腸カメラ検査の痛みは、医師の技術力によって大きく左右されます。当院の医師は、内視鏡専門医として豊富な経験と高い技術を持ち、患者様の腸管の形状に合わせた、痛みの少ない挿入法を実践しています。特に、癒着がある方や腸が長い方は痛みが出やすい傾向がありますが、熟練した医師が担当することで、これらの難症例でも苦痛なく検査を終えることができます。 

4-2. 従来の負担を軽減!「下剤なし」の検査オプション 

大腸カメラ検査のもう一つの大きなハードルが、検査前に大量の下剤を服用することです。味や量、そして繰り返される排便が苦痛と感じる方も少なくありません。 

当院では、患者様の負担を軽減するため、「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」の選択肢を提供しています。これは、経口的に大量の下剤を服用する代わりに、検査当日に少量の薬剤と水分を摂取し、専用の機器を用いて腸内を洗浄する「下剤注入法」(院内下剤)を指します。

※下剤注入法は適用基準があり、全ての方が対象となるわけではありません。

5. 当院が選ばれる理由:早期発見・予防への総合的なアプローチ 

当院は予防医療への取り組みにも力を入れています。 

5-1. 大腸カメラの圧倒的な診断能と予防効果 

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、大腸の粘膜を直接観察できる、最も精度の高い検査方法です。 

微小な病変の発見

胃カメラ同様、大腸カメラは肉眼では見つけることが困難な5mm以下の小さなポリープや早期のがんも見つけ出すことが可能です。バリウム検査が「影絵」に例えられるのに対し、内視鏡は「直接内部をカラーで観察する」ため、色の変化やわずかな隆起・凹みも認識できます。 

ポリープ切除によるがん予防

大腸ポリープの中には、放置すると将来的にがん化する可能性がある「腺腫性ポリープ」があります。大腸カメラ検査中にポリープが発見された場合、その場で切除することが可能であり、これにより大腸がんの発症リスクを大幅に減らすことができます。これは、大腸がん予防において非常に重要なことです。 

確定診断

疑わしい部分があれば、その場で組織を採取(生検)し、病理検査を行うことで確定診断をつけることができます。 

6. あなたの健康を守るために、今できること 

大腸がんは誰にでも起こりうる身近な病気です。

しかし、早期発見・早期治療ができれば、決して怖い病気ではありません。 

当院では、患者様が抱える「痛い」「苦しい」「恥ずかしい」といった不安を解消し、安心して検査を受けていただけるよう、「無痛」かつ「下剤なし」の選択肢、そして土日診療や駅チカの好立地など、様々な取り組みを行っております。 

便の異変に気づいた時、便潜血検査で陽性が出た時、あるいは40歳を過ぎてまだ検査を受けたことがない方。どんな些細なことでも構いません。どうぞ一人で悩まず、お気軽にご相談ください。 

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、皆様の健康な毎日をサポートするため、スタッフ一同、心よりご来院をお待ちしております。 

    文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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