大腸カメラでポリープを見逃してしまうことってあるの?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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大腸カメラでポリープを見逃してしまうことってあるの?

大腸カメラでポリープを見逃してしまうことってあるの?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2025年2月03日

目次

『大腸カメラで前回見つかったポリープが見つけられないことってあるの?』

『去年ポリープなかったのに、今年みつかりました。これって前回見逃されたって事?』

『大腸カメラはどの位の精度で病変をみつけられますか?』

今回はそんな疑問にお答えします。

1. 大腸カメラでポリープを見逃すリスクとは?

大腸カメラは、直腸や大腸の内側を観察し、異常を早期に発見するための重要な検査手段です。しかし、ポリープを完全に見逃さないわけではありません。

1.1. 大きさによってポリープの見逃し率は異なる

ポリープの大きさが見逃し率に影響することが知られています。詳細なデータによれば、径10mm以上のポリープの見逃し率は2.1%です。一方、径5-10mmでは13%の見逃し率が報告されています。さらに、小さな1-5mmのポリープでは、26%の見逃しがあるのです。この結果は、ポリープが大きくなるほど視認性が向上し、検出率も高まることを示しています。また、検査の正確性は、技術者の経験と内視鏡の性能にも依存します。

1.2. ポリープを見逃す原因

ポリープを見逃す原因は様々です。まず、ポリープの位置が直腸のひだの影などに隠れている場合、見つけにくくなります。また、検査を行う医師の経験や技術によっても見逃しが発生することがあります。さらに、過度な腸の動きや内容物が残っている状態では、視界が悪化するため、ポリープが見逃されやすくなります。加えて、内視鏡の画質や性能も一因となります。最新の高解像度内視鏡を使用することで、これらの見逃しを減少させることが期待されます。

1.3. 検査技術、内視鏡精度向上により見逃しは減少傾向。

近年の技術進歩により、大腸カメラの精度は飛躍的に向上しています。特に、高解像度カメラや特殊な光を利用した技術が導入されることで、微細なポリープも見逃しにくくなっています。加えて、内視鏡自体の形状や操作性の向上により、腸内の隅々まで詳細に観察することが可能です。さらに、AI技術を利用した画像解析が進んでおり、これによって医師の判断が補助されます。このような技術の進歩により、ポリープの見逃しは減少してきています。

1.4. 当院では富士メディカルの最新の内視鏡で4Kモニターで観察。

当院では、富士メディカルの最新の内視鏡を導入しています。この内視鏡は、非常に高い解像度を持ち、細部まで鮮明に観察することができます。特に、4Kモニターの使用により、微細なポリープも見逃すことがありません。また、この内視鏡は操作性も優れており、腸内の複雑な形状にもしっかりと対応します。さらに、経験豊富な医師が検査を行うため、安全で確実な診断が可能です。このようにして、当院では最新の技術と設備を駆使して、患者様の健康を守ります。

実際の大腸ポリープの写真

2. 大腸癌や大きめのポリープの感度

大腸癌や径が大きいポリープの検出感度は、早期発見や治療に不可欠な要素です。大腸カメラを使用することで、これらの病変が見逃される可能性を最小限に抑えることができます。

2.1. 大腸カメラの感度

大腸癌や径が10mm以上の腺腫を対象とした場合の大腸カメラの感度は非常に高く、約79%から100%に達します。この範囲内の感度は、それぞれの医術機関や機器の性能により異なることがあります。多くのケースで高い感度が期待できるため、非常に有効です。したがって、定期的な大腸カメラ検査は、早期発見と適切な治療を可能にする重要な手段となります。

2.2. 径10mm未満の腺腫は78-85%

径が10mm未満の腺腫に対する大腸カメラの感度は、やや低めで約78%から85%です。小さな腺腫の場合、視認が難しいため見逃されることが多いです。それにもかかわらず、感度は高い水準で維持されています。したがって、小さい腺腫の早期発見も期待できます。大腸カメラの精度向上により、見逃し率をさらに低減することが課題となっています。病変が小さいほど、より詳細な検査が求められます。

2.3. 小さい病変ほど見逃しの可能性は高い。

前述の通り、小さい病変ほど見逃しの可能性が高くなります。大腸癌は主に10mm以上の大きさで発見されることが多いです。しかし、稀に5mm前後の小さな癌も見つかることがあります。このため、細心の注意が必要です。小さい病変を見逃さないためには、定期的な検査と最新の医療技術の活用が重要です。早期の発見と治療を目指すためには、高度な検査機器と医療専門家のサポートが不可欠です。

小さな大腸腺腫(3mm)

3. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの紹介

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、最先端の医療機器と経験豊富な内視鏡医が揃う専門クリニックです。

3.1. 最新の内視鏡、経験豊富な内視鏡医により見逃しのない検査

当院では最新の内視鏡機器を導入しているため、非常に高い精度で検査が可能です。クリニックでは経験豊富な内視鏡医が検査を担当し、見逃しのない検査を提供します。加えて、患者様の不安を軽減するためのコミュニケーションにも力を入れています。

3.2. 1-3年おきの定期的な大腸カメラフォローで早期発見や精度の高い大腸癌予防を

大腸癌の早期発見には、1-3年おきの定期的な大腸カメラによるフォローが重要です。クリニックでは患者様の健康状態を総合的に判断し、一人ひとりに最適な検査スケジュールを提案します。定期的なフォローを行うことで、大腸癌のリスクを減少させることができます。さらに、早期発見により治療成功率も向上します。そのため、早期の段階で異常を発見し、迅速に対応することが可能です。

3.3. 鎮静剤を使用した苦痛のない内視鏡を。

鎮静剤を使用することで、内視鏡検査に伴う苦痛を軽減することができます。クリニックでは、患者様の希望に応じて鎮静剤を使用し、リラックスした状態で検査を受けていただけます。また、専門のスタッフが常時サポートし、患者様の安全を確保しています。このように、快適で痛みのない検査を提供することにより、多くの方が安心して受診できる環境が整っています。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

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4. ポリープの早期発見がなぜ重要か

ポリープの早期発見は非常に重要です。なぜなら、これが大腸癌へ進行する前に対処できるからです。早期段階では、多くの場合、ポリープは無症状です。

4.1. 大腸癌への進行リスク

ポリープは放置すると大腸癌へと進行するリスクがあります。特に、異型性が高いポリープほど、そのリスクが増します。また、家族に大腸癌の方がいる場合、そのリスクはさらに高まるでしょう。したがって、ポリープの早期発見と治療は、大腸癌への進行を防ぐために重要であると言えます。早期発見により、リスクを最小限に抑えることができますので、定期検査が必須です。

4.2. 早期発見による治療の効果

ポリープを早期に発見できると、治療の効果は非常に高まります。小さなポリープは、内視鏡的に簡単に切除できるため、体への負担が少ないです。また、早期発見により、入院や重篤な治療が不要となる場合が多いです。さらに、治療の費用も抑えることができ、経済的な負担が軽減されます。早期発見によって、患者様の生活の質を維持し、健康な生活を送ることが可能であるため、定期検査の重要性が改めて感じられます。

4.3. 定期検査の必要性

定期的に検査を受けることは、ポリープの早期発見に繋がります。特に、40歳を過ぎたら、年に一度の検査を受けることが推奨されています。検査を怠ると、ポリープが大きくなり、発見が遅れるリスクが高まります。また、定期検査は家族歴のある人にも重要です。家族に大腸癌の方がいる場合、リスクが高くなるため、より頻繁な検査が必要です。定期的に検査を受けることで、健康を維持し、安心して生活することが可能になるでしょう。

5. 内視鏡医の選び方と重要性

内視鏡検査は、胃や腸などの内臓を直接観察できるため、早期の病変発見に非常に有用です。しかし、検査を受ける際には、技術と経験を持つ内視鏡医を選ぶことが重要です。

5.1. 経験豊富な医師を選ぶポイント

経験豊富な内視鏡医を選ぶためには、まずその医師の経歴を確認することが重要です。例えば、過去にどれだけの内視鏡検査を行ったのか、その結果や評価も参考にしましょう。さらに、実際に来院された患者様からの口コミや評判も調べてみるとよいでしょう。そして、医師本人と面談をすることで、どのような方針で診療を行っているか、親身になって話を聞いてくれるかを確認します。これにより、自分に合った内視鏡医を見つけることができるでしょう。

5.2. 病院やクリニックの評価と口コミ

病院やクリニックの選び方において、評価や口コミは非常に参考になります。まず、インターネットのレビューサイトやSNSでのコメントをチェックして、総合的な評価を確認しましょう。また、知人や家族に直接の経験を聞くことも有効です。具体的な体験談や評価から、実際のサービスや医師の対応を知ることができます。さらに、病院の環境や設備も重要なポイントです。実際に訪れてみて、施設が清潔であるか、スタッフが親切であるかなども確認します。これにより、安心して内視鏡検査を受けることができるでしょう。

5.3. 専門クリニック vs 総合病院

内視鏡検査を受ける際、専門クリニックと総合病院のどちらを選ぶかも重要です。専門クリニックでは、特定の分野に特化しているため、最新の設備や高度な技術が期待できます。一方、総合病院は、多岐にわたる診療科が揃っており、他の検査や治療が必要な場合にも柔軟に対応できます。選ぶ際は、自分の症状や状況に応じて最適な施設を選ぶことが大切です。例えば、特定の病気の疑いがある場合には専門クリニックが適しているでしょう。また、複数の健康問題がある場合には総合病院での検査が便利です。

当院の口コミは下記リンクよりご覧ください

6. 大腸癌予防のためのライフスタイル

大腸癌を予防するためには、日常生活の中にいくつかの習慣を取り入れることが重要です。食生活の改善、適切な運動、定期的な内視鏡フォローを行うことで、リスクを大幅に減少させることができます。

6.1. 食生活改善のポイント

大腸癌予防には、食生活の見直しが欠かせません。まず、加工肉や赤身肉を避けることが推奨されます。これらの肉類に含まれる化学物質が、大腸の健康に悪影響を与えるからです。また、多量飲酒も大腸癌のリスクを高める要因です。適量を守り、アルコール摂取を控えることが重要です。

次に、大腸癌予防には食物繊維の摂取が大切です。野菜や果物、全粒穀物などから十分な量の食物繊維を取ることで、腸内環境が整い、大腸癌のリスクを減少させることができます。正しい食生活のバランスを保つことが、大腸癌予防に役立ちます。

6.2. 運動習慣と大腸の健康

運動も大腸癌予防に不可欠です。まず、定期的な有酸素運動を取り入れることで、腸の動きが活発になり、消化過程が円滑に進みます。これにより、腸内に留まる有害物質の排出が促進されます。適度な運動習慣を持つことが、大腸の健康を保つ秘訣です。

また、筋力トレーニングも効果的です。筋肉量が増えることで基礎代謝が上がり、全身の健康が向上します。これが結果的に大腸の健康にも寄与します。大腸癌予防には、バランスの取れた運動習慣を継続することが大切です。

6.3. 定期的な内視鏡フォロー

大腸癌の早期発見には、定期的な内視鏡フォローが必要です。内視鏡検査は、大腸の状態を直接確認する最も効果的な方法です。ポリープや初期の癌が発見された場合でも、早期に治療を開始することで治癒率が高まります。年齢や家族歴に応じて、適切なタイミングで検査を受けることが推奨されます。

また、内視鏡検査はリスクのない方法ではありませんが、専門の医師による適切なフォローを受けることで、安全に検査を受けることができます。定期的なフォローを欠かさず行うことで、自身の大腸の健康を守ることが可能です。

7. 定期検査の重要性とスケジュール

定期検査は、健康を維持するために欠かせないものです。体の変化を早期に発見し、適切な対応を取るためには、計画的なスケジュールが重要になります。

7.1. 定期検査の頻度とタイミング

定期検査の頻度とタイミングは、年齢や性別、生活習慣により異なります。例えば、若い世代は年に一度の検査でも十分ですが、年齢を重ねると半年に一度の検査が推奨されます。そして、特にリスクの高い生活をしている人は、さらに頻繁な検査が必要となります。個々の状況に合わせて、最適なスケジュールを立てることが重要です。また、定期検査のタイミングは、忙しい日常生活でも無理なく受けられるよう、計画することが重要です。

7.2. 早期発見のためのスクリーニング検査

早期発見は、病気の予防と治療において非常に重要な役割を果たします。スクリーニング検査は、症状の出ない段階で病気を見つけるための手段です。例えば、がん検診や心臓病のリスク評価などが含まれます。これにより、病気が進行する前に対応できるため、治療の成功率が高まります。また、早期発見は治療費の削減にもつながります。健康な生活を続けるために、定期的なスクリーニング検査を受けることが大切です。

7.3. 検査結果の再評価とフォローアップ

検査結果を受け取った後は、その結果をしっかりと再評価することが重要です。結果が異常値を示した場合、即座に専門家の意見を求めるべきです。また、フォローアップとして、さらなる検査や治療が必要な場合もあります。これにより、早期に適切な対策を講じることができます。そして、健康状態に変化があった場合は、再度検査を受けることが必要です。定期的なフォローアップが、健康維持の鍵となります。

8. 大腸カメラ検査を受ける際の注意点

大腸カメラ検査を受ける際には、いくつか注意が必要です。まず、検査前の日から食事制限があり、腸内をきれいにしておくことが求められます。

8.1. 時間に余裕をもった検査日スケジュールを

大腸カメラ検査を受ける際には、時間に余裕をもったスケジュールを立てることが重要です。検査前には腸内をきれいにするために下剤を服用する必要があり、平均して2-3時間かかります。

また、検査後もリラックスするための時間を確保すると良いです。検査が終わった後は、休息が必要な場合があります。特に初めての検査の場合、気になることが多いため、当日は予定を軽くし、無理をしないように心掛けることが大切です。

さらに、仕事や重要な予定がある場合は事前に調整しておくと良いでしょう。検査後に体調が思わしくないこともあるため、休業や早退を考えている場合は上司や同僚に事前に伝えておくことが賢明です。また、検査の結果を聞く時間を設けることも忘れないようにしましょう。

8.2. 検査日に持参すべきもの

大腸カメラ検査の日には、いくつか持参すべきものがあります。まず、予約票や保険証、診察券は必需品です。これらがないとスムーズに検査を受けることができないため、忘れないようにしましょう。また、検査時に専用のガウンに着替えが必要なため、着替えやすい服や靴にすると便利でしょう。

また、スマートフォンや読書用の本など、待ち時間を有効に過ごすためのアイテムも持参すると良いでしょう。検査前後の待ち時間が長く感じることがあるため、好きな書籍や音楽を用意しておくと時間を有効に活用できます。

8.3. 検査後の過ごし方と注意点

大腸カメラ検査が終わった後には、いくつかの過ごし方と注意点があります。まず、検査後は終わったばかりのため無理をせず、ゆっくり休むことが最優先です。また、腸に負担がかかっているため、消化の良い食事を心がけることが大切です。食事の再開は病院からの指示に従うと安心です。

次に、異常があった場合を考慮し、数日は無理な運動や過度の飲酒を控えることが望ましいです。特にお腹の張りや痛みがある場合は早めに医師に相談することが大切です。自己判断で市販薬を使用することは避けてください。

最後に、検査結果をしっかりと確認し、次回の検査や追加の治療が必要な場合はスケジュールを立てることが大事です。結果について不安がある場合は医師に詳しく相談し、適切な対応を取るようにしましょう。検査後の体調や異常の有無を見守ることが必要になります。

<文責:福田遼>

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