こんにちは!札幌大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!お正月は普段より少し贅沢な食卓が並び、家族や友人とゆっくり過ごす特別な期間。しかしその一方で、毎年この時期は 胃腸のトラブルが急増します。冬の寒さ、食事量・食習慣の変化、そして「正月だから仕方ない」という油断が重なることで、年明けの体調に影響する人は少なくありません。特に胃痛・腹痛・吐き気・胸やけ・便秘・下痢・アニサキス症といった症状は、「時間が経てば治るだろう」と考えてしまいがち。しかし、早めに対処できるかどうかで、長引くか、早く回復するかその差は大きいのです。この記事では、正月期間中の代表的な胃腸トラブルとその背景、「どんな状態で受診・検査を考えるべきか」そして 予約が取りやすいタイミングでの検査活用 まで、丁寧に解説します。「お腹の不調が気になるまま仕事が始まってしまった」そんな方も、ぜひ最後までご覧ください。正月はなぜ胃腸の不調が増える?生活リズムと胃腸は“セット”で崩れます**胃腸は、思っている以上に 「生活リズムの変化」に敏感 な臓器です。規則正しい毎日が続いているときは黙って働いてくれますが、そのバランスが崩れた瞬間、まるで赤信号が灯るように、胃痛・胸やけ・腹痛・下痢・便秘など さまざまなサイン を出し始めます。特に お正月期間は、胃腸が一年の中でもっとも揺さぶられやすい時期。意識していなくても、生活スタイルの変化が次々と積み重なり、胃腸の負担が“静かに、しかし確実に” 増していきます。正月期間に起こりやすい変化の代表例■ 食事の時間が不規則になる朝ごはんを食べたり食べなかったり、夕食が遅くなったり。胃腸には「決まったリズムで動く」習性があるため、時間がバラつくだけで 消化・排泄のペースが乱れます。■ 夜更かし・朝寝坊が増える睡眠と腸は自律神経を通してつながっています。夜更かしが続くと 副交感神経の働きが落ち、腸の動きが鈍くなるため、便秘や腹部の張りを起こしやすくなります。■ お酒の量が増えるアルコールは胃酸分泌を刺激し、胃粘膜を荒らす原因になります。■ 普段より脂質・糖質の多い食事になるおせち、鍋、揚げ物、スイーツ……胃腸に負担がかかりやすい “ごちそうシーズン” とも言えます。特に脂質は 消化に時間がかかり、胃もたれの大きな要因 です。■ 運動量が減る家で過ごす時間が増加すると、腸の動き(蠕動)が弱まり、便秘やガス溜まりの原因 になります。■ 人と会う機会が増え、忙しさから食べ方が乱れるつい「早食い」「食べすぎ」「遅い時間の食事」が起こりがち。その繰り返しが 胃腸の負担を蓄積 させます。■ ストレスから解放される一方、慢性的な疲れが表面化する年末のバタバタを乗り越えて気が緩むと、張り詰めていた自律神経が一気に揺らぎ、胃腸の機能低下が表に出やすくなる のです。「いつもの自分じゃない生活」それが、胃腸にとっては“試練の期間” と言えるのです。「正月だから仕方ない」で済まないこともある多くの方が「そのうち治る」「様子を見れば大丈夫」と思いがちですが、中には 胃潰瘍・逆流性食道炎・胆石・感染性胃腸炎・アニサキス症 など“治療が必要な状態” が隠れている場合もあります。特に・強い痛みが続く・血便が出た・食事が取れないほどの胃もたれが続く・吐き気が繰り返すといった場合は、「休めば治る」の範囲を超えている可能性があります。正月三が日に増える“アニサキス”海産物の多い季節ならではの落とし穴。正月の食卓に欠かせない 刺身・寿司・海鮮。この時期、特に増えるのが アニサキスによる胃痛 です。アニサキスは 魚に寄生する小さな虫。胃壁に侵入しようとすることで突然の激しい差し込む痛み・嘔吐・冷や汗を引き起こします。特徴的なのは・食後数時間以内に急な激痛・痛みで立つことができない・痛み止めが効きにくい・胃カメラ検査で取り除くことで劇的に改善つまり、原因がはっきりしていて、なおかつ胃カメラで直接解決できる症状と言えます。「痛みを我慢して寝て治す」と考えがちですが、アニサキス症は 放置しても虫が自然に死ぬまで痛みが続く ため、結果的に長引くことが多いのです。痛みが強い・突然の症状・海鮮を食べた。この3点がそろう場合、早急に胃カメラによる診断・治療を検討 してください。胃痛・胃もたれ・胸やけ——誰にでも起きるが油断は禁物この時期に多い症状と背景を整理すると症状主な原因胃痛暴飲暴食・ストレス・アニサキス・胃炎胃もたれ食べすぎ・脂質過多・胃の運動低下胸やけ逆流性食道炎・食道刺激吐き気胃の働き低下・アルコール腹痛消化不良・便秘・感染症・大腸の炎症下痢食べすぎ・冷え・腸の動きの乱れ・感染症便秘運動不足・水分不足・食物繊維不足症状が軽くても、何度も繰り返す・長引く場合は、内部に原因がある可能性 を疑います。「お腹の痛みはストレスのせいにしてしまう人」「食べ過ぎの結果だと思い込む人」これが意外と多く、診断が遅れるきっかけ にもなります。こんな症状のときは、受診を考えてください・食後2〜3時間以内に 激しい胃痛・刺身を食べた記憶がある +胃痛・痛みが 3日以上続いている・繰り返す胃痛・胸やけ・吐き気・便に血が付いていた・黒い便が出た・体重減少 がある・胃薬を飲んでも 改善しないこれらに該当する場合、原因をはっきりさせる意味でも胃カメラ検査が有効 です。月明けは「仕事が始まるし、様子を見るしかない」と思ってしまいがち。しかし、症状の背景を明確にすること が一番の安心になることは多いのです。胃の中を直接見ることができる 胃カメラ は、・炎症・潰瘍・ポリープ・アニサキス・胃がんの芽となる変化といった異常を その場で確認できる検査です。「原因を知りたい」そう思ったとき、胃カメラは あなたの不安を明確にする手段 になります。様子を見るより、原因を知るとこが大切です。“胃の不調を機に、下部消化管まで”— 同日に両方検査できる体制正月明けは特に、「胃の痛み・むかつき・胸やけ」で受診される方が多くなります。そして実は、このタイミングは 大腸の検査(大腸カメラ)を同時に行う絶好の機会 でもあります。当院では胃カメラと大腸カメラを “同じ日に、同じタイミングで”受けられる体制を整えています。胃の不調で来院された方が『実は便潜血陽性が気になっていた』『年齢的に一度は大腸カメラを考えていた』と、検査前の問診で打ち明けてくださる例は決して珍しくありません。胃カメラだけで帰るか、“ついでに大腸カメラまで済ませるか”。その 「選択」 で、今年一年の安心がぐっと増すことがあります。なぜ「同日検査」が人気なのか?理由は明確です。同日検査のメリット・来院回数を減らせる検査日が1日で済むため、忙しい方でも負担が少ない・鎮静剤が1回で済む眠っている間に上下両方の検査が完了・年間のスケジュール調整が楽仕事・家事・育児の合間に“検査デー”を1回つくるだけ・便潜血陽性を放置しない胃の検査だけで終わらず、大腸のリスクにも向き合える特に主婦やお仕事が忙しい方からは、「せっかく休みを作ったんだから一度で全部済ませたい」という声が非常に多いです。胃だけでは不十分なこともある理由胃の不調があって来院されたとしても、大腸側で“別のサイン”が出ている場合がある からです。・便潜血陽性を放置していた・下痢や便秘を繰り返している・血便が出たことがある・40代以降で一度も大腸カメラを受けていない・家族に大腸がんの既往があるこうした背景がある方は、「胃だけ見ても結論が出ない」 ことがあります。胃に異常がなければ“安心”ではありません。大腸に異常がないことまで確認して、初めて「安心の形」が完成します。実際の流れ(イメージ)① 受診・問診 ② 検査説明・同日検査の希望確認 ③ 院内で下剤の服用④ 鎮静剤を使用し、リラックスした状態で検査 ⑤ 眠っている間に胃 → 大腸の順で検査 ⑥ 休憩⑦ 結果説明・今後の方針「起きたら終わっていた」「一度で全部済んで助かった」という感想を多くいただきます。“胃が痛かった” を、体を見直すきっかけに胃の症状は分かりやすいサイン。一方で 大腸は痛みを出さずに進行する病気も多い臓器 です。正月に胃腸が不調になったことは、あなたの体からの「点検してほしい」というメッセージかもしれません。胃カメラと大腸カメラの同日実施 は“今年の健康状態をまとめて確認できる”効率の良い健康投資 です。予約が取りやすい“今”が受診のタイミング正月明けすぐの時期は、検査の希望者が集中しやすいタイミングでもあります。当院は比較的予約が取りやすく、「思い立ったときに検査できる」環境を整えています。・「海鮮を食べてから急に痛みが出た」・「胃もたれが何日も続く」・「年明けからずっと不調で気になる」その小さな違和感が、早期発見につながることがあります。「すぐに診てほしい」「まずは相談だけしたい」でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。あなたの胃腸の違和感、“気のせい” で終わるかどうかは、確認した人だけが知ることができます。私たちは、その不安に寄り添い、確かな検査と対応でお手伝いします。本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点やお悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。