福袋と大腸カメラ。―年に一度の“当たり”を逃さないために|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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福袋と大腸カメラ。―年に一度の“当たり”を逃さないために

福袋と大腸カメラ。―年に一度の“当たり”を逃さないために|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年12月29日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!

年末年始が近づくと、街の空気は一気に華やぎます。
ショッピングモールや百貨店、そしてオンラインショップには色とりどりの「福袋」が並び、「今年はどんな中身だろう」と、胸を躍らせながら購入する方も多いのではないでしょうか。福袋の魅力は、何と言ってもそのワクワク感にあります。
中身は見えず、当たりもあれば外れもある。箱を開けるその瞬間まで結果が分からない——そんな“運試し”だからこそ、年に一度の恒例行事として楽しまれているのです。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
私たちの体、特に「大腸の健康」は、果たして同じように運任せでよいのでしょうか。
実は、大腸の病気は、
・自覚症状が出にくい
・痛みを感じにくい
・気づかないうちに静かに進行する
という特徴があります。そのため、「特に不調はないから大丈夫」「忙しいから後でいい」と後回しにされがちです。
ところが、大腸がんに関しては、医療の世界でははっきりと分かっている事実があります。
それは、「早期に見つけさえすれば、ほぼ防げるがんである」ということです。
ここで重要な役割を果たすのが、大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)です。
大腸カメラ検査は、単なる検査ではありません。
病気を見つけるだけでなく、将来がんになる可能性のあるポリープをその場で切除することで、“がんを未然に防ぐ”ことができる、非常に価値の高い検査
なのです。
言い換えれば、大腸カメラ検査は、「当たりか外れか分からない福袋」とは違い、
受けるだけで必ず“安心”というリターンが得られる、極めて確率の高い“当たり”だと言えるでしょう。
年に一度、何が入っているか分からない箱を開ける楽しみも素敵ですが、それ以上に大切なのは、これから先の人生を安心して過ごすための“確実な選択”です。
本記事では、「福袋」という身近で親しみやすいテーマを切り口に、なぜ今この時期に大腸カメラ検査を受けることが、人生において最も“当たり”の確率が高い行動なのかを、専門的な医学的知見も交えながら、分かりやすく解説していきます。「まだ自分には関係ない」と感じている方にこそ、知っていただきたい内容です。

ぜひ、最後までご覧ください。

福袋は外れても笑える。でも健康は外れたら取り戻せない

福袋を買って、「これはちょっと使わないな」「思っていたのと違った」そんな経験があっても、多くの場合は笑って済ませられます。しかし、健康は違います。特に大腸の病気は、
・自覚症状がほとんどない
・痛みが出にくい
・静かに進行する
という特徴があります。「開けてみたら手遅れだった」という事態が起こりうるのです。
実際、大腸がんは初期段階ではほぼ無症状です。血便や腹痛、体重減少などの症状が出た時点では、すでに進行しているケースも少なくありません。福袋と違い、
・交換不可
・返品不可
・時間は巻き戻せない
それが健康の現実です。

大腸がんは“運の悪さ”ではなく“タイミングの問題”

「がんになるかどうかは運次第」
このようなイメージを持っている方は、決して少なくありません。確かに、がんという言葉には突然性や不確実性の印象があり、「自分ではどうしようもないもの」と感じられがちです。
しかし、大腸がんに関しては、この考え方は必ずしも正しくありません。医学的な視点で見ると、大腸がんは“偶然発生する病気”というよりも、「発見されるタイミングによって結果が大きく変わる病気」であることが、はっきりと分かっています。


・大腸がんの多くは「段階的に」進行する
大腸がんの発生過程は、長年の研究によって詳細に解明されています。
その代表的なモデルが、いわゆる「腺腫―がん連続説(adenoma–carcinoma sequence)」です。
この説によると、大腸がんの多くは以下のような段階を踏んで進行します。
正常な大腸粘膜
腺腫性ポリープ(良性腫瘍)
高度異型腺腫
早期大腸がん
進行大腸がん
この変化は一気に起こるものではなく、平均して5〜10年、場合によってはそれ以上の長い時間をかけて進行していきます。大腸がんは突然現れるのではなく、前段階となる“サイン”が必ず存在する病気なのです。


・ポリープ=がんではない。しかし「未来のがんの芽」である
ここで誤解されやすいのが、「ポリープがある=すぐにがんになる」という認識です。実際には、すべてのポリープががん化するわけではありません。しかし、大腸がんの多くはポリープから発生するという事実は、医学的に明確です。
特に、
・大きさが10mm以上
・表面が不整
・組織学的に異型度が高い
といった特徴を持つポリープは、将来的にがんへ進行するリスクが高いことが分かっています。
ポリープは「今は良性でも、将来がんになる可能性を秘めた“芽”」と考えるのが適切です。


・「ポリープの段階で見つける」ことの医学的な意味
大腸カメラ検査の最大の強みは、病気を見つけるだけでなく、進行を“食い止められる”点にあります。
大腸カメラでは、
・数ミリの小さなポリープ
・出血していない早期病変
・便潜血検査では拾えない病変
も直接確認することができます。さらに重要なのは、検査中にポリープを切除できるという点です。
これにより、
ポリープ → がん
という進行ルートそのものを断ち切ることができます。
これは、「早期発見」ではなく「発症予防」が可能であることを意味します。


・他のがんと比べても「予防できる」性質が際立つ
多くのがん検診は、「早期に見つけて、早く治療する」ことを目的としています。しかし、大腸がん検診はそれに加えて、「がんになる前に取り除く」という、極めて珍しい特徴を持っています。
この点において、大腸がんは胃がん・肺がん・乳がんなどと比べても、予防医学の観点で非常に優れたがんだと言えます。


・大腸がんは“発症するかどうか”より“見逃されるかどうか”が問題
ここまでの話を踏まえると、大腸がんについて本当に怖いのは、「なるかならないか」ではなく、
「適切なタイミングで見つけられなかったかどうか」だということが分かります。
検査を受けていれば見つかったはずのポリープ
数年前なら簡単に切除できた病変
自覚症状が出る前に防げた未来
これらを逃してしまうことが、結果的に「運が悪かった」という言葉で片付けられてしまうのです。


・大腸カメラ検査は「未来を変えられる検査」
大腸カメラ検査は、単なる確認作業ではありません。それは、これから先の人生のリスクを減らすための“選択”です。
異常がなければ、数年間の安心が得られる
ポリープが見つかれば、将来のがんリスクを下げられる
早期がんでも、完治が期待できる
結果がどうであれ、必ず意味のある検査なのです。
言い換えれば、大腸がんは「運の悪さ」で決まる病気ではなく、「適切なタイミングで行動できたかどうか」で結果が分かれる病気です。そして、そのタイミングを自分で選べる数少ないがんの一つが、大腸がんなのです。

便潜血検査は“福袋の外側”にすぎない

健康診断や自治体検診で広く行われている便潜血検査は、多くの方にとって「大腸の検査」として最も身近な存在かもしれません。
実際、「便潜血が陰性だったから問題ない」「陽性でも、どうせ痔の出血だろう」と考え、その後の精密検査を受けないままにしてしまう方は非常に多いのが現状です。しかし医学的に見ると、便潜血検査は大腸の健康状態を確定的に評価できる検査ではありません。あくまで「次の検査が必要かどうかを振り分けるための“入り口”」にすぎない検査なのです。

・便潜血検査とは何を調べている検査なのか
便潜血検査は、便の中に肉眼では確認できない微量の血液(潜血)が混じっていないかを調べる検査です。
現在主流となっているのは免疫学的便潜血検査(FIT)で、ヒトのヘモグロビンに反応する仕組みになっています。
この検査の目的は、
✔ 大腸がんや進行したポリープによる「出血の兆候」を拾い上げること
✔ 無症状の段階で精密検査につなげること
であり、病変そのものを直接確認する検査ではありません

・便潜血検査の限界 ― 陰性=異常なし、ではない理由
便潜血検査には、以下のような明確な限界があります。
出血しているかどうかしか分からない
→ 病変の有無や大きさ、位置は評価できない
ポリープや早期がんがあっても、出血していなければ陰性になる
→ 特に小さなポリープや平坦型病変は見逃されやすい
出血が断続的なため、検査日にたまたま出血していなければ陰性になる
→ 「たまたま運が良かっただけ」の可能性もある
医学的には、便潜血検査の感度(病気がある人を正しく拾い上げる割合)は決して100%ではありません。つまり、「陰性=安心」と断定することはできないのです。

・陽性=がん、ではない。しかし「異常がない」わけでもない
一方で、便潜血検査が陽性だった場合も、誤解が生じやすいポイントです。
・痔
・肛門裂傷
・一時的な腸炎
など、大腸がん以外の原因で陽性になるケースもあります。しかし重要なのは、「便に血が混じったという事実」そのものが異常サインであるという点です。
出血源が肛門なのか、大腸の奥なのかは、本人の感覚では判別できません
「痔があるから大丈夫」と自己判断してしまうことが、診断の遅れにつながる最大の要因です。

・便潜血検査は“福袋の外袋”という比喩が示す本質
便潜血検査を福袋にたとえるなら、それは中身を確認する前の「外袋」にすぎません。
外袋を見ただけでは、
・何が入っているのか
・当たりなのか、外れなのか
・そもそも中身があるのか
は分かりません。同様に便潜血検査だけでは、
・ポリープがあるのか
・がんがあるのか
・どの程度進行しているのか
を知ることは不可能です。

大腸カメラ検査だけが「中身」を直接確認できる

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の粘膜を直接・リアルタイムで観察できる唯一の検査です。大腸カメラでは、
✔ 数ミリのポリープ
✔ 出血していない早期がん
✔ 平坦で見つけにくい病変
✔ 炎症や腸の形態異常
まで詳細に確認できます。さらに、ポリープが見つかればその場で切除することも可能です。
これは、
「検査=診断」
「検査=治療」
が同時に行える、非常に効率的な検査であることを意味します。

便潜血検査で終わらせないことが、未来を変える

便潜血検査は、決して無意味な検査ではありません。しかし、それはスタートラインに立っただけです。
・陰性でも不安が残る方
・陽性と判定された方
・40代以上で一度も大腸カメラを受けたことがない方
これらに当てはまる場合、大腸カメラ検査によって初めて「本当の安心」が得られるのです。
福袋の中身を確認せずに満足する人はいません。大腸の健康も同じです。
「外袋」だけで判断せず、「中身」を確かめる。それが、大腸の病気を防ぐ最も確実な方法なのです。

大腸カメラ検査は“最大リターンが確定している投資”

福袋は、
・当たりが出るかは分からない
・期待値は人それぞれ
一方で、大腸カメラ検査は違います。
✔ 異常がなければ「安心」が手に入る
✔ ポリープが見つかれば「将来のがんを防げる」
✔ 早期がんでも「完治が期待できる」
どの結果でも、必ず“プラス”になる検査これほど期待値が高い行動は、そう多くありません。

忙しい方へ――分院での検査という選択肢

「本院は予約がなかなか取れない」「仕事の都合で日程調整が難しい」そうした声に応えるため、分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」ではスムーズな検査体制を整えています。
・本院と同等の検査技術
・経験豊富な内視鏡医
・最新の内視鏡設備
・落ち着いた検査環境
「検査を受けたい」と思った今このタイミングを逃さないことが、最も重要です。

年に一度、“確実に当たる福袋”を自分に贈る

福袋は楽しいイベントです。しかし、人生を本当に豊かにしてくれるのは、健康という土台です。
大腸カメラ検査は、
・未来の自分
・家族
・仕事
すべてを守るための行動です。
今年の福袋は、「何が入っているか分からない箱」ではなく、「安心が必ず入っている検査」を選んでみませんか?
当院では、皆さまが安心して検査を受けられるよう、万全の体制でお待ちしています。ご自身のために、そして大切な人のために。
この冬、ぜひ一歩を踏み出してください。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点やお悩みがございましたら、
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

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