2025年7月06日

大腸がんは早期に発見し、適切に治療すれば、ほぼ治癒が可能ながんの一つです。

がんの進行度を示す「5年相対生存率」を見ても、早期(ステージI)での発見であれば90%以上と非常に高いのに対し、進行したステージIVでは30%以下と大きく低下します。

この数字が示す通り、早期発見がいかに重要であるかをご理解いただけるかと思います。

ただし、現在の健診(便潜血検査)では早期大腸癌が見逃されやすい状況にあり、早期での治療を望まれる場合には大腸カメラによる定期検査が望ましいです。

目次
早期発見の鍵:便潜血検査と大腸カメラ

大腸がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどないことが厄介な点です。

進行すると、下血、血便、便秘と下痢の繰り返し、便が細くなる、貧血、腹痛などの症状が現れることがありますが、これらの症状が出てからでは病気が進行している可能性が高いのです。
そこで重要になるのが、定期的な検診です。



便潜血検査の役割と限界

大腸がんの一次検診として、広く行われているのが便潜血検査です。

便潜血検査は、大腸がんによる微量な出血を検出する有効な方法であり、特に40歳以上の方には年1回の受診が推奨されています(50歳以上では強く推奨)。

しかし、便潜血検査には限界もあります。

便潜血検査が陰性でも、大腸がんが完全に否定できるわけではありません。

がん以外の原因でも陽性となることがあります。

便潜血検査で陽性となる確率は約5-10%ですが、実際に陽性者から癌が見つかるケースは5%未満です。

このため、もし便潜血検査で「異常あり(陽性)」という結果が出た場合は、必ず精密検査を受けることが最も重要です。自己判断で放置することは、病気の早期発見の機会を逃し、進行を招くことにつながりかねません。



精密検査の「ゴールドスタンダード」:大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

大腸カメラは大腸における最も有効な精密検査です。

大腸カメラ検査では、以下のようなことが可能です。

大腸の粘膜を直接観察し病変の有無を詳細に確認できます。

小さな病変も見つけやすく、早期のがんを発見する上で非常に優れています。

疑わしい部分があれば、その場で組織を採取(生検)し、病理検査を行うことで確定診断をつけることができます。

さらに、ポリープが見つかった場合、その場で内視鏡的に切除することも可能です。

このように、大腸カメラは診断と治療を同時に行える精度と信頼性の高い検査として、大腸がん対策の要と言えます.



当院が選ばれる理由:痛みを最小限に、安心感を最大限に

多くの方が大腸カメラ検査に不安やを抱かれていることと思います。

しかし、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、これらの不安を解消し、患者様に快適で安心して検査を受けていただけるよう、様々な工夫と配慮を行っています。

1. 痛みを「ほとんど感じない」鎮静剤を使用した検査
当院の最大の特徴の一つは、鎮静剤(麻酔薬)を用いた「無痛内視鏡検査」が可能なことです。

鎮静剤を使用することで、患者様はウトウトとした、あるいは完全に眠っているようなリラックスした状態で検査を受けることができます。

これにより、内視鏡がスムーズに挿入でき、検査に伴う痛みや不快感をほとんど感じることなく、気がついたら検査が終わっていた、というお声も多くいただいております。

2. 「下剤を飲まない」大腸内視鏡検査(内視鏡的下剤注入法)
特定の条件を満たす患者様には「内視鏡的下剤注入法」を提供しています。

この方法では、胃カメラを用いて少量の下剤を直接十二指腸に注入するため、従来の大量の下剤を経口で服用する負担が大幅に軽減されます。

適用条件はありますが、事前の診察で画像検査により大腸に異常がないことが確認されている方、過去3年以内に大腸カメラで異常がなかった方、80歳未満の方、重度の便秘がない方などが対象となります。

3. 同日胃カメラ・大腸カメラ検査で負担を軽減
当院では、ご希望に応じて胃カメラと大腸カメラを同日に受けていただくことが可能です。

時間的・経済的負担の軽減
別々に受診するよりも、来院回数や待ち時間を大幅に減らすことができます。

食事制限が1回で済む
検査のための食事制限も1回で済みます.

点滴や検査台での緊張も1回で済む
身体的・精神的な負担も軽減されます.

4. 土日診療と抜群のアクセスで通いやすい
当院は土曜日・日曜日も診療・検査を実施しています。

- 場所は札幌市営地下鉄大通駅からわずか徒歩30秒という非常に便利な立地です。雨や雪の日でも傘なしで通院でき、通院のストレスを最小限に抑えられます.

- 24時間いつでもインターネットや電話での予約が可能ですので、ご自身の都合に合わせてスムーズに予約が取れます.

- 午前中だけで検査を終えたいというご希望にも対応しており、午後の時間を有効活用できます.



おわりに

大腸がんは、早期発見と適切な治療で克服できる可能性が高い病気です。

しかし、そのためには、自覚症状がなくても定期的に検査を受けるという意識が何よりも大切です。便潜血検査で「陽性」と判定されたにもかかわらず精密検査を受けない方は、病気の発見が遅れてしまうリスクを抱えています。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、土日診療や駅チカの便利な立地、24時間WEB予約など、患者様が受診しやすい環境を提供しています。

ご自身の健康を守るため、そして大切なご家族のためにも、是非この機会に大腸カメラ検査をご検討ください。どんな小さなご不安やご質問でも、お気軽にご相談ください。皆様の健康な毎日を、私たち医療スタッフ一同、心からサポートさせていただきます。


大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


