2025年3月22日

大腸癌は腹痛や血便などの症状が出る頃にはすでに進行している可能性があります。

ですので症状がない期間に見つける事が重要です。

幸い、大腸癌は比較的進行が遅い癌であり、

発生してから症状が出るまでに7年近くかかるといわれており、

定期的な検査で十分に根治可能な腫瘍です。

目次
1. なぜ早期発見が重要なのか?

大腸癌は早期に発見できれば、比較的治りやすい癌の一つであると言えます.

大腸がんは発生から発症までの期間が約7年あると言われており、この期間にがんを発見できれば早期に治療可能で、大腸がんによる死亡を防げる可能性が高まります。
また、早期発見のメリットは生存率の向上だけではありません。早期の段階であれば、内視鏡的な治療で済む可能性が高く、手術による体への負担を大幅に軽減することができます. 進行してから発見された場合には、より大がかりな手術や、放射線治療、薬物療法などが必要になることもあります.
早期発見による治療の効率向上は、多くの医療機関で重視されています。病気の初期段階で診断されることで、治療の選択肢が増えるためです。また、治療の成功率も高まります.
ご自身の健康を守り、より質の高い生活を送るためには、症状が出る前に大腸癌を発見し、適切な治療を開始することが何よりも大切なのです.



2. 大腸ポリープと大腸癌の関係

大腸癌の多くは、大腸ポリープが時間をかけてがん化することで発生すると考えられています。

ポリープとは、大腸の内壁にできる小さなできもので、その多くは良性ですが、種類によっては放置すると、がんに進行するリスクがあります。
特に、腺腫性ポリープは、大腸がんの前がん病変として知られています。初期のポリープは良性ですが、時間が経つにつれて異常な細胞増殖が繰り返され、最終的にがん化する可能性が高まります。
大腸カメラ検査の大きなメリットの一つは、これらのポリープを早期に発見し、その場で切除できることです。ポリープを切除することで、将来的な大腸がんのリスクを大幅に減らすことができるのです.



3. 大腸カメラ検査:早期発見のための最も有効な手段

大腸癌の早期発見のためには、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)が最も有効な検査方法です。

大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の粘膜の状態を直接観察することができます。これにより、小さなポリープや早期の癌を、他のどの検査方法よりも高い精度で発見することが可能です。
当院では、消化器内視鏡専門医が、最新の内視鏡システムを用いて、丁寧かつ高精度な大腸カメラ検査を行っております。最新の内視鏡機器を導入し、優れた技術と専門知識を持つスタッフが対応することで、安全で精度の高い診断をお約束します。
大腸がん検診で便潜血検査が行われることもありますが、これはあくまでスクリーニング検査であり、陰性であっても大腸がんが隠れている可能性は否定できません。
ただし、進行がんを検出する精度は高く、、便潜血検査で陽性の結果が出た場合は、必ず精密検査として大腸カメラ検査を受ける必要があります.



4. 大腸カメラ検査への不安を解消するために

大腸カメラ検査に対して痛みなどの不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

当院では、そのような不安を軽減するために、鎮静剤を用いた「無痛大腸カメラ検査」を提供しております。
鎮静剤を使用することで、検査中はほとんど眠ったような状態で受けることができ、検査による苦痛や不快感を大幅に軽減することが可能です。鎮静剤をご希望の方には、事前にしっかりとご説明し、安全に配慮した上で検査を行います。
検査前の準備についても、ご心配はいりません。下剤の服用方法など、不安なことがあれば何でもご質問ください。また、当院では、下剤を飲まない大腸内視鏡検査も、一定の条件を満たす方にはご案内しておりますので, ご希望の方はお気軽にご相談ください。



5. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックで大腸カメラを受けるメリット

当院で大腸カメラ検査を受けていただくことには、多くのメリットがあります.

- 経験豊富な専門医による質の高い検査。消化器内視鏡専門医が、豊富な知識と経験に基づき、丁寧に検査を行います。
- 最新の内視鏡システム。高画質で細部まで観察可能な最新の機器を使用し、早期の病変も見逃しません。
- 無痛検査への配慮。鎮静剤を使用することで、苦痛を最小限に抑えた快適な検査を提供します。
- 土日も検査可能。平日はお忙しい方でも、週末にご都合に合わせて検査を受けていただけます。
- ポリープ発見時の即日切除。検査中にポリープが発見された場合、その場で切除することも可能です(組織の状態によっては後日改めて切除となる場合もあります)。
- 駅チカでアクセス便利。札幌市中心部に位置し、公共交通機関でのアクセスも非常に便利です.
- 遠方からの患者様にも配慮。日帰りでの検査が可能なスケジュールを組んでおります.



6. 大腸癌のリスク要因と検診の推奨

大腸癌のリスクは様々なものがあります。

大腸癌の発症には、加齢(50歳以上), 大腸がんやポリープの家族歴, 食生活(赤身肉や加工肉の過剰摂取, 食物繊維不足), 喫煙, 飲酒, 肥満, 運動不足 など、様々なリスク要因が関与しています。週に2回以上便秘薬を内服する方も大腸癌のリスクが高い事が報告されています。これらのリスク要因に心当たりのある方は、より積極的に大腸カメラ検査をご検討ください.
一般的には、40歳を過ぎたら、症状がなくても定期的に大腸がん検診を受けることが推奨されています。特に50歳以上の方や、ご家族に大腸がんの既往歴のある方は、定期的な大腸カメラ検査を受けることが強く推奨されます。検査の頻度については、医師と相談して、ご自身の状態に合わせたスケジュールを立てることが大切です.



7. 症状が現れた時の注意点

初期の大腸癌は無症状であることがほとんどです

進行すると、下血, 血便, 便秘・下痢, 便が細くなる, 残便感, 貧血, おなかの張り, 腹痛, 腸閉塞 などの症状が現れることがあります。これらの症状は、癌の部位によって現れ方が異なることもあります。
もし、これらの症状に気づいた場合は、自己判断せずに、すぐに医療機関を受診してください. 特に、最近急に便秘が悪化した、便が細くなった、残便感がある、といった症状が現れた場合は、大腸がんの可能性も念頭に置き、早めに医療機関を受診することが大切です.



8. 費用と保険適用について

大腸内視鏡検査の価格は、病院や地域によって異なりますが、基本的には1万円から3万円程度です。

症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合など、医師が必要と認めた場合には健康保険が適用されます。保険適用の場合、自己負担額は通常の価格の3割程度になります。
また、検査の結果、ポリープを切除したり, 組織検査を行った場合には、別途費用がかかることがあります。しかし、大腸ポリープ切除などの治療内容によっては、加入されている生命保険の手術給付金 が支払われる場合があります。ご加入の保険会社にお問い合わせいただくことをお勧めします。
大腸内視鏡検査にかかった費用は、確定申告で医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は大切に保管しておきましょう.



9. 最後に

大腸癌は、早期に発見し適切な治療を行えば、決して恐れる病気ではありません。

症状がないからと油断せずに、40歳を過ぎたら、定期的な大腸がん検診、特に大腸カメラ検査を受けることを強くお勧めします。
大腸ポリープが悪性化してから進行がんへとなるには、一般的に7年程度の時間を要するとも言われています. この期間に定期的な検査を受けることで、早期発見、早期治療が可能となり、より良い予後が期待できます.
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、患者様が安心して検査を受けられるよう、万全の体制を整えております。ご心配なことやご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。皆様の健康な毎日をサポートできるよう、スタッフ一同努めてまいります。
皆様のご来院を心よりお待ちしております.


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