下痢と血が両方出る場合|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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下痢と血が両方出る場合

下痢と血が両方出る場合|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年8月01日

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。 

日常生活の中で、便に異変を感じることは決して珍しいことではありません。

特に「下痢と血が両方出る」という症状に直面された場合、多くの方が強い不安を感じることでしょう。

この症状は、一過性で心配のいらないものから、早期の発見と治療が必要な重大な病気のサインまで、様々な可能性を秘めています。 

この医療コラムでは、下痢と血便が同時に起こる原因について詳しく解説し、なぜこの症状を見逃してはいけないのか、そして当院がどのように皆様の健康と安心をサポートできるのかをお伝えいたします。 

1. 下痢と血便が同時に起こる状態とは? 

色や量などが原因によって異なってきます。 

血便の色

まず、血便の色についてご説明します。 

鮮やかな赤色の血液(鮮血便)

通常、肛門や直腸、下部大腸からの出血を示唆します。 

黒色便

胃や十二指腸などの上部消化管からの出血が、消化液と混じることで黒く変化したものです。 

下痢と血便の原因

下痢と血便が同時に現れる場合、考えられる主な原因には以下のものが挙げられます。 

痔や切れ痔

最も一般的な原因です。頻回な下痢に伴い、肛門部が切れやすくなります。ただし、痔からの出血は他疾患との見分けがつきにくい場合があるため、自己判断はせず医療機関を受診することが重要です。 

大腸がん

進行すると、腸管が狭くなったり、腫瘍から出血したりすることで、便が細くなる、便秘と下痢を繰り返す、腹痛などの症状が現れることがあります。早期発見が非常に重要であり、放置すると進行が早まる可能性があります。 

炎症性腸疾患

(潰瘍性大腸炎、クローン病など) 大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こり、腹痛や下痢、血便を伴います。原因不明の難病に指定されており、長期的な治療が必要になることがあります。 

虚血性腸炎

腸への血流が一時的に不足することで、炎症が起こり、突然の左下腹部痛と鮮血便、粘液便を特徴とします。中年女性に多く見られると報告されています。 

感染性腸炎

細菌やウイルスが原因で、発熱、激しい下痢、腹痛、血便を伴うことがあります。特に、加熱不十分な肉(焼肉など)の摂取が原因となることがあります。 

2. なぜ下痢と血便の同時発生を見逃してはいけないのか? 

「下痢と血便」という症状は、身体からの重要なSOSです。

自己判断で「痔だろう」と決めつけたり、様子を見すぎたりすることで、早期発見の機会を逃してしまう可能性があるからです。 

大腸がんは、早期に発見して治療すればほぼ治癒が可能ながんです。しかし、厄介なことに、進行するまで自覚症状がないことが多く、自分で見つけることは難しいのです。

そのため、下痢や血便といった「何かおかしい」と感じるサインがあったら、すぐに専門の医療機関を受診し、正確な診断を受けることが何よりも大切です。 

3. 正確な診断のための検査方法 

下痢と血便の症状がある場合、その原因を特定するためには、専門的な検査が不可欠です。 

3.1. 便潜血検査:スクリーニングとしての重要性と限界 

便潜血検査は、大腸がん検診の一次検査として科学的に有効性が証明された方法であり、当院でも推奨しています。便中に混じった肉眼では見えない微量の血液を検出することができ、大腸がんやポリープからの出血の有無を調べるのに役立ちます。特に40歳以上の方には年に1回の定期的な受診が強く推奨されています。この検査によって大腸がんによる死亡率を60%減少させるという研究結果も出ています。 

3.2. 大腸内視鏡検査:精密検査のゴールドスタンダード 

便潜血検査で陽性となった場合や、下痢と血便が続くなど気になる症状がある場合は、大腸カメラ

による精密検査が不可欠です。 

大腸カメラ検査は、細長いカメラを使って大腸の内部を直接観察できる最も有効な検査です。 

4. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックが選ばれる理由 

当院では患者様のために様々な工夫と体制を整えております。 

4.1. 患者様への負担を最小限に抑える「無痛内視鏡検査」 

内視鏡検査に「苦しい」「痛い」というイメージをお持ちの方も少なくありません。当院では、その不安を解消するために、鎮静剤を使用した「無痛内視鏡検査」を積極的に行っています。 

鎮静剤を使用することで、ウトウトした状態や完全に眠っている間に検査が終了し、痛みや不快感をほとんど感じることなく検査を受けられます。 

大腸カメラ検査では、腸管を膨らませる際に空気の代わりに炭酸ガスを使用しています。炭酸ガスは空気よりも速やかに腸管から吸収されるため、検査後のお腹の張りや痛みを大幅に軽減できます。 

4.2. 利便性を追求したアクセスと予約システム 

忙しい現代の皆様にとって、検査を受けるための時間確保は大きな課題です。当院は、そのハードルを下げるための工夫を凝らしています。 

大通駅から徒歩30秒という抜群の立地。雨や雪の日でも傘なしで通院できるため、天候に左右されずに安心してご来院いただけます。 

土日も診療を行っており、平日にお時間が取れない方でも検査を受けていただくことが可能です。 

検査当日に事前診察を行い、院内で下剤を内服することが可能です。ご自宅で大量の下剤を飲む負担を軽減し、検査日1日の来院で済ませられるため、遠方の方や忙しい方にも非常に便利なサービスです。 

5. 日常生活でできる健康管理と予防策 

普段から大腸がんのリスクを減らす事を心がけましょう。 

食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂りましょう

野菜、果物、全粒穀物(玄米など)、豆類は、便通を改善し、腸内環境を整えるのに役立ちます。

赤身肉や加工肉の過剰摂取は控えめに

これらは腸内で発がん性物質を生成し、大腸がんのリスクを高める可能性があります。 

適度な運動 

定期的な運動は、腸の動きを活発にし、便通を改善します。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を習慣にしましょう。 

禁煙・節酒 

喫煙は大腸がんのリスクを高めます。飲酒も適量を守ることが大切です。

6. 最後に:健康と安心のために、一歩踏み出しましょう 

下痢と血便が同時に現れる症状は、身体からの重要なサインです。

ご自身や大切ご家族の健康を守るためにも、「おかしいな」と感じたら、ためらわずに専門医にご相談ください。 

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、下痢や血便の症状でお悩みの方、大腸がん検診をご希望の方のために、快適で質の高い内視鏡検査を提供しています。 

ご心配なことやご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 皆様のご来院を心よりお待ちしております。 WEB予約は24時間可能です。 

   文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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