サンマにアニサキスがいるってホント!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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サンマにアニサキスがいるってホント!?

サンマにアニサキスがいるってホント!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年9月20日

皆様、こんにちは。札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック院長の福田です。 

当院は、皆様が安心して胃と大腸の健康を守れるよう、最新の医療設備と経験豊富な専門医による質の高い医療を提供しています。 

さて、今回のコラムのタイトルを見て、「サンマにアニサキスがいるってホント!?」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

秋の味覚として人気のサンマ、特に北海道ではお刺身で楽しまれる方も多いことでしょう。

実は、このサンマをはじめとした特定の魚介類には、アニサキスという寄生虫が潜んでいる可能性があり、感染すると激しい腹痛を引き起こすことがあります。 

最近アニサキス症が激増しております。サンマをお刺身で食べる際には十分に注意して召し上がってください。

1. アニサキス症について深く知る:身近な食の危険と症状 

アニサキスはどのような症状を引き起こすのかご存知でしょうか。 

1.1. アニサキスとは?サンマも要注意! 

アニサキスとは、主に魚介類の内臓に寄生する線虫の幼虫です。アニサキスの幼虫は、海中で生活する生物の食物連鎖を通じて広がり、最終的にはクジラなどの海洋生物を終宿主とします。人間は、このアニサキス幼虫が寄生した魚介類を生、あるいは加熱不十分な状態で摂取することで感染します。 

特にアニサキスが多く見られる魚種としては、アジ、イワシ、サンマ、イカ、サバ、カツオなどが挙げられます。

1.2. アニサキス症の症状:激しい腹痛にご注意 

アニサキスが人間の体内に入ると、その幼虫が胃や腸の壁に侵入し、激しい症状を引き起こします。アニサキス症の主な症状は、食後数時間で現れる突然の激しい腹痛です。その他にも、吐き気や嘔吐、下痢といった消化器症状 や、皮膚に蕁麻疹(じんましん)が現れることもあります。 

実は、アニサキス症は一種のアレルギー症状とされており、体内に侵入したアニサキスが免疫システムを刺激することでアレルギー反応を引き起こすと考えられています。そのため、症状の重さや出方には個人差があり、同じアニサキスを摂取しても全員が同じ症状を示すわけではありません。また、一度アニサキス症にかかった経験のある方は、今後も魚介類の生食によって症状をきたしやすい状況にあるため、特に注意が必要です。 

1.3. アニサキス症の診断と治療:内視鏡が鍵 

アニサキス症が疑われる場合、内視鏡による直接的な観察と除去が最も有効な診断・治療法となります。胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を使い、胃の粘膜に食い込んだアニサキスを直接確認し、鉗子(かんし)などの専用器具で虫体を摘出します。この処置は迅速かつ確実であり、短時間で終了することがほとんどです。 

アニサキス除去にかかる費用は、原則として健康保険が適用されます。手術費用は全国一律で3250点(32500円)であり、これに診察料や採血検査費用などが加わり、3割負担の場合で総額1.5万円から2万円程度が目安となります。さらに、内視鏡によるアニサキス除去術は「手術扱い」となり、ご加入の医療保険や生命保険から手術給付金が支払われる可能性があります

2. アニサキス症の確実な予防策:食卓の安全を守るために 

アニサキス症を避けるためには、日頃の食生活に注意を払うことが最も重要です。

 

2.1. 加熱と冷凍の徹底:確実な殺虫方法 

アニサキスは非常に生命力の強い寄生虫ですが、特定の条件下では死滅させることができます。最も確実な方法は、以下の2つです。 

加熱:

魚の中心部まで70℃以上で加熱すること。フライや煮付け、焼き魚など、しっかりと火を通す調理法を選びましょう。 

冷凍:

マイナス20℃以下で24時間以上冷凍すること。家庭用冷凍庫でも実現可能な温度ですので、生食する魚は事前に冷凍処理をしておくと安心です。 

一方で、酢じめや醤油、ワサビなどではアニサキスを死滅させることはできませんので、注意が必要です。 

2.2. 魚介類の選び方と調理時の注意点 

新鮮な魚を選ぶ:

刺身で食べる場合は、目の輝き、鱗(うろこ)の状態、においなどをチェックし、信頼できる販売店から購入することが非常に重要です。 

内臓の迅速な除去:

魚を購入したら、できるだけ早く内臓を取り除きましょう。アニサキスは内臓に寄生していることが多いため、鮮度が落ちると身に移行する可能性があります。 

外食時の注意:

外食で生魚を食べる際は、信頼できる飲食店を選び、その店の衛生管理や感染予防対策を確認することも大切です。 

これらの予防策を講じることで、アニサキス症のリスクを大幅に減少させ、安心して魚介類を楽しむことができます。 

3. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの強み:皆様が安心して検査を受けられるために 

当院は、様々な工夫を凝らしております。 

3.1. 苦痛の少ない「内視鏡検査」 

「内視鏡は痛い、苦しい」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。当院では、そのような不安を解消するために、鎮静剤を用いた「内視鏡検査」を提供しております。 

眠ったような状態で検査

鎮静剤を使用することで、検査中はほとんど眠ったような状態で過ごすことができ、検査による苦痛や不快感を大幅に軽減することが可能です。

 

麻酔に習熟した医師が対応

当院では麻酔に習熟した医師が、患者様の状態に合わせた適切な鎮静剤を選択し、安全に配慮した上で検査を行います。 

当院のアンケート調査では、大腸カメラの痛みについて5段階評価で「痛みが強かった」「非常に痛みが強かった」と回答された方は現在まで1人もおらず、多くの患者様から「楽だった」「気が付かないうちに終わった」とのお声をいただいております。 

3.2. 消化器内視鏡専門医による高精度な検査 

当院では内視鏡専門医が内視鏡検査をおこなっております。

最新の内視鏡システム導入

最新鋭の内視鏡機器を導入しており、微小な早期大腸がんや大腸ポリープも見逃さずに診断できる高精度な検査を提供しています。 

その場でポリープ切除(日帰り手術)

検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除することが可能です(日帰り手術)。当院の統計では、90%以上の方で当院での切除が可能でした。 

大腸が長い方にも対応

経験豊富な内視鏡専門医の技術により、腸が長く内視鏡が入りにくい方でも、ほとんどの場合痛みを感じることなく盲腸まで検査を終えることができます。 

3.3. 高い利便性:札幌の中心部で、忙しい方にも優しい医療を 

大通駅徒歩30秒の好立地

札幌大通駅の出口(14Bもしくは15)から出てすぐのビル内に位置しており、雨や雪の日でもほとんど濡れることなく来院いただけます。通勤・通学帰りや買い物の途中でも気軽に立ち寄れる抜群のアクセスです。 

土日も検査可能

平日はお仕事で忙しい方のために、土曜日・日曜日も内視鏡検査を実施しております。 

午前中での検査終了も可能

自宅下剤や下剤注入法を利用することで、午前中だけで検査を終え、午後の時間を有効活用することも可能です。 

当日内視鏡検査も可能

検査枠が空いていれば、当日でも胃カメラ・大腸カメラの検査が可能です(検査前に診察を行います)。 

胃カメラと大腸カメラの同日検査も可能

大腸カメラと胃カメラの検査は、検査前の食事制限や流れが共通しているため、同日にまとめて受けることが可能です。これにより、食事制限や時間的拘束、運転の制限といった負担を1日で済ませることができ、身体への負担はほとんど変わりません。 

院内下剤で事前受診なしでの検査も可能

下剤の服用がつらいという方には、当院で下剤を服用いただく方法もご用意しており、条件を満たせば事前受診なしで検査を受けることも可能です。 

3.5. 費用と保険適用について 

大腸内視鏡検査は、症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合など、医師が必要と認めた場合には健康保険が適用されます。3割負担の場合、検査費用は1万5千円から3万円程度が目安となります。ポリープ切除や組織検査を行った場合は別途費用がかかりますが、内視鏡的ポリープ切除術は手術料がかかるため、ポリープ切除を伴う検査の費用は約25,000円前後となります。 

また、大腸ポリープ切除などの治療内容によっては、ご加入の生命保険の手術給付金や医療保険の給付金が支払われる場合があります。さらに、大腸内視鏡検査にかかった費用は、確定申告で医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は大切に保管しておきましょう。 

4. まとめ:アニサキスをきっかけに、健康も考えましょう 

生の魚介類を楽しむことは、日本の食文化の豊かな一面です。

しかし、そこにはアニサキス症という身近なリスクが潜んでおり、適切な予防と対処が不可欠です。

 

今回のコラムでは、「サンマでアニサキスになるってホント!?」という疑問から始まり、アニサキス症の実態、予防策、そしてそこから繋がる大腸の健康の重要性についてお話ししました。アニサキス症の激しい腹痛や消化器症状は、時にその他の深刻な疾患の症状と重なることがあります。安易な自己判断は、大切な命に関わる病気の発見を遅らせる可能性があります。 

 

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、皆様が「苦痛なく、安心して、高精度な検査を受けられる」ことを最優先に考え、最新の内視鏡システム、熟練の専門医、そして患者様に寄り添うスタッフが、万全の体制を整えております。大通駅から徒歩30秒というアクセス抜群の立地で、土日も検査に対応しており、お忙しい方でも無理なく健康管理を続けていただけます。 

アニサキス症の治療をきっかけに、あるいは消化器症状に少しでも不安を感じた方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。皆様の健康な毎日をサポートできるよう、スタッフ一同努めてまいります。 

皆様のご来院を心よりお待ちしております。 

    文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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