50歳を超えると大腸癌が急激に増えるってホント!? |札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目 せんばビル4階

代表電話:011-242-7311検査結果説明専用電話:070-1212-9072

WEB予約 事前WEB問診
下層メインビジュアル

50歳を超えると大腸癌が急激に増えるってホント!? 

50歳を超えると大腸癌が急激に増えるってホント!? |札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年5月18日

こんにちは。札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック 院長の福田です。 

皆様、「50歳を超えると大腸癌が急激に増える」という話を耳にしたことはありますか?

大腸癌は日本人が罹る癌の中でも多い種類であり、50代以上の年代の方は特に注意が必要です。

実際のところ、2020年の国立がんセンターの統計によると、40-44歳の罹患率と比較して、50歳-54歳の大腸癌罹患率は2.9倍に増加し、55歳-59歳の罹患率は4.6倍に増加しております。

大腸がんの現状と、年齢との関係 

「50歳を超えると大腸癌が急激に増える」というのは、残念ながら事実です。 

日本において、大腸がんは年々増加傾向にあります。年間に大腸がんと診断される方は15万人以上、そして大腸がんで亡くなる方は5万人以上いらっしゃいます。

大腸がんの発症リスクは、年齢とともに上昇します。特に40代後半から増加し始め、50歳以上で急激に増えることが分かっています。これは、加齢によって細胞の修復能力が低下し、異常な細胞が増えやすくなるためと考えられています。 

ただし、最近では食の欧米化やライフスタイルの変化などを主な要因として、若年層(40歳未満)でも大腸がんが増加してきていることが指摘されています。20代や30代でも大腸カメラで病気が見つかる場合もあります。 

早期発見の重要性 

自覚症状がないからこそ、定期的な検査による早期発見が非常に重要になります。 

大腸がんは、早く見つければ治るケースが多くあります。がんの進行度を示すステージが低いほど、5年生存率(がんと診断されてから5年後に生存している割合)は高くなります。また、ステージが低いほど、がんに伴う症状も軽く、治療による身体的な負担も小さく済みます。

幸い、大腸がんの場合は、早期発見が遅れたとしても、手遅れになるまでには年単位の時間がかかります。そのため、もし気になる症状が出た場合でも、諦めずに医療機関を受診することが大切です。 

さらに、大腸がんの予防という点でも、早期発見が果たす役割は非常に大きいのです。大腸ポリープの多くは、放置すると大腸がんへと進行する可能性がある「前がん病変」です。特に腺腫性ポリープは前がん状態とされています。

定期的な検査によってこのようなポリープを早期に発見し、その場で切除することで、大腸がんの発症リスクを大幅に減らすことが可能です。ポリープ切除は内視鏡検査時に行われることが多く、体への負担が少ない治療法です。 

早期発見でみつかった大腸癌(上皮内癌)

大腸がんを見つけるための検査 

では、大腸がんを早期に見つけるためには、どのような検査を受ければ良いのでしょうか。 

初期の検査として有効なのが、便潜血検査です。これは、便の中に混じった肉眼では見えない微量の血液を検出する検査です。便を採取して提出するだけで済むため、体への負担が少なく簡便な検査です。 

日本の便潜血検査は、食事制限などが不要な「免疫法」が主流です。より精度を高めるために、別の日に2回便を採取する「2日法」が一般的です。便潜血検査は、毎年受けることで大腸がんによる死亡率を60%減らせることが科学的に明らかになっております。

ただし、便潜血検査はあくまでスクリーニング検査であり、精度には限界があります。便中の血液の有無を調べるため、大腸がんやポリープだけでなく、痔や大腸の炎症など、他の原因でも陽性となることがあります。 

ただし、便潜血検査で陽性と判定された場合、大腸癌の可能性は否定できず、必ず精密検査を受けることが重要です。一度陽性になった場合、再度の便潜血検査を受けて陰性でも安心はできません。 

その精密検査として、最も有効なのが大腸カメラ(大腸内視鏡検査)です。大腸カメラでは、肛門から内視鏡というカメラのついた細い管を挿入し、大腸の粘膜を直接、詳細に観察することができます。さらに、ポリープが見つかった場合、その場で切除することもできます。 

当院で大腸カメラ検査を受ける安心 

「大腸カメラ検査は痛いのではないか?』『恥ずかしいのではないか?』と心配… 

当院では、そんな不安を抱える方々に安心して検査を受けていただけるよう、様々な配慮を行っております。 

消化器内視鏡専門医による精度の高い検査 

  • 当院では、熟練した医師が最新の内視鏡システムを用いて、丁寧かつ高精度な検査を心掛けております。これにより、病変の見逃しを防ぎ、偶発症のリスクを低減することに繋がります。 

苦痛を最大限に軽減する「無痛大腸カメラ検査」 

  • 「大腸カメラは痛い」というイメージをお持ちの方は少なくありません。当院では、そのような不安を解消するために、鎮静剤を用いた「無痛大腸カメラ検査」を提供しております。鎮静剤を使用することで、検査中はほとんど眠っているような状態で受けることができ、検査による苦痛や不快感を大幅に軽減することが可能です。

プライバシーへの配慮 

  • 内視鏡検査や大腸検査を受ける際に、お尻を見せることへの抵抗感や恥ずかしさを感じる方もいらっしゃると思います。当院では、患者様のプライバシーを尊重し、必要最低限の範囲だけお尻を見せるなど、できる限り配慮した体制をとっています。 

駅直結の抜群の立地と便利な予約システム 

  • 当院は大通駅から徒歩30秒という非常にアクセスしやすい場所にあります。大通駅の出口(14Bまたは15)から出てすぐのビルの中に位置しているため、雨や雪の日でもほとんど濡れることなくお越しいただけます。 
  • お忙しい方のために、土曜日・日曜日も内視鏡検査を実施しております。また、WEB予約システムは24時間対応しており、いつでも都合の良い時間に予約が可能です

あなたの健康を守るために 

大腸がんは早期に発見し、適切に治療すれば治る可能性の高いがんです。

そのためには、症状がなくても定期的に検査を受けることが何より大切です。特に40歳を過ぎたら便潜血検査を、そして50歳以上の方、ご家族に大腸がんやポリープの既往歴がある方、喫煙・飲酒習慣がある方、肥満の方などリスク要因をお持ちの方 は、大腸カメラ検査を積極的に検討されることを強くお勧めします。

便潜血検査で陽性となった方は、結果を自己解釈せず、必ず精密検査を受けてください。血便など気になる症状がある方も、早めに消化器内科を受診し、必要であれば大腸カメラ検査を受けて原因を調べましょう。 

「もしかして…」という不安を抱え続けるよりも、一度検査を受けて、安心を得ることが、心身の健康にとってどれほど大切か計り知れません。もし異常が見つかったとしても、早期であれば治療の選択肢も広く、身体への負担も少なく済む可能性が高いのです。 

この記事が、皆様が大腸カメラ検査を受けてみようかな、と考えるきっかけになり、皆様の健康寿命を延ばす一助となれば幸いです。 

 文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

・関連記事

TOP