下痢が続く場合|大通り胃腸内科クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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下痢が続く場合

下痢が続く場合|大通り胃腸内科クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2024年1月11日

下痢が長期にわたって続いていると、体にはさまざまな影響が生じます。水分や栄養の吸収不良からくる脱水症状や全身のだるさ、さらには日常生活にも支障をきたします。そこで、下痢の原因を正しく理解し、適切な対処をする必要があります。

慢性的な下痢の原因と対処法

慢性的な下痢の原因としては、日常的なストレスや過敏性腸症候群、慢性的な腸の炎症、感染症、あるいは食物アレルギーなどがあります。まず個人で対処できるものとして大事なのは、最近の食生活や健康状態を見返し、特定のパターンがないか確認することです。この際、食事日記をつけると原因を特定しやすくなります。

対処法のひとつとして、原因に応じた食事の調整が必要です。また水分補給を心がけ、腸内細菌のバランスを整える治療も推奨されています。それでも下痢が改善しない場合は、専門医の診断を受け、適切な治療を受ける必要があります。

下痢が続く時の食生活の見直し

下痢が続く時には、食生活を見直すことが大切です。刺激的な食材や脂質が多い食事、アルコールやカフェインを含む飲料は腸に負担をかけるため控えめにしましょう。特に飲酒を辞めてみるのは効果的です。また、乳製品も一時的に避けてみるのが良いでしょう。

食物繊維を含む食品を適量にし、消化に良いものを選ぶことも重要です。白米やうどんなど柔らかい食べ物がおすすめです。これらをバランスよく摂取することで、腸の負担を減らし、下痢を改善することに繋がります。

いつ医療機関を受診すべきか

一般的に下痢は数日で改善することが多いですが、慢性的に続いている場合や下痢に伴って次のような症状が見られる時は医療機関を受診すべきです。高熱や血便が見られる、激しい腹痛がある、脱水症状(口の乾き、尿量の減少)を感じる場合などです。また、最近海外旅行から帰国したばかりの人が下痢に悩まされている場合も注意が必要です。

いずれの症状も放置せず、早めに適切な診断を受けることが大切です。医師は症状や持続期間、渡航歴などから原因を推測し、必要な検査を行い適切な治療を提案してくれます。

下痢と大腸カメラ検査


大腸カメラ検査とは、大腸の内部に直接内視鏡を挿入することで、腸管内の異常を発見するための検査です。慢性的な下痢を改善させるためにも内視鏡検査は有効です。近年では、検査技術が進歩しており、痛みを感じにくくなっているのも特徴です。

大腸カメラ検査ってどんなもの?

大腸カメラ検査によって、大腸がんや炎症性腸疾患など、初期の段階での異常を発見することが可能となります。検査では、内視鏡の先端についているカメラで撮影した大腸の内部の映像をモニターに映し出し、医師が詳細に診察を行うため、非常に正確な診断を下すことができます。

当院での大腸カメラをご希望の方は以下のリンクからどうぞ

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検査前の準備と注意点

大腸カメラ検査を受ける前には適切な準備が必要です。前日の食事は消化の良いものにし、当日は絶食となります。また、大腸内をきれいにするための下剤を指示された時間に飲む必要があります。下剤の作用で頻繁にトイレに行くことになりますが、これにより内視鏡が大腸内を明瞭に映し出せるようになります。病院内で下剤を飲む場合は荷物は最小限にして来院すると良いでしょう。血液凝固を防ぐための薬を飲んでいる人は、検査前に医師に相談する必要があります。

検査に関する疑問は下記サイトをご参照ください。

検査後の体調管理について

検査後は、腸内の空気が抜けるまでお腹にガスが溜まりやすくなります。このため、一時的に腹痛や膨満感を感じることもありますが、これは自然な反応であり、時間とともに改善されます。検査後は運転を避け、安静にすることが大切です。また、検査による腸壁への刺激が原因で、稀に出血や穿孔(せんこう)のリスクも報告されていますが、これらの症状は極めてまれです。体調に変化があれば、すぐに医師に連絡することが大切です。食事は軽く消化の良いものから始め、徐々に通常の食生活に戻していきます。

大腸カメラで診断できる疾患


大腸カメラ検査によって、多岐にわたる大腸の疾患を発見でき、治療の選択肢を早期に決定することが可能となります。主に、大腸がん、炎症性腸疾患、ポリープの検出などがありますが、それ以外にも、出血の原因や慢性的な下痢、便秘といった症状の診断もする事ができます。

大腸がんの早期発見

大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんどないことが多いです。自覚がなくとも大腸カメラを行うと、前癌病変である腺腫がみつかることがよくあります。早期発見は治療成績を向上させるため、過去にポリープがあった方などは定期的なスクリーニングが推奨されています。診断時には、細かい部位の精密な観察はもちろん、疑わしい箇所の組織生検や粘膜切除をすることもできます。

過敏性腸症候群(IBS)の診断

緊張したり、食事をしたりするとすぐに排便をしたくなるという方が多くいます。そのような方は過敏性腸症候群の可能性があります。大腸カメラで大腸内に異常所見がなく、上記のような症状があると診断がつきます。そのような状態を根本的に治すことは少し難しいですが、食事内容や内服薬によって症状を軽減させる事は可能です。上記症状で悩んでいる方は当院医師のような専門医にご相談下さい。

炎症性腸疾患(IBD)の診断

慢性的に下痢がでている方は炎症性腸疾患(IBD)の可能性があります。炎症性腸疾患には、クローン病や潰瘍性大腸炎といった疾患が含まれています。症状としては、慢性的な下痢や腹痛、体重減少、血便などがあげられます。大腸カメラによって、これら炎症性腸疾患の診断が可能となり、炎症の位置や範囲、程度を精密に評価することができます。生検を行い組織を検査することで、病理診断により疾患の確定診断につなげることができます。

ポリープの有無と治療

大腸ポリープは、大腸の内壁から突出した突起物のことを指し、それ自体ががんを発生させる可能性があります。そのため、大腸カメラを利用した検査でポリープを発見することは、大腸がん予防の観点からも非常に重要です。実際の検査では、ポリープの数や大きさ、形状を把握し、種類に応じた治療法を選択します。こぶし大のポリープであれば切除が行われることが多く、治療と同時に予防にもなります。日本では、大腸カメラを用いたポリープの摘出は一般的であり、多くの患者さんがこれによって将来的な大腸がんのリスクを減らしています。

検査結果の解釈と次のステップ


医療検査を受けた際、数値や専門用語に囲まれた結果報告書を目にすることがあります。初見では理解しにくいものかもしれませんが、これらの情報から自分の健康状態を読み解き、必要な行動に移すことが大切です。正確な理解が、今後の健康管理や治療方針の決定に直結するため、医師や専門家の説明を確実に受け、理解を深めましょう。

結果が良くなかった場合の対応

検査結果が思わしくない場合、不安や疑問が生じるかもしれません。まずは慌てず、担当医の指示を受けて次に行うことに集中してください。疾患が疑われる場合、さらに精密な検査が行われることもありますし、ライフスタイルの見直しや食生活の改善が必要とされることもあります。早期発見、早期治療が重要なのは言うまでもありませんが、根拠に基づいた適切な対応をするためには正しい情報が必要です。そのため、信頼のできる医療機関や専門家からのサポートを得ることが重要になります。

定期的な検査の重要性

予防医学の観点から、定期的な検査は非常に重要な健康管理の手段です。早期発見、早期治療によって病気の悪化を防ぎ、より良い治療成果を得るためには、症状が現れる前に異常を捉えることが必須です。定期的な検査によって、自分の体が発しているサインを見逃さず、適切なタイミングで健康管理や治療を行うことができます。

より精確な健康状態の把握や病気のリスク評価が可能になるため、様々なライフスタイルや年齢に応じた検査を受けることが勧められます。特に、生活習慣が原因となる成人病の予防においては、定期検診の意義は計り知れないものがあります。自分と家族の健康を守るためにも、定期的に体のチェックをする習慣を身につけましょう。

大腸カメラとはどんな検査?

大腸カメラ検査のリスクと不安への対処


大腸カメラ検査は、大腸の病変を発見するために行われますが、いくつかのリスクや不安を伴うことがあります。痛みや不快感、稀に合併症が生じることもありますし、検査に対する精神的な抵抗感も少なくありません。しかしながら、事前の準備や知識の習得によってこのようなリスクや不安を軽減させることができます。

検査に関連するリスクとその頻度

大腸カメラ検査は、非常に有効な診断手法ですが、いくつかのリスクが存在します。最もよく懸念されるのは、検査による大腸の穿孔(せんこう)です。しかし、この穿孔のリスクは非常に低く、統計によると検査1万件につき1件程度と報告されています。他にも軽度の出血や検査後の腹痛などが報告されていますが、これらも多くの場合一時的なものです。重大な合併症は稀であり、経験豊富な医師による検査は安全性が高いと言えるでしょう。

検査前の不安を減らすためにできること

検査前の不安感は、多くの人にとって非常に大きなものです。この不安を減らすためには、検査の流れや必要性、検査によって得られる利益を理解することが大切です。また、検査を行う医療機関の情報を集め、信頼できる医師に相談することも安心につながります。検査前の食事制限や清潔な排便を促す下剤の服用など、正しい準備をすることも不安を軽減させるのに役立ちます。

問題が起きたときの対応策

万が一、検査中に問題が起きた場合は、すぐに医師の判断が重要です。穿孔や出血が発生した場合は迅速な治療が必要になります。検査後に異常な症状を感じたら遠慮なく医師に相談しましょう。医療機関では、合併症に対処するためのシステムを整備しており、適切な対応を取ることができます。自宅に帰った後も、検査後に特異な症状が出た場合の指示をしっかりと受け、必要に応じて再び医療機関を訪れることが大切です。

予防と日常生活で注意すべき点


健康で活力に満ちた日常を送るためには、大腸の健康を守ることが非常に重要です。大腸は消化や排泄を司るだけでなく、免疫機能にも密接に関わる器官であり、日常生活の中で適切な予防策を講じることが病気のリスクを減らすカギとなります。以下で紹介する生活習慣の改善点を心がけ、健康的な大腸を維持していきましょう。

大腸の健康を守るための生活習慣

大腸の健康を維持するためには、規則正しい食生活が基本となります。食物繊維を豊富に摂ることで、便の量を増やし、大腸を刺激し、スムーズな排便を助けます。食事以外にも、適度な運動は大腸の蠕動運動を促し、便秘を防止する効果があるのです。水分を十分に摂取することも、便の柔らかさを保ち、排便を容易にします。生活習慣病のリスク軽減にも直結するため、毎日の水分補給は大切です。

予防的な食事と運動のポイント

大腸がんなどの病気を予防する食事には、バランスの取れた栄養摂取が欠かせません。
食物繊維や果物、野菜などの抑制効果のあるものも報告がありますが、積極的摂取による発生率減少は報告されておりません。また赤身肉・加工肉や大量飲酒、喫煙などはできるだけ避けましょう。
また適度な運動が推奨されます。運動は大腸の蠕動を活性化させ、消化吸収機能を向上させます。定期的に体を動かすことが予防に繋がるのです。

ストレス管理と大腸の健康

ストレスは大腸の健康に悪影響を及ぼすことが知られています。特に、ストレスが慢性化すると腸の動きが悪くなり、便秘や下痢を引き起こす原因になり得ます。リラクゼーションのためには趣味の時間を確保する、マインドフルネスを行う、十分な睡眠を取るなど、ストレス解消に効果的な方法を見つけ実践することが重要です。また、規則正しい生活リズムを心がけ、仕事とプライベートのメリハリをつけることも大切でしょう。ストレスを適切に管理することで、大腸の健康はもちろん、全身の健康維持にも繋がるのです。

大腸カメラ検査に関するよくある質問


大腸カメラ(内視鏡検査)は、がんやポリープなどの早期発見に有効で、治療へと結びつくことから、非常に有用です。しかし、多くの方が痛みや保険の適用、検査のタイミング、費用など、いくつかの疑問を抱えています。そこで、ここではよくある質問にお答えする形で、大腸カメラ検査に関する知識を深めていきます。

検査の痛みについての真実

大腸カメラ検査と聞くと、「痛い」というイメージを持つ方は多いかもしれません。しかし、現代の医療技術の進歩により、検査時の痛みは以前に比べて大きく軽減されています。例えば、鎮痛剤を使用することで感じる痛みを和らげることが可能ですし、熟練した医師による丁寧な操作も痛みを抑える一因となります。

また、検査前の準備として、食事制限や下剤の使用により、大腸内をきれいにしておくことが重要です。これにより、検査中の不快感や痛みを減少させることができるのです。それでも不安を感じる方のためには、鎮静剤を用いた検査も選択肢としてあります。これにより、眠っている間に検査を終えることができ、痛みをほとんど感じることなく検査を受けることができます。

保険適用に関する疑問点

「大腸カメラ検査は保険が適用されるのか」というのは、多くの方が疑問に思う点ではないでしょうか。結論から言えば、医師の判断で必要と認められた場合、健康保険が適用されることが一般的です。実際に適用されるかどうかは、下記の条件によって異なります。

一つとして、症状がある場合や、過去に大腸の病気を患っていた場合、家族内で大腸がんの先例がある場合など、医師が検査を必要と判断した際には、保険適用が認められます。

ただし、自己判断での検査や、いわゆる「人間ドック」の一環として行う場合には、健康保険の適用外となる場合が多く、自己負担となることが通常です。

検査を受ける最適なタイミング

大腸カメラ検査を受けるべき最適なタイミングですが、病歴や家族歴、また体質によって異なるため、一概には決められません。しかし、一般的な目安としては、以下のような状況を参考にすると良いでしょう。

まず、50歳を超えたら、症状が無くても一度は検査を受けることが推奨されています。これは、大腸がんの発症率が50歳を境に上昇するためです。また、家族に大腸がんの既往がある場合や、過去に大腸ポリープの除去を行った経験がある方は、それより前に定期的な検査が勧められます。

不定愁訴としてのお腹の痛みや血便、体重の減少など、大腸の病気を疑う症状があれば、早急に検査を受けることが大切です。早期に発見し、早期に治療することが、最善の結果へとつながるからです。自覚症状がない場合でも、継続して定期検査を行うことで、早期治療に結びつけることができます。

常に自らの体のサインに耳を傾け、適切なタイミングで検査を受けることが、健康な毎日を送るための一つの鍵となります。

大腸カメラに関する疑問は下記サイトをご参照ください。

検査後の生活でのアドバイス


検査を終えて、これからの生活に希望を持つことは大切ですが、体調管理にはより一層の注意が必要になります。症状が改善されたからと言って、以前の生活パターンに戻るのは得策ではありません。日常生活の中で医師から提案されたアドバイスを取り入れ、健康維持と再発防止に努めることが求められるでしょう。

食事療法としての推奨事項

食生活は体に直接影響を与える非常に重要な要素です。検査後の食事療法では、バランスのとれた食事を心がけることが基本となります。特に、野菜や果物をしっかりと摂取し、必要なビタミンやミネラルを不足なく取り入れることが大切でしょう。また、加工食品や高脂肪、高カロリーの食品の摂取を控えることで、体重管理にも効果的です。塩分は血圧に影響を与えるため、摂取量を意識し、健康を害することのないようにしましょう。食物繊維は消化を促進し、コレステロールの管理にも関連し、積極的に摂取するべきであるのです。

再発防止のための生活指導

病気の再発を防ぐためには、日々の生活習慣を見直す必要があります。定期的な運動は、身体の免疫力を高め、ストレスの解消にも役立ちます。運動習慣を持つことで、睡眠の質の改善なども期待できるでしょう。また、過度なストレスは病気の大きなトリガーとなるので、リラクゼーションの時間を持つなどして、心の健康にも気を配ることが大切です。睡眠も重要で、質の良い睡眠をとり、規則正しい生活を心がけることが再発防止に繋がります。

医師からのアドバイスを活かす方法

医師からのアドバイスは、個々の健康状態に合わせて具体的に提案されるものです。これを活かすためには、まず医師とのコミュニケーションをしっかりと取り、理解を深めることが基本です。また、日々のルーティンとして、医師のアドバイスを継続的に練習することで、自然と健康生活の一部となります。目標を設定し、小さな達成を繰り返しながら、自分のペースで取り組むことが成功への鍵になるでしょう。友人や家族の支えも大きな助けとなりますので、周囲への理解を求めることも重要です。


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