消化器内科
消化器内科
食物を摂取して排出するまで、いわゆる口から肛門までの間というのは、一本の長い管でつながっています。これを消化管と言いますが、この管の中には食道、胃、小腸、大腸といった器官があるわけですが、これらに何らかの症状や病気がみられる場合に対応する診療科が消化器内科です。
消化器症状を訴える患者様の多くは、腹痛、嘔吐・吐き気、下痢、便秘といったもので、その場合は、胃腸炎(感染性 等)など一過性の病気のケースが多いです。ただ診察の際は、あらゆる可能性を考慮し、必要であれば内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)をはじめとする検査機器(超音波検査 など)を使用するなどして、詳細を調べ、診断をつけていきます。
このほか、健康診断などで行われる便潜血検査で陽性の判定を受けたという場合もご受診ください。
日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。お腹の不調や気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
上部消化管内視鏡検査とは、食道、胃、十二指腸などを内視鏡を用いて観察する検査のことで、一般的には胃カメラと呼ばれています。
下部消化管内視鏡検査とは、肛門からスコープを挿入し大腸の粘膜を直接検査することで、一般的には大腸カメラと呼ばれています。大腸の出血、潰瘍、感染、炎症だけでなく、ポリープや大腸がんといった病変を検査することが可能です。
腹部超⾳波検査とは体の表⾯から⼈の⽿には聞こえない⾳4〜15MHz(メガヘルツ)を当てて、その反射を画像化することで体の内部にある臓器や⾎管の状態を調べることができる画像診断法の一つです。
対象検査の臓器としては、肝臓、胆嚢、腎臓、脾臓、膵臓、腹部⼤動脈です。
院長 福田 遼
<略歴>
「札幌市のがんで亡くなる方を限りなくゼロにする」を目標に日々の診療や内視鏡検査に取り組んでおります。
内視鏡検査に対しては辛いイメージを持たれ、なかなか胃カメラ・大腸カメラに踏み切れない方も多くいらっしゃると思います。そのような方々の窓口として、地域の皆様に気軽に内視鏡検査を受けていただきたいと思っております。
ちょっとした症状や、健康面のご不安からでも構いません。お気軽にご相談ください。