便潜血陽性の際、WEBで直接大腸カメラ予約していいの?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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便潜血陽性の際、WEBで直接大腸カメラ予約していいの?

便潜血陽性の際、WEBで直接大腸カメラ予約していいの?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年6月11日

皆様、こんにちは。「札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック」院長の福田です。 

日々の診療を通じて、私は北海道における大腸がんの死亡率を減少させるという使命感を胸に、皆様の健康と安心のために尽力しております。

近年、インターネットを通じて様々な情報が得られるようになり、「便潜血検査で陽性が出たけれど、直接WEBで大腸カメラの予約をしても大丈夫なのだろうか?」というご質問をよくお受けします。

実際、保険診療の場合、保険医が検査が必要かどうか判断した後にご案内するため、診察前に大腸カメラ検査を確定する事はできません。

ただし、便潜血陽性の場合などでは持病がなければ大腸カメラを案内するケースが通常ですので、当院の場合、WEBから事前に検査日を仮予約して頂いてもかまいません。

ただ勿論、患者様の安全と検査の精度を最大限に高めるため、特定の状況下ではご予約いただいた日程で内視鏡が難しくなる場合もございますのでご了承ください。 

直接大腸検査を予約可能なWEBシステム 

当院では、皆様がよりスムーズに検査を受けられるよう、WEB予約システムを導入しております。

持病がなく、院内で下剤を飲まれる方であれば、事前診察と同日の検査を仮予約する事が可能です。

これにより、検査当日に初めて当院を受診してその日のうちに検査が可能になります。

予約はスマートフォンやパソコンから24時間いつでも、わずか3分程度で検査日程を確定できます。

当院は土曜日・日曜日も内視鏡検査を実施しており、平日がお仕事で忙しい皆様も、週末を利用して安心して健康管理に取り組んでいただけます。

また、札幌市営地下鉄大通駅から徒歩30秒という非常に便利な立地も、当院の大きな強みです。

   当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

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事前診察が必要なケース

以下の状況に当てはまる場合は事前の診察をお勧め、または必須としております。 

自宅で下剤を服用して検査を希望される場合

当院では、WEB問診で事前に問診にご回答いただくことで、来院後の診察がスムーズになるよう工夫しておりますが、ご自宅での下剤服用に不安がある方や、これまで下剤で苦労された経験がある方は、事前の診察で服用方法について詳しい説明を受けることをお勧めします。

検査前日は、食物繊維の多い野菜、きのこ類、海藻類、果物の種、胡麻、ナッツ類などは消化されずに大腸に残りやすいため避けてください脂肪分の多いものも避けるようにし、白米、うどん、パン、脂肪の少ない赤身肉や白身魚など、消化に良いものを中心に、食べ過ぎないよう心がけましょう

なお、当院では「院内下剤」という選択肢もご用意しており、この場合は検査日と同日に事前診察を行うことが可能です。ご自宅で下剤を服用することに抵抗がある方や、ご不安な方は、この院内下剤をご検討ください。 

強い便秘や腹痛がある場合

持続する強い便秘や腹痛は、大腸がんや大腸憩室炎、大腸ポリープなど、何らかの消化器疾患の兆候である可能性があります。

特に、便秘が長期間続いている場合や、急な腹痛、血便を伴う場合は、重篤な病気が潜んでいる可能性があります。このような場合、検査前に腸の状態を慎重に評価し、適切な処置や検査計画を立てる必要があります。

また、高齢者や寒い地域にお住まいの方は、腸の動きが鈍くなりがちで便秘に悩まされる傾向が見られます。さらに、生活習慣の乱れも便秘の大きな要因となりますので、症状を自己判断せず、必ず事前に医師の診察を受けて、原因を特定し、安全に検査が行えるかを確認することが重要です。 

糖尿病で治療中の方

大腸内視鏡検査前は、腸内洗浄のために食事制限と下剤の服用が必要となります。糖尿病の患者様の場合、これらによって血糖値が大きく変動し、低血糖などのリスクが生じる可能性があります。安全に検査を受けていただくため、事前の診察で糖尿病の状態や内服している薬、インスリン注射の有無などを詳しく確認し、適切な食事調整や薬の休薬・調整の指示を個別に行う必要があります。 

抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方

心筋梗塞や脳梗塞の既往がある方など、抗血栓薬(アスピリン、ワーファリン、プラザキサなど)を服用されている方は少なくありません。抗血栓薬内服中であればポリープ切除などの処置を行う場合、出血のリスクが高まります

安全にポリープ切除を行うためには、薬の種類や服用量、患者様の全身状態などを考慮し、一時的に休薬したり、他の薬に切り替えたりするなどの調整が必要となる場合があります。これらの判断は専門的な知識を要するため、必ず事前の診察で服用中の薬剤について医師にお伝えください。

便潜血検査の「陽性」が示す意味と、精密検査の重要性 

この検査は、便の中に目に見えない微量の血液を調べる検査です。

大腸がん検診として広く採用されており、その目的は「がんで亡くなる人の割合(死亡率)を減少させること」にあります。大腸がんは早期に発見し、適切な治療を行えばほぼ治癒が可能ながんです。

しかし、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、症状が出てからでは病気が進行している可能性が高くなります。だからこそ、無症状のうちに病変の可能性を見つけ出す便潜血検査が非常に重要なのです。 

便潜血検査で「陽性」と判定された場合、これは消化管内で出血が起こっている可能性を示唆しています。しかし、「陽性=大腸がん」と即座に断定されるわけではありません

出血の原因としては、大腸ポリープ、痔、潰瘍性大腸炎、その他の炎症性疾患など、様々なものが考えられます。

便検査はあくまでスクリーニングであり、出血の原因を特定したり、大腸の内部状態を直接確認したりすることはできません。早期のがんや小さなポリープでは、必ずしも出血があるとは限らず、逆に陰性であっても大腸がんが隠れている可能性も否定できません。 

そのため、便潜血検査で「異常あり」と判定された場合は、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)による精密検査を受けることが最も重要です。

大腸カメラでは、医師が細長いカメラを肛門から挿入し、大腸の粘膜の状態を詳しく観察できます。これにより、ポリープやがんなどの病変の有無を直接確認できるだけでなく、疑わしい部分があればその場で組織を採取(生検)し、確定診断につなげることができます。

さらに、ポリープが見つかった場合にはその場で切除することも可能であり、これが大腸がんの予防に直結します。実際、大腸ポリープを切除することで、大腸がんによる死亡率を53%減少させるという報告もあります。 

当院の安全で快適な大腸カメラ検査へのこだわり 

「大腸カメラは苦しいのではないか、痛いのではないか」という不安をお持ちの方は多いでしょう。

当院では、皆様に安心して検査を受けていただけるよう、様々な工夫を凝らしています。 

「無痛大腸カメラ検査」の提供

当院では、鎮静剤を用いた「無痛大腸カメラ検査」を提供しております。

鎮静剤を使用することで、検査中はほとんど眠ったような状態で受けることができ、痛みや不快感を大幅に軽減することが可能です。

なお、鎮静剤をご使用いただいた場合は、検査後の当日中は車や自転車の運転を避けていただく必要がございますので、公共交通機関をご利用いただくか、送迎をご手配ください。 

経験豊富な内視鏡専門医による検査

大腸カメラ検査は、医師の技術と経験によって検査の精度や苦痛の程度が大きく左右されます。

特に日本人の腸管は欧米人に比べて不規則に捻れ、屈曲し、長い傾向があるため、より高度な挿入技術が求められます。

当院では、消化器内視鏡専門医である院長が全例で検査を担当し、長年の経験と最新の機器を駆使して、迅速かつ確実に、そして丁寧に検査を行います。

米国では、ポリープ検出率(ADR)が25%以上の医師を選ぶことが推奨されており、当院のADR率は50%以上であり、全国平均を大きく上回る数値を誇っています。

最新の内視鏡システムと清潔な環境

当院では、最新の高画質な内視鏡システムを導入しており、細径のスコープを使用することで患者様の負担を軽減しています。また、検査に使用する内視鏡器具は、一人ひとりの患者様ごとに丁寧に消毒し、感染防止対策を徹底しています。

充実したサポート体制と女性への配慮

当院では、内視鏡に精通した看護師による手厚いサポートを提供しています。検査前の不安な気持ちについても、気兼ねなく相談できる体制を整えておりますのでご安心ください。当院では、大腸カメラ用の検査着や穴あきパンツを使用しており、必要最低限の露出に抑える工夫をしております。

また、生理中であってもタンポンやナプキンを使用すれば問題なく検査を受けていただけますし、体調が悪い場合には延期も可能です。検査中も看護師がそばで患者様をサポートし、体調の変化に迅速に対応します。

便潜血検査陽性の結果を受け取ったら、ぜひ当院へ 

大腸がんは、日本で罹患数が増加傾向にあります。

特に40歳以上になると発症リスクが高まり、50歳以上で急増するため、定期的な検査が非常に重要です。北海道においては、大腸がん検診の受診率が全国最下位という現状がありますが、私たちはこの状況を改善すべく、皆様が安心して検査を受けられる環境を提供できるよう努めております。 

便潜血検査で陽性の結果が出た場合は、決して自己判断せずに、ぜひ当院での精密検査をご検討ください。当院では、胃カメラと大腸カメラの同日検査も可能であり、食事制限や時間的なご負担を一度で済ませることが可能です。経験豊富な医師が、最新の医療機器を用いて、皆様の身体への負担を最小限に抑えながら、質の高い検査を提供いたします。 

皆様の健康を守るため、そして大腸がんの早期発見・早期治療のために、私たちが全力でサポートさせていただきます。ご不明な点やご心配なことがございましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。WEB予約も電話予約も可能です。皆様のご来院を心よりお待ちしております。 

 文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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