ストレス性の下痢は放置NG?|受診のタイミング|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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ストレス性の下痢は放置NG?|受診のタイミング

ストレス性の下痢は放置NG?|受診のタイミング|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2026年1月28日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!

「大事な会議の直前になると、必ずお腹を下してしまう」

「通勤電車の中で急に腹痛に襲われ、途中の駅で降りるのが日常茶飯事だ」

「病院に行っても『ストレスですね』と言われるだけで終わりそうで、結局我慢している」

こうした悩みを抱えている方は、決して少なくありません。厚生労働省などの調査でも、現代人の多くが胃腸の不調を感じており、その背景には社会生活におけるストレスが深く関わっていることが示唆されています。

しかし、その下痢を「性格のせい」「体質だから仕方ない」と諦めてしまうのは、非常に危険です。なぜなら、下痢はあなたの体が発している「限界のサイン」であり、時には深刻な病気が隠れている「警告灯」でもあるからです。

本記事では、消化器内科の専門的な視点から、ストレスと下痢のメカニズム、過敏性腸症候群(IBS)の実態、そして「なぜ今、検査を受けるべきなのか」について、解説します。この記事が、あなたが健康な日常を取り戻すための第一歩となれば幸いです。

ぜひ、最後までご覧ください。

目次

1. ストレスで下痢が起こる医学的メカニズム:腸は「第二の脳」

私たちの体の中で、脳と最も密接に関係している臓器はどこだと思いますか? 答えは「腸」です。


脳腸相関(のうちょうそうかん)という深い絆
医学の世界では、脳と腸が互いに信号を送り合い、影響を及ぼし合う関係を「脳腸相関」と呼びます。腸には約1億個もの神経細胞が存在しており、これは脊髄の神経細胞数に匹敵します。そのため、腸は「第二の脳」と呼ばれているのです。


例えば、あなたが「明日のプレゼン、失敗したらどうしよう」と不安に感じると、そのストレス信号は自律神経を通じて瞬時に腸へ伝わります。


自律神経の乱れが引き起こす「腸の暴走」
腸の動き(蠕動運動)をコントロールしているのは自律神経です。


交感神経(アクセル): 緊張やストレス時に優位になる


副交感神経(ブレーキ): リラックス時に優位になる


強いストレスを感じて交感神経が過剰に興奮すると、腸の動きが異常に早まったり、逆に痙攣(けいれん)したように動いたりします。通常、食べたものは時間をかけて腸を通り、その間に水分が吸収されて適切な硬さの便になります。しかし、ストレスで腸が暴走すると、水分を十分に吸収する間もなく便が送り出されてしまい、結果として「下痢」や「軟便」が発生するのです。


なぜ「痛い」のか? 内臓知覚の過敏化
ストレス性下痢の特徴は、単に便がゆるいだけでなく、強い腹痛を伴うことです。これはストレスによって脳が痛みに対して敏感になり、通常なら気にならない程度の腸の動きを「激痛」として捉えてしまう「内臓知覚過敏」という状態が起きているためです。

2. 過敏性腸症候群(IBS)とは何か:現代病としての側面

ストレス性の下痢を語る上で避けて通れないのが「過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)」です。

IBSの定義と特徴

IBSは、血液検査や大腸カメラを行っても、炎症や腫瘍などの「目に見える異常」が見つからないにもかかわらず、腹痛や便通異常(下痢・便秘)が長期間続く病気です。日本の全人口の約10%〜15%が該当すると言われており、特に20代〜40代の働き盛りの世代に多く見られます。

あなたはどのタイプ? IBSの4分類

IBSは便の形状によって大きく4つのタイプに分けられます。

  1. 下痢型: 泥状便や水様便が多く、急激な腹痛に襲われる。男性に多い傾向。

  2. 便秘型: 便が硬く、出にくい。排便後も残便感がある。女性に多い傾向。

  3. 混合型: 下痢と便秘を数日おきに繰り返す。

  4. 分類不能型: 上記のいずれにも当てはまらない。

IBSが日常生活に与える「目に見えないダメージ」

IBSの恐ろしさは、命に関わる病気ではないものの、QOL(生活の質)を著しく低下させる点にあります。

  • 「電車に乗るのが怖くて各駅停車にしか乗れない」

  • 「映画館や会議室など、すぐに席を立てない場所が恐怖になる」

  • 「外出前に何度もトイレに行かないと安心できない」 このような精神的負担がさらなるストレスとなり、さらに下痢を悪化させる「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。

3. 放置厳禁!「ストレスのせい」にしてはいけない危険なサイン

ここからが最も重要なポイントです。「自分はストレス性だ」と思い込んで病院に行かずにいる間に、別の恐ろしい病気が進行している可能性があります。

見逃してはいけない「警告症状(アラームサイン)」

消化器内科医が患者様のお話を聞く際、特に注意深くチェックするポイントがあります。これらが一つでも当てはまる場合は、ストレスではなく「器質的疾患(臓器そのものの異常)」の可能性が極めて高いです。

① 血便(便に血が混じる)

便に鮮血が混じったり、黒ずんだ血が付着していたりする場合、腸内で出血が起きているサインです。大腸がんや潰瘍性大腸炎、クローン病などが疑われます。「痔だろう」と自己判断するのは一番危険です。

② 体重の減少

ダイエットをしているわけでもないのに、数ヶ月で数キロ体重が減った場合、体が栄養を吸収できなくなっているか、がん細胞がエネルギーを消費している可能性があります。

③ 夜間の下痢

ストレス性(IBS)の下痢は、通常「起きている間」に起こります。睡眠中に腹痛や下痢で目が覚めるということは、自律神経の影響を超えた「本物の異常」が腸に起きている証拠です。

④ 発熱や関節痛を伴う

下痢だけでなく熱が出る、あるいは関節が痛むといった全身症状がある場合、腸の粘膜に強い炎症が起きている「炎症性腸疾患(IBD)」の可能性があります。

⑤ 40歳以上での初めての発症

IBSは若年層に多い病気です。40歳を過ぎてから初めて「最近お腹の調子がずっと悪い」と感じ始めた場合、大腸がんのリスクを真っ先に考慮しなければなりません。

4. 消化器内科で行う検査の真意:なぜ大腸カメラが必要なのか?

「お腹が痛いだけで大腸カメラ(内視鏡)なんて大げさな…」と感じるかもしれません。しかし、精密検査には非常に重要な意味があります。

「消去法」でしか辿り着けない診断

実は、過敏性腸症候群(IBS)という病気には、「これをすれば陽性」という決定的な血液検査がありません。IBSの診断は、「がん、炎症、潰瘍などの恐ろしい病気がないこと」を確認して初めて確定します。つまり、検査で異常がないことを確認すること自体が、最大の治療への一歩なのです。

大腸カメラで見つかる「下痢の正体」

大腸カメラでは、以下のような疾患を直接目で見て確認できます。

  • 大腸ポリープ・大腸がん: 早期発見すれば内視鏡で切除可能です。

  • 潰瘍性大腸炎: 腸の粘膜がただれ、出血や下痢を引き起こす難病。

  • 顕微鏡的大腸炎: 見た目は綺麗でも、組織を調べると炎症がある特殊な下痢。

当院の大腸カメラへのこだわり

「痛い」「苦しい」というイメージを払拭するため、当院では以下の工夫を行っています。

  • 鎮静剤の使用: 眠っている間に検査が終わるような配慮。

  • 最新の内視鏡システム: 微細な病変も見逃さない高精度な観察。

  • 炭酸ガス送気: 検査後のお腹の張りを軽減します。

5. ストレス性下痢の多角的な治療アプローチ

検査の結果、大きな異常がなく「ストレス性(IBS)」と診断された場合、そこから本当の治療が始まります。現在は医学の進歩により、多くの対処法が存在します。

① 薬物療法:あなたに合った「オーダーメイド」の処方

  • 高分子重合体: 便の水分を調整し、適切な硬さに整えます(下痢・便秘両方に有効)。

  • セロトニン3受容体拮抗薬: 腸の異常な動きを抑える、下痢型IBSの特効薬。
  • 抗コリン薬: 腸の痙攣を鎮め、痛みを和らげます。

  • 乳酸菌製剤: 腸内フローラを整え、根本的な体質改善を目指します。


② 食事療法:FODMAP(フォドマップ)の考え方

最近注目されているのが「低FODMAP食」です。腸内で発酵しやすい特定の糖類(小麦、豆類、牛乳、一部の果物など)を控えることで、お腹の張りや下痢が劇的に改善する方がいます。

③ ライフスタイルの改善

  • 睡眠の質の向上: 自律神経を整える最大の薬は睡眠です。

  • 朝のルーティン: 余裕を持って起床し、腸が動く時間を作ります。

  • マインドフルネス: 「また痛くなったらどうしよう」という予期不安をコントロールする心理的アプローチ

6. 「受診する」という勇気が、心の重荷を軽くする

多くの方が「たかが下痢で病院に行くのは恥ずかしい」「気の持ちようだと言われるのが怖い」とおっしゃいます。しかし、私たちは消化器のプロフェッショナルです。下痢がどれほど人生の楽しみを奪い、精神を摩耗させるかを知っています。

診断名がつくことの安心感

「原因不明の体調不良」ほど怖いものはありません。専門医に診てもらい、「あなたの腸にはがんはありません。この痛みは自律神経によるものです」とはっきり告げられるだけで、予期不安が消え、症状が軽快する患者様を何人も見てきました。

「トイレの場所を探す人生」を卒業するために

旅行、ドライブ、大切な会議、友人との食事。下痢の不安のせいで、これらを心から楽しめないのはあまりにももったいないことです。適切な診断と治療を受ければ、トイレの場所を気にせずに済む日常は必ず取り戻せます。

7. 当院から皆様へ:専門医と一緒に歩む回復への道

当院では、単にお薬を出すだけでなく、患者様一人ひとりの生活背景やストレスの源にまで耳を傾け、包括的な診療を行うことをモットーとしています。

  • 専門医による診断: 消化器病・内視鏡の専門資格を持つ医師が丁寧に診察します。

  • 相談しやすい環境: 「こんなこと聞いてもいいのかな」と思うような小さな不安も、遠慮なくお話しください。

  • スムーズな予約体制: 悩んでいる時間を最小限にするため、WEB予約や効率的な検査フローを導入しています

まとめ:下痢は心と腸、両方からのサイン

「ストレスのせい」という言葉は、時に思考停止を招きます。しかし、実際には「ストレスだからこそ、ケアが必要」なのです。
あなたの体は、下痢という手段を使って「もうこれ以上、無理をしないで」「一度立ち止まって、自分をいたわって」とメッセージを送っています。そのサインを無視し続けず、どうか一度、私たちのクリニックを頼ってください。
原因をはっきりさせ、適切な対策を立てる。その一歩が、あなたの明日を劇的に変えるかもしれません。

「いつものこと」を「最高の健康」へ。私たちは、あなたのご来院を心よりお待ちしております

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本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

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