大腸の小さなポリープはとらなくてもいいの!?:札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目 せんばビル4階

011-242-7311

WEB予約 事前WEB問診
下層メインビジュアル

大腸の小さなポリープはとらなくてもいいの!?:札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック

大腸の小さなポリープはとらなくてもいいの!?:札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2024年10月08日

『小さなポリープだから今回は切らないでおきましょう』

大腸内視鏡検査の際、そんなことを言われた経験はありませんか?

ポリープの大きさによってポリープ切除するかどうかについては医師の間でも意見が分かれる問題です。

日本消化器病学会のガイドラインでは、5mm以下の腺腫は切除しないことも認められていますが、欧米ではすべてのポリープの切除が推奨されています。

実際のところ、どちらがいいのでしょうか!?

この記事では、ポリープ切除と経過観察のメリット・デメリットや、大腸内視鏡検査の重要性について詳しく解説します。

1. 小さな大腸ポリープ(腺腫)はとらなくてもいいの!?

小さな大腸ポリープ、特に5mm以下の腺腫について、取り除く必要があるのかどうか疑問に思う方が多いと思います。

実際のところ、これはケースバイケースであり、状況によってどちらの選択肢にするか決めるべきだと考えます。

1.1. 日本消化器病学会のガイドライン

日本消化器病学会のガイドラインによれば、『径5mm以下の隆起型腺腫(ポリープ)は内視鏡切除してもよいが、経過観察することも容認される。』とあります。

要するに、どちらでも可能ということであり、患者様の状態やその他の医療判断によって選択が変わります。

重要なのは、専門医との詳細な相談を通じて最適な治療法を選ぶことです。

1.2. 切除しないことのメリットとデメリット

切除しない選択肢には、複数のメリットとデメリットがあります。

メリットとしては、手術が不要となり、出血のリスクや費用が減少することが挙げられます。しかし、デメリットとして、ポリープが大きくなったり癌化する可能性があります。

ポリープの成長に伴い、将来的なリスクが増すことも無視できません。また、短い間隔での検査フォローが必要となり、患者様の負担が増える可能性もあります。

1.3. 欧米のガイドライン

欧米のガイドラインでは、日本と異なり大腸ポリープの大きさや性状に関係なく、全てのポリープの除去が強く推奨されています。

これは、早期の段階でポリープを取り除くことで、がんのリスクを減少させることが目的です。また、日本と異なり、内視鏡検査の普及率が低い事も理由の一つです。

1.4. 当院での方針

当院では、患者様が2-3年以内に確実に内視鏡フォローを行うことができる場合には、経過観察も一つの選択肢と考えています。

ただし、定期的なフォローアップが難しい状況であれば、患者様のご希望に応じてポリープの切除を行います。

このアプローチにより、患者様のライフスタイルや医療アクセス状況に合わせた柔軟な治療が提供できるのです。

実際の大腸ポリープ(腺腫)

2. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの特徴

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、患者様に高品質な医療サービスを高い満足度で提供することを考えております。

最新の内視鏡技術を駆使し、早期発見や治療を可能にすることで、地域の健康を支えているのです。そして、快適な環境と安心の診療を心掛け、細かな配慮を持って対応しています。

2.1. 大通駅徒歩30秒の立地

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、札幌大通駅から徒歩30秒という非常に便利な場所にあります。この立地の良さにより、多忙なビジネスマンにも通いやすくなっているのです。

また、公共交通機関を利用する方にも大変便利で、市内全域からのアクセスが簡単です。

駅近なので、悪天候の日にもアクセスしやすく、忙しい日常の中で健康管理を行いやすい環境が整っています。

2.2. 大腸内視鏡時にその場でポリープ切除が可能

当クリニックでは、大腸内視鏡検査の際にポリープが発見された場合、その場でポリープを切除することができます。これにより、患者様の体への負担を最小限に抑えることが可能です。

通常、ポリープ切除をする際には入院が必要な場合もありますが、当クリニックでは外来での対応が可能です。そのため、お時間の都合をつけやすいのです。

また、内視鏡を用いた手術は専門医によって行われ、安全かつ迅速な治療が提供されています。安心して治療を受けられる環境が整えられているのです。

2.3. 鎮静剤を使用した無痛内視鏡が可能

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、鎮静剤を使用した無痛内視鏡を提供しております。これにより、検査時の不安や痛みを大幅に軽減することができます。

鎮静剤を使用することで、リラックスした状態で検査を受けることができるため、内視鏡検査特有の不快感を感じることなく、検査が終了します。医師は常に患者の状態をチェックし、安全を第一に考えた診療を行っています。

加えて、無痛内視鏡は多くの患者様に好評で、リピーターの方も多く利用されています。体験された方の多くが、次もここで検査を受けたいと言われるくらい満足していただいております。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: a130a0196752f032ac5942358fc2394d.png

3. 大腸の小さなポリープとは何か

大腸の小さなポリープは、大腸の内壁にできる小さな突起物のことを指します。

一般的にポリープは良性ですが、放置するとがんに進行する可能性があるため、定期的な検査が必要です。また、ポリープの大きさや形状によって、そのリスクも異なります。

3.1. ポリープの種類と特徴

ポリープにはいくつかの種類があり、最も一般的なのは腺腫性ポリープと過形成性ポリープです。腺腫性ポリープはがんに進行するリスクが高いと言われています。一方、過形成性ポリープは比較的リスクが低いです。

また、ポリープの大きさや形状も重要なポイントです。小さなポリープは一般的に良性であることが多いですが、大きくなるとがんに進行するリスクが高まります。そのため、ポリープが発見された場合は、定期的な経過観察や必要に応じた切除が求められます。

3.2. 小さなポリープの発見方法

小さなポリープを発見するためには、いくつかの検査方法があります。最も一般的なのは大腸内視鏡検査です。これは直接大腸の内壁を見ることができ、ポリープをその場で切除することも可能です。

また、CTコロノグラフィーも近年普及してきており、これにより大腸全体の詳しい画像を得ることができます。これによって、小さなポリープや異常を発見することができます。

それ以外には、便潜血検査も行われます。この検査はポリープやがんから出血しているかどうかを判断するもので、簡単に行うことができますが、精度はやや低いです。

3.3. 大腸ポリープと大腸がんの関係

大腸ポリープと大腸がんには密接な関係があります。特に、腺腫性ポリープはがんに進行する可能性が高いことが知られています。したがって、定期的な内視鏡検査によってポリープを早期に発見し、適切に処置することが大切です。

ポリープを放置すると、がん細胞に変異するリスクが高まります。このため、ポリープが発見された場合は、医師の指示に従って切除や経過観察することが推奨されます。

また、家族歴や生活習慣もポリープや大腸がんのリスクファクターとなります。定期的な検査とともに、食生活の改善や適度な運動を心がけることが重要です。これらの対策を講じることで、大腸がんのリスクを大幅に減らすことができます。

小ポリープ(腺腫)の写真

4. 大腸カメラによる内視鏡検査

大腸カメラを使った内視鏡検査は、消化器の状態を詳しく確認するために行われます。

特に大腸がんやポリープの早期発見に役立ちます。内視鏡を肛門から挿入して、大腸内部を直接観察します。検査は通常、専門の医師によって行われ、安全性が高いです。

しかし、少しの不快感が伴うことがありますので、事前の準備や当日の説明を十分に受けることが大切です。

4.1. 内視鏡検査の流れと準備

内視鏡検査の準備は、主に検査前日に行います。

食事制限や下剤の服用を指示されることが多いです。食事制限は、消化にやさしい食品を選ぶことが重要です。

次に、検査当日の朝にはさらに詳しい指示が与えられます。例えば、検査直前には飲食を避けることが求められたり、1.5L~2L程度の液体下剤の内服の必要があります。。

また、検査自体は約15分から30分程度で終わります。検査中は特にリラックスを心がけ、医師の指示に従うことでスムーズに進行します。

4.2. 検査中の痛みと不快感の軽減方法

内視鏡検査中の痛みや不快感を軽減するためにはいくつかの方法があります。

まず、医師と事前に相談し、麻酔の適用を検討することが大切です。軽い麻酔を使用することで、意識がありながらも痛みを感じにくくなります。

次に、呼吸法やリラックス法を学び実践することも効果的です。深呼吸をすることで緊張がほぐれ、内視鏡の挿入もスムーズに行われます。

最後に、医師とのコミュニケーションを大切にすることがポイントです。不快感がある場合はすぐに知らせ、対応をお願いすることが重要です。

4.3. 検査後のケアとフォローアップ

内視鏡検査が終わった後も、適切なケアとフォローアップが必要です。

まず、検査後は安静を保ち、急な運動や労働を避けることが推奨されます。そして、水分をしっかりと摂ることで、体から下剤の成分を早く排出することが可能です。

その次に、検査結果や除去されたポリープ等の状態を医師から詳しく聞くことが大切です。さらに、フォローアップの検査や治療に関する計画も立てられるでしょう。

5. 大腸の健康診断の重要性

大腸の健康診断は、私たちの健康を守るうえで非常に重要です。

大腸は体の中で栄養素を吸収し、不要なものを排出する役割を担っています。この部位に問題が生じると、全身の健康にも悪影響が出やすくなります。

病気の早期発見は、治療の成功率を高めるだけでなく、生活の質も向上させます。したがって、定期的な健康診断により、大腸の状態を確認することが重要です。

5.1. 健康診断での大腸検査の位置付け

健康診断での大腸検査は、早期発見と予防医療の観点から非常に重要です。

特に50歳以上の人は、大腸がんのリスクが高まるため、定期的な検査が推奨されます。健康診断の一環として行われる大腸検査は、内視鏡検査や便潜血検査などがあります。

これにより、ポリープやがんの早期発見が可能となります。これらの検査を受けることで、病気の進行を防ぎ、健康な生活を維持することができるのです。

定期的な健康診断を受けることで、大腸の健康状態を継続的に監視することができます。大腸検査は初期段階で異常を発見する手段として非常に有効です。そのため、健康診断における大腸検査の位置付けは非常に高いものです。

5.2. 定期的な検査の重要性

定期的な大腸検査は、私たちの健康にとって重要です。

年に一度の定期検診は、大腸がんやその前段階であるポリープの早期発見に役立ちます。特に家族に大腸がんの既往症がある場合、リスクが高いため、定期的な検査が不可欠です。大腸がんは初期段階で症状が現れにくいため、検査が唯一の予防策となることが多いです。

定期的な検査を受けることで、異常が見つかった場合でも早期の治療が可能となります。これにより、患者様の生活の質が大いに向上します。

家族や周りの人にも定期的な大腸検査を勧めることで、みんなの健康を守ることができます。健康診断の重要性を理解し、定期的な検査を受け続けることが、長寿と健康を維持する鍵となるでしょう。

5.3. 早期発見による予防医療の効果

早期発見による予防医療は、多くの病気から私たちを守ります。大腸がんの早期発見は、治療の成功率を大幅に高めます。初期段階での発見は、手術や化学療法の負担を軽減し、患者様の生活の質を向上させるのです。

また、異常が見つかった場合でも、早期に対応することで治療が簡便化されます。これにより、医療費の負担も軽減されます。そして、早期発見は心理的な安心感ももたらします。病気に対する不安が軽減され、日常生活をより安心して過ごせるでしょう。

予防医療の効果は、家族全体にも波及します。家族の健康を守るために、定期的な大腸検査を受けることが重要です。早期発見と予防医療を組み合わせることで、健康な生活を長く続けることができるのです。

早期発見で内視鏡的に切除できた大腸癌

6. 内視鏡検査の費用について

内視鏡検査の費用は、身体の部位や使用する設備などにより異なります。

胃や大腸などの部位別に費用が変わるため、事前に確認しておくことが重要です。また、病院やクリニックごとに設定されている料金も異なるため、しっかりと比較を行いましょう。

特に、保険適用範囲や自己負担額を理解することで、予期せぬ出費を防ぐことができます。

6.1. 内視鏡検査の費用の目安

内視鏡検査の費用は、一般的に初診料と検査費用が含まれます。

初診料は約3,000円から5,000円程度です。検査そのものの費用は、部位により異なりますが、胃内視鏡検査の場合は約10,000円から15,000円、大腸内視鏡検査の場合は約15,000円から20,000円が目安となります。実際には保険診療であれば上記費用の1-3割負担となります。

6.2. 保険適用と自己負担の違い

内視鏡検査の費用は、保険適用かどうかで大きく異なります。

一般的に、健康保険が適用される場合、費用の30%程度が自己負担となります。しかし、保険適用となる条件があり、例えば症状がある場合や医師の指示がある場合に限られます。

また、健康診断や予防目的の検査は保険適用外となり、全額自己負担となります。このため、検査の目的を明確にし、保険の適用範囲を確認することが重要です。

6.3. ポリープ切除時に生命保険の手術給付金が下りる可能性あり

内視鏡検査中にポリープが発見され、切除手術を行う場合、生命保険の手術給付金が下りる可能性があります。

多くの生命保険では、手術給付金が設定されており、ポリープ切除が対象となる場合があります。そのため、自身の保険契約内容を確認し、必要な手続きを行うことが重要です。

給付金の対象とならない場合もあるため、保険会社に詳細を確認することをお勧めします。

7. ポリープが発見された場合の対処法

ポリープが発見された場合、まず考えるべきは医師の指示に従うことです。

医師は、ポリープの大きさや位置、形状などを基に詳細な診断を行い、適切な治療法を提案します。

早期発見と適切な対処が重要ですので、定期的な健康診断を欠かさないようにすることが大切です。

7.1. 手術不要の治療方法

ポリープの中には、手術を必要としないケースも多くあります。

一部のポリープは経過観察で十分なことがあり、定期的な検査により変化を確認します。小さな過形成ポリープなどがこれにあたります。

どの治療法が最適かは個々の状況によりますので、専門医と相談しながら最善の方法を選ぶことが大切です。

7.2. ポリープの経過観察と再検査

経過観察を進められた場合、通常1-3年おきの定期的な再検査が行われます。

内視鏡による観察は、ポリープの大きさや形状の変化を捉えるために重要です。また、場合によっては組織を採取して詳しく調べることもあります。

再検査を怠らないことが、ポリープの早期発見や悪化の防止につながります。医師の指示に従い、計画的な診察を受けることが健康維持には重要です。

7.3. ライフスタイルの見直しと予防対策

ポリープの発生を防ぐためには、日常生活のライフスタイルの見直しが不可欠です。

野菜や果物を多く摂取し、食物繊維を豊富に含む食品を選ぶことで、腸内環境が改善されるでしょう。

次に、定期的な運動を取り入れることも重要です。運動不足は代謝の低下や腸の動きの鈍化を引き起こすため、軽い運動を習慣化することが健康維持につながります。

また、過度なアルコール摂取や喫煙は控えることが望まれます。そして、定期的な健康診断を受けることも不可欠です。

早期発見と適切な対策が重要ですから、年に一度は専門医による検査を受けることが推奨されます。自身の健康を守るために、これらの予防策を積極的に取り入れましょう。

実際のポリープ切除の写真

8. 大腸ポリープに関するよくある質問

大腸ポリープについての質問は、健康に気をつけている多くの人々にとって重要です。

そこで、大腸ポリープとは何かや、どのように発生するのかについて説明する必要があります。さらに、ポリープが小さいうちに発見して治療することがなぜ重要なのか、再発のリスクについても理解することが大切です。

8.1. 大腸ポリープはなぜできるのか

大腸ポリープは、大腸の内側の粘膜が異常に増殖することで形成されます。この増殖の原因は、遺伝的要因や生活習慣に関連しています。例えば、食生活が大きく影響することがあります。

高脂肪・低繊維の食事を続けると、大腸の負担が増え、粘膜に異常が発生しやすくなります。また、家族に大腸ポリープの経験者がいる場合、そのリスクが高まることがあります。

さらに、喫煙や過剰なアルコール摂取もポリープ形成のリスクを高める要因とされています。これらの要因を理解し、生活習慣を見直すことが予防につながります。

8.2. 小さなポリープが大きくなるリスク

小さなポリープは、初期段階では症状がないことが多いです。そのため、発見されないまま成長すると、やがて大きくなり、悪性化するリスクがあります。

ポリープが大きくなると、大腸癌になる可能性が高まります。大腸癌は進行すると転移しやすく、治療が難しくなります。したがって、定期的な検診が大切です。

特に、50歳以上の人々や家族に大腸癌の経験者がいる場合は、定期的に大腸の検査を受けることが推奨されます。検査を通じて早期発見し、適切な治療を受けることが健康維持に欠かせません。

8.3. ポリープが再発する可能性

大腸ポリープが再発する可能性は、存在します。同じ場所にできやすいというよりも、ポリープができやすい方は腸の他の場所にもできやすいという意味の再発です。

再発を防ぐためには、まず生活習慣の見直しが必要です。食生活の改善や適度な運動、規則正しい生活が予防につながります。また、喫煙や過剰なアルコール摂取を控えることも重要です。

さらに、定期的な大腸検査を受けることも忘れてはいけません。再発の兆しを早期に見つけることで、適切な治療を受け、健康な状態を維持することができます。

<文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: a130a0196752f032ac5942358fc2394d.png
大通り胃腸内科クリニック
TOP