2025年2月07日

『鎮静剤を使用したけど効かなかった』

『検査途中で起きてしまった』

『検査が終わってから眠くなった』

過去に受けられた鎮静剤でそのようなご意見を頂く事があります。
当院ではそのような鎮静剤不成功例が限りなく無くなるよう様々な工夫をしております。

目次
1. 内視鏡で鎮静剤が効かなかった原因とは

内視鏡検査を受ける際に鎮静剤が効かないことがあるのは、いくつかの原因があります。

1.1. 鎮静剤の効果が個人差を生む理由
まず、普段の内服歴が鎮静剤の効果に影響を与えることがあります。日常的に抗不安薬(ベンゾジアゼピン系薬剤)を服用している場合、鎮静剤が効きにくくなる事があります。また、若年層では新陳代謝が活発であり、薬の効果が早く薄れることがあります。
さらに、普段の飲酒量も影響を及ぼします。アルコールを普段から大量に摂取する人も、鎮静剤が効きにくい場合があります。同様に、体表面積が大きい人の場合、薬の分布が広がり、効果が薄れることがあります。これらの要因が重なることで、鎮静剤の効き目に個人差が生じやすいです。
1.2. 内視鏡検査における鎮静剤の種類と特徴
内視鏡検査に使用される鎮静剤にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解することで、適切な選択が可能になります。まず、ミダゾラムなどのベンゾジアゼピン系の鎮静剤は、強い鎮静作用を持ちますが効果が長く残ることがあります。
次に、プロポフォールは短時間で鎮静効果を発揮し、迅速に回復することが特徴です。ただし、呼吸抑制が比較的強く、専門医師による対応が必要です。



2. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの特徴

札幌大通の胃と大腸の内視鏡クリニックは、最新の医療設備と専門知識を持つスタッフがそろっている点が特徴です。

2.1. 複数の麻酔薬を常備しており患者様に合わせて選択
当院では、複数の麻酔薬を常備しています。そのため、患者様一人ひとりの体調や体質に合った最適な選択が可能です。このように個別対応を行うことで、麻酔の効果と安全性を高めております。
さらに、患者様にはあらかじめ麻酔の効果や副作用について丁寧に説明し、納得してもらった上で進めています。
2.2. 患者様が眠ったのを確認してから検査開始
当院では、患者様が完全に眠った状態であることを確認してから、検査を開始します。これにより、検査中の不快感や痛みを最小限に抑えることができます。
検査前には、専任の医師が患者様の状態を見極め、適切なタイミングで麻酔を投与します。麻酔が効いていることを確認すると、専門医が慎重に内視鏡を挿入し、各部位を丁寧に観察します。この手順により、安全かつ快適な検査が可能となります。
2.3. 中途覚醒がないかモニタリングの徹底、追加薬剤の調整
当院では、検査中も患者様の安全を最優先に考えています。それに伴い、中途覚醒がないかを徹底的にモニタリングしています。専用の機器を使用し、患者様の眠りの深さやバイタルサインを常にチェックしております。
もし患者様が中途覚醒しそうな兆候があれば、すぐに追加の麻酔薬を調整して投与します。こうすることで、検査中の不快感を防ぎ、スムーズに検査を進めることができるのです。これにより、安心して検査を受けることができる環境が整っています。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください。

3. 鎮静剤が効かなかった体験談

鎮静剤が効かなかった体験談というのは、患者様にとってとても辛い経験になります。

3.1. 実際に経験した患者様の声
鎮静剤が効かなかった方の意見を聞くと、『内視鏡検査の途中で起きてしまいました。』『ほとんど鎮静状態にならず、最初から最後までほぼ起きていました。』『鎮静剤が検査の終了後に効き始めた』といった意見が多いです。このような患者様にも対応できるよう、鎮静剤の種類の変更や追加、モニタリングを徹底した投与を行う必要があります。
3.2. 効かなかった場合の痛みとその対処法
鎮静剤が効かない場合、患者様は強い痛みや不快感に見舞われます。これは非常にストレスフルな状況であり、心身共に負担がかかります。このような場合、医療スタッフはすぐに対処することが求められます。まず、痛みを軽減するために他の鎮痛剤を追加投与することがあります。また、患者様への声かけや励ましも重要です。リラックスを促すために深呼吸を指導することや、安定した呼吸を保つためのサポートも効果的です。最終的に、鎮静剤が完全に機能しないときは、検査や処置を中断し、後日再度行うことも選択肢の一つです。
3.3. 次回に向けた対策と注意点
次回の検査や処置に向けて、鎮静剤が効かなかった経験を踏まえた対策が必要です。まず、過去の経験を医師や看護師に詳しく伝えて頂きます。これにより、適切な鎮静方法を検討することができます。また、鎮静剤の種類や投与量を変更することも考えられます。特に、患者様個別の体質や過去の薬歴を考慮に入れることが重要です。



4. 大腸内視鏡検査での麻酔を使用するメリット

大腸内視鏡検査で麻酔を使用することには、多くのメリットがあります。

4.1. 疼痛のない大腸カメラ
麻酔を使用することで、患者様は検査中の疼痛を感じることがほとんどありません。通常、内視鏡検査は腸の中を観察するため、多少の不快感や痛みが伴うことが多いです。しかし、麻酔を使用することで、これらの不快感を大幅に軽減することができます。そして、検査中にリラックスした状態を保つことができるため、心理的な負担も少なくなります。
4.2. 検査時間の短縮や病変検出率の向上
麻酔を使用することで、大腸内視鏡検査の時間が大幅に短縮されます。これは、患者様がリラックスした状態で検査を受けることができるため、内視鏡の挿入や操作がスムーズに行えるからです。また、リラックスした状態で検査を行うことで、医師がより精密に腸の内部を観察できるようになり、小さな病変も見逃すことなく検出しやすくなります。
4.3. 無駄な力が入らずスムーズな内視鏡挿入
麻酔を使用することで、患者様の無駄な筋肉の力が抜け、内視鏡の挿入がスムーズに行えます。通常、痛みや不快感を感じると、患者様は無意識に体に力を入れてしまいます。しかし、麻酔を使用することで、リラックスした状態を保つことができるため、体に無駄な力が入ることがありません。これにより、医師は内視鏡の操作をより正確に行うことができ、検査の成功率が高まります。体に力が入らないことで、挿入時の負担も軽減され、患者様もより快適に検査を受けることができます。



5. 内視鏡検査に対する予備知識

内視鏡検査は、体の内部を詳細に観察するための医療手法です。主に、大腸や胃などの消化管の健康状態を確認するために行われます。

5.1. 検査前に知っておくべき準備
内視鏡検査を受ける前に、いくつかの準備が必要です。まず、食事制限が求められることが多く、前日の朝食からは消化の良いものを摂取することが推奨されます。次に、前夜21時以降は何も食べないようにし、検査当日は絶食が基本となります。これにより、腸内をきれいに保ち、正確な検査結果が得られるのです。
検査当日は、指定の時間に病院に到着し、医師や看護師の指示に従って準備を進めます。また、検査後のために、付き添いの方がいると安心です。これらの準備をしっかりと行うことで、内視鏡検査をスムーズかつ安全に受けることができるでしょう。
5.2. 大腸ポリープの発見と対処法
大腸ポリープは、内視鏡検査で発見されることが多いです。ポリープは大腸内の粘膜にできる小さな隆起物のことで、場合によってはがん化する危険性があります。したがって、早期発見と対処が重要です。内視鏡検査では、ポリープの形状や大きさを直接観察できます。それにより、即座に適切な対処が可能となります。
ポリープが発見された場合、多くの場合はその場で切除されます。切除は内視鏡を用いて行われ、麻酔が使われた場合は痛みはほとんどありません。ポリープの切除後は、組織検査が行われ、良性か悪性かが確認されます。
5.3. 検査後のケアと注意点
内視鏡検査後には、いくつかの注意点があります。まず、検査直後は多少の腹部に違和感を覚えることがあるため、安静が必要です。また、鎮静剤を使用した場合、意識がぼんやりすることがあるので、自動車の運転は避けるべきです。付き添いの方と一緒に帰宅することが理想的です。
また、食事に関しても注意が必要です。検査後数時間は消化の良いものを少しずつ摂取することがおすすめです。これにより、消化管に負担をかけずに回復を促進できます。さらに、検査後すぐには激しい運動を避け、体を休めることが大切です。
検査後に、何か異常を感じた場合は、すぐに医師に連絡することが重要です。例えば、強い腹痛や大量の出血が見られた場合、それは緊急事態かもしれません。最後に、医師の指示に従って定期的なフォローアップ検査を受け、大腸の健康維持を心がけましょう。




大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!


