災害は突然やってくる——だからこそ “先延ばしにしない大腸カメラ検査” の重要性|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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災害は突然やってくる——だからこそ “先延ばしにしない大腸カメラ検査” の重要性

災害は突然やってくる——だからこそ “先延ばしにしない大腸カメラ検査” の重要性|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年12月13日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!

近年、日本各地で大きな地震が相次いでいます。
まずは、この度の地震で怪我をされた方や不安な思いをされている方々に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く、日常の安心が取り戻されることを願っております。

地震対策といえば、防災グッズの準備や避難経路の確認などが思い浮かびますが、
実は “健康状態そのものを整えておく” という備え も、災害の多い日本では決して欠かすことができません。

とくに、便潜血陽性を放置している方や、
「時間ができたら受けよう」と大腸カメラ検査を先延ばしにしている方にこそ、
今このタイミングで知ってほしい大切な視点があります。

ぜひ、最後までご覧ください。

1. はじめに:大地震が続く今、「健康の先延ばし」は最大のリスクに

近年、日本各地で大きな地震が相次ぎ、「明日は我が身」という危機感を抱く方が急増しています。
突然の揺れに驚き、不安で眠れない夜を過ごしたという声も少なくありません。
日本に住む以上、地震は避けて通れず、私たちは日頃からの備えを求められています。

地震対策といえば、防災グッズの準備や非常食・飲料水のストック、家具の固定などが真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、実はこれらと同じくらい、もしくはそれ以上に重要な備えがあります。
それが、“自分自身の健康状態を整えておくこと”です。

健康の備えは、どうしても後回しにされがちです。「時間ができたら検査しよう」「忙しいから来月にしよう」と先延ばしにしてしまう気持ちは誰にでもあります。
しかし、地震のような突然の災害が起きたときに最も困るのが、まさに “未解決の健康問題” なのです。

特に

・便潜血陽性のまま再検査を受けていない

・下血・便秘・体重減少などの症状がある

・年齢的に大腸カメラを受けるべきだと思っているが先延ばしにしている

こうした状況は、地震が続く今、非常に大きなリスクになります。

なぜなら、災害が発生すると医療機関の機能は制限され、“本来ならすぐに受けられたはずの検査”が受けられなくなる可能性が一気に高まるからです。

災害の多い日本では「健康の先延ばし」こそが最大のリスク。平常時にこそ検査を終えておくべき理由があるのです。

2. 災害時の医療は“普段のようには受けられない”

大地震などの大規模災害が発生すると、私たちが普段当たり前のように受けている医療体制は、一瞬で大きく揺らぎます。平常時であればスムーズに受けられる検査や治療も、災害時には優先順位が大きく変わり、計画通りに進まなくなります。
実際に災害が起きた地域では、次のような状況が広く見られます。
① 医療機関そのものが診療縮小を余儀なくされる
建物の損傷、停電、断水、設備故障などが起きると、病院やクリニックは通常の診療を続けられなくなります。
特に内視鏡検査のように電源・水・空調・精密機器が必須の検査は、影響を受けやすい分野です。
② 検査・手術が大幅に延期される
災害時は命に直結する外傷や急性疾患の対応が優先されるため、
大腸カメラなどの“早期発見を目的とした検査”は真っ先に後回しになります。
延期期間は数日ではなく、数週間〜数ヶ月に及ぶことも珍しくありません。
③ 医療スタッフ・設備の不足
避難や交通障害により、医師・看護師・技師が全員出勤できるとは限りません。
また、内視鏡室の機器が壊れたりメンテナンスが難しくなれば、検査は事実上不可能になります。
④ 交通麻痺で通院ができない
道路の崩落、信号停止、公共交通の停止などにより、「病院まで行く」という基本的な行動すら困難になります。検査予約を入れていても、行きたくても行けなくなるのです。

これらの問題が重なるとどうなるのか。
“いつでも受けられると思っていた医療” が、突然受けられなくなる。これが災害時の現実です。
特に大腸がんは、進行すれば進行するほど治療が複雑・負担が大きくなる病気。
本来ならポリープ段階で取れたものが、検査が遅れたせいで進行がんになり、大きな手術・入院・化学療法・日常生活への影響といった負担が一気に増えてしまう可能性があります。
そのため、“災害による検査の数ヶ月遅れ” は軽い問題ではなく、健康への影響が非常に大きいリスク と言えます。災害の多い日本では、「いつか時間ができたら受けよう」という考え方そのものが、私たちの健康を危険にさらしてしまうのです。

3. “地震と大腸カメラ検査” がつながる理由

一見すると、「地震」と「大腸カメラ検査」は全く別の話に思えるかもしれません。しかし実際には、この2つは密接に関係しています。なぜなら、災害時には“医療へのアクセス”そのものが大きく揺らぐからです。
以下の3つの観点から、その理由を詳しく説明します。

①便潜血陽性の放置は、災害時の最大リスクになる
便潜血陽性と判定された方のうち、約5〜10%で大腸がんが見つかると言われています。
さらに、ポリープや前がん病変まで含めると、30〜40%の確率で異常が見つかるというデータもあります。

便潜血陽性は“異常の可能性が高い状態” であり、本来は早急に大腸カメラで確認すべきサインです。
しかし、実際には
「忙しくて時間がない」「痛そうで不安」「症状がないから、きっと大丈夫」という理由で、検査を先延ばしにする方が非常に多いのが現実です。
ここに地震が重なるとどうなるか?
地震の影響で 検査が数週間〜数ヶ月受けられない という状況は普通に起こります。
その遅れが、異常の進行につながってしまえば、本来はポリープの段階で取れたものが、進行がんに変わってしまう可能性もゼロではありません。災害が多い日本では、便潜血陽性の放置は“最大のリスク”なのです。

②“いつでも受ければいい” は災害時には通用しない
多くの方が、医療を「必要な時にいつでも受けられるもの」と考えています。
しかしこれは、平常時の話であって実際に災害が起きると、
・内視鏡検査の枠が大幅に減る
・医療機器の点検・修理で検査がストップする
・医師・看護師が全員出勤できない
・建物損傷や停電で検査室が使えない
・通院手段が失われる
こうした理由で、大腸カメラ検査の予約が取れなくなります。
実際、災害後には「検査が数ヶ月先まで取れない」という状況も珍しくありません。
“そのうち行こう”という考え方は、災害の前では簡単に崩れてしまう。
今、予約が取れる時期に受けておくことこそが、もっとも確実な健康管理になります。

③災害は体調にも影響し、腸のリスクを高める
地震が続くと、無意識のうちに私たちの体はストレスを感じます。
大きな揺れだけでなく、頻繁な余震、警報音、ニュースの情報など、精神的な負荷は想像以上に大きいものです。その結果、
・睡眠が浅くなる
・自律神経が乱れる
・食生活が偏る
・腹痛・便秘・下痢が起きやすくなる
・腸の炎症が強まりやすくなる
といった腸トラブルが増えます。
腸はストレスに非常に敏感な臓器で、ストレスが続くと腸内環境が乱れ、ポリープやがんのリスクにも影響する可能性があると言われています。さらに災害直後は生活も不規則になり、“腸に負担がかかる状況”が続くため、本来なら検査すべきサインを見逃しやすくなるのです。

4. 大地震が続く今こそ、大腸カメラを“今受けるべき”理由

災害が相次ぐ現在、「今やっておこう」という行動が、これまで以上に価値を持つ時代になりました。その中でも大腸カメラは、とくに “先延ばしの影響が大きい検査” です。
ここでは、地震が続く今こそ大腸カメラを受けておくべき理由を、3つの視点から丁寧に解説します。

理由①:症状がなくても病気は進む“無症状のまま進行する”のが大腸がんの怖さ
大腸ポリープや早期大腸がんの多くは、痛みも出血も全くなく、日常生活はこれまでと何ひとつ変わらないまま進行していきます。そのため、次のような誤解が非常に多く見られます。
「元気だし、食欲もあるから大丈夫」
「便潜血が陽性だったけれど、体調は悪くないし…」
「まだ40代だし、がんなんて早すぎる」
しかし医学的には、これらは安心材料にはなりません。
むしろ “症状がない段階で見つけて治療する” ことこそが、大腸がんを防ぐ最大のポイント です。
さらに重要なのは、災害が相次ぐ今の状況では、“体調に変化がなくても早めに検査を終えておくことが、非常時のリスクを減らす” という点です。
もし災害によって検査が数ヶ月できなかった場合、
その数ヶ月でポリープが大きくなったり、早期がんが進行したりする可能性は現実的にあります。
「症状がない今こそ、検査を受けておく価値が最も高い」 のです。

理由②:災害時に治療が遅れれば、治療の負担が増える “数ヶ月の遅れ”が治療法を変えることも
大腸がんは、早期なら内視鏡で日帰り治療できるケースが多い がんです。
ポリープやごく早期の病変であれば、入院も手術も不要。翌日から普通の生活に戻れる方も多くいます。
しかし、大きさが少し進むだけで状況は一変します。
・入院が必要になる
・外科手術が必要になる
・開腹手術や人工肛門の可能性が出てくる
・仕事を長期で休む必要が生じる
・治療費が大幅に増える
など、“早期発見できるかどうか” が、その後の人生の負担を大きく左右する のです。
地震が頻発する今は、「治療の遅れ」が起きやすい環境でもあります。
・地震の影響でクリニックや病院の診療が制限される
・電車や道路の麻痺で通院できなくなる
・安全確保のため検査自体が一時停止される
・検査枠が“緊急性の高い人優先”になる
こうした状況になると、例えば本来2週間後に受けるはずだった検査が、1〜3ヶ月後まで延期…といったことは十分に起こります。その間に病変が進行してしまう可能性がある…
これは大腸がんという疾患の性質上、無視できないリスクです。

理由③:検査は “予約できる時に” が鉄則 。地震後は予約混雑が一気に悪化する
ここ数年、大腸カメラの予約は全国的に混雑傾向が続いています。
・予約まで1〜2ヶ月待ち
・便潜血陽性でも「すぐには検査できない」ケースが増加
特に人口が多い都市部ほど、こうした混雑は深刻です。
そして重要なのは、
大きな災害が起きると、この混雑が一気に悪化する という点です。理由は以下の通りです。
・一時的に検査枠が減る
・検査機器の調整や施設点検で予約がストップする
・別の地域から患者が集まることで予約枠を圧迫
つまり、大地震後には“通常でも予約が取りにくいのに、さらに予約が困難になる”という現象が起こるのです。
私たちの生活は、いつどんな事情で “医療がいつものように受けられなくなる状況” に陥るか分かりません。
予約できるタイミング、元気なタイミング、クリニックが稼働しているタイミング。これは“偶然”ではなく“チャンス”です。
今そのチャンスがあるなら、迷わず掴むことが最も安全な選択です。検査は、予約が取れる時に取っておくのが鉄則です。

5. だからこそ——“今受けられる施設” に行くことが最大の備え

大腸カメラ検査は、「必要になってから受けるもの」ではなく、「今、受けられるタイミングで受けておくもの」へと、考え方を切り替えることが大切です。

現在、本院である札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは予約が集中し、ご希望の日程での検査が難しいケースも増えています。

そのような方には、分院・札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックでの検査を強くおすすめします。

分院は

今月3日に開院したばかりの新しい施設

最新の内視鏡設備を完備

本院と同じ医師が担当し、同等のクオリティで検査を実施

予約枠に余裕があり、早めの検査が可能

という環境が整っており、「すぐに検査を受けたい」という方にとって非常にスムーズです。災害や医療逼迫がいつ起こるかわからない今、“受けられる時に、確実に受けておく”ことこそが、最大のリスク管理です。後回しにせず、どうかこの「受けられるタイミング」を逃さないでください。

6. まとめ:大地震が多い今こそ、健康は“後回しにしない”地震は予測できない

・災害時に医療は必ず制限される
・便潜血陽性の先延ばしは危険
・予約が取れる今こそ検査を
あなた自身の命を守るために、今日できる一歩=大腸カメラ検査を受けることが、最も確実な“防災対策”です。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点やお悩みがございましたら、
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックもしくは札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

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