2026年2月08日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!
「最近、おならがやたらと多い気がする……」
「以前よりもおならの臭いがきつくなって、家族に指摘された」
「仕事中や外出先で、おならを我慢するのが本当につらい」
こうした“おならの変化”に悩んでいる方は、実は少なくありません。
おならは、人間が生きていく上で避けられない自然な生理現象です。しかし、それだけに「ただの体調不良だろう」「食べすぎただけかな」と軽く考えてしまいがちです。
実は消化器内科の現場では、おならの変化が重大な疾患の「初期サイン」であったというケースにしばしば遭遇します。
・回数が急激に増えた
・明らかに臭いが腐敗臭のように強くなった
・お腹の張り(腹部膨満感)や便通の異常を伴っている
もし、あなたにこのような自覚症状があるなら、それは腸内で何らかのトラブルが起きているという体からのメッセージかもしれません。
本記事では、おならの正体から、なぜおならが増えたり臭くなったりするのかという医学的な原因、そして見逃してはいけない「危険なサイン」と大腸カメラ検査の必要性について、専門医の視点から徹底的に解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
1. おならの正体とは?なぜ人はおならをするのか
まず、私たちが毎日出している「おなら」の正体について正しく理解しておきましょう。
おならの成分
おならの約70%〜90%は、実は「口から飲み込んだ空気」です。
食事の際に食べ物と一緒に飲み込んだ空気や、無意識に飲み込んでいる唾液と一緒に含まれる空気が胃を通り、腸へと運ばれます。
残りの10%〜30%が、「腸内細菌が食べ物を分解する際に発生するガス」です。
主な成分は以下の通りです。
窒素・水素・二酸化炭素・メタン
意外かもしれませんが、これら主成分のガスはすべて「無臭」です。
「臭い」の正体はわずか1%未満
では、なぜあのような独特の臭いが発生するのでしょうか。 おならの臭いの原因は、全体のごくわずか(1%未満)に含まれる以下の微量成分です。
・硫化水素(卵が腐ったような臭い)
・メチルメルカプタン(玉ねぎが腐ったような臭い)
・アンモニア(刺激臭)
・インドール・スカトール(いわゆる便の臭い)
これらは主に、腸内の「悪玉菌」がタンパク質や脂質を分解(腐敗)させるプロセスで発生します。
つまり、「おならの臭いが強くなる」ということは、腸内で腐敗が進んでいる、あるいは腸内細菌のバランスが崩れている可能性が高いという強力な証拠なのです。
2. おならが多くなる(回数が増える)主な原因
おならの回数が増える原因は、大きく分けて「空気の飲み込みすぎ」と「ガス発生の増加」の2パターンがあります。
① 食生活の乱れと食習慣
食生活はガスの発生に直結します。
早食い・よく噛まない: 食べ物と一緒に大量の空気を飲み込んでしまいます。
炭水化物・糖質の過剰摂取: 糖質は腸内細菌の格好のエサになります。特にイモ類、豆類、特定の果物などは、分解される過程でガスを多く発生させます。
炭酸飲料の多飲: 飲み物に含まれる二酸化炭素がそのまま体内に取り込まれます。
人工甘味料(キシリトール、ソルビトールなど): これらは小腸で吸収されにくく、大腸で発酵してガスを出す原因になります。
② 便秘・腸の動き(蠕動運動)の低下
便秘はガスの最大の滞留原因です。 便が腸内に長時間とどまると、便自体の腐敗が進み、ガスがどんどん蓄積されます。 「私は毎日出ているから大丈夫」という方でも、「残便感がある」「細い便しか出ない」といった場合は、腸の奥に古い便が停滞している可能性(停滞便)があり、それがガス発生を助長します。
③ 呑気症(どんきしょう)・空気嚥下症
ストレスなどを背景に、無意識に空気を大量に飲み込んでしまう症状です。 緊張すると唾液を飲み込む回数が増え、それに伴って空気も胃腸に入ります。ゲップとおならの両方が増えるのが特徴です。
④ ストレスと自律神経の乱れ
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、精神的な状態に左右されます。 自律神経が乱れると、腸の動き(蠕動運動)が弱まったり、逆に過剰になったりします。動きが止まればガスが溜まり、動きが不安定になればおならが出やすくなります。
3. おならが「臭くなる」原因を深掘りする
「回数は変わらないけれど、とにかく臭いがきつい」という場合は、腸内環境の質的悪化が疑われます。
① 腸内環境の悪化(悪玉菌の優位)
現代人の多くが抱える問題です。
動物性タンパク質(肉類)の摂りすぎ: 悪玉菌はタンパク質を好みます。分解の過程で強力な悪臭を放つ「硫化水素」などを生成します。
食物繊維の不足: 善玉菌の働きを助ける食物繊維が足りないと、腸内環境は一気に悪玉菌優位へ傾きます。
② 消化不良・吸収不全
本来、小腸で吸収されるべき栄養素が、消化不良のまま大腸に届いてしまうと、大腸の細菌がそれを異常発酵させます。
膵臓や胆のうの機能低下: 脂肪やタンパク質を分解する力が弱まると、腐敗臭が強くなります。
アルコールの過剰摂取: 腸粘膜を刺激し、消化を妨げ、臭いの強いおならの原因になります。
4. 生活習慣だけでは説明できない「危険なサイン」
ここからが、消化器内科として最もお伝えしたい重要なパートです。 おならの変化は、単なる「食べすぎ」や「体質」だけでは片付けられない重大な病気の予兆であることがあります。
以下のような症状が一つでもある場合は、放置せずに医療機関を受診してください。
🚨 要注意!「おなら」と共に見られる危険信号
[ ]急激な変化: 数週間〜数ヶ月で明らかにおならの量や臭いが変わった。
[ ]便通の異常: 便秘と下痢を繰り返す(交互に来る)。
[ ]便の形状変化: 便が鉛筆のように細くなった(狭窄の疑い)。
[ ]腹部膨満感: お腹が張って苦しく、おならを出してもスッキリしない。
[ ]血便・粘液便: 便に血が混じる、またはゼリー状のものが付着している。
[ ]体重減少: ダイエットをしていないのに体重が落ちてきた。
これらの症状がある場合、腸の中で「物理的な閉塞(ふさがり)」や「炎症」が起きている可能性があります。
5. おならの変化で見つかる可能性がある疾患
おならやガスの異常がきっかけで発見される病気には、以下のようなものがあります。
① 過敏性腸症候群(IBS)
検査で目に見える炎症や腫瘍がないにもかかわらず、腹痛や便通異常が続く病気です。 特に「ガス型」と呼ばれるタイプでは、おならが止まらない、お腹が張って苦しいといった症状がメインになります。心理的なストレスが引き金になることが多いのが特徴です。
② 大腸ポリープ
大腸の粘膜にできる「いぼ」のようなものです。 小さいうちは無症状ですが、ある程度の大きさになると便の通りを妨げたり、腸内細菌のバランスを乱したりして、おならの量や臭いに変化を与えることがあります。
ポリープの一部は、放置すると「大腸がん」に進行します。
③ 大腸がん
最も警戒すべき疾患です。 がんによって腸の通り道が狭くなると、ガスが溜まりやすくなります。
また、がん組織そのものが壊死したり出血したりすることで、これまでに経験したことのないような「独特の腐敗臭」がおならや便に混じることがあります。
「おならが臭くなった」という理由で受診し、検査をしたところ、進行したがんが見つかるというケースは決して珍しくありません。
④ 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
腸の粘膜に慢性的な炎症が起きる難病です。 粘膜の炎症により消化吸収能力が著しく低下し、異常な発酵や腐敗が起こるため、強い臭いや頻繁なおならが発生します。

6. なぜ「大腸カメラ検査」が必要なのか
おならの悩みで病院に行くと、「まずは様子を見ましょう」と言われるのではないか、あるいは「大腸カメラなんて大げさだ」と思われるかもしれません。
しかし、大腸の内部を直接確認することには、他の検査では代替できない圧倒的なメリットがあります。
血液検査やレントゲンには限界がある
血液検査: がんがかなり進行しない限り、数値に異常が出ないことが多いです。
腹部レントゲン: ガスの溜まり具合は見えますが、「なぜガスが溜まっているのか(ポリープがあるのか、炎症があるのか)」という原因までは分かりません。
便潜血検査: 「陽性」なら異常がある可能性が高いですが、「陰性」だからといって病気がないとは言い切れません。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)のメリット
大腸カメラは、肛門から細いカメラを挿入し、大腸全体の粘膜を直接、高精細なモニターで観察する検査です。
粘膜の微細な変化をキャッチ: 早期がんや小さなポリープなど、他の検査では見落とされる可能性のある異常を確実に発見できます。
その場で治療が可能: 検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除(日帰り手術)を行うことができます。これは「がんの予防」に直結します。
確実な安心感: 「異常がない」と確認できれば、おならの原因が「機能的な問題(食事やストレス)」であると確信を持って診断でき、適切な生活指導や内服薬の処方が可能になります。
7. 「症状が軽いから様子見」が一番のリスク
「おならくらいで病院に行くのは恥ずかしい」
「まだ若いから大丈夫だろう」
「たまたま体調が悪いだけ」
そう思って検査を先延ばしにしている間に、病気が進行してしまうのが一番の不幸です。
大腸がんは、早期に発見できればほぼ100%近く治癒が期待できる病気です。
しかし、自覚症状(痛みや出血)が出てからでは、治療が困難になるケースもあります。
「おならの変化」という、体が出してくれている小さなサインを無視しないでください。 実際、検査を受けた患者様の多くは、 「もっと早く受けておけば、あんなに悩まなくて済んだのに」 「検査自体は思ったよりずっと楽だった」 とおっしゃいます。「受けなければよかった」と後悔する方は一人もいません。
8. 当院の大腸カメラ検査の特徴
「大腸カメラは痛そう、苦しそう」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
当院では、患者様の不安を最小限に抑え、楽に検査を受けていただける体制を整えています。
苦痛を抑えた検査(鎮静剤の使用): 少量の鎮静剤を使用し、ウトウトと眠っているような状態でリラックスして検査を受けていただけます。
内視鏡専門医による高度な技術: 経験豊富な専門医が、腸を伸ばさない繊細な手技で検査を行います。
プライバシーへの配慮: 検査前後の待ち時間やリカバリールームなど、患者様がリラックスできる空間作りを徹底しています。
ポリープ日帰り切除: 発見されたポリープをその場で切除し、入院の必要がない体制を整えています(※ポリープの大きさによります)。

まとめ:おならは「体からのメッセージ」です
おならの回数が増えたり、臭いがきつくなったりするのは、あなたの腸が「今の状態に気づいて!」とサインを送っている証拠です。
食生活やストレスによる一時的なものか。それとも腸内に潜む病気のサインなのか。
これを見極める唯一の確実な方法が、大腸カメラ検査です。
「気のせい」「年齢のせい」「体質だから」と自分自身で納得させてしまう前に、専門医に相談してみませんか?
こんな方は、今すぐご相談ください
[ ]おならが以前より明らかに多く、または臭くなった
[ ]常に腹部膨満感があり、スッキリしない
[ ]便秘や下痢など、便通が不安定になった
[ ]40歳以上で、一度も大腸カメラを受けたことがない
[ ]家族に大腸がんを経験した人がいる
早期発見・早期治療のために、そして何より「何もなかった」という大きな安心を得るために、一歩踏み出してみましょう。その行動が、あなたの5年後、10年後の健康を守ることにつながります。
最短最速の検査は分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」で
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※本院「札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック」とお間違えのないよう、ご注意ください。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。


