妊娠前に大腸カメラ検査は必要?受けるべき理由とメリットを徹底解説|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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妊娠前に大腸カメラ検査は必要?受けるべき理由とメリットを徹底解説

妊娠前に大腸カメラ検査は必要?受けるべき理由とメリットを徹底解説|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2026年2月26日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!

妊娠は人生における最大級のライフイベントです。 「赤ちゃんを授かりたい」と考え始めたとき、多くの方がまず取り組むのが「妊活(妊娠準備)」でしょう。葉酸サプリを飲み始めたり、基礎体温をつけたり、あるいは婦人科でブライダルチェックを受けたり……。これらはすべて、新しい命を健やかに育むための大切なステップです。


しかし、医療現場で多くの女性と接する中で、ひとつ大きな「盲点」となっていると感じる検査があります。それが「大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)」です。


「えっ、妊娠と大腸カメラに何の関係があるの?」

「まだ若いし、お腹の調子が悪いわけじゃないから必要ないのでは?」


そう思われるかもしれません。

しかし、結論から申し上げます。「妊娠を考え始めた今こそ、大腸カメラを受ける最高のタイミング」なのです。
なぜ、産婦人科の検診だけでなく、消化器内科の検査が重要なのか。妊娠してから後悔しないために知っておくべき「腸と妊娠」のリアルな関係について、専門的な視点から詳しく、かつ分かりやすく解説していきます。

ぜひ、最後までご覧下さい。

1. なぜ今「妊娠前の大腸カメラ」が注目されているのか?

若年層に忍び寄る「大腸疾患」の影
かつて、大腸がんや大腸ポリープは「50代以降の病気」というイメージが一般的でした。

しかし、近年の食生活の欧米化やライフスタイルの変化により、20代〜30代の若年層において大腸の病気が増加傾向にあります。
この20代〜30代という時期は、女性にとってまさに「妊娠・出産」の適齢期と重なります。

つまり、「これからお母さんになろうとする世代」と「大腸のリスクが顕在化し始める世代」が完全にリンクしているのが現代の状況なのです。


「妊娠」と「病気のリスク」が同居するリスク
もし、検査を後回しにしたまま妊娠が判明し、その後に大腸の深刻なトラブルが見つかったらどうなるでしょうか。 妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんを守るために、あらゆる医療行為に制限がかかります。 「病気を見つけるための検査」も、「病気を治すための治療」も、通常通りには行えません。
「知らずに妊娠する」ことと、「万全の状態で妊娠する」こと。 この差は、妊娠期間中の精神的な安心感において、計り知れない違いを生むことになります。

2. 妊娠中は「大腸カメラ」が自由にできない理由

「妊娠中に何かあったら、その時に検査すればいいのでは?」と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、現実的には非常に困難です。妊娠中の大腸カメラ検査には、主に3つの大きな壁が立ちはだかります。


① 下剤(腸管洗浄剤)の使用制限
大腸カメラを正確に行うためには、腸の中を空っぽにする必要があります。そのために2リットル近い下剤を服用しますが、この下剤が問題となります。 下剤によって腸が激しく動く(蠕動運動が活発になる)ことは、隣接する子宮を刺激し、子宮収縮を誘発する恐れがあります。特に安定期に入る前や切迫早産のリスクがある時期には、極めて危険な行為となります。


② 鎮静剤・鎮痛剤の使用制限
現代の大腸カメラは、鎮静剤を使って「眠っている間に終わる」のが主流です。

しかし、これらの薬剤は胎盤を通じて胎児に影響を与える可能性があるため、妊娠中の使用には極めて慎重な判断が求められます。 鎮静剤を使わずに検査を行うことも不可能ではありませんが、お腹が大きくなるにつれて腸が圧迫されている妊婦さんにとって、鎮静なしの検査は多大な苦痛とストレスを伴います。


③ 体位と物理的圧迫の危険性
検査中、医師はカメラをスムーズに進めるために、患者さんの体の向きを変えたり、看護師がお腹の外から圧迫を加えたりすることがあります。 妊娠中のお腹を圧迫することは胎児へのストレスになり、また仰向けや横向きの姿勢を長時間維持すること自体が、妊婦さんの血圧低下(仰臥位低血圧症候群)を招くリスクがあります。

3. 妊娠中に発見されると「治療できない」という現実

検査だけでなく、治療についても厳しい制限がかかります。


ポリープ切除の壁
通常、大腸カメラで見つかったポリープはその場で切除(日帰り手術)が可能です。

しかし、妊娠中は電気メスによる電流が胎児に影響を与える懸念や、術後の出血・感染症のリスクを考慮し、「見つかっても切除できず、出産後まで放置せざるを得ない」という状況になりかねません。


外科手術や抗がん剤の制限
万が一、進行したがんが見つかった場合、さらに事態は深刻です。


手術のタイミング: 妊娠の継続を優先するか、母体の治療を優先するかという、究極の選択を迫られることがあります。


抗がん剤治療: 多くの抗がん剤は胎児に悪影響を及ぼすため、使用できる薬剤が限られるか、治療そのものを出産後まで遅らせる必要が出てきます。


「見つかったのに、すぐには治せない」 この事実は、これから出産に臨むお母さんにとって、あまりにも大きな精神的負担となります。

4. 妊娠前に大腸カメラを受ける「4つの圧倒的なメリット」

妊娠前に検査を済ませておくことは、単なる健康診断以上の価値があります。


メリット①:医学的に「ベスト」な状態で検査できる
何の制限もない状態であれば、最新の医療機器と薬剤をフル活用できます。腸をきれいにする下剤の種類も選べますし、精度の高い観察が可能です。


メリット②:鎮静剤を使い、無痛に近い状態で受けられる
「大腸カメラは痛い」というイメージで躊躇している方も多いでしょう。妊娠前であれば、鎮静剤をしっかり使用して、リラックスした状態で(あるいは眠っている間に)検査を終えることができます。トラウマを作らずに済むのは大きな利点です。


メリット③:その場ですべてを「リセット」できる
もし小さなポリープが見つかったとしても、その場で切除してしまえば、大腸がんのリスクを摘み取ることができます。「お腹の中をゼロの状態」にしてから妊娠に臨めるのです。


メリット④:育児中の安心を手に入れる
出産後は、自分自身の体調管理は二の次になりがちです。授乳や夜泣き対応に追われる日々の中で、自分のために通院時間を確保するのは至難の業です。 妊娠前に「異常なし」を確認しておくことで、出産後数年間は腸の心配をせずに育児に専念できるという「時間の貯金」ができます。

5. 「症状がないから大丈夫」が通用しない理由

よく「便秘じゃないから大丈夫」「血便も出ていないから必要ない」という声を耳にします。

しかし、消化器内科医の立場からお伝えしたいのは、「大腸の病気は、症状が出たときにはすでに進んでいることが多い」という事実です。


初期の大腸がんとポリープは「無症状」
大腸ポリープや、初期の大腸がんは、自覚症状がほとんどありません。 便に血が混じる(血便)のは、腫瘍がある程度の大きさになり、便が擦れて出血するようになってからです。お腹の張りや痛みが出るのは、さらに進行して腸が狭くなってからです。
つまり、「元気で、何の悩みもない今」こそが、初期の異変を見つける唯一のチャンスなのです。


妊娠中の症状と混同されやすい
仮に妊娠中に腸のトラブルが起きても、「妊娠中だから便秘になるのは当たり前」「痔かな?」と見過ごされてしまうケースが多々あります。 妊娠によるマイナートラブルだと思い込んでいたものが、実は深刻な病気のサインだった……という悲劇を防ぐためには、事前のチェックが不可欠です。

6. あなたの腸は大丈夫?チェックすべき「5つのサイン」

もし以下の項目にひとつでも当てはまるなら、それは「妊娠前に一度検査を受けて」という体からのサインかもしれません。


便秘と下痢を繰り返す: 腸のリズムが不安定なのは、物理的な障害や炎症が隠れている可能性があります。


血便がある: 「鮮血だから痔だろう」と自己判断するのは危険です。


お腹の張りが続く: 常にガスが溜まっているような感覚は、腸の通りが悪くなっている兆候かもしれません。


排便後もスッキリしない: 残便感は、直腸付近に何らかの隆起物がある際によく見られる症状です。


急な体重減少: ダイエットをしていないのに体重が落ちるのは、体が発する危険信号です。


これらは日常的な不調として片付けられがちですが、大腸カメラで「何もないこと」を確認するだけで、心の持ちようは劇的に変わります。

7. 「大腸カメラは怖い・苦しい」という誤解を解く

検査をためらう最大の理由は、おそらく「恐怖心」でしょう。しかし、現代の内視鏡医療は、皆さんが想像しているよりもずっと進化しています。


眠っている間に終了: 適切な鎮静剤の使用により、うとうとしている間に20分〜30分程度で終わります。


極細スコープの導入: 柔軟性の高い、細いカメラを使用することで、挿入時の違和感を最小限に抑えています。


炭酸ガス(CO2)の使用: 検査中にお腹を膨らませるガスに、吸収の早い炭酸ガスを使用することで、検査後のお腹の張りを大幅に軽減しています。


多くの方が、検査後に「こんなに楽なら、もっと早く受ければよかった」とおっしゃいます。

8. 最短最速の検査は分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」で


ここまで読んで「受けてみようかな」と思われた方へ、具体的なステップをご案内します。


ステップ1:分院「札幌駅大腸カメラ便潜血lクリニック」で予約をしましょう

※本院「札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック」とお間違えのないよう、ご注意ください。


ステップ2:事前診察
まずは一度、診察を受けます。ここで現在の体調や、いつ頃の妊娠を希望しているかを医師に伝えてください。服用中の薬やアレルギーについても相談しましょう。


ステップ3:検査当日
前日から食事制限を行い、当日は下剤を服用して腸をきれいにします。検査自体は短時間で終わり、鎮静剤を使った場合は15分ほど院内で休んでから帰宅となります。

9. 最後に|あなたの健康が、家族の幸せの土台になる

「自分のことは後回し」 これは、これからお母さんになる多くの女性が持っている、優しくて尊い資質です。 しかし、考えてみてください。 あなたを頼りにする新しい命にとって、一番必要なものは何でしょうか? それは、「お母さんが健康で、笑顔でいてくれること」に他なりません。
大腸カメラ検査は、単に病気を見つけるためのものではありません。 「私は大丈夫」という確信を持ち、安心して出産に挑むための、いわば「お守り」のようなものです。
妊娠という素晴らしい旅を始める前に。 自分自身の体と真剣に向き合い、最高のコンディションを整えてあげてください。 その一歩が、あなたと、そしてこれから出会う赤ちゃんの幸せな未来を作ります。

よくあるQ&A(補足)

Q:検査後、すぐに妊活を再開しても大丈夫ですか?

 A:基本的には問題ありません。鎮静剤などは当日中に体外へ排出されます。ただし、ポリープ切除を行った場合は、数日間〜1週間程度の安静が必要になることがあるため、医師の指示に従ってください。


Q:生理中でも検査は受けられますか? 

A:医学的には可能ですが、経血による不快感や衛生面を考慮し、日程をずらすことをお勧めする場合が多いです。予約時に相談してみてください。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

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