大腸カメラの新常識:痛みを最小限に抑える最新技術|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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大腸カメラの新常識:痛みを最小限に抑える最新技術

大腸カメラの新常識:痛みを最小限に抑える最新技術|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2025年3月05日

大腸カメラ検査は、大腸がんの早期発見に非常に有効な手段です。

しかし、「痛そう」「つらい」というイメージから、検査をためらう方も少なくありません。

札幌市中央区にある「札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック」では、

最新技術と専門医の技術により、痛みを最小限に抑えた大腸カメラ検査を提供しています。

この記事では、大腸カメラ検査に対する不安を解消し、安心して検査を受けていただくための情報をお届けします。

目次

1. 大腸カメラ検査の概要とその重要性

大腸カメラ検査は、大腸内をカメラで観察し、異常を発見するための重要な検査です。

1.1. 大腸癌は年間15万人以上が新規に診断

大腸がんは、日本では年間15万人以上の人が新たに診断される重大な病気です。そのうち5万人以上の方が命を落としています。早期発見が難しいため、症状が進行してからの発見が多いのが現実です。だからこそ、定期的な検査で早期発見が重要となるのです。早めに受けることが命を救う鍵となります。

1.2. 40歳以上になると大腸がんのリスクが上昇します

40歳を過ぎると、大腸がんの発症リスクが上昇します。年齢と共に細胞の変異が起こりやすくなるためです。特に、食生活や運動習慣が不規則な人は注意が必要です。早期発見と予防のためには、40歳を過ぎたら定期的な大腸カメラ検査を受けることが推奨されます。これによって安心して生活を送ることができます。

1.3. 便潜血検査で陽性となった場合

便潜血検査で陽性の結果が出た場合、それは何らかの異常がある可能性を示しています。この場合、次のステップとして大腸内視鏡検査を受けることが強く推奨されます。内視鏡検査で直接大腸内部を確認し、必要に応じて組織を取り検査することで、より正確な診断が可能です。

1.4. 家族歴に大腸がんや大腸ポリープのある方

家族に大腸がんや大腸ポリープの既往がある場合、そのリスクは一般の方よりも高くなります。遺伝的要因が大きく関与するためです。そのため、家族歴がある方は、定期的な検査を受けることが重要です。これにより、早期に異常を発見し、適切な対策を講じることができます。

1.5. 自覚症状がない場合でも、定期的な検査が重要です

自覚症状がない段階でも、大腸がんは進行していることがあります。初期段階では症状が現れにくいためです。そのため、自覚症状に頼らず定期的な大腸カメラ検査を受けることが重要です。早期発見・早期治療で大腸がんのリスクを最小限に抑えることができます。安心して生活するために、定期的な検査を心掛けましょう。

2. 痛みの原因と対策:札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの取り組み

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、内視鏡検査による痛みを最小限に抑えるため、さまざまな取り組みを行っています。

2.1. 鎮静剤の利用とその効果

鎮静剤を利用することで、内視鏡検査中の痛みと不快感を大幅に軽減できます。鎮静剤は、患者様の緊張を緩和し、リラックスした状態で検査を受けられるようにするために使用されます。鎮静剤の効果は、個々の患者様の状態に応じて調整されるため、安全で効果的です。また、鎮静剤の利用により、検査自体がスムーズに進行しやすくなり、医師の診断の精度も向上します。

2.2. 最新の内視鏡システム

当院では、患者様の負担を軽減するために、最新の内視鏡システムを導入しています。これにより、画像の鮮明さが向上し、異常を早期に発見することが可能です。最新の内視鏡システムは、検査の信頼性を高め、誤診を防ぐためにも役立ちます。内視鏡自体が細く柔軟であるため、挿入時の痛みも軽減されます。

2.3. 炭酸ガス(CO2)送気

炭酸ガス(CO2)を用いた送気法は、患者様が検査中に感じる不快感を軽減する効果があります。CO2は吸収が早く、腸内に残る時間が短いため、検査後の膨満感や痛みが少ないです。従来の空気送気と比べて、CO2送気は患者様の負担を大幅に減らすことができます。さらに、CO2送気は、医師が内視鏡を操作しやすくなり、より正確な診断が可能です。

2.4. 水深法や軸保持短縮法での挿入

内視鏡の挿入において、水深法や軸保持短縮法が利用されています。これらの方法は、内視鏡の操作性を向上させ、挿入時の痛みを軽減するために効果的です。水深法は、水を使って内視鏡を進めることで、腸の中をスムーズに通過させます。軸保持短縮法は、内視鏡の動きを最小限に抑えつつ、腸を引き寄せながら進める技術です。これらの方法を組み合わせることで、内視鏡検査はより快適かつ安全なものとなります。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

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3. 下剤を飲まない大腸カメラ検査

従来の大腸カメラ検査では、検査前に大量の下剤を飲む必要がありました。

3.1. 院内で下剤内服可能

多くのクリニックや病院では、院内で下剤の内服が可能です。これにより、自宅での準備が難しい方でも安心して検査を受けることができるのです。医師や看護師がサポートするため、不安や疑問をその場で解消できます。そして、万が一のトラブルにも迅速に対応できるのが大きな利点です。院内での下剤内服は、安心して検査を受けたい患者様にとって非常に魅力的な選択肢となっています。

3.2. 下剤を飲まない大腸内視鏡検査にも対応

近年、下剤を飲まずに行う大腸内視鏡検査が注目を集めています。この方法では、専用の機器や手法を用いることで、腸内の清潔さを保ちながら検査を行うことができます。下剤の味が苦手な方や、飲むことが難しい患者様にとって画期的な進歩です。また、予期しない副作用を避けることができるため、多くの患者様にとって安心できる選択肢と言えるでしょう。

3.3. 下剤を飲まない大腸カメラの当院での適応条件

下剤を飲まない大腸カメラ検査には、いくつかの適応条件があります。まず、事前診察・画像検査が必要です。この診察で、検査に適しているかどうかを確認します。そして、80歳未満の方が対象となります。また、3日以上の便秘がないこと、腹痛がないことも重要なポイントです。これらの条件を満たすことで、より安全かつ効果的に検査を受けることが可能です。

実際に直接下剤を注入している様子

4. 検査費用と保険適用

大腸内視鏡検査の費用と保険適用について、詳しく説明します。

4.1. 大腸内視鏡検査の費用は、保険適用で1万5千円から3万円程度(3割負担)です

大腸内視鏡検査の費用は、保険が適用される場合、自己負担額が1万5千円から3万円程度になります。3割負担となるため、全額を自己負担するよりも経済的です。しかし、検査の内容や医療機関によって料金が変わることもあります。そのため、受診前に費用について確認することが大切です。

保険適用の有無や自己負担額については、事前に病院やクリニックで確認することがおすすめです。また、検査後に追加の処置が必要な場合もあるため、その際の費用についても確認しておくと安心です。

4.2. 健康保険が適用されるには、医師の診断が必要

大腸内視鏡検査において、健康保険を適用するためには、医師の診断が必要です。単なる定期検査ではなく、症状やリスクがある場合に限られます。例えば、血便や腹痛といった症状が見られる場合や、家族歴がある場合が該当します。こうした症状がない場合は、全額自己負担となることが多いです。

初めての診察では、医師が詳細な問診を行い、その結果に基づいて必要な検査を指示します。この診断があって初めて、保険適用が認められるのです。また、検査の結果次第でさらに他の検査や治療が必要となるかもしれません。

4.3. 便潜血検査で陽性となった場合は、保険適用

便潜血検査で陽性となった場合、大腸内視鏡検査の費用は健康保険の適用対象となります。この場合、自己負担額も抑えられます。便潜血検査は、便に血液が混じっているかを調べるもので、大腸の異常を早期に発見する手段です。陽性結果が出た場合、さらに詳しい検査が行われることが必要です。

便潜血検査は、簡便かつ非侵襲的な検査として、多くの健康診断で利用されています。もし陽性となれば、早急に医師に相談することが重要です。その後、大腸内視鏡検査を受けることになるでしょう。これによって、早期に異常を発見し、適切な対応を取ることができるため、健康管理においてとても重要な検査です。

4.4. 生命保険加入の方はポリープ切除により手術給付金が受けられる可能性あり

生命保険に加入している方で、大腸内視鏡検査中にポリープが発見され、切除が行われた場合は、手術給付金が受け取れることがあります。この給付金は、保険契約の内容によりますが、手術をした際に支払われるものです。ポリープ切除は、手術として認められる場合が多いです。

生命保険の契約内容を確認し、手術給付金が支給される条件を把握しておくことが大切です。不安な場合は、事前に保険会社に直接問い合わせると良いでしょう。給付金を受け取ることで、医療費の負担を軽減できるため、安心して検査や治療を受けることができるでしょう。

5. 内視鏡検査後のケアと注意点

内視鏡検査を受けた後は、体調管理とケアが重要です。特に処置後の体調に注意し、異常を感じた場合はすぐに医療機関に問い合わせることが大切です。

5.1. 検査後に気をつけること

内視鏡検査後にまず気をつけるべきことは安静を保つことです。検査直後は特に体が疲れていることが多いため、できるだけ横になって休むことが推奨されます。軽い食事や飲み物を摂ることができますが、消化の悪い食べ物は控えた方が良いでしょう。

さらに、意識して水分を摂取することも大切です。水分をしっかりと補給することで、体内の調子を整えることができます。特に浣腸や下剤を使用した場合は脱水症状に注意しましょう。そして、最後に体調をよく観察することも忘れないでください。

5.2. 内視鏡検査後の回復までのケア

内視鏡検査後の日常生活に戻るためのケアは重要です。まずは休養を十分に取ることです。検査の日だけでなく、翌日もできるだけ安静に過ごすと良いでしょう。また、適切な食事管理も大切です。消化に良い食べ物を選び、徐々に通常の食事に戻していくことが望ましいです。

次に、水分補給を忘れないことが大切です。体調を整えるために、こまめに水分を摂ることが推奨されます。特に下剤を使用した場合、体内の水分が不足しがちになりますので注意が必要です。そのほか、体温をチェックすることも重要です。

6. 大腸カメラ検査に対するQ&A

大腸カメラ検査は多くの方々が不安に感じる検査の一つですが、正しい情報を持つことで安心して受けることができます。

6.1. Q:検査は痛いですか?

A:鎮静剤を使用することで、ほとんど痛みを感じることなく検査を受けていただけます。鎮静剤を使うことで意識がぼんやりとし、リラックスした状態で検査を受けることができます。そのため、ほとんどの患者様が痛みや不快感を感じることはありません。医師は検査中も患者様の状態を注意深く見守り、必要に応じて適切な対応を行います。ですので、痛みが心配な方でも安心して検査を受けることができます。

6.2. Q:検査時間はどのくらいですか?

A:検査時間は、通常15分から30分程度です。個人差はありますが、大部分の検査はこの時間内に完了します。検査前には、準備時間や説明時間が必要ですが、これも含めても1時間程度で終了することがほとんどです。ただし、下剤を内服する時間も合計すると、平均して4-5時間かかる検査になります。検査の際にはゆとりをもったスケジュール調整が必要です。

6.3. Q:下剤を飲むのがつらいです。

A:当院では、院内で下剤を服用できるほか、下剤を飲まない大腸カメラ検査も可能です。下剤の服用が難しい患者様にとっては、選択肢が広がります。院内での服用の場合、医師や看護師がサポートしながら進めるため、安心して臨めるでしょう。下剤を飲まない方法では、通常よりも、早く準備が終わるため、気軽に検査を受けられますが、適応条件がありますので注意が必要です

6.4. Q:検査後、すぐに仕事に行けますか?

A:鎮静剤を使用した場合は、車の運転はできません。公共交通機関を利用するか、付き添いの方に送迎をお願いしてください。鎮静剤の効果が残っているため、安全のためにはしばらく安静にすることが必要です。仕事に復帰する際には、軽作業から始めるとよいでしょう。完全に回復するまでに数時間かかるため、検査後のスケジュールを調整することをおすすめします。安全を最優先に考えることが大切です。

<文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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