効率的なクリニック運営の鍵とは?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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効率的なクリニック運営の鍵とは?

効率的なクリニック運営の鍵とは?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年9月06日

こんにちは!札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック事務長の高橋です!

「クリニック 運営」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、日々のクリニック運営に何かしらの課題や悩みを感じているのではないでしょうか?

患者さんの満足度を上げたい、スタッフの働きがいを高めたい、あるいはもっと効率的な経営を実現したい。

そうした多くのクリニック経営者や事務長が抱える疑問や悩みを、この記事では徹底的に解決していきます。

この記事では、クリニック運営を成功させるための具体的なポイントを、私のこれまでの実体験を交えながら、わかりやすく解説します。

この記事を読めば、なぜ経営がうまくいかないのか、そしてどうすれば効率的なクリニック運営を実現できるのか、その答えがすべて見つかるはずです。

このコラムは、特に「日々の業務に追われ、経営の改善策がなかなか見いだせない方」や「開業したばかりで、クリニック運営の具体的な方法を知りたい方」にぜひ最後まで読んでいただきたい内容となっています。

1.なぜ「クリニック運営」は難しい?失敗から学ぶ成功の法則

クリニックの経営は、単に医療行為を行うだけでなく、多岐にわたる業務を円滑に進めることが求められます。

私の経験上、多くのクリニックが直面し、経営難に陥る主な原因は、集患・リピート率の低さ、院長の業務過多、そしてスタッフの定着率の低さです。

これらの課題は互いに複雑に絡み合っており、一つを解決しても他の問題が残ることが少なくありません。

例えば、集患がうまくいかないと収益が減少し、経営が不安定になります。

また、院長が診療以外の業務(経理や人事など)をすべて抱え込むと、医療サービスの質が低下したり、疲弊してしまったりします。

さらに、スタッフが頻繁に入れ替わると、業務の引き継ぎに時間がかかり、患者さんへのサービス品質が均一に保てなくなります。

効率的なクリニック運営とは、これらの問題を根本から解決し、患者さんもスタッフも満足できる体制を築くことです。そのためには、単なる対症療法ではなく、全体を俯瞰した経営戦略が必要となります。

2.効率的な「クリニック運営」の土台となる4つの柱

効率的なクリニック運営を実現するためには、以下の4つの柱をしっかりと築くことが不可欠です。

これらは、多くの成功しているクリニックに共通する成功要因であり当院でも特に重視している点です。

(1)患者ファーストの徹底:満足度がリピート率を高める

クリニック運営において、患者さんの満足度は最も重要な要素です。

なぜなら、患者さんは単に病気を治すだけでなく、快適な環境や丁寧な対応を求めているからです。

患者さんの満足度が高まれば、自然とリピート率が上がり、良い口コミが広がって新規の患者さんにもつながります。

具体的な方法として、私たちは「患者ファースト」を徹底しています。

まず、受付では、ただ事務的に対応するのではなく、「お待たせして申し訳ございません」や「今日はありがとうございました」といった感謝の言葉を添えるよう心がけています。

また、患者さんのプライバシーに配慮し、診察の呼び出し方法を工夫したり、待合室をリラックスできる空間にしたりするのも重要です。

ある統計によると、患者さんがクリニックに不満を感じる点として、「待ち時間の長さ」が常に上位に挙げられます。これを解決するために、当院ではウェブ予約システムを導入し、待ち時間の見える化を図っています。

こうした小さな工夫の積み重ねが、患者さんからの信頼につながるのです。

(2)ITツールを活用した業務効率化

効率的なクリニック運営には、ITツールの積極的な導入が欠かせません。

例えば、電子カルテシステムは、診療情報を一元管理できるだけでなく、過去のデータにすぐにアクセスできるため、診療時間の短縮につながります。

また、自動精算機を導入すれば、会計業務の負担が軽減され、スタッフが他の業務に集中できるようになります。

さらに、患者さんとのコミュニケーションツールとしてLINE公式アカウントやチャットボットを活用することで、問診票の事前入力や簡単な質問への自動応答が可能となり、受付業務が大幅に効率化されます。

当院も電子カルテや予約システムを導入してから、事務作業が約30%削減されました。

これは、スタッフが本来の業務である患者さんへの対応やサポートに、より多くの時間を割けるようになったことを意味します。ITツールは、単なる業務効率化だけでなく、医療サービスの質の向上にも貢献するのです。

(3)スタッフの育成と労働環境の改善

クリニック運営におけるもう一つの重要な柱は、スタッフが働きやすい環境を整えることです。

スタッフが生き生きと働けるクリニックは、医療サービスの質も高まります。

スタッフの定着率を高めるためには、経営理念を共有し、日々の業務における行動指針を明確にすることが重要です。

また、定期的な研修や勉強会を通じて、スキルアップの機会を提供することも有効です。

当院では、月に一度のミーティングで、患者さんから寄せられた感謝の声や改善点を共有しています。これにより、スタッフ一人ひとりが自分の仕事の重要性を再認識し、モチベーションを高く保つことができます。

また、特定のスタッフに業務が集中しないよう、タスクを分担し、全員が協力し合えるチーム作りを心がけています。スタッフの満足度が高まると、それが自然と患者さんへの対応にも表れ、結果的にクリニック全体の評判向上につながります。

(4)明確な経営理念と目標の設定

効率的なクリニック運営の出発点は、明確な経営理念を策定することです。

経営理念とは、クリニックが何を目指し、どのような価値を提供したいのかを言語化したものです。

これは、スタッフの行動指針となるだけでなく、患者さんに対してもクリニックの独自性をアピールする上で不可欠です。

例えば、当院では「患者さんの苦痛を最小限に抑えた内視鏡検査を提供する」という理念を掲げています。

この理念があるからこそ、私たちは最新の内視鏡システムを導入し、鎮静剤を使った無痛検査に力を入れるなど、常に患者さんの視点に立ってサービスを改善し続けることができます。

経営理念が明確であれば、スタッフ全員が同じ方向を向いて業務に取り組むことができ、無駄な労力や時間の削減にもつながります。

まとめ

本記事では、「効率的なクリニック運営」の成功に不可欠な4つの柱、すなわち「患者ファーストの徹底」「ITツールを活用した業務効率化」「スタッフの育成と労働環境の改善」「明確な経営理念と目標の設定」について解説しました。

これらは、当院が日々の運営で実践し、効果を実感している重要なポイントです。

クリニック運営は、医療の専門知識だけでなく、経営者としての多角的な視点が求められる奥深いテーマです。しかし、今日ご紹介したポイントを一つずつ実践していくことで、必ずや患者さんの満足度を高め、スタッフの働きがいを向上させ、そして何より効率的なクリニック運営を実現できるはずです。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。

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