孤独のカメラ|白粥と煮込みハンバーグの夜、私は大腸カメラを受けることにした|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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孤独のカメラ|白粥と煮込みハンバーグの夜、私は大腸カメラを受けることにした

孤独のカメラ|白粥と煮込みハンバーグの夜、私は大腸カメラを受けることにした|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2026年1月19日

――誰にも邪魔されず、自分の腸と向き合う時間

その日は、なぜか一人で検査を受けることにした

仕事の合間、スマホを眺めながらふと思った。
最近、トイレに行く回数が増えた気がする。
下痢でもない、便秘でもない。
でも、なんとなくお腹が落ち着かない

「まあ、忙しいし、ストレスだろう」

そう言い聞かせてきた違和感が、いつの間にか“日常”になっている。


誰にも邪魔されず、ただ黙々と食と向き合う。

あれは孤独ではない。
自分と正直に向き合う時間だ。

――そうか。
今日は「孤独のカメラ」だ。

検査前日――静かに始まる「腸の仕込み」

検査前日。
この日は、腸を休ませるための特別な食事をとる。
主役は、検査食「エニマクリン」。
正直に言えば、検査食と聞いて思い浮かべるのは、
「味気ない」「我慢」「空腹」。


だが――

(心の声)
「待てよ……これは“腸のための飯”だ。そう思えば、ちゃんと向き合う価値がある」
孤独のグルメは、どんな料理にも敬意を払う。
ならば今日は、検査食と、真剣勝負だ。

――エニマクリン、いざ


朝食:鶏と卵の雑炊

まずは朝。
テーブルに置かれた一杯の雑炊。
鶏肉と卵。
色合いは淡い。
だが、どこか安心する見た目だ。


(心の声)
「派手さはない……だが、朝にはちょうどいい」
スプーンを入れる。
とろりとした粥が、音も立てずにすくえる。
一口。
(……)
(心の声)
「おっ……これは……」
優しい。
とにかく、優しい。
鶏肉の旨味が、卵に溶け込んでいる。
主張はしないが、確かに“味”がある。
(心の声)
「胃に負担をかけないように、でも、ちゃんと“食事をした”満足感は残す……計算されている」
雑炊という料理の本質――
癒しだ。
(心の声)
「これは、朝から悪くない。いや……むしろ、いい」

昼食:大根とじゃがいもの鶏そぼろのあんかけ + 白粥

昼。

再びエニマクリン。

(心の声)
「昼も、こいつか……だが、覚悟はできている」
次に現れたのは、
白粥と、大根とじゃがいもの鶏そぼろのあんかけ。
(心の声)
「ほう……昼は、少し構成を変えてきたな」
まずは、あんかけ。
大根とじゃがいもは柔らかく、鶏そぼろは細かい。
すべてが“腸を刺激しない”形に整えられている。
一口。
(心の声)
「……なるほど」
大根の水分と、鶏そぼろのコク。
あんがあることで、白粥が“ただの粥”で終わらない。
(心の声)
「これは、組み合わせの勝利だ」
白粥単体ではなく、あんを絡めることで、食べる楽しさが生まれている。
(心の声)
「検査食だからって、“味を捨てる”必要はない。そう言われている気がする」
昼食として、必要十分。
満腹にはならないが、不満も残らない。

夕食:煮込みハンバーグ + 白粥

そして、夕。
レトルトパウチ見た瞬間、思わず心の中で声が出る。
(心の声)
「……ハンバーグ?」
検査前日の夕食に、煮込みハンバーグ。
意外だ。
だが、嬉しい。
見た目は小ぶり。
脂っこさはない。
だが、確かに“ハンバーグ”だ。
一口。
(……)
(心の声)
「……ああ、これは……」
煮込みだから、
柔らかい。
噛まなくても崩れる。
肉の旨味はあるが、脂は控えめ。
(心の声)
「腸に配慮しながら、“最後はちゃんと満足させる”そういう意図を感じる」
白粥と合わせると、意外なほど相性がいい。
(心の声)
「検査前日だからこそ、ここで一度、気持ちを落ち着かせる……そんな役割だな」

検査食を食べ終えて

朝・昼・夕。
三食すべて食べ終えて、思う。
(心の声)
「思ったより、ちゃんとしている」
検査食は、
罰でも、我慢大会でもない。
腸を休ませながら、気持ちを整えるための食事だ。
孤独のグルメが、
食事を通して自分を整えるように。
検査食もまた、
検査へ向かう“心の準備”なのだ。


今日一日、腸はずっと穏やかだ。

(心の声)
「暴飲暴食をした後の胃腸と、
この静かな感じ……全然違うな」

エニマクリンを食べ終え、
コップの水を一口。

(心の声)
「悪くない。
むしろ、腸が“ありがとう”と言っている気がする」

下剤内服――覚悟の時間

当日の朝、下剤を飲む。

ここは正直に言おう。楽ではない。

だが、

(心の声)
「これは、検査のための準備だ」

腸が空っぽになる感覚は、どこか儀式めいている。

検査当日――いよいよ孤独のカメラへ

検査室のベッドに横になる。
鎮静剤が入る。

――次に気づいたときには、終わっていた。

「え、もうですか?」

これが、多くの人が口にする言葉だ。

結果説明――安心という名のご褒美

医師の説明を聞く。

「大きな異常はありません」
あるいは
「小さなポリープがありましたが、切除しています」

胸の奥が、ふっと軽くなる。

大腸カメラは、未来への投資

大腸カメラは、怖い検査ではない。

“知らない不安”を終わらせる検査だ。

しかも、
ポリープはその場で取れる。
がんになる前に、防げる。

孤独のカメラを終えて

検査食、下剤、検査。
どれも「大変そう」に見える。

だが実際は、淡々と、静かに終わる。

孤独のグルメがそうであるように、
孤独のカメラもまた、

一人だからこそ、余計な感情が削ぎ落とされる時間だ。

こんな方へ

・便潜血検査で陽性
・40歳以上で未検査
・下痢・便秘・残便感が続く
・「気になるけど先延ばし」にしている

その“気になる”は、もう十分な理由だ。

最後に――今日が、その日かもしれない

「もっと早く受ければよかった」この言葉は、よく聞く。

「受けなければよかった」は、ほとんど聞かない。

検査食のエニマクリンも、思ったより悪くない。

検査も、思ったより楽だ。

あとは、
一歩踏み出すだけ

――今日は、孤独のカメラ。
そして、
腸にとっては“ごちそうさま”の日だった。

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