2025年9月04日

こんにちは!札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック事務長の高橋です!
今回は「経営者が従業員に求める3つのこと」というテーマで書きます。
あなたも自身のキャリアアップや、より良い職場環境を求めて、経営者視点での期待や価値観を理解したいと考えているのではないでしょうか。
この記事では、多くの経営者が共通して重要視する3つのポイントを、具体的なエピソードを交えながら解説していきます。
この記事を読むことで、あなたは経営者の思考を深く理解し、自身の仕事への取り組み方やスキルをどのように向上させれば良いのか、具体的なヒントを得ることができます。
経営者から高く評価されたいと考えている方、自身の成長を通じて会社に貢献したいと願っている方、そしてより主体的に仕事に取り組みたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
経営者が従業員に求める3つのこと
経営者が従業員に求めるものは多岐にわたりますが、突き詰めると「会社を成長させる力」に集約されます。
しかし、その力を構成する要素として、特に重要視される3つのポイントが存在します。
それは「自ら考え、行動する主体性」、「高いコミュニケーション能力」、「そして結果にコミットする責任感」です。
これらの資質を兼ね備えた従業員は、経営者にとってかけがえのない存在となります。
自ら考え、行動する主体性:指示待ちではない、未来を創る力
現代のビジネス環境は変化が激しく、常に新しい課題や機会が生まれています。
このような状況下で、経営者からの指示を待つだけではなく、自ら課題を発見し、解決策を提案し、行動に移せる従業員は非常に価値があります。
彼らは会社の成長を加速させる原動力となります。
(1)主体性を発揮する従業員がもたらすメリット
主体性を持つ従業員は、仕事に対するモチベーションが高く、生産性の向上に大きく貢献します。
彼らは単に与えられたタスクをこなすだけでなく、業務プロセスの改善提案や、新しいプロジェクトの立ち上げなど、積極的に会社の発展に関わろうとします。
これにより、組織全体の活力が向上し、イノベーションが生まれやすくなります。
また、このような人材は将来のリーダー候補として期待され組織の持続的な成長を支える存在となります。
(2)主体的な行動を促すためのポイント
主体性を育むためには、まず「なぜこの仕事をするのか」という目的を深く理解することが重要です。単なる作業ではなく、その仕事が会社や顧客にどのような価値をもたらすのかを考えることで、自律的な思考が生まれます。
私の知人のAさんは、医療機器販売の営業担当として勤務していましたが、単に製品を売るだけでなく、顧客であるクリニックの経営課題を深くヒアリングしました。
その結果、あるクリニックの予約システムが非効率であることを見抜き、自社の製品とは直接関係ないものの、外部のシステム導入を提案しました。
この行動がクリニックからの信頼を勝ち取り、結果的に自社製品の契約にもつながりました。
高いコミュニケーション能力:組織を円滑にする協調性
ビジネスにおいて、個人の能力がどれだけ高くても、他者と協力できなければ成果を最大化することはできません。
経営者は、チームワークを重んじ円滑な人間関係を築けるコミュニケーション能力の高い従業員を求めています。
(1)円滑なコミュニケーションがもたらすメリット
高いコミュニケーション能力を持つ従業員は、部署間の連携をスムーズにし、情報の共有を促進します。
これにより、無駄な作業が減り、プロジェクトの効率が向上します。
また、意見の対立が起きた際も、互いの立場を尊重しながら建設的な議論を進めることができるため、組織の健全な発展に貢献します。
さらに、顧客や取引先との関係構築においても、優れたコミュニケーション能力は不可欠であり、ビジネスチャンスの拡大につながります。
(2)効果的なコミュニケーション実践法
効果的なコミュニケーションには、ただ話すだけでなく、相手の話を「聴く」姿勢が不可欠です。
相手の意図や感情を汲み取る傾聴力、そして自分の意見を論理的かつ明確に伝える表現力が求められます。
以前、クリニックの事務スタッフで、患者様からのクレーム対応が苦手なBさんがいました。
彼女は、相手の話を遮ってしまいがちで、かえって患者様を怒らせてしまうことが多々ありました。
そこで、私は彼女に「まずは最後まで話を聴くこと」を徹底させました。
そして、オウム返しのように相手の言葉を繰り返す練習を重ねた結果、患者様が「この人は私の話を真剣に聴いてくれている」と感じるようになり、クレームが減り、感謝の声が増えていきました。
結果にコミットする責任感:最後までやり遂げるプロ意識
経営者にとって最も重要なのは「結果」です。
どんなに素晴らしいアイデアや計画があっても、それが実行され、具体的な成果として結びつかなければ意味がありません。
そのため、与えられた役割を最後までやり遂げ、結果を出すことに強いこだわりを持つ従業員が求められます。
(1)責任感のある行動がもたらすメリット
責任感を持つ従業員は、困難な状況に直面しても安易に諦めることなく、解決策を模索し続けます。
彼らは、自分の仕事に誇りを持ち、品質の高い成果物を生み出そうと努力します。
このような姿勢は、周囲の従業員にも良い影響を与え、組織全体のパフォーマンス向上につながります。
また、顧客や取引先からの信頼を獲得し、企業のブランドイメージ向上にも貢献します。
(2)責任感を高めるための思考法
責任感を高めるためには、「これは自分の仕事だ」という当事者意識を持つことが第一歩です。
仕事の大小に関わらず、任されたタスクは自分の責任で最後までやり遂げるという強い意志を持つことが重要です。
また、失敗を恐れずに挑戦し、たとえ失敗してもそこから学びを得て次に活かす姿勢も欠かせません。
以前、当クリニックの予約システムの変更を任されたCさんは、初めての経験で試行錯誤を繰り返しましたが、納期を守るために、休日に自主的に作業を進め、わからないことがあれば積極的に周囲に質問し、見事期限内にプロジェクトを成功させました。
彼女の強い責任感が、プロジェクトの成功につながったのです。
まとめ
この記事では、経営者が従業員に求める3つのこととして、「自ら考え、行動する主体性」「高いコミュニケーション能力」「結果にコミットする責任感」について解説しました。
これらの資質は、個人の成長だけでなく、所属する組織の発展にも不可欠な要素です。
これらのスキルは一朝一夕に身につくものではありませんが、日々の仕事の中で意識的に取り組むことで、必ず向上させることができます。
主体性を持って仕事に臨み、チームとの円滑なコミュニケーションを心がけ、与えられた役割を最後までやり遂げることで、あなたは経営者から高く評価されるだけでなく、自己成長を実感し、仕事に大きなやりがいを感じられるはずです。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。