「年を取った」と感じていませんか?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目 せんばビル4階

代表電話:011-242-7311検査結果説明専用電話:070-1212-9072

WEB予約
下層メインビジュアル

「年を取った」と感じていませんか?

「年を取った」と感じていませんか?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年11月25日

こんにちは!札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック事務長の高橋です!


「最近、疲れやすくなった」「昔のように無理がきかなくなった」と感じていませんか?

年齢を重ねる中で、誰もが体の変化に戸惑いや不安を覚えるのは自然なことです。

私自身も、加齢に伴う体力の低下や生活習慣病のリスクを身近に感じています。


この記事では、加齢とは何かという基本的な知識から、加齢によって体にどのような変化が起こり、それに対して私たちが今すぐできる具体的な対策を徹底的に解説します。

特に、加齢とともにリスクが高まる消化器系の病気、具体的には大腸がん早期発見に役立つ情報もご紹介します。


この記事を読むと、加齢老化の違いが明確に分かり、自分の健康状態を正しく把握できます。

また、日々の生活で実践できる食事や運動の対策を知ることで、不安を希望に変えるための具体的な一歩を踏み出せます。


体の変化に不安を感じている方、健康長寿を目指したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

1. 加齢とは?老化との違いを理解し、人生を豊かにする考え方


加齢は、私たちが生まれてから死ぬまでの時間の経過を示す言葉であり、すべての人に平等に訪れます。

一方で、「老化」は、加齢に伴って生じる機能低下や心身の衰えを指します。

加齢をネガティブに捉えるのではなく、自分の体で起こっている変化を正しく理解することが、健康長寿への第一歩です。

加齢と老化の「違い」

加齢は、暦年齢(カレンダー上の年齢)を示す客観的な指標です。

これは、時間を経るごとに誰もが同じ速度で進む普遍的な現象を指します。

一方、老化は、臓器や細胞の機能が衰えていく現象であり、その速度や程度には遺伝的要因や生活習慣が大きく影響するため、個人差が大きいのが特徴です。

例えば、同じ50歳であっても、体力や免疫力には大きな差が出ることがあります。

これは、暦年齢(加齢)は同じでも、体内の老化の進み具合が異なるためです。加齢は止められませんが、老化のスピードを遅らせ、健康な期間(健康寿命)を延ばすことは十分可能です。

加齢に伴い低下する身体の「予備力」

加齢による体の変化で特に注意すべきなのは、「予備力」の低下です。予備力とは、平常時ではなく、病気や大きなストレスが体に加わった際に、元の状態に戻ろうとする能力や、外部環境の変化に対応できる潜在的な能力を指します。

例えば、若い頃は多少の徹夜や無理が効いても、一晩寝れば回復できました。

しかし、加齢が進むと、同じ無理をしても回復に時間がかかるようになります。

これは、細胞の再生能力や臓器の機能が徐々に低下し、ストレスに対応できる幅(恒常性維持機能)が狭くなるためです。

予備力が低下すると、ちょっとした風邪や体調不良をきっかけに、大きく健康を損ねるリスクが高まります。

2. 加齢による身体の具体的な変化と病気のリスクが高まる理由


加齢は全身の機能に影響を及ぼしますが、特に運動機能、免疫機能、そして消化器系機能の変化は、生活の質(QOL)や重大な病気のリスクに直結します。

これらの変化を早期に察知し、対策を講じる必要があります。

加齢で衰えやすい「運動機能」とフレイル対策の重要性

加齢に伴い、筋肉量(サルコペニア)や骨密度の低下が進むことで、運動機能は徐々に衰えます。

例えば、40代以降、握力は直線的に低下していくことがデータで示されています。この機能低下がさらに進み、健康な状態と要介護状態の間にある「虚弱」な状態を「フレイル」と呼びます。

フレイルに陥ると、転倒や骨折のリスクが高まり、寝たきりにつながる可能性もあります。

フレイルを予防するためには、単に運動をするだけでなく、筋肉の材料となるタンパク質を積極的に摂取し、バランスの取れた食事を続けることが極めて重要です。

また、ウォーキングなどの有酸素運動と、筋力トレーニングを組み合わせることが、加齢による機能低下の進行を遅らせます。

加齢とともに弱まる「免疫機能」と生活習慣病の関係

加齢は免疫細胞の働きにも影響を与え、免疫力の低下を招きます。

免疫力が低下すると、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるだけでなく、がん細胞に対する監視機能も弱まります。

また、加齢は血管の老化(動脈硬化)を進行させ、高血圧や糖尿病といった生活習慣病のリスクを高めます。

これらの生活習慣病は、全身の細胞に慢性的な炎症を引き起こし、「活性酸素」を増やします。活性酸素は、DNAを傷つけ、細胞の老化を加速させるため、がんなどの重大な疾患発症の大きな要因となります。

したがって、生活習慣病の予防は、加齢による体の衰えを防ぐための最も重要な対策の一つです。

加齢による「消化器系機能」の変化と大腸がんのリスク

加齢に伴い、胃腸の動きが緩慢になったり、消化吸収能力が低下したりするなど、消化器系にも変化が現れます。

特に、大腸がんの発症リスクは、加齢と密接に関係しています。日本のデータでは、大腸がんの発症率は40代から増加し始め、50代以降で顕著に高くなることが分かっています。

これは、加齢によって大腸ポリープ(がんの前段階)が発生しやすくなることや、免疫機能の低下が影響しているためです。加齢による体力の低下とは異なり、大腸がんは自覚症状が出にくいことが特徴であり、早期発見のためには定期的な内視鏡検査が不可欠です。

3. 加齢に負けない!健康長寿を支えるための具体的な対策


加齢による変化を完全に止めることはできませんが、日常生活の中で継続的な対策を講じることで、健康寿命を大きく延ばすことができます。

大切なのは、体内の老化スピードを意識的にコントロールすることです。

加齢対策の基本となる「食生活」の見直し(抗酸化・腸活)

加齢対策の柱の一つは、食生活の改善です。

体内で増える活性酸素を抑制するため、抗酸化作用のある食品を積極的に摂取しましょう。

ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール(緑黄色野菜、果物、ナッツ類、大豆製品)などがこれにあたります。また、大腸がんのリスクを減らすためには、動物性脂肪の過剰摂取を控え、食物繊維を豊富に含む野菜や海藻類を意識的に摂る「腸活」が有効です。

腸内環境を整えることは、免疫力の維持にもつながります。

具体的には、納豆や豆腐などの大豆製品、ブロッコリーやほうれん草などの野菜を毎食に取り入れることが、加齢による機能低下を防ぐ基盤となります。(メリットやデメリットの中の文章は必ず 4 文以上で具体的に書く)

加齢を遅らせる効果的な「運動習慣」の身につけ方

適度な運動は、加齢による筋力低下(フレイル)を防ぐだけでなく、心肺機能や血管の老化を遅らせる効果があります。

運動習慣は、ストレス解消にもつながり、自律神経のバランスを整えることで、加齢に伴う心身の不調を軽減します。

最も手軽でおすすめなのは、無理なく継続できるウォーキングなどの有酸素運動です。日中30分程度のウォーキングを習慣化することで、骨への刺激も加わり、骨密度の維持にも貢献します。また、週に2〜3回はスクワットなどの筋力トレーニングを取り入れ、大腿部などの大きな筋肉を意識して鍛えることが、加齢に負けない体を作る上で非常に重要です。

加齢による病気を「早期発見」するための内視鏡検査

加齢に伴いリスクが高まる大腸がんなどの病気から身を守るためには、自己対策だけでなく、医療による「早期発見」が不可欠です。

私の経験をお話しします。以前、当院に「特に症状はないが、40歳を過ぎたので大腸カメラを受けてみたい」という方が来院されました。

問診では特段の自覚症状はありませんでしたが、内視鏡検査を実施したところ、まだ小さく、早期の切除が可能なポリープがいくつか発見されました。

このポリープは将来的に大腸がんになる可能性が高かったため、その場で切除処置を行い、患者様は日帰りで元気に帰宅されました。

このように、加齢という事実は、大腸カメラ検査を受けるべきタイミングを教えてくれています。

特に40歳を過ぎて一度も検査を受けたことがない方は、苦痛の少ない鎮静剤を用いた内視鏡検査を得意とする専門クリニックで、定期的にチェックを受けることを心からおすすめします。

まとめ


加齢は、人生を豊かにする経験を積み重ねる過程であり、その中で起こる身体の変化(老化)は、生活習慣によってスピードをコントロールできるものです。


加齢に伴う体の予備力免疫機能の低下を理解し、食事運動といった日々の習慣を見直すことが、健康長寿を実現するための基本です。

そして何よりも、加齢とともにリスクが高まる大腸がんなどの病気を防ぐためには、自覚症状がないうちから内視鏡検査による「早期発見・早期治療」が鍵となります。


加齢を恐れず、前向きに自分の体と向き合う姿勢が、これからの人生をより充実させるでしょう。


本記事をお読みいただきありがとうございます。

何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。

TOP