2026年2月17日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!
冬になると、空気の乾燥が一気に進みます。肌がカサつく、唇が荒れる、喉がイガイガする――
多くの方が「乾燥」を強く実感する季節ではないでしょうか。
保湿クリームを塗ったり、加湿器を使ったり、のど飴をなめたり。
私たちは無意識のうちに、“外から見える乾燥対策”にはしっかりと意識を向けています。
しかし、ここで一つ、あまり意識されていない疑問があります。
「この乾燥、実は腸にも影響しているのでは?」
肌や喉と同じように、腸もまた水分に大きく依存して働く臓器です。
ところが腸は外から見えないため、乾燥や不調が起きていても、気づかれにくいという特徴があります。
実はこの違和感、決して気のせいではありません。
冬は、腸にとって一年で最も過酷な季節と言っても過言ではないのです。
冬になると増えてくる腸のトラブル。「寒いから仕方ない」「年末年始は生活が乱れるから」そう思ってやり過ごしている方も多いかもしれません。
しかし、冬に腸の不調を訴える人が増えるのには、はっきりとした医学的な理由があります。
空気の乾燥、寒さによる自律神経の乱れ、水分摂取量の低下、食生活の変化。
これらが複雑に絡み合い、知らないうちに腸へ大きな負担をかけているのです。
そして重要なのは、こうした腸トラブルの裏に、大腸の病気が隠れているケースもあるという事実です。
腸の病気は、痛みなどの強い症状が出にくく、「なんとなく調子が悪い」という違和感だけで進行することも少なくありません。そこで今回は、
・冬の乾燥が腸にどのような影響を与えるのか
・なぜ冬に腸トラブルが増えやすいのか
・その状態を放置すると何が起こるのか
・そして、なぜこの時期に大腸カメラ検査が重要なのか
について、医学的な視点から、できるだけわかりやすく解説していきます。
「冬だから仕方ない」と見過ごしていた腸の不調が、実は体からの大切なサインかもしれません。
この記事を読んで、ご自身の腸の状態を見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
「乾燥=肌や喉」だけではない。腸も影響を受けている
冬の乾燥というと、多くの方は肌や喉、目をイメージします。しかし実際には、腸も“水分に大きく依存している臓器”です。
大腸の主な役割は、水分を吸収する・便を適度な硬さに整えるというもの。
体内の水分が不足すると、大腸は便から過剰に水分を吸収し、便は硬く、動きにくくなります。
これが、冬に便秘が増える大きな理由のひとつです。
冬に腸トラブルが増える医学的な理由
① 空気の乾燥と“隠れ脱水”
冬は汗をかきにくいため、「水分不足」に気づきにくい季節です。
実際には、
・暖房による乾燥
・呼吸や皮膚からの水分蒸発
・水分摂取量の減少
などによって、慢性的な軽度脱水(隠れ脱水)が起こりやすくなります。
この状態が続くと、
・便が硬くなる
・排便時に強くいきむ
・痔が悪化する
といったトラブルが増えます。
② 寒さによる腸の動き(蠕動運動)の低下
寒さは、自律神経にも影響を与えます。冬は交感神経が優位になりやすく、腸の動きを司る副交感神経の働きが低下します。
結果、
・腸の動きが鈍くなる
・便が腸内に長くとどまる
・ガスが溜まりやすくなる
といった状態に陥りやすくなります。
特に40代以降は、もともと腸の筋力が低下しやすいため、寒さの影響をより強く受けます。
③ 食生活の変化と腸内環境の乱れ
冬は鍋や肉料理が増える・野菜や食物繊維が不足しがち・甘いものやアルコールが増えるといった食生活の変化が起こりやすい季節です。これらは腸内細菌バランスを乱し
・便秘と下痢を繰り返す
・お腹の張りが続く
・便の性状が不安定になる
といった腸トラブルを引き起こします。

「冬の腸トラブル」を放置するとどうなる?
冬になると増える、便秘・下痢・お腹の張り・残便感。
多くの方が、「寒い季節だから仕方ない」「年末年始は生活リズムが乱れるから、腸の調子が悪くなるのは当然」と考え、深く気にせずやり過ごしてしまいがちです。
しかし、ここに非常に大きな落とし穴があります。それは、大腸の病気ほど“症状があてにならない臓器はない”という事実です。
①大腸の病気が見逃されやすい理由
大腸の病気には、共通した特徴があります。
・強い痛みが出にくい
・発熱などの目立った症状が少ない
・日常生活を普通に送れてしまう
・症状があっても「体調不良」「年齢のせい」と思われやすい
そのため、異変が起きていても、本人が「病気」と認識しにくいのです。
特に冬は、水分摂取量の低下・寒さによる腸の動き(蠕動運動)の低下・食生活の乱れなどにより、便秘や便通異常が起こりやすくなります。
結果、本来は注意すべきサインが「季節のせい」に隠れてしまうことが少なくありません。
②便秘・便通異常の裏に隠れている可能性
実際の医療現場では、「ただの便秘だと思っていた」「冬になると毎年お腹の調子が悪いだけ」
という訴えで受診し、検査を行った結果、
・大腸ポリープ
・慢性大腸炎
・初期段階の大腸がん
が見つかるケースも、決して珍しくありません。
特に大腸がんやポリープは、ある程度大きくなるまで、ほとんど症状を出さずに進行するという特徴があります。
「症状が軽い=安心」
「痛くない=問題ない」
とは、決して言えないのです。
③放置が招く“時間のロス”という最大のリスク
大腸の病気で最も怖いのは、発見が遅れることです。早期に見つかれば
・ポリープはその場で切除できる
・がんであっても内視鏡治療で完結する
・入院や大きな手術を避けられる
といったケースも多くあります。
一方で、「冬だから様子を見よう」「暖かくなってから考えよう」
と先送りすることで、病変が大きくなったり、治療・通院に時間がかかるという結果につながることもあります。
冬の腸トラブルは「体からのサイン」
冬の便秘や腸の不調は、単なる季節の変化ではなく、腸が発している“確認してほしいサイン”である可能性があります。
◻︎40代以上
◻︎便秘や下痢を繰り返す
◻︎便が細くなった
◻︎残便感が続く
◻︎健診で便潜血を指摘されたことがある
こうした方は、「冬だから」と決めつけず、一度しっかりと腸の状態を確認することが大切です。
腸の不調を放置するか、今のうちに原因をはっきりさせるか。その選択が、数年後の健康状態を大きく左右します。
冬は「大腸の変化」に気づきやすい季節
実は冬は、大腸の異変が表面化しやすい季節であることをご存じでしょうか。
寒さが厳しくなるこの時期は、私たちの体だけでなく「腸の働き」にも大きな影響を及ぼします。
冬は気温の低下により自律神経のバランスが乱れやすくなります。腸の動き(蠕動運動)は自律神経によってコントロールされているため、その影響を強く受けます。さらに、乾燥による水分摂取量の低下、外出機会の減少による運動不足、年末年始の食生活の乱れなどが重なり、大腸に負担がかかりやすくなります。
その結果、以下のような症状が現れやすくなります。
・これまで問題なかったのに突然便秘になる
・急な下痢や便の性状の変化が起こる
・便が細くなったと感じる
・排便後もすっきりせず、残便感が続く
これらの変化は、単なる体調不良や一時的な腸の乱れで起こることもありますが、大腸ポリープや大腸がん、慢性的な炎症性疾患などが隠れているサインである可能性も否定できません。
特に大腸の病気は、痛みなどの強い自覚症状が出にくく、気づかないうちに静かに進行するという特徴があります。
「少し調子が悪いだけ」「季節のせいだろう」と自己判断して放置してしまうと、病変の発見が遅れてしまうこともあります。しかし、症状が軽いうちに大腸内視鏡検査で中をきちんと確認しておけば、ポリープの段階で切除できるケースも多く、将来的な大腸がんの予防につながります。
冬に感じる腸の変化は、体からの重要なメッセージです。違和感を覚えた今こそが、大腸の状態を見直す最適なタイミングといえるでしょう。
早めの検査が、これから先の健康と安心を守る第一歩になります。

大腸カメラは「異常を見つけるため」だけの検査ではありません
大腸カメラ検査というと「がんを見つける検査」「ポリープを切除する検査」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。もちろん、それらは大腸内視鏡検査の重要な役割です。
しかし実際には、大腸カメラの価値は異常が見つかったときだけに限られるものではありません。
検査の結果、「特に異常はありませんでした」「心配する所見はありませんでした」
この一言を医師から直接聞けること自体が、非常に大きな安心材料になります。
目に見えない体の中、とくに自覚症状が出にくい大腸については、
「本当に大丈夫なのか」「何か隠れているのではないか」という不安を抱えたまま日常生活を送っている方も少なくありません。
大腸カメラは、その漠然とした不安を根拠をもって“安心”に変える検査でもあるのです。
検査を受けることで、
・現在の腸の状態を、映像で客観的に把握できる
・便秘や下痢、腹部不快感の原因が機能的なものか、器質的な病変かを判断できる
・食事内容、水分摂取、生活習慣について、医学的根拠に基づいた改善の指針が立てられる
・「様子見で大丈夫」という判断を、自己判断ではなく医師の判断として得られる
といった多くのメリットがあります。
また、異常がなかった場合でも、「次は何年後に検査を受ければよいか」という目安が明確になるため、必要以上に心配することなく、安心して日々を過ごすことができます。
大腸カメラは、病気を見つけるためだけの検査ではありません。
今の自分の腸の状態を知り、これから先を安心して過ごすための“確認作業”でもあります。
「何もなかった」という結果は、決して無駄ではありません。
それは、将来の健康に対する不安をひとつ減らす、確かな価値のある結果なのです。
冬こそ、検査のベストタイミングである理由
・年末年始に体調を崩し、腸の不調が気になり始めた
・健康診断や便潜血検査の結果を改めて見返した
・「新年度を迎える前に不安を解消しておきたい」と考えている
年明けから2月にかけては比較的予約が取りやすい“穴場の時期”であることが多いのが実情です。
この時期こそ、希望通りの日程でスムーズに検査を受けやすくなります。
さらに医学的な観点から見ても、冬は検査に適した季節です。
寒さや乾燥、生活リズムの変化によって腸の不調が表れやすく、体が発しているサインに気づきやすい時期でもあります。症状が出ている“今”の状態を確認することで、原因の特定や今後の対策を立てやすくなります。
「少し気になるけれど、冬が終わったらでいいか」そう思っているうちに予約が取りづらくなり、不安を抱えたまま過ごすことになるケースも少なくありません。
腸トラブルが気になっている今こそ、そして比較的予約に余裕のある今こそ、無理なく、待ち時間も少なく、大腸カメラ検査を受けられる絶好のタイミングです。
検査を終えて春を迎えることは、体の不安を持ち越さず、安心して新年度をスタートさせるための賢い選択といえるでしょう。
お急ぎの方は分院でのご予約をおすすめします
昨年12月に新規開院した分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」では、現在、比較的予約が取りやすい状況です。
・本院と同じ検査クオリティ
・経験豊富な医師による内視鏡検査
・苦痛に最大限配慮した検査体制
「混雑を避けたい」「腸の不調が気になる今すぐ受けたい」
そんな方にとって、非常に現実的で安心できる選択肢です。
※本院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」とお間違えのないよう、ご注意下さい。
乾燥する冬だからこそ、腸の状態を確認しませんか?
冬の乾燥は、肌だけでなく、腸にも確実に影響を与えています。
便秘や違和感を「季節のせい」で終わらせず、一度きちんと確認することが、未来の健康を守る第一歩です。
不安を先送りにせず、安心した春を迎えるために私たちは、皆さまの腸の健康を全力でサポートします。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点やお悩みがございましたら、
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。



