いちごフェアに増えるお腹の不調|実は大腸カメラ検査が必要なサインかも?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目 せんばビル4階

代表電話:011-242-7311
※火・金にご予約の場合は、
011-792-7061にご連絡ください
検査結果説明専用電話:070-1212-9072

WEB予約
下層メインビジュアル

いちごフェアに増えるお腹の不調|実は大腸カメラ検査が必要なサインかも?

いちごフェアに増えるお腹の不調|実は大腸カメラ検査が必要なサインかも?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2026年2月01日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!

冬の寒さが和らぎ、春の足音が聞こえ始めると、街中のショーケースやホテルのラウンジは、鮮やかな「赤」に彩られます。
そう、「いちごフェア」の季節です。
真っ赤に熟した大粒のいちごを贅沢に使ったショートケーキ、幾層にも重なった芸術的なパフェ、そして好きなだけ旬を堪能できるストロベリー・ビュッフェ。SNSを開けば、きらびやかなスイーツの写真が並び、「期間限定」「今だけ」という言葉に、私たちの心は自然と高揚します。
自分へのご褒美として、あるいは友人との楽しいひとときとして、いちごフェアを心待ちにしている方は多いはずです。
しかし、その華やかな賑わいの裏側で、実は「消化器内科・内視鏡クリニック」が静かに忙しくなる時期であることをご存じでしょうか。
「いちごをたくさん食べた後、なんだかお腹が張る」 「最近、便の調子が今までと違う気がする」 「甘いものを食べ続けていたら、便通が乱れてきた」
そんな「ちょっとしたお腹の違和感」を抱えて来院される方が、この時期、後を絶ちません。

実は、いちごフェアという季節のイベントは、あなたの腸が悲鳴を上げていることに気づくための「リトマス試験紙」のような役割を果たしていることがあるのです。
今回は、いちごフェアという楽しいトピックを入り口に、意外と知られていない「糖質・脂質と腸の関係」、そして、なぜ今あなたに「大腸カメラ検査」が必要なのかについて、医学的な視点から詳しくお話ししていきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

1. いちごは腸にやさしい? 知っておきたい「良い面」と「注意点」

まず、誤解がないように最初にお伝えしておきたいことがあります。

いちごそのものは、決して体に悪い食べ物ではありません。むしろ、栄養学的な観点から見れば、非常に優秀な「美容と健康の味方」です。


いちごの腸にうれしいポイント
食物繊維(ペクチン): いちごには水溶性食物繊維であるペクチンが豊富に含まれています。これは腸内で善玉菌の餌となり、便を柔らかくして排便をスムーズにする働きがあります。


ビタミンCがトップクラス: 果物の中でもビタミンCの含有量が多く、数粒食べるだけで1日の必要量を補えるほどです。肌のターンオーバーを助け、免疫力を高めます。


強力な抗酸化作用: 赤い色の成分であるアントシアニン(ポリフェノールの一種)は、体内の活性酸素を除去し、腸の老化を防ぐ助けになります。


低カロリー・低GI: 他の果物に比べても糖質量が控えめで、血糖値の上昇が比較的緩やかです。
このように、いちごを「そのまま」適量食べる分には、腸内環境を整える素晴らしいパートナーになってくれます。


ただし、「フェア」になると話は別です
問題は、私たちが楽しむ「いちごフェア」の形態にあります。フェアで提供されるメニューを思い浮かべてみてください。
・生クリームたっぷりのショートケーキ
・バターをふんだんに使ったタルト生地
・濃厚なチョコレートフォンデュ
・砂糖をたっぷり使ったジャムやソース
ここでの主役は「いちご」ですが、一緒に摂取しているのは大量の「糖質」と「脂質」です。
いちごそのものが持つ食物繊維のメリットを、過剰な砂糖と動物性脂肪が上回ってしまう。

この「いちご+糖質+脂質」のコンボが、実はあなたの腸にとって大きな負担となっているのです。

2. なぜ「いちごフェア」で腸が乱れるのか? 医学的なメカニズム

「スイーツを食べただけで、そんなに腸が悪くなるの?」と思われるかもしれません。

しかし、短期間に集中して甘いものや脂っこいものを摂取することは、腸内環境に劇的な変化をもたらします。


① 悪玉菌の増殖とガスの発生
腸内には100兆個以上の細菌が住んでいますが、砂糖(精製糖)は大好物のエサになります。砂糖を過剰に摂取すると、腸内の「悪玉菌」が急激に増殖します。

その結果、異常発酵が起こり、ガスが大量に発生します。「いちごフェアに行った後、お腹がパンパンに張る」「おならが臭くなる」というのは、腸内細菌のバランスが崩れたサインです。


② 脂肪分による「胆汁」の影響
ケーキやパフェに含まれる生クリームやバターなどの脂質を消化するためには、肝臓から「胆汁」という消化液が分泌されます。 高脂肪な食事が続くと胆汁の分泌量が増えますが、この胆汁酸の一部は腸内で悪玉菌によって代謝され、腸の粘膜を刺激したり、炎症を引き起こす原因物質に変わることがあります。

これが原因で、下痢をしたり、便がゆるくなったりするのです。


③ 浸透圧性の下痢
いちごフェアで一度に大量の糖分を摂ると、腸内の浸透圧が高まります。体は濃度を薄めようとして、腸壁から腸管内へ水分を無理やり引き出します。これが、いわゆる「食べ過ぎによる下痢」のメカニズムです。

3. その不調、「食べ過ぎ」で済ませてはいけない理由

「おそらく一時的なものだからそのうち治るだろう」 「市販薬で様子を見よう」
そう考えて放置してしまう方がほとんどです。

しかし、ここで非常に重要な視点があります。
「いちごフェアが不調の原因」なのではなく、「いちごフェアが、隠れていた病気を見つける『きっかけ』になった」のではないか? という視点です。
実は、健康な腸であれば、多少の暴飲暴食をしても数日あれば元の状態に回復します。しかし、もしあなたの腸に「もともと何か」があったとしたら、いちごフェアによる食生活の変化が、その病気の症状を一気に表に引きずり出してしまうことがあるのです。


見逃してはいけない「微かなサイン」以下の症状に心当たりはありませんか?
◻︎便が細くなった: 以前より「ひょろひょろとした便」しか出ない。


◻︎便がスッキリ出ない: 出したはずなのに、まだ残っている感じ(残便感)がある。


◻︎便の色が暗い: いつもより黒っぽい、あるいは赤い混じり物がある気がする。


◻︎下痢と便秘を繰り返す: 以前は快便だったのに、最近リズムがバラバラ。


◻︎お腹の特定の場所が張る: ガスが溜まっているだけだと思っていたら、いつも同じ場所が痛む。


これらは単なる「食べ過ぎ」の症状ではありません。

大腸ポリープや、初期の大腸がん、あるいは潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患が隠れている際に出るサインと酷似しています。
甘いものや刺激のあるものを食べた時、それらの「疾患部位」が敏感に反応し、普段は隠れている症状が顕在化する。これこそが、いちごフェアの季節に消化器内科が忙しくなる本当の理由なのです。

4. 「まだ若いから大丈夫」という油断が最も危ない

「大腸がんやポリープなんて、高齢者の病気でしょう?」 もしあなたが30代や40代なら、そう思うかもしれません。しかし、その認識はもはや過去のものです。
現代の日本では、食生活の欧米化(高脂質・低食物繊維)が進み、大腸がんにかかる年齢は明らかに若年化しています。


30代・40代こそが「いちごフェア世代」
いちごフェアを全力で楽しめる、活動的で食への関心が高い世代。実はこの世代こそが、「人生で一度も大腸カメラを受けたことがない」という空白地帯でもあります。
大腸がんは、早期に発見すれば「ほぼ100%近く治る」と言われている病気です。それにもかかわらず、日本において女性の死因の第1位(部位別)、男性でも上位を占め続けているのはなぜか。それは、「症状が出るまで検査を受けないから」に他なりません。
大腸がんは、かなり進行するまで「痛み」がありません。 「いちごを食べ過ぎてお腹が痛いな」と感じたその違和感は、実はあなたの体が送ってくれた最初で最後の「チャンス」かもしれないのです。

5. 大腸カメラ検査への「3つの誤解」を解く

「検査を受けたほうがいいのは分かった。でも、大腸カメラはちょっと……」 そう二の足を踏んでしまう理由は、おそらく以下の3つの不安ではないでしょうか。


誤解①:ものすごく痛そう、苦しそう
昔の検査のイメージを持たれているかもしれません。しかし、現代の内視鏡技術は飛躍的に進化しています。 当院では、「鎮静剤」を使用し、眠っているような状態で検査を行うことが可能です。「気づいたら終わっていた」という感想を抱く方が大半です。また、内視鏡そのものも細く、しなやかになり、腸を過度に伸ばさない挿入法が確立されています。


誤解②:下剤を飲むのが大変そう
確かに、検査前に腸をきれいにするため、約2リットルの下剤を飲む工程は楽ではありません。

しかし最近では、「飲む量が少ない下剤」や、「味が改良されて飲みやすくなったもの」など、患者様の負担を軽減する選択肢が増えています。院内でリラックスしながら下剤を飲める環境を整えているクリニックも多いです。


誤解③:恥ずかしい
「お尻からカメラを入れる」ことに抵抗を感じるのは当然です。 しかし、医療現場では徹底したプライバシー配慮が行われています。専用の検査着(お尻の部分だけスリットが入ったパンツ)を着用し、露出を最小限に抑えます。検査中は部屋の照明を落とすなど、患者様が心理的な苦痛を感じないよう細心の注意を払っています。

6. いちごフェアの予定を立てるように、検査の予約を

期間限定のいちごフェア。 「あ、いいな。いつか行こう」と思っているうちに、気づけばフェアが終了し、旬の時期を逃してしまった……という経験はありませんか?
実は、健康診断や内視鏡検査も、全く同じです。
「いつか受けよう」 「仕事が落ち着いたら行こう」 「もっと体調が悪くなったら考えよう」
そうやって先延ばしにしている間に、腸の中の小さなポリープ(がんの芽)は着実に育っていきます。

ポリープの段階で見つけて切除してしまえば、お腹を切る手術も入院も必要ありません。その場で内視鏡的に切除し、「完了」です。
大腸カメラ検査は、「何か異常があってから受けるもの」ではなく、「何もないことを確認し、将来の不安を摘み取るために受けるもの」なのです。


今が絶好のタイミングである理由
いちごフェアという楽しいイベントを通じて、自分のお腹に意識が向いている「今」こそが、検査を受けるベストタイミングです。


意識の感度が高まっている: 自分の体調の変化に敏感になっている今のうちに受診しましょう。


予防医学の第一歩: 一度受けて「異常なし」であれば、数年間は安心して、来年以降のいちごフェアも、秋のモンブランも、冬のカニも、心置きなく楽しめます。


家族への思いやり: あなたが健康でいることは、あなたを大切に思う人たちへの何よりの贈り物です。

7. 当院の大腸カメラ検査が選ばれている理由

もし、このブログを読んで「一度診てもらおうかな」と思われたなら、ぜひ当院へご相談ください。

私たちは、患者様が「いちごフェアに行くような前向きな気持ち」で検査を受けられるよう、以下の体制を整えています。


苦痛を最小限に抑える「鎮静法」: 専門医が、あなたに最適な量の鎮静剤を調整します。


高度な技術を持つ内視鏡医: 数千例以上の経験を持つ医師が、微細な病変も見逃さない精密な検査を行います。


日帰りポリープ切除: 検査で見つかったポリープは、その場で切除することが可能です(※サイズや状態によります)。


最新の検査機器: 高精細なモニターと特殊な光(NBI)を駆使し、早期がんの発見に努めています。


ホスピタリティ: 「病院=怖い場所」というイメージを払拭する、清潔でリラックスできる空間づくりを心がけています。

結びに:甘い時間を、一生楽しむために

いちごフェアは、私たちの心を満たし、季節の移ろいを感じさせてくれる素敵な文化です。 その甘く華やかな時間を、これからも10年、20年と安心して楽しんでいただくために。
今、あなたのお腹が発している「小さなサイン」を無視しないでください。 それは、あなたの腸が「僕のことも、ちょっと見てよ」と甘えている声かもしれません。
真っ赤ないちごを口に運ぶその時の笑顔が、いつまでも曇りのないものでありますように。私たちは、あなたの腸の健康を守るパートナーとして、いつでもお待ちしています。

最短最速の検査は分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」で

※本院「札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック」とお間違えのないよう、ご注意ください。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

TOP