インフルエンザB型で下痢・腹痛?|見逃されやすい症状と大腸カメラ検査の重要性|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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インフルエンザB型で下痢・腹痛?|見逃されやすい症状と大腸カメラ検査の重要性

インフルエンザB型で下痢・腹痛?|見逃されやすい症状と大腸カメラ検査の重要性|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2026年2月10日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニッ栄養士の田中です!


「熱は引いたけれど、お腹の調子が戻らない」

「最初は下痢から始まって、後からインフルエンザだと言われた」

「周りがインフルエンザだから、自分のお腹の痛みもそのせいだろう」


現在、消化器内科の診察室には、このような訴えを持つ患者さんが急増しています。

特に今期流行しているインフルエンザB型は、従来の「高熱・関節痛・のどの痛み」というイメージを覆し、消化器症状(下痢、腹痛、吐き気)が前面に出るケースが目立ちます。


しかし、ここに現代の医療における大きな「死角」が隠されています。 それは、「インフルエンザの影に、もっと重大な腸の病気が隠れてしまっている」という事実です。


本記事では、消化器内科医の視点から、インフルエンザB型とお腹の不調のメカニズム、そしてなぜ「お腹から始まる不調」を放置してはいけないのか、その理由を徹底的に解説します。さらに、早期発見の切り札となる「大腸カメラ検査」の真実についても詳しくお伝えします。

ぜひ、最後までご覧下さい。

第1章:なぜインフルエンザB型は「お腹にくる」のか?

インフルエンザウイルスは本来、鼻や喉、肺などの「呼吸器」に感染するウイルスです。

しかし、なぜ多くの患者さんが「お腹が痛い」「下痢が止まらない」と訴えるのでしょうか。そこには3つの主要な理由があります。


1. 自律神経の激しい乱れ
人間の体は、ウイルスという外敵が侵入すると、それに対抗するために全身で炎症反応を起こします。

このプロセスにおいて、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが著しく崩れます。

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど自律神経と密接に関わっている臓器です。自律神経の乱れはダイレクトに腸の蠕動(ぜんどう)運動に影響を与え、過剰に動けば下痢や腹痛を、動きが停滞すれば膨満感を引き起こします。


2. 腸内フローラの劇的な変化
発熱による体温上昇、食欲不振による食事内容の変化、そして脱水症状。これらはすべて、腸内に生息する善玉菌と悪玉菌のバランス(腸内フローラ)を悪化させます。ウイルスそのものが腸に感染していなくても、体調悪化の結果として「二次的な腸炎」のような状態に陥るのです。


3. 薬剤による副作用(薬剤性胃腸障害)
インフルエンザの治療に使われる解熱鎮痛薬(NSAIDsなど)や、抗インフルエンザ薬そのものが、胃の粘膜を荒らしたり、腸の動きを変化させたりすることがあります。特に空腹時に強い薬を服用することで、消化器症状が悪化するケースは少なくありません。

第2章:インフルエンザの流行期に潜む「診断の落とし穴」

「流行しているから、自分もそれだろう」という思い込みは、時に重大な見落としを招きます。医療現場ではこれを「診断のバイアス」と呼びます。


周囲の状況が「SOS」をかき消す
職場や学校でインフルエンザが流行していると、本人はもちろん、周囲も、時には医師までもが「まずはインフルエンザを疑う」思考になります。その結果、本来であれば「精密検査が必要な腹痛」であっても、「インフルエンザに伴う症状ですね」と一括りにされてしまうリスクがあるのです。


「熱が下がった後」が本当の分かれ道
インフルエンザのウイルス自体は、通常1週間程度で体から消えていきます。熱が下がり、体力が回復してもなお、お腹の違和感が残っている場合、それはもうインフルエンザのせいではありません。


「病み上がりだから胃腸が弱っているだけだ」


「そのうち治るだろう」


この過信が、数ヶ月後に「進行したがん」や「難治性の炎症性腸疾患」の発覚につながる悲劇を、私たちは何度も目にしてきました。

第3章:インフルエンザ後に疑うべき「隠れた腸の疾患」

インフルエンザをきっかけに、あるいはインフルエンザだと思い込んで受診した結果、発見されることが多い疾患を紹介します。


1. 大腸がん(早期・進行)
日本人の死亡原因でも上位を占める大腸がんですが、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。

しかし、腫瘍が大きくなるにつれ、便の通り道が狭まり、「細い便が出る」「下痢と便秘を繰り返す」「お腹が張る」といった症状が出始めます。これらはインフルエンザの消化器症状と酷似しているため、非常に危険です。


2. 大腸ポリープ
がんの芽となるポリープも、腹部の違和感の原因となります。ポリープがある程度の大きさになると、便が通過する際に擦れて微量の出血(血便)を起こすことがありますが、目に見えないレベルの出血であることが多いため、検査でしか見つけられません。


3. 潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)
若年層から高齢層まで幅広く発症する、国が指定する難病です。腸の粘膜に慢性的な炎症が起こります。

インフルエンザのような感染症による身体的ストレスが引き金となり、これらの持病が「再燃(悪化)」したり、初めて発症したりすることがあります。


4. 虚血性腸炎
大腸への血流が一時的に滞ることで、突然の激しい腹痛と下痢、その後の下血(血便)を引き起こす疾患です。インフルエンザによる脱水症状が引き金となって血流が悪くなり、発症するケースがあります。


5. 感染後型・過敏性腸症候群(PI-IBS)
感染症自体は治ったものの、腸の神経が過敏な状態が続いてしまう病気です。命に関わる病気ではありませんが、日常生活の質(QOL)を著しく低下させます。

第4章:大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡)の本当の役割

多くの人が「できれば避けたい」と考える大腸カメラ検査。しかし、なぜこれほどまでに医師は検査を勧めるのでしょうか。それは、「目視で確認できる唯一の手段」だからです。


1. 「異常なし」を確認する最大の安心材料
血液検査や腹部エコーでは、腸の内壁の微細な変化を捉えきれないことが多々あります。内視鏡を使い、高精細なカメラで粘膜を直接観察することで、「がんはない」「ポリープもない」という確定診断を下せます。この「確かな安心」は、メンタル面からも体調回復を早めます。


2. その場で治療(切除)が可能
検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除することが可能です(日帰りポリープ切除術)。

これは「検査」であると同時に「予防的治療」でもあります。大腸がんは、ポリープのうちに切除してしまえば、ほぼ100%防げる病気なのです。


3. 炎症の度合いを正確に把握
潰瘍性大腸炎などが疑われる場合、粘膜の一部を採取(生検)して病理検査に出すことで、正確な病名と現在の炎症レベルを特定できます。これにより、その方に最適な薬剤選択が可能になります。

第5章:【最新事情】今の大腸カメラは「苦しくない」

かつての大腸カメラは「痛い」「苦しい」「恥ずかしい」というイメージが先行していました。

しかし、内視鏡技術と麻酔技術の進歩により、そのハードルは劇的に下がっています。


鎮静剤の使用による「無痛」へのアプローチ
現在の消化器内科では、点滴による鎮静剤(静脈麻酔)の使用が一般的です。患者さんはうとうとと眠っているような状態で検査を受け、気づいた時には終わっています。「もう終わったんですか?」と驚かれる患者さんも珍しくありません。


スコープの細分化と高精度化
技術の進歩により、カメラ自体が非常に細く、かつ柔軟になっています。腸の曲がり角をスムーズに通過できるため、物理的な圧迫感や痛みが大幅に軽減されています。


炭酸ガス(CO2)送気による膨満感の解消
検査中は腸を広げるために空気を入れますが、以前は普通の空気が使われていたため、検査後にお腹が張って苦しいという悩みがありました。現在は、空気の200倍速く体内に吸収される「炭酸ガス」を使用するため、検査後の腹部膨満感はほとんどありません。

第6章:検査を検討すべきチェックリスト

以下の項目に一つでも当てはまる方は、インフルエンザの有無にかかわらず、大腸カメラ検査を強く推奨します。


便の異常
◻︎便に血が混じる(鮮血だけでなく、黒っぽい場合も注意)
◻︎便にゼリー状の粘液が付着している
◻︎便が急に細くなった


排便習慣の変化
◻︎下痢と便秘を繰り返すようになった
◻︎排便した後も、まだ残っているような感じ(残便感)がある


慢性的な腹部症状
◻︎お腹が常に張っている、ガスが溜まる
◻︎特定部位の痛みが続いている


身体全体の変化
◻︎ダイエットをしていないのに体重が数キロ減った
◻︎健康診断で「便潜血陽性」と言われた(たとえ1回だけでも!)
◻︎原因不明の貧血を指摘された


背景リスク
◻︎家族(父母・兄弟姉妹)に大腸がんの経験者がいる
◻︎40歳を超えてから一度も大腸カメラを受けたことがない

第7章:大腸カメラ検査の流れと準備

「何をするのかわからない」という不安を解消するために、一般的な流れを解説します。


1. 前日までの準備
基本的には消化の良い食事を心がけていただきます。夜に軽い下剤を服用し、当日の検査に備えます。


2. 当日の準備(腸内洗浄)
当日、2リットル程度の経口腸管洗浄剤(下剤)を数回に分けて服用し、腸の中を完全に空っぽにします。院内で服用するか、ご自宅でリラックスして服用するかを選べるクリニックも増えています。


3. 検査実施
検査室に入り、横になった状態で鎮静剤を投与します。検査時間は観察のみであれば20分〜30分程度です。ポリープ切除を行う場合は、プラス10分程度となります。(ポリープの数や大きさによって検査時間は異なります。)


4. 検査後
鎮静剤の影響が切れるまで、リカバリールーム(回復室)で15分ほどお休みいただきます。その後、医師から検査の画像を見ながら結果の説明を受けます。

第8章:よくある質問(FAQ)

Q. インフルエンザが治ってすぐ検査を受けてもいいですか? 

A. 体力の回復状況によりますが、目安として解熱後1〜2週間ほど経ち、全身状態が落ち着いてからの検査をお勧めします。ただし、激しい血便や腹痛がある場合は、至急受診してください。


Q. 便潜血検査が陰性なら、大腸がんは大丈夫ですよね? 

A. いいえ、残念ながらそうとは言い切れません。便潜血検査は、がんから出血していないタイミングでは「陰性」と出てしまいます。早期のがんやポリープを見逃さないためには、内視鏡による直接観察が不可欠です。

あなたの大切な「未来」を守るために

「たかがお腹の不調」と侮ってはいけません。インフルエンザB型という、現代社会において避けるのが難しい感染症が流行している今だからこそ、その影に隠れて進行する「本当の病」を見抜く力が必要です。
お腹の不調は、体からのSOSです。 そのSOSを「インフルエンザのせい」と決めつけて無視するのではなく、一度専門医による徹底的なチェックを受けることで、未来の安心を手に入れてください。
大腸カメラ検査は、決して「恐ろしい検査」ではありません。むしろ、あなたとあなたのご家族の健康を守るための、最も確実で前向きな一歩なのです。
少しでも不安を感じたら、まずは当院へご相談ください。私たちは、あなたの「お腹の健康」を全力でサポートいたします。

本記事は、一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の診断を確定させるものではありません。症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。

最速・最短の検査は分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」で

当院の大腸カメラ検査の特徴は
「苦痛の少なさ」を追求: 高度な内視鏡技術と適切な鎮静剤の使用
プライバシーへの配慮: 落ち着いた空間でのリカバリー
専門医による診断: 豊富な経験に基づいた微細な病変の発見
即日対応: 症状の強い方への柔軟なスケジュール調整


👉 [大腸カメラ検査のご予約・事前相談はこちら] (※24時間Web予約受付中。初診や相談のみの方も大歓迎です。)



※本院「札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック」とお間違えのないよう、ご注意下さい。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

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