アイスクリームの食べ過ぎが大腸癌に良くないってホント!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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アイスクリームの食べ過ぎが大腸癌に良くないってホント!?

アイスクリームの食べ過ぎが大腸癌に良くないってホント!?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2025年3月17日

『アイスクリームの食べ過ぎはやっぱり良くないですよね?』

『アイスクリームは大腸にはなにか影響はあるんですか?』

『大腸癌と言われましたがアイスクリームを食べていいですか?』

そんなご質問をいただきましたので、それについてお答えします。

アイスクリーム/シャーベットの摂取量が大腸癌の死亡リスク

アイスクリーム/シャーベットの摂取量が多いほど大腸がんによる死亡リスクが高いことが明らかになりました。

アイスクリームが大腸癌リスクを高めるというものではない

この研究は中国・南京医科大学の研究で、大腸がんと診断された後の超加工食品摂取量と死亡率を調査した前向きコホート研究によって、アイスクリームの過剰摂取が大腸癌の悪化リスクが高いという結果となりました。(https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(24)00151-2/fulltext

ただし超加工食品は身体に悪いというのは事実

アイスクリームを食べてはダメという事ではありませんが、アイスクリームやインスタント食品を代表とする超加工食品といわれる食品は摂取量に応じて健康を害する事がわかっておりますので、健康な方でも摂取量には注意しましょう。

超加工食品にご興味ある方は下記のコラムもご参照ください。

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アイスクリームの過剰摂取がもたらすもの

アイスクリームは、砂糖、脂肪分、乳製品などを主成分とする高カロリーな食品です。過剰に摂取すると、以下のような様々な身体への影響が懸念されます。

  • 体重増加と肥満: アイスクリームはカロリーが高いため、頻繁に大量に摂取すると、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、体重増加や肥満に繋がる可能性があります。肥満は、様々な生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、後述するように大腸の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 血糖値の乱高下: アイスクリームに含まれる大量の砂糖は、摂取後に血糖値を急激に上昇させます。その後、インスリンの働きによって血糖値は急激に下降するため、眠気、倦怠感、集中力の低下などを引き起こすことがあります。このような血糖値の乱高下は、長期的には糖尿病のリスクを高める要因となります。
  • 脂質異常症のリスク: アイスクリームには飽和脂肪酸が多く含まれている場合があります。過剰な飽和脂肪酸の摂取は、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ、脂質異常症のリスクを高める可能性があります。脂質異常症は、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中などの重大な血管疾患を引き起こす原因となります。
  • 消化器系の不調: 冷たいアイスクリームを短時間で大量に摂取すると、胃腸が刺激され、腹痛や下痢などの消化器系の不調を引き起こすことがあります。また、脂肪分の多いアイスクリームは消化に時間がかかるため、胃もたれの原因となることもあります。

見過ごせない関係性:肥満と大腸ポリープ・大腸がん

アイスクリームの食べ過ぎによる肥満は、単に体重が増えるだけでなく、大腸の健康にも深く関わっていることが近年の研究で明らかになってきています。

特に注目されているのが、肥満と大腸ポリープ、そして大腸がんとの関連性です。

大腸ポリープとは、大腸の内壁にできるいぼ状の隆起のことで、その多くは良性です。しかし、一部のポリープは、がん化する可能性があることが知られています。特に、腺腫と呼ばれる種類のポリープは、がん化のリスクが高いと考えられています。

肥満は、大腸ポリープの発生リスクを高める要因の一つとして指摘されています。また、肥満は大腸がんの進行を促進する可能性も示唆されています。したがって、アイスクリームの食べ過ぎによる肥満は、間接的に大腸ポリープや大腸がんのリスクを高める可能性があると言えるでしょう。

静かに忍び寄る影:大腸がんの初期症状と早期発見の重要性

大腸がんの恐ろしいところは、初期の段階ではほとんど自覚症状がないことです。便通異常(便秘や下痢が続く、便が細くなる)、腹痛、血便、体重減少、倦怠感などの症状が現れたときには、がんが進行している可能性が高くなります。

しかし、早期に大腸がんを発見し、適切な治療を行えば、治癒する可能性は非常に高いがんです。そのため、自覚症状がない段階でがんや前がん病変であるポリープを発見し、早期に対処することが何よりも重要となります。

早期発見の決め手:大腸カメラ検査という選択肢

大腸がんの早期発見に最も有効な検査の一つが、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。

大腸カメラ検査では、肛門から細くて柔軟な内視鏡を挿入し、大腸の粘膜の状態を直接観察することができます。

大腸カメラ検査によって、以下のようなことを確認できます。

  • 大腸粘膜の直接観察: 炎症、潰瘍、ポリープ、がんなどの病変の有無を詳細に確認できます。
  • 早期がんの発見: 5mm以下の小さなポリープや早期のがんも見つけやすく、早期発見に非常に優れています。
  • 確定診断のための組織採取: 疑わしい部分があれば、その場で組織を採取し(生検)、病理検査を行うことで確定診断をつけることができます。
  • ポリープの切除: ポリープが見つかった場合、その場で切除することも可能です。ポリープを切除することで、将来の大腸がんのリスクを大幅に減らすことができます。

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの大腸カメラ検査

当院、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、患者様に安心して大腸カメラ検査を受けていただけるよう、様々な特徴と取り組みを行っております。

  • 最新の内視鏡システム: 高画質の画像により、微細な病変も見逃さない、精度の高い検査を提供します。
  • 経験豊富な専門医による検査: 消化器内視鏡専門医が、丁寧かつ安全に検査を行います。
  • 鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査: ご希望に応じて鎮静剤を使用し、眠っている間に検査を行うことが可能です。これにより、検査に伴う苦痛や不快感を大幅に軽減できます。
  • 土曜日・日曜日も検査可能: 平日お忙しい方でも、週末を利用して検査を受けていただけます。
  • 検査枠に空きがあれば当日検査も対応: 急な症状でお困りの場合など、状況に応じて当日検査が可能な場合があります(事前に診察が必要です)。
  • オンライン診療による事前・事後サポート: 検査前の診察や検査後の結果説明などをオンラインで行うことができ、通院の負担を軽減できます。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

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大腸カメラ検査の流れと注意点

大腸カメラ検査を受けるにあたっては、事前の準備が非常に重要です。

  1. 検査前の食事制限: 検査の2~3日前から、キノコ類、種のある果物、海藻類など、消化に時間がかかるものや食物繊維の多い食品を避けてください。検査前日の夕食は、消化の良いものを20時までに済ませてください。
  2. 下剤の服用: 検査当日は、腸の中を完全にきれいにするために、検査の4~6時間前から下剤(前処置用の洗浄液)を服用していただきます。医師や看護師の指示に従って、正しく服用してください。
  3. 水分摂取: 検査数日前から、積極的に水分を摂取するように心がけてください。検査前日は、水、お茶、スポーツドリンクなどの透明な飲み物以外は控えてください。
  4. 常用薬の確認: 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬、抗血小板薬など)、糖尿病の薬、心臓の薬などを服用している場合は、必ず事前に医師に申し出てください。
  5. 検査当日の注意: 鎮静剤を使用する場合は、検査後、車の運転や危険な作業は終日控えてください。

検査後は、医師から検査結果の説明を受け、必要に応じて今後の治療方針などが説明されます。ポリープを切除した場合、約1週間は消化の良い食事を心がけ、刺激物、脂肪分の多い食品、生もの、アルコールは避けるようにしてください。また、便秘予防のために、十分な水分摂取を心がけてください。

便潜血検査の限界と大腸カメラの重要性

大腸がん検診で一般的に行われている便潜血検査は、便に目に見えない血液が混じっていないかを調べる検査です。

しかし、便潜血検査には以下のような限界があります。

  • 早期のがんや小さなポリープでは陰性となることがある: 出血を伴わない早期のがんや小さなポリープは、便潜血検査では発見できないことがあります。
  • 痔や他の病気でも陽性となることがある: 大腸がん以外にも、痔、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープなど、大腸からの出血を伴う病気や状態でも陽性となることがあります。
  • 便検査はスクリーニングである: あくまで大腸癌のスクリーニング検査であり、癌を予防したり、前癌病変を同定したりするものではない。

したがって、便潜血検査が陰性であっても大腸がんを完全に否定することはできません。特に、以下のような方は、便潜血検査の結果に関わらず、大腸カメラ検査を受けることを強くお勧めします

  • 便通異常(便秘や下痢が続く、便が細くなったなど)がある方
  • 腹痛が続く方
  • 血便が出たことがある方
  • 原因不明の体重減少がある方
  • 過去に大腸ポリープを切除したことがある方
  • 大腸がんの家族歴がある方
  • 40歳以上の方(定期的な検診として推奨されます)

大腸がんのリスク要因と生活習慣の改善

大腸がんの発症には、加齢、遺伝的な要因、食生活、生活習慣など、様々な要因が複雑に関わっています。アイスクリームの食べ過ぎによる肥満も、間接的に大腸がんのリスクを高める可能性があります。

大腸がんのリスクを低減するためには、以下のような生活習慣を心がけることが大切です。

  • バランスの取れた食生活: 野菜や果物、食物繊維を積極的に摂取し、赤身肉や加工肉の摂取を控える。
  • 適度な運動: 定期的な運動は、肥満の予防や大腸の蠕動運動を促進し、大腸がんのリスクを低減する効果が期待できます。
  • 禁煙: 喫煙は大腸がんのリスクを高めることが知られています。禁煙は、大腸がんだけでなく、様々な病気の予防にも繋がります。
  • 節酒: 過度なアルコール摂取も、大腸がんのリスクを高める可能性があります。
  • 適切な体重管理: 肥満は大腸がんのリスクを高めるため、適切な体重を維持することが重要です。
  • 定期的な検診: 40歳を過ぎたら、症状がなくても定期的に大腸がん検診(便潜血検査や大腸カメラ検査)を受けるようにしましょう。

気になる症状があれば迷わずご相談ください

もし、血便、便通異常、腹痛など、気になる症状がある場合は、自己判断せずに、早めに消化器内科を受診してください。痔だと思って放置していると、重大な病気が隠れている可能性もあります。

当院では、患者様一人ひとりの症状や状態に合わせて、適切な検査と診断を行っております。気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。

中高年の皆様へ:定期的な大腸カメラ検査の重要性

特に40代以上の方は、大腸がんのリスクが高まります。自覚症状がないからといって油断せずに、定期的な大腸カメラ検査を健康管理の一環として積極的にご検討ください。早期発見と早期治療が、皆様の健康寿命を延ばすために最も重要な一歩となります。

おわりに

今回は、アイスクリームの食べ過ぎと大腸の健康、そして大腸カメラ検査の重要性について詳しく解説しました。甘い誘惑もほどほどに楽しみながら、ご自身の身体と向き合い、気になる症状があれば早めにご相談ください。当院では、皆様が安心して検査を受けられるよう、万全の体制を整えております。皆様の健康な毎日をサポートできるよう、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

<文責:福田遼>

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