2025年11月17日

こんにちは!札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック事務長の高橋です!
あなたは「自分は健康だから大腸カメラ検査なんて必要ない」という思い込みを抱えていませんか。
便潜血検査が陰性だったから安心している、大腸カメラ検査は「つらくて苦しいものだ」と決めつけている方も多くいらっしゃるでしょう。
実際、多くの方が抱えるこのような誤解が、早期発見できるはずだった大腸がんを見逃す原因になっているのです。
この記事では、大腸カメラ検査の必要性、検査に対する誤った思い込み、そして札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックが行う負担軽減の工夫について徹底的に解説します。
この記事を読むことで、あなたはご自身の健康を守るために今すぐ取るべき行動が明確になり、大腸カメラ検査に対する不安を解消し、安心して検査に臨むための正しい知識を得ることができます。
「自分は大丈夫」と過信している方、大腸カメラ検査の必要性を感じつつも一歩踏み出せずにいる方、忙しい毎日の中で健康を維持したいと考えている札幌近郊にお住まいの健康意識の高い方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
1. 「自分は大丈夫」という健康の思い込みが危険な理由と大腸カメラの必要性
多くの日本人が、日々の生活の中で「自分は健康だ」という漠然とした思い込みを持っています。
しかし、この思い込みこそが、大腸がんという静かに進行する病気の早期発見を阻む最大の要因になるのです。
特に、初期の大腸がんや大腸ポリープは自覚症状がほとんどありません。そのため、症状がないからこそ、大腸カメラ検査を受けるという能動的な行動が、ご自身の命を守る上で極めて重要になります。
a. 「健康診断の結果が良いから大腸カメラは不要」という思い込み
健康診断で異常がなかったからといって、大腸カメラ検査を避けるのは非常に危険な思い込みです。一般的な健康診断で行われる便潜血検査は、大腸からの出血を調べる検査であり、大腸の病変すべてを発見できるわけではありません。便潜血検査の結果が陰性であっても、進行している大腸がんや、出血していない大腸ポリープは見逃されてしまうことが多くあるのです。
i. 便潜血検査が陽性でなくても油断できない理由
便潜血検査は、大腸がんや大腸ポリープなどの病変から出血しているかどうかを調べる検査方法です。出血性の病変は、常に血液を排出しているわけではなく、一時的に出血が止まっている場合には、便潜血検査の結果は陰性になってしまいます。実際、日本における研究では、進行大腸がんの約30%は便潜血検査で陰性となるという報告もあります。便潜血検査が陰性であっても、大腸カメラ検査を受けずにいると、無症状のまま進行する大腸がんの早期発見の機会を逃してしまうリスクが高まります。
ii. 札幌で発見された早期大腸がんの具体例
私が以前、担当した札幌市在住の40代男性の事例を紹介します。この男性は、毎年健康診断を受けており、便潜血検査は常に陰性でした。しかし、奥様が大腸カメラ検査を受けたことをきっかけに「念のため」と当院で大腸カメラ検査を受けることになりました。検査の結果、男性の大腸には、約1cmの早期大腸がんが発見されました。幸い、粘膜内に留まる病変であり、内視鏡による切除で完治に至りました。この男性のように、便潜血検査では発見されない病変が存在することを、多くの人が認識する必要があるのです。
b. 大腸カメラは「つらい」「恥ずかしい」という思い込みの現状
大腸カメラ検査に対して、「苦しい」「痛い」「恥ずかしい」といったネガティブな思い込みを持っている方は依然として多くいらっしゃいます。これは過去の検査経験や、インターネット上の古い情報に影響を受けているためかもしれません。しかし、現在の大腸カメラ検査は医療技術の進歩によって、患者さんの負担が大幅に軽減されており、これらの思い込みは時代遅れになりつつあります。
i. 検査の苦痛は過去のもの!麻酔(鎮静剤)がもたらすメリット
現在の大腸カメラ検査において、患者さんの苦痛を最小限に抑えるために鎮静剤(麻酔)を使用することが一般的になりつつあります。鎮静剤を使用する最大のメリットは、患者さんがウトウトと眠っている間に検査が終了するため、痛みや不快感をほとんど感じずに済むことです。また、鎮静剤によって身体の緊張が緩むため、医師もスムーズに内視鏡を進めることができ、検査にかかる時間も短縮されるという利点があります。さらに、検査中の動きによる大腸の損傷リスクも低減するため、安全性の向上にもつながるのです。札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、患者さんの要望に応じて、この鎮静剤を使用した検査を積極的に提供しています。
ii. 大腸カメラ検査に対する技術革新の具体例
医療機器の技術革新も、大腸カメラ検査の負担軽減に大きく貢献しています。当院では、最新の内視鏡システムを導入しており、高解像度の画像で微細な病変も見逃しにくくなっています。また、内視鏡自体も非常に細く、柔軟に曲がる構造になっているため、大腸の複雑なカーブを通過する際の患者さんの腹部への圧迫感や痛みが軽減されます。加えて、検査時の送気には炭酸ガスを使用することで、検査後の腹部の張りも軽減されるよう工夫されています。これらの技術革新により、以前のような「つらい大腸カメラ」という思い込みは、もはや過去のものとなっているのです。
2. 40代から大腸カメラ検査を始めるべき!健康を守るための正しい知識
大腸がんは、日本国内で罹患数が多いがんの一つであり、特に40歳を過ぎたあたりから患者数が増加する傾向にあります。ご自身の健康を守るためには、この年代から大腸カメラ検査の重要性を正しく理解し、定期的な検査を習慣化することが大切です。検査を始めるタイミングや頻度に関する正しい知識を持つことが、早期発見・早期治療の鍵となります。
a. 大腸ポリープや大腸がんの早期発見が健康に与えるメリット
大腸がんの多くは、腺腫と呼ばれる良性の大腸ポリープから発生することがわかっています。この前がん病変である大腸ポリープの段階で内視鏡的に切除してしまうことが、最も効果的な大腸がんの予防策となります。大腸カメラ検査は、病気を発見するだけでなく、その場で治療まで完結できる点が最大のメリットです。
i. 大腸ポリープ切除のメリット
大腸ポリープを内視鏡検査の際に切除することで、将来的に大腸がんに進行するリスクを未然に防ぐことが可能です。ポリープ切除は、外科手術と比べて体への負担が非常に少なく、入院も不要なケースがほとんどです。切除されたポリープが良性であっても、その後の定期的な大腸カメラ検査の頻度を医師と相談することで、健康管理を計画的に進められます。ポリープを切除しておくことで、病変の進行に対する不安から解放され、精神的な健康維持にもつながります。
ii. 進行大腸がんになってしまうデメリット
大腸カメラ検査を怠り、病変が進行して大腸がんになってしまうと、治療は非常に大規模なものになります。進行大腸がんの場合、内視鏡では切除できず、お腹にメスを入れる開腹手術や腹腔鏡手術が必要となり、入院期間が長くなります。外科手術後は、大腸の一部を切除することによる消化器系の機能低下や、術後の合併症のリスクも高まります。さらに、大腸がんがリンパ節や他の臓器に転移してしまうと、抗がん剤治療が必要となり、患者さんの生活の質(QOL)は大きく損なわれてしまうのです。
b. 大腸カメラ検査の正しいタイミングと頻度
大腸がんの発生率が上昇し始める40歳を過ぎたら、一度も大腸カメラ検査を受けたことがない方は、すぐに検査を受けることを強く推奨します。適切な検査の頻度は、個人のリスクに応じて異なりますが、一般的な基準を知っておくことで、健康に対する思い込みを排し、正しい行動が取れるようになります。
i. 札幌大通クリニックのデータから見る「適切な検査の始め時」
当院の福田院長は、これまでに1万件以上の内視鏡検査・治療に携わってきました。その経験から、40代で初めて大腸カメラ検査を受けた方のうち、数パーセントで既に前がん病変である大腸ポリープが発見されています。特に、家族に大腸がんの既往がある方や、以前から便秘や下痢などの症状がある方は、40歳を待たずに検査を検討することが重要です。このデータは、「症状がないから大丈夫」という健康の思い込みを打ち破る具体的な根拠となります。
ii. 検査を先延ばしにする健康リスク
大腸カメラ検査を先延ばしにする行為は、ご自身の健康に対する最も大きなリスクを生み出します。大腸ポリープは、大腸がんになるまでに平均して5年から10年かかると言われています。つまり、数年に一度の大腸カメラ検査でポリープの段階で発見・切除すれば、大腸がんへの進行をほぼ確実に防ぐことができるのです。しかし、検査を数年先延ばしにする間に、ポリープが悪性に変わり、進行大腸がんへと発展してしまう可能性があります。この遅れが、治療を複雑にし、命にかかわる事態を招きかねません。
3. 大腸カメラ検査に関する思い込みを払拭する!当院の負担軽減への工夫
札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、患者さんが抱える大腸カメラ検査への「つらい」「面倒」といった思い込みを払拭し、気軽に受けてもらえるよう、さまざまな負担軽減の工夫を行っています。特に、検査前の準備である下剤の服用と、検査を受けるためのスケジュールの調整に関する工夫は、患者さんから高い評価をいただいています。
a. 検査薬(下剤)の服用に関する思い込みと当院の対応
大腸カメラ検査で最も苦痛を感じやすい点として、大量の下剤を服用することが挙げられます。この下剤に対するネガティブな思い込みから、検査自体を躊躇してしまう方も少なくありません。当院では、この下剤服用に関するストレスを軽減するための具体的な対策を実施しています。
i. 下剤の飲み方を改善!当院の具体的な取り組み
従来の大腸カメラ検査では、1.5リットルから2リットルもの下剤を自宅で服用する必要があり、その味や量に苦痛を感じる方がほとんどでした。当院では、下剤の量を減らす工夫や、少量で効果的な下剤を選択することで、患者さんの負担を軽減しています。また、下剤の飲み方の指導を、患者さんの状況に合わせてきめ細かく行うことで、心理的なストレスも緩和されるよう努めています。これにより、検査前の準備に対する「つらい」という思い込みは大きく改善されているのです。
ii. 自宅での下剤服用が難しい方への配慮
自宅で大量の下剤を飲むことに強い抵抗がある方や、服用中に体調の変化が心配な方のために、当院では検査前の下剤服用をクリニック内で行うことができる環境を整えています。専門の看護師の監視の下で、リラックスできる専用スペースで下剤を服用できるため、もしもの際にもすぐに対応が可能です。これにより、一人で自宅で下剤を飲むことに対する不安や思い込みを解消し、安心して検査に臨めるようサポートしています。
b. 忙しい方でも健康診断ができる「モーニング大腸カメラ」のメリット
仕事や家事で忙しい現代人にとって、大腸カメラ検査のために一日を空けることは大きな負担となり、「時間がない」という思い込みが検査の先延ばしにつながっています。当院では、忙しい方々の健康維持をサポートするため、「モーニング大腸カメラ」をはじめとする時間効率の高い検査体制を構築しています。
i. 午前中に検査が終了するメリット
当院の「モーニング大腸カメラ」は、午前中に検査を完了させることを目標として設計されています。朝早く来院して検査を受ければ、昼過ぎには結果の説明を聞き、帰宅することが可能です。午後からは仕事やその他の用事を予定通りこなせるため、検査のために貴重な休暇を一日費やす必要がなくなります。これにより、大腸カメラ検査に対する「時間がかかる」という思い込みを払拭し、忙しい方も健康管理に時間を割けるようになります。
ii. 土日も検査可能な体制がもたらすメリット
平日は仕事で休めないという方のために、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、土曜日と日曜日も大腸カメラ検査を実施しています。多くのクリニックが平日のみの診療である中、当院が週末に検査を実施することで、多忙なビジネスパーソンや主婦の方々も検査を受けやすくなりました。週末に検査を受けることで、平日の業務に支障をきたすことなく、健康維持のための検査を計画的に組み込むことが可能です。これは、検査の先延ばしを防ぎ、結果的に北海道全体の大腸がんの早期発見率向上に貢献しています。
4. まとめ
この記事では、「健康 思い込み 大腸カメラ」というテーマに基づき、多くの方が抱える検査への誤解や不安を解消するための正しい知識を解説しました。
「自分は大丈夫」という健康の思い込みは、時に命取りになる大腸がんを見逃す原因となります。便潜血検査が陰性でも、無症状でも、特に40歳を過ぎたら一度は大腸カメラ検査を受けることが、ご自身の健康を守る上で最も確実な方法です。また、現代の大腸カメラ検査は、鎮静剤の使用や最新技術の導入、当院独自のモーニング大腸カメラのような時間効率の良い検査体制によって、「つらい」「面倒」という思い込みは過去のものになりつつあります。
大腸がんは早期発見すれば内視鏡治療で根治が可能です。札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、札幌市大通駅徒歩30秒の好立地で、苦痛の少ない精度の高い大腸カメラ検査を土日も提供し、皆様の健康をサポートしています。健康への正しい知識を持ち、思い込みを捨て、勇気をもって一歩踏み出すことが、あなたの未来の健康を守ります。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みgがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。


