腸内フローラとは?1月26日の記念日に見直したい大腸カメラ検査の必要性|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

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腸内フローラとは?1月26日の記念日に見直したい大腸カメラ検査の必要性

腸内フローラとは?1月26日の記念日に見直したい大腸カメラ検査の必要性|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通駅徒歩30秒の内視鏡検査・消化器内科

         

2026年1月26日

こんにちは!札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック栄養士の田中です!


毎年1月26日は、「腸内フローラの日」として制定されています。

「腸内フローラ」という言葉は、今やテレビや雑誌で見かけない日がないほど一般的になりました。

しかし、その本当の意味と、私たちの健康に及ぼす驚異的な影響力について、正しく理解できている人はどれくらいいるでしょうか。
腸内フローラを整えることは、単にお通じを良くすることに留まりません。それは、免疫力を高め、心の健康を守り、ひいては寿命を左右するほどの大切なプロジェクトです。
しかし、多くの健康志向の方が陥る「落とし穴」があります。それは、腸内の「菌(ソフト面)」ばかりを気にして、菌たちが住む「腸そのもの(ハード面)」の状態を無視してしまうことです


本記事では、1月26日の記念日にちなみ、腸内フローラの驚くべき正体と、それらを支える土台である「大腸」を検査することの真の意味を、徹底的に解説していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

第1章:腸内フローラとは何か?――私たちの体を支配する「もう一つの臓器」

1-1. 100兆個の細菌が織りなす「お花畑」
私たちの腸内、特に大腸には、約100種類から1,000種類、個数にして約100兆個もの細菌が棲みついています。その総重量は約1.5kg〜2kgにも及び、これは人間の肝臓ひとつ分に相当する重さです。
これらの細菌が群生している様子を顕微鏡でのぞくと、まるで色とりどりの高山植物が咲き乱れる「花畑(Flora)」のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました。


1-2. 善玉菌・悪玉菌・日和見菌の絶妙なバランス
腸内フローラを構成する菌は、大きく3つのグループに分類されます。


善玉菌(約2割): ビフィズス菌や乳酸菌など。消化吸収を助け、免疫を刺激し、病原菌の侵入を防ぎます。


悪玉菌(約1割): ウェルシュ菌やブドウ球菌など。腸内腐敗を進め、毒素を作り出します。ただし、完全にゼロが良いわけではなく、一定の役割も持っています。


日和見菌(約7割): バクテロイデスなど。優勢な方の味方をする「どっちつかず」の菌たち。腸内環境を左右する鍵を握っています。


健康な状態では、これらの菌が「2:1:7」の黄金比率で共生しています。このバランスが崩れること(ディスバイオーシス)が、あらゆる病気の引き金になることが近年の研究で判明しました。

第2章:腸内フローラが司る「全身の健康」――ただの消化管ではない理由

かつて、腸は単なる「食べカスの通り道」だと考えられていました。

しかし現代医学において、腸は「人体最大の免疫器官」であり「第二の脳」であると位置づけられています。


2-1. 免疫力の70%は腸で作られる
体内の免疫細胞の約7割が腸に集中しています。腸内細菌は、これらの免疫細胞を「教育」し、外敵と戦う力を養っています。腸内環境が悪化すると、アレルギー疾患(花粉症、アトピー)や自己免疫疾患のリスクが高まるのはこのためです。


2-2. 脳腸相関:メンタルヘルスと腸の深い絆
「緊張するとお腹が痛くなる」という経験は誰もがあるはずです。これは「脳腸相関」と呼ばれる仕組みによるものです。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約90%は腸で作られており、腸内フローラの乱れは、うつ病や不安障害とも密接に関係していることが分かっています。


2-3. 代謝・肥満・美容への影響
「太りやすい体質」も腸内細菌が関与しています。特定の細菌(いわゆるデブ菌・ヤセ菌)の割合によって、エネルギーの吸収率が変わるのです。また、腸内で作られた毒素が血液に乗って全身を巡ると、肌荒れや慢性疲労の原因にもなります。

第3章:【警鐘】腸内フローラを整える前に、確認すべき「土台」の話

ここからが、1月26日の「腸内フローラの日」に最もお伝えしたい本題です。 多くの人が、ヨーグルトを食べ、サプリメントを飲み、食物繊維を摂取することに心血を注いでいます。

しかし、その「土台」となる大腸そのものが病気に侵されていたらどうでしょうか?


3-1. 「お花畑」を植える「土壌」は腐っていませんか?
ガーデニングに例えてみましょう。 どんなに高価な花の種(善玉菌)をまき、良い肥料(食物繊維)を与えても、土壌(大腸の粘膜)が汚染されていたり、石ころ(ポリープやがん)だらけだったりすれば、美しい花は咲きません。
「腸活をしているのに、なかなか効果が出ない」 「ずっとお腹の調子がスッキリしない」
そう感じている方は、ソフト(細菌)を入れ替える前に、ハード(腸管)のメンテナンスが必要なサインかもしれません。


3-2. 見逃してはいけない「大腸からのSOS」
以下の症状に心当たりはありませんか?


・便潜血検査で「陽性」と出た(たとえ一度きりでも)


便が以前より細くなった(鉛筆のような細さ)


慢性的な下痢や便秘を繰り返している


排便後にスッキリしない「残便感」がある


お腹にガスが溜まりやすく、常に張っている


40歳を過ぎて一度も検査を受けたことがない


これらの症状がある中で「まずは乳酸菌で様子を見よう」と考えるのは、火災警報器が鳴っているのに、消火もせずに芳香剤を撒くようなものです。

第4章:大腸カメラ検査(内視鏡)が「究極の腸活」である理由

「大腸カメラは痛そう」「準備が大変そう」というネガティブなイメージが先行しがちですが、実はこれこそが最強の健康投資なのです。


4-1. 腸内フローラ検査との決定的な違い
最近では、郵送でできる「腸内フローラ検査(便検査)」も普及しています。これは「どのような菌が住んでいるか」を知るには非常に有益です。 しかし、以下のことは大腸カメラでしか分かりません。


前がん病変(ポリープ)の有無: 放置すればがんになるポリープを、その場で切除できるのは内視鏡だけです。


粘膜の炎症状態: 潰瘍性大腸炎やクローン病といった、特定の病気が隠れていないか。


早期がんの発見: 自覚症状がまったくない段階のがんを見つけ出せる唯一の方法です。


4-2. 検査は「リセット」と「再構築」のチャンス
大腸カメラ検査を受ける際、事前に下剤を飲んで腸の中を空っぽにします。この過程で、一時的に腸内細菌は洗い流されます。検査後、数日から数週間で菌叢は元に戻りますが、この「戻る時期」に良質な食事を摂ることで、より良い腸内フローラを作り直すきっかけにもできるのです。

第5章:最新の内視鏡検査は「苦しくない」――進化する医療技術

もし、あなたが「痛いのが嫌だから」という理由で検査を避けているなら、それは非常にもったいないことです。現代の内視鏡医療は、驚くほど進化しています。


5-1. 鎮静剤の使用で「寝ている間に」終了
多くの専門クリニックでは、静脈麻酔(鎮静剤)を使用した検査を行っています。ウトウトと眠っているような状態で検査が終わるため、「いつ始まったのか分からなかった」という感想を持つ患者様がほとんどです。


5-2. AI(人工知能)による診断補助
最新の内視鏡システムには、AIが搭載されています。人間の目では見逃しそうな微細な病変をAIがリアルタイムで検出し、医師の診断を強力にサポートします。これにより、発見率が飛躍的に向上しています。


5-3. 炭酸ガス(CO2)の使用で「お腹の張り」を軽減
以前は空気を入れて腸を膨らませていたため、検査後の腹部膨満感が苦痛でした。現在は、空気より200倍吸収が早い「炭酸ガス」を使用することで、検査後の不快感を最小限に抑えています。

第6章:大腸がんは「予防できるがん」である

日本における大腸がんの罹患数は、男女合わせて第1位(※がん統計より)となっています。しかし、大腸がんには他の部位のがんと異なる大きな特徴があります。
それは、「多くの場合、ポリープという前段階を経てがんになる」ということです。
つまり、がんになる前の「ポリープ」のうちに大腸カメラで見つけ、その場で切除してしまえば、大腸がんで命を落とすリスクをほぼゼロに近づけることができるのです。 「腸内フローラを整えてがんを予防しよう」という意識も大切ですが、「物理的に原因を取り除く」こと以上の予防策はありません。

第7章:検査を受けた後に行うべき「真の腸活」ステップ

検査で「異常なし」を確認できたら(あるいは治療が終わったら)、いよいよ本格的な腸内フローラ育成のスタートです。


ステップ1:プロバイオティクス(菌を摂る)
ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌などの発酵食品を日常的に取り入れましょう。重要なのは「自分に合う菌」を見つけること。2週間続けてみて、便通や体調が良くなるものを探します。


ステップ2:プレバイオティクス(菌を育てる)
菌のエサとなる食物繊維とオリゴ糖を摂取します。
水溶性食物繊維: 海藻、オクラ、もち麦、リンゴ
・不溶性食物繊維: きのこ、根菜類 これらをバランス良く摂ることで、善玉菌が「短鎖脂肪酸」という健康に不可欠な物質を作り出してくれます。


ステップ3:生活習慣の最適化
適度な運動: 腸のぜん動運動を促します。
質の高い睡眠: 自律神経を整え、腸の働きを正常化します。
朝一杯の水: 胃腸を刺激し、排便のリズムを作ります。

1月26日、あなたができる「最大のセルフケア」

1月26日「腸内フローラの日」。 この日を単に「健康食品を買い足す日」にするのは終わりにして、「自分の身体と真剣に向き合う日」にしませんか?
腸内フローラという「ソフト」を磨く努力は素晴らしいことです。しかし、その土台となる大腸という「ハード」に異常がないかを確認することこそが、真の健康への第一歩です。
「まだ若いから大丈夫」 「症状がないから必要ない」 その油断が、数年後の大きな後悔につながるかもしれません。大腸カメラ検査は、一度受けて異常がなければ、その後数年間は安心して過ごせる「お守り」のようなものです。
「腸を整える前に、まずは腸を知る。」
この順番を守ることが、あなたの人生をより豊かで健康なものに変えてくれるはずです。1月26日という記念日が、あなたにとって「大腸カメラ検査」という勇気ある一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。



最短最速の検査は分院「札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック」

当院では、内視鏡専門医による「痛くない・苦しくない」検査を徹底しています。 もちろんご相談も大歓迎です。あなたの不安に寄り添い、最適な検査方法をご提案します。

※本院「札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック」とお間違えのないよう、ご注意ください。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックならびに札幌駅大腸カメラ便潜血クリニックまでお気軽にご相談ください。

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