大腸癌治療後の大腸カメラのフォロー間隔について|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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大腸癌治療後の大腸カメラのフォロー間隔について

大腸癌治療後の大腸カメラのフォロー間隔について|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2025年2月10日

『前に大腸癌を治療したけど、次はいつ検査したらいいの?』

『大腸癌の手術してから5年たったらもう検査しなくていいの?』

『次の検査一年後といわれたけど、もっと早くやってもいいの?』

今回はそんな疑問にお答えします

1. 大腸癌治療後(Stage0)の定期検診の重要性

早期大腸癌の治療を行った後も油断はできません。

1.1. 内視鏡フォローの重要性

大腸癌治療後も大腸癌のリスクは発癌してない方と比較して高いので定期的な内視鏡フォローが必要です。ある報告によると、再度大腸癌を引き起こすリスクは発癌してない方と比較して6.9倍高いリスクがあります。これは、大腸癌が発生した事がある方は今後も発生しやすい事を示しています。そのため、治療後の定期的な経過観察が不可欠です。発生リスクを抑えるためには、生活習慣の改善と併せて、計画的な検診が推奨されます。

1.2. 内視鏡切除の結果が断端陰性の場合

内視鏡切除の結果が断端陰性であった場合、治療後一年後の再検査が推奨されます。断端陰性とは、切除部位に癌細胞が残っていない状態を指します。この状態であれば再発のリスクは低いため、一年間の間隔をもって次の検診を行います。しかし、完全にリスクがゼロとは言えません。特に体調の変化がある場合は、早めの受診を検討すべきですし、一年未満の早めに再検査をしても悪い事はありません。

1.3. 内視鏡切除の結果が分割切除、水平断端陽性の場合

内視鏡切除の結果が分割切除、もしくは水平断端陽性の場合は、6カ月後での再検査が必要です。分割切除とは、腫瘍を一度に取りきれず、複数回にわたり切除することを指します。また、水平断端陽性は、切除部位の横方向に癌細胞が残っている状態です。これらの場合、再発リスクが高いため、比較的短期間での経過観察が求められます。

Stage0の大腸癌
(adenocarcinoma in adenoma)

2. 大腸癌(StageI-III)の治療後の内視鏡フォロー

大腸癌の外科的治療後も勿論内視鏡でのフォローが重要です。

2.1. 治療後一年後に内視鏡が推奨CTは半年置きが推奨。

大腸癌の治療を終えた方の場合も、治療後一年経過した時点で内視鏡検査が推奨されています。また、CT検査も重要であり、こちらは半年に一度の頻度で行うことが一般的です。局所再発よりもリンパ節転移や遠隔転移の可能性の方が高いため、CT検査が重要です。

2.2. その後は結腸癌と直腸癌の場合とでフォロー間隔は変わる

治療後の内視鏡フォローの間隔は、結腸癌と直腸癌で異なります。共に治療後一年後にフォロー内視鏡を行いますが、その後の検査は結腸癌の場合、2〜3年ごとに内視鏡検査を行います。しかし、直腸癌では、その後も1年ごとの内視鏡検査が推奨されます。この差は、癌の再発リスクの違いによります。各患者様の状況に応じたフォローアップが、効果的な再発防止に繋がります。

2.3. 術後は5年間がサーベイランス期間

大腸癌の治療後、最初の5年間は特に重要なサーベイランスの期間です。この期間における定期検査は、再発を早期に発見するために欠かせません。この5年間のフォローアップの間で、患者様の再発リスクは著しく下がります。しかし、5年を過ぎても完全にリスクがなくなるわけではありません。そのため、ご自身で定期的な検査を継続することが大切です。

StageIの大腸癌

3. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックの紹介

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、胃と大腸の内視鏡検査を専門に行う医療施設です。

3.1. 大腸内視鏡検査専門のクリニック

当院は、大腸内視鏡検査に特化しています。大腸内視鏡検査は、早期の異常を発見するために非常に重要です。専門の医師が常駐し、経験豊富なスタッフがサポートします。そのため、初めての患者様でも安心して検査を受けることができます。

また、痛みや不快感を最小限にするための工夫も行っています。最新の内視鏡機器を導入し、快適な検査環境を整えています。

3.2. 院内下剤可能で遠方からでも来院可能。

当院では、院内での下剤服用が可能です。これにより、自宅での準備が難しい場合でも、安心して検査を受けられます。遠方から来院される患者様にも配慮しています。

院内で検査前の下剤を服用することができるため、万が一のトイレの心配も不要です。スタッフのサポートの下、スムーズに検査準備を行えます。これにより、安心して受診することができます。

3.3. ネットで予約可能

当院では、ネットでの予約が可能です。インターネットを利用して、24時間いつでも予約を行うことができるため、忙しい方にも利用しやすいです。予約システムは使いやすく、初めての方でも簡単に操作できます。

ネット予約ならば、受付の時間を気にせずいつでも予約できます。これにより、時間を有効に利用することができます。また、予約の変更やキャンセルもオンラインで簡単に行えるため、非常に便利です。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

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4. 大腸癌治療後の経過観察とフォロー

大腸癌の治療後には、経過観察とフォローが非常に重要です。治療が成功しても、再発や新たな問題が発生する可能性はあります。

4.1. 経過観察に役立つ検査内容

経過観察のために実施される代表的な検査は、血液検査と画像検査です。血液検査では、腫瘍マーカーや血球数を確認します。異常な数値が見つかると、さらなる検査が必要になります。また、CTやMRIなどの画像検査は、体内の詳細な状況を把握するために行います。画像検査では、再発や新たな腫瘍の発見が可能です。内視鏡検査も重要で、大腸内のポリープや異常を直接確認できます。これらの検査を定期的に行うことで、早期発見と迅速な対応が可能になります。

4.2. 症状の有無に関わらず定期フォローの重要性

症状がなくても大腸癌の再発や新たな問題が隠れている可能性があります。そのため、定期的なフォローアップは非常に重要です。症状が現れた時点では、病状が進行していることが多いので、早期発見が鍵です。定期的な検査は、無症状のうちに異常を発見する手段として、非常に有効です。家族や友人にもサポートをお願いし、検査を忘れないようにすることも大切です。

4.3. 経過観察による安心と予防

経過観察を続けることで精神的な安心感が得られます。定期的な検査と診察により、ご自身の健康状態を常に確認できるからです。また、異常が発見されても、早期に適切な対策を取ることができるため、重症化を防ぐことが可能です。予防としても、リスク要因の管理に役立つでしょう。そして、健康的な生活習慣を維持するための指導も受けられます。従って、経過観察は安心と予防の両方を提供する重要なプロセスです。

5. 大腸癌の症状と対策

大腸癌の症状を見逃さないことは、早期発見において非常に重要です。初期の段階では症状が比較的軽いため、注意が必要です。

5.1. 大腸癌の初期症状に注意するポイント

大腸癌の初期症状は、多くの場合軽微で見逃しがちです。まず、排便時に血が混じることが一つのサインです。血便が続く場合は、早めに医師に相談しましょう。また、腹痛や膨満感が続くことも初期症状の一つです。特に、食事と関係なく痛みが続く場合や、便秘と下痢を繰り返す場合は注意が必要です。

5.2. 症状が出た場合の対策と行動指針

大腸癌の症状が出た場合、まず速やかに医療機関を受診することが大切です。検査を受けて正確な診断を受けましょう。診断結果によっては、治療方針が変わるため、専門医との相談が不可欠です。次に、早期発見なら内視鏡治療や手術で治る可能性があります。また、生活習慣の見直しも重要です。規則的な食事や適度な運動を心がけ、アルコールやタバコを控えると良いでしょう。

5.3. ポリープの発見と予防策

大腸癌の初期には、ポリープが見つかることが多いです。定期的な内視鏡検査を受けることで、ポリープを早期に発見できます。早期に発見されたポリープは、内視鏡手術で取ることができます。ポリープの段階で治療を行う事で53%の大腸癌死亡を抑制する事が報告されており、早めのポリープ治療が重要です。

<文責:福田遼>

大腸内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです!

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