便秘が続いた後に下痢になる患者様へ:札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|大通り胃腸内科クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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便秘が続いた後に下痢になる患者様へ:札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック

便秘が続いた後に下痢になる患者様へ:札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|大通り胃腸内科クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2024年10月06日

便秘が続いた後に下痢になる原因には様々な要因が考えられます。

特に、大腸の形態異常や過敏性腸症候群、腸内フローラのバランス崩れが影響することがあります。

本記事では、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックで行われる検査や治療法、便秘に効果的なマッサージ方法、そして便秘と下痢を交互に繰り返す原因について詳しく解説します。

1. 便秘が続いた後に下痢を経験する理由とは

便秘が続いた後に下痢を経験することは、意外に多くの人々が直面する問題です。

これにはいくつかの理由が考えられます。腸の形態異常、過敏性腸症候群、腸内細菌の崩れが要因となることが多いです。

それぞれがどのようにして便秘と下痢を引き起こすのか、詳しく見てみましょう。

1.1. 落下腸やねじれ腸などの大腸の形態異常の影響

大腸の形態異常は、便秘と下痢を引き起こすことがあります。

落下腸やねじれ腸などの異常があると、腸の動きが妨げられます。これにより、便がうまく排出されずに便秘が続くことになるのです。

また、溜まった便が一気に排出されると、下痢として現れます。

落下腸は、横行結腸が過度に下に位置する状態を指します。ねじれ腸は、S状結腸などが異常にねじれている状態です。どちらも腸の正常な動きを妨げ、便秘と下痢を引き起こしやすくなります。

1.2. 過敏性腸症候群の可能性

過敏性腸症候群(IBS)は、便秘と下痢が交互に現れる代表的な例です。

この症候群は、腸の機能異常により引き起こされます。具体的には、腸の筋肉が過度に収縮したり、逆にリラックスしたりするため、便の通過が不均一になります。

さらに、ストレスや食事の影響も大きいです。ストレスが原因で腸の動きが変わることが多く、便秘や下痢が発生します。また、特定の食品が刺激になることもあり、消化不良を引き起こす可能性も高いです。

1.3. 腸内フローラのバランス崩れ

腸内フローラのバランスが崩れることで、便秘と下痢が交互に現れることがあります。

腸内には多くの細菌が住んでおり、それらがバランスを取ることで健康が保たれます。しかし、このバランスが崩れると、腸の動きに悪影響を与えます。

例えば、悪玉菌が増えると腸の炎症を引き起こし、便秘や下痢の原因となります。腸内フローラのバランスを保つためには、食生活の改善やプロバイオティクスの摂取が有効です。

2. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでの検査や便秘治療について

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、胃や大腸の病気や不調に対する検査と治療を提供しています。

このクリニックでは、最新の技術と専門知識を活用して、患者さんの健康をサポートしています。

特に、大腸内視鏡検査や便秘治療に力を入れており、患者さん一人ひとりに適したケアを提供することを目指しています。

2.1. 大腸内視鏡検査により大腸の形態異常を検査可能

大腸内視鏡検査では、カメラ付きの細い管を大腸に挿入し、内部の状態を直接確認します。これにより、大腸ポリープやがん、炎症性腸疾患などの形態異常を発見することができます。

検査は約15分から30分程度で行われます。食事制限と下剤を使用し、大腸をきれいにしておく必要があります。

2.2. 鎮静剤を使用した大腸カメラが可能

札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、患者様の快適さを重視し、鎮静剤を使用して大腸カメラの検査を行います。

検査前に、担当医師としっかりと相談し、個々の状態に合わせた鎮静剤の使用方法を確認します。鎮静剤を使用することで、検査中の緊張感が和らぎ、より精密な検査が可能です。

また、鎮静剤を使用する際には、医師が常に状態を監視しているので、安全性も確保されます。鎮静剤を使用した大腸カメラは、多くの患者様にとって安心して受けられる検査方法といえるでしょう。

2.3. 便秘改善に必要なマッサージや薬調整を相談

便秘は、多くの人々が悩む問題ですが、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックでは、専門的なアプローチで便秘の改善をサポートしています。

治療計画には、食事や生活習慣の改善、便秘に効くマッサージ方法の指導も含まれます。便秘マッサージは腸の動きを促進し、便の排出をスムーズにする助けになります。

さらに、必要に応じて薬の調整も行われます。適切な薬を使用することで、便の硬さや量を改善し、排便を促進することができます。

当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

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3. 便秘に効果的なマッサージ法

便秘に悩む人は多いですが、マッサージを取り入れることで改善できることが多いです。

マッサージを軽視してやらない方は多いですが、効果は抜群です。マッサージは腸の動きを活性化させ、便通をスムーズにします。

3.1. 上体ひねり(立位で上体を左右に大きくひねる)

上体ひねりは、立った状態で行う運動です。このマッサージ法は、腸全体を刺激することができるのが特徴です。

まず、足を肩幅に開き、リラックスしてください。次に、上体を左右に大きくひねるように動かします。この動作をゆっくりと行い、体のひねりを感じることが重要です。

上体をひねることで腸の動きが活性化され、便通がスムーズになります。立位で行うので、体全体のバランスをトレーニングする効果も期待できます。

3.2. 左下腹部を上下にマッサージ

左下腹部のマッサージは、仰向けで行います。ここでは、S状結腸にアプローチするのがポイントです。

まず、仰向けになり、左下腹部に手を当て、優しく上下に動かします。このとき、あまり力を入れず、手のひら全体でおなかを揺らすイメージです。

この動きにより、腸の中のガスや便が移動しやすくなるため、便秘の改善に役立ちます。

3.3. 落下腸対策のため下腹部から上腹部へ横行結腸を持ち上げるようにマッサージ

落下腸対策として、下腹部から上腹部へのマッサージが効果的です。この方法は、横行結腸を持ち上げるようにして行います。

まず、仰向けになり、両手で下腹部から上腹部にかけて、優しく持ち上げるように手のひらを滑らせます。

この動作をゆっくりと繰り返し行います。下から上へと持ち上げることで、腸が自然な位置に戻り、便通が改善されます。

また、腸の位置が正常化することで、他の臓器の働きも良くなるでしょう。落下腸対策として、日常的に取り入れてみてください。

4. 便秘と下痢を交互に繰り返す原因

便秘と下痢を交互に繰り返す原因は多岐にわたりますが、主な原因には大腸の異常、運動不足、食生活の不適切さが挙げられます。

4.1. 大腸の形態異常に伴い、便がある程度溜まるまで出にくい状況の可能性

大腸の形態異常は便が正常に排出されない一因です。例えば、大腸の狭窄やねじれが生じると、便が詰まりやすくなります。結果、便秘状態が続き、次に下痢が発生するリスクが高まります。

4.2. 運動習慣の影響

運動習慣の欠如は消化機能にも悪影響を与えます。活動量が少ないと、大腸の蠕動運動が低下し、便の移動が遅くなります。運動は腸の健康を保つためにも重要であり、定期的な運動を心がけることで便秘や下痢のリスクを軽減することができます。

4.3. 食生活改善の重要性

食生活の改善は、便秘と下痢の予防において非常に重要です。食物繊維が豊富な食事を摂ることで、便の量と質が向上します。また、水分補給も欠かせません。適切な食生活は腸の健康を守るための基本です。例えば、野菜や果物を多く摂り、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

5. 便秘の解消法と予防策

便秘は多くの人が経験する悩みの一つですが、効果的な解消法と予防策があります。まず、水分補給を心がけることが重要です。次に、食物繊維を豊富に含む食事を取り入れることが効果的です。最後に、発酵食品やプロバイオティクスを活用することで腸内環境を整え、便秘を予防することができます。

5.1. 水分補給の重要性

水分補給は便秘解消に非常に重要です。水分が不足すると、便が硬くなり、排出しにくくなります。毎日1.5リットルから2リットルの水を摂取するよう心がけましょう。朝起きたらコップ一杯の水を飲むと、腸が活発になり、便通が良くなります。

ただし、カフェインやアルコールを含む飲み物は利尿作用があるため、水分補給には適していません。これらの飲み物は適量を守って摂取することが大切です。定期的に水分を摂ることで、腸内の潤滑が向上し、便がスムーズに排出されるようになります。

5.2. 食物繊維の摂取

食物繊維の摂取は、便秘解消に欠かせません。食物繊維は水分を吸収して膨張し、便の量を増やして腸壁を刺激します。その結果、便通が促進されます。野菜や果物、全粒穀物、豆類などに多く含まれています。

一日の食物繊維の摂取量は20~25グラムを目安にすると良いです。しかし、急に大量に摂取すると腸がびっくりして、逆に便秘が悪化することがあります。徐々に増やしていくことがポイントです。朝食にはシリアルやオートミールを取り入れると良いでしょう。

5.3. 発酵食品とプロバイオティクスの活用

発酵食品とプロバイオティクスは、腸内環境を整えるために有効です。ヨーグルトやキムチ、納豆などは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の活動を抑えます。プロバイオティクスは腸の働きをサポートし、便通を促進するでしょう。

毎日の食事に発酵食品を取り入れると、自然に腸内環境が改善されます。しかし、過剰に摂取するとお腹がゆるくなることもあるため、適量を守ることが大切です。

6. 消化器疾患を防ぐための習慣

消化器疾患を防ぐためには、日常の生活習慣が非常に重要です。例えば、バランスの良い食事を摂取しながら、適度な運動を心がけることが求められます。

6.1. 適切な食事と運動

適切な食事と運動は、消化器系の健康維持に不可欠です。

まず、栄養バランスの取れた食事を摂ることが重要です。野菜や果物、全粒穀物、良質なたんぱく質をバランスよく取り入れることで、消化器系の働きをサポートできます。

そして、加工食品や過剰な脂肪、砂糖の摂取を控えることが大切です。これらは消化器に負担をかけるためです。

運動に関しては、無理なく続けられる運動を選ぶことが重要です。例えば、ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなどが適しています。これらの運動は、消化器の活動を促進し、便秘の予防に役立ちます。

6.2. 腸内フローラを整える方法

腸内フローラを整えるための方法には、いくつかのポイントがあります。

まず、第1にプロバイオティクスを含む食品を積極的に摂取することが重要です。ヨーグルトや発酵食品には、腸内の良い菌を増やす効果があります。

また、プレバイオティクスを含む食物繊維豊富な野菜や果物も大切です。これらの食品は、良い菌の成長を助けます。

次に、食生活のバランスを整えることが必要です。過度なカフェインやアルコールの摂取は控え、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

7. 便秘薬(医薬品)の種類と調整について

便秘薬には、さまざまな種類があり、それぞれの特性と効果が異なります。

適切な薬を選ぶことで、腸の自然な動きを助け、便秘の症状を改善することが期待できます。

薬剤の選択と調整は、医師の指導のもとで行うことが重要です。また、食事や生活習慣の見直しも同時に行うとより効果的です。

7.1. 便を柔らかくする薬

便を柔らかくする薬にはいくつかの種類があり、それぞれ作用機序が異なります。酸化マグネシウムは、水分を大腸に引き込み、便を柔らかくすることで排便を促します。

リンゼスとアミティーザも同様に便を柔らかくしながら、腸の動きを促進する役割があります。これらの薬は、便が固くなりがちで排便が困難な人に向いています。

7.2. 腸を動かす薬(センノシド、ラキソベロン、大黄、センナ、大建中湯)

腸を動かす薬には、センノシド、ラキソベロン、大黄、センナ、大建中湯などがあります。

センノシドやラキソベロンは、大腸の蠕動運動を刺激し、便通を促進します。

これにより、比較的即効性があるのが特長です。大黄やセンナも同様の仕組みで作用しますが、大黄は特に強力な便秘薬となります。

大建中湯は漢方薬であり、腸の動きを調整しつつ、腸内環境を整える効果もあります。これらの薬を使う際には、用量や使用頻度を守り、長期間の使用は避けるようにすることが望ましいです。

7.3. その他の薬剤

その他の便秘対策として、グーフィスやポリフルといった薬剤もあります。グーフィスは、腸の動きを軽く刺激しながら、腸内の水分分泌を促して便を柔らかくします。これにより、排便をスムーズにする効果があります。

ポリフルは、大腸に水分を引き込み便のボリュームを増やし、排便を促進する働きがあります。これらの薬剤は、他の便秘薬と併用することで、より効果的な便秘対策が期待できます。

<文責:福田遼>

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