アニサキス症の症状とは?下痢や蕁麻疹が出るってホント?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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アニサキス症の症状とは?下痢や蕁麻疹が出るってホント?

アニサキス症の症状とは?下痢や蕁麻疹が出るってホント?|札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

         

2024年8月02日

アニサキスは、生魚を食べたときに感染することのある寄生虫です。

感染すると強い腹痛を来す事が特徴ですが、下痢や蕁麻疹、吐き気、熱なども起こす事があります。

これらの症状はアニサキスに対するアレルギー反応が関わっています。

この記事ではそんなアニスキス症での症状について説明していきます。

1. アニサキス症とは?その原因と主な症状

アニサキス症とは、アニサキスという寄生虫に感染することで発生する病気です。この寄生虫は主に海水魚やイカの体内に生息し、生魚や生のイカを食べることで感染します。特に新鮮な海産物が人気の日本では、アニサキス症の報告が増えています。アニサキスは人間の消化管に侵入し、強い腹痛やアレルギー反応を引き起こすことがあります。

1.1. アニサキス症の原因となる魚介類

アニサキス症の原因となる魚介類は、多くの海水魚やイカです。特に感染のリスクが高いのはサバ、イカ、アジ、イワシ、サケ、カツオなどです。これらの魚は日常的に消費されるため、注意が必要です。基本的には加熱調理や冷凍処理によってアニサキスを無力化できますが、調理の際には十分な注意が求められます。

1.2. アニサキス症の主要な消化器症状

アニサキス症の主要な消化器症状には、急性の腹痛と吐き気、そして嘔吐が挙げられます。これらの症状は、通常魚介類を摂取してから数時間以内に現れます。強い痛みが特徴的です。通常は胃に感染しますが、小腸に感染した場合には腸閉塞や腸の炎症を引き起こすことがあります。

1.3. 下痢や腹痛などの症状の詳細

アニサキス症では、下痢や腹痛が最も一般的な症状の一つです。強い腹痛が急に始まり、持続的な痛みとなることがあります。下痢も併発しやすく、消化管に負担がかかる結果、食欲不振や栄養不良が二次的に発生することもあります。また、腹部の緊張や圧痛も伴うことがあり、日常生活に支障をきたすことが多いです。症状を無視すると、さらに悪化するリスクがありますので、早期治療が重要です。

1.4. 蕁麻疹やアレルギー反応について

アニサキス症では、消化器症状に加えて蕁麻疹やアレルギー反応が生じることもあります。蕁麻疹は皮膚に湿疹が現れ、かゆみを伴います。アレルギー反応としては、アナフィラキシーショックが起こることもあるため、即時の医療対応が必要です。また、これらの症状は再発しやすいので、過去にアニサキス症を経験した人は、生魚には特に注意が必要です。正しい診断と早めの対策が健康維持に欠かせません。

2. アニサキス症の診断方法と検査

診断には、病歴の聴取と臨床症状の確認が重要です。加えて、内視鏡検査や血液検査を行うことで、確実に診断することができます。内視鏡で診断と同時に治療もできるので、アニサキスが疑われる方は、当日内視鏡ができる病院を探しましょう。

アニサキス症の検査方法には、内視鏡検査、超音波検査、血液検査などがありますが一番確実なのは内視鏡です。内視鏡では実際に直接アニサキス虫体を確認して診断し、同時に除去する事ができます。超音波検査では胃壁・腸壁の肥厚や腹水の有無などを確認します。血液検査ではアニサキス抗体などを測定してアレルギー反応をチェックします。

札幌でアニサキス治療のための当日内視鏡をご希望の方は以下のリンクからご予約ください

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3. アニサキス症の治療法・医療機関での処置

アニサキス症は、魚介類に寄生するアニサキスという寄生虫が人間の消化管に侵入することで発生します。この症状は、激しい腹痛や吐き気を引き起こし、速やかな治療が必要です。医療機関では、内視鏡を使った寄生虫の摘出や薬物療法が行われます。

3.1. 大通り胃腸内科クリニックでの処置内容

札幌市にある大通り胃腸内科クリニックでは、まず初めに患者様の症状を詳しく確認します。そして、即日に内視鏡検査を行い、アニサキスの摘出を行います。摘出後は、炎症や痛みを軽減するための薬が処方されます。これにより、症状が迅速に緩和されるのです。さらに、再発予防のための食事指導も行われます。

3.2. 通常の治療法とその効果

通常のアニサキス症の治療法は、寄生虫の摘出と炎症の抑制です。内視鏡を通じて直接摘出することが最も一般的です。ただし摘出が無理な場合、ステロイドなどの薬物治療が行われます。抗炎症薬や痛み止めの処方を行うことで、体内の炎症や痛みが緩和されるのです。さらに、予防策として生魚や加熱不足の魚介類を避けるように指導されます。具体例として、サバやアジ、イカなどです。また、加熱処理を徹底することが推奨されます。

3.3. 治療を受ける際の医師の役割

アニサキス症の治療における医師の役割は非常に重要です。初期診断から治療、再発予防まで総合的な対応が求められます。まず、正確な診断を下すことが第一です。次に、適切な治療法を選びます。内視鏡を使用する場合も高い技術が必要です。さらに治療後のフォローアップと、再発予防の指導も欠かせません。患者が安心して治療を受けるためには、十分な説明が必要です。また、食事や生活習慣の改善も指導します。これにより、再発を抑制します。

胃に頭が潜り込んだ状態のアニサキス

4. アニサキス症による下痢や他の消化器症状への対策

アニサキス症による下痢や他の消化器症状を軽減するためには、いくつかの重要な対策があります。まず、アニサキスに感染しないためには、魚の生食に注意が必要です。また、症状が出た場合には、適切な食事制限と生活習慣の見直しを行うことが大切です。

4.1. 症状を緩和するための食事と生活習慣

アニサキス症に対処するには、特に食事と生活習慣の見直しが必要です。まず、内視鏡をする際には4-5時間は食事をとらずに病院を受診する必要があります。症状がある間は、消化に良い食事を心がけることが大切です。具体的には、お粥やうどん、野菜スープなどの柔らかい食べ物を選びます。また、脂肪分の多い食品や刺激物は避けるようにしましょう。次に、水分補給も重要です。下痢が続くと体が脱水状態になりやすいので、こまめに水やスポーツドリンクを摂取します。そして、規則正しい生活を送り、十分な休息を取ることも大切です。

4.2. 市販薬と処方薬の使い分け

アニサキス症の症状緩和には、市販薬と処方薬の使い分けが重要です。まず、市販薬は胃痛や下痢の軽減に役立つことがありますが、必ず注意書きを読み、用法用量を守ることが大切です。一方で、症状が重く、自己管理が難しい場合には、医師に相談することが推奨されます。医師から処方される薬には、より効果的な薬が含まれていることが多いからです。また、市販薬と処方薬の併用は自己判断せず、医師の指示に従うことが安全です。

4.3. 必要な医療機関の受診タイミング

アニサキス症の対策には、適切なタイミングで医療機関を受診することが重要です。まず、軽い症状が続く場合でも、改善が見られない場合は早めに医師に相談しましょう。また、激しい痛みや持続する下痢、高熱がある場合は緊急性が高いので、直ちに医療機関を受診することが必要です。特に、食事後数時間以内に激しい胃痛や嘔吐が始まった場合には、アニサキスの疑いがあるため、専門の消化器科を受診することが重要です。早期の対応が症状の悪化を防ぐ鍵です。

5. アニサキス症とアレルギー反応

アニサキス症とは、寄生虫アニサキスが体内に侵入することによって引き起こされる疾患です。アニサキス感染によりアレルギー反応を起こす場合があり、これが蕁麻疹や呼吸困難を引き起こすことがあります。これらの反応は急性期に強く出るため、早急な対応が必要です。

5.1. アレルギー反応のメカニズム

アニサキスによるアレルギー反応は、免疫系が異物と認識することによって発生します。アニサキスの成分が体内に入ると、免疫細胞が活性化されるのです。そして、ヒスタミンなどの化学物質が大量に放出されます。このプロセスが引き金となって、炎症が起こり蕁麻疹などの症状が現れます。

アレルギー反応は、瞬時に起こることが多いため、息苦しさや急な皮膚症状が見られた場合、速やかに医療機関を受診することが重要です。また、この症状は過去の摂食歴やアレルギー履歴によっても影響を受けることがあるので、自分の体質を知っておくことが予防につながります。

5.2. アレルギー症状の識別方法

アレルギー反応による症状は多岐にわたりますが、代表的なものとして蕁麻疹、呼吸困難、目や口の痒みなどがあります。これらの症状は食後数分から数時間以内に現れることが多く、特に急性の症状は一目で識別が可能です。蕁麻疹の場合、赤い発疹が皮膚に広がり、強い痒みが伴います。

呼吸困難を引き起こすこともあり、この場合は即座に緊急対応が必要です。さらに、目や口の違和感や腫れも見逃してはいけません。これらの症状を識別することで、早期の治療を受けることができます。アレルギー反応が疑われる場合は、迷わず専門医による診断と治療を受けることが重要です。

5.3. 蕁麻疹が出た場合の初期対応

蕁麻疹が出た場合、まず冷静に対応することが大切です。冷たいタオルを患部に当てることで、一時的に痒みを和らげることができます。衣類を緩め、肌を刺激しないようにします。それでも症状が改善しない場合は、抗ヒスタミン剤などの市販薬を服用することが効果的です。

症状が重度である場合や呼吸困難を伴う場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。アドレナリンの自己注射器を持っている人は、指導された手順に従って使用してください。最終的には、専門医の診断と治療を受けることが完治への第一歩です。

6. アニサキス症の潜伏期間と予後

アニサキス症は、寄生虫アニサキスによる病気で、魚介類を生で食べることで感染します。潜伏期間は通常数時間であることが多く、胃痛を来す事が一般的です。予後に関しては、適切な治療を受けることで回復が見込まれますが、治療しなければ1週間以上痛みに悩まされる事があります。

6.1. 潜伏期間中の症状と変化

潜伏期間中に現れる症状は、吐き気や腹痛などが典型です。これらの症状は突然起こる場合が多く、特に食後数時間以内に感じることが多いです。その他には、嘔吐や下痢も見られます。これらの症状が続くと、体力の低下や脱水症状を引き起こす可能性がありますので、早めの対処が求められます。

このように、症状の進行が早いことから、迅速な医療機関への相談が推奨されます。多くのケースでは、症状は一過性であり、数日で改善することが多いですが、それでも自己判断で解決しようとせず、専門医の意見を聞くことが重要です。

6.2. 予後の見通しと回復期間

アニサキス症の予後は比較的良好です。適切な治療を受けることで、大半の患者は数日から1週間程度で症状が改善します。ただし、二次感染や炎症が起こる場合もあり、その場合は回復期間が長引くことがあります。医師の指導に従って、安静にし、バランスの取れた食事を心がけることが推奨されます。

また、再発のリスクを避けるために、包括的な予防策を実行し、適切な食生活を継続することが重要です。

6.3. 対策と予防策を守るべき理由

アニサキス症の予防には、魚介類の正しい調理と保存方法が重要です。生で魚介類を摂取する際は、冷凍処理や加熱処理が有効です。冷凍では、-20度で24時間以上保存することでアニサキスを死滅させることができます。また、加熱調理では、60度以上で1分以上加熱することが効果的です。こうした方法を守ることで、感染リスクを大幅に減少させることができるのです。

また、調理器具やまな板の衛生管理も重要です。生の魚介類を扱った後は、必ず洗浄消毒することが推奨されます。家族全員の健康を守るためには、これらの基本的な予防策を徹底することが大切です。したがって、対策と予防策を守ることは、アニサキス症の感染を防ぐために必要不可欠なのです。

7. アニサキス症の予防方法

アニサキス症は、アニサキスという寄生虫が主に魚介類に寄生し、それを人間が摂取することで発症する疾患です。予防するために、魚介類を適切に調理し、食べる際の注意が必要です。アニサキス症を防ぐために有効な方法は、加熱や冷凍をしっかり行うことです。これにより、寄生虫を確実に殺すことができます。また、刺身を食べる場合は、信頼できる店から購入することが重要です。

7.1. 魚介類の安全な調理法

魚介類を安全に食べるためには、まずしっかりと加熱することが肝心です。アニサキスは60℃以上で加熱することで死滅します。したがって、必ず内部までしっかり火を通しましょう。もう一つの方法は冷凍です。アニサキスは-20℃で24時間以上冷凍することで死滅します。家庭用の冷凍庫でも可能ですので、刺身や寿司を提供する際に実践してください。また、調理器具の清潔も重要です。包丁やまな板をしっかり洗浄し、他の食品と交差汚染を防ぎます。

7.2. 食中毒を防ぐための日常対策

食中毒を防ぐためには、日常的な意識が不可欠です。まず手洗いを徹底しましょう。食材を触る前や調理中、トイレの後などに手を洗うことが重要です。また、食材の保存方法にも注意が必要です。冷蔵庫内は適切な温度を保ち、生魚や生肉はしっかりとラップで包んで保存してください。さらに、調理器具や調理場の清潔を保つことも忘れないでください。同じまな板や包丁を肉と野菜で使う際には、間にしっかりと洗浄することが必要です。これらの日常対策を実践することで、食中毒のリスクを大幅に減らすことができます。

7.3. 予防に効果的な一手間

アニサキス症の予防に効果的な一手間として、水洗いや視覚的な確認が挙げられます。まず、購入した魚介類は流水でしっかりと洗い流しましょう。これにより、肉眼で確認できる寄生虫をある程度取り除くことができます。次に、刺身や寿司として食べる際には、包丁で切る前に十分に確認します。透明なアニサキスの姿を確認し、取り除くことができるからです。また、魚を提供する飲食店を選ぶ際も重要です。信頼性のある店舗を選び、事前にリサーチすることが推奨されます。これにより、安全性を高めることができるのです。

8. アニサキス症の再発予防と対策

アニサキス症は、魚介類に寄生するアニサキスによって引き起こされる消化器系の病気です。そのため、再発防止と対策は非常に重要です。特に、日本食を中心とした食生活では、生魚を頻繁に摂取することが多いため、十分な注意が必要になります。感染を未然に防ぐためには、適切な調理方法と食材の管理が求められます。以下、再発を防ぐための基本知識、定期的な検査と予防の重要性、食事内容の見直しとその効果について詳しく解説します。

8.1. 再発を防ぐための基本知識

アニサキス症の再発を防ぐためには、まずその基本を理解することが大切です。一つは、生の魚介類を調理する前に冷凍することです。冷凍することでアニサキスは死滅します。また、刺身や寿司を食べる際は、信頼できる店で購入することが重要です。次に、加熱処理も効果的です。摂取する前に中心まで十分に加熱することで、アニサキスが死滅するため、安全性が高まります。さらに、自家製の漬け魚や干物も注意が必要です。これらの製品にも、適切な処理を施すことが再発を防ぐ鍵となります。

8.2. 定期的な検査と予防の重要性

定期的な医療機関での検査は、アニサキス症の再発予防にとても重要です。特に、過去に感染の経験がある人は、症状が疑わしい場合、早めに受診することが推奨されます。胃カメラ検査や血液検査を通じて、早期発見と治療を行うことができます。検査によって再発リスクを把握し、必要な措置を取ることが大切です。また、検査は適切な治療計画を立てるための重要なステップとなります。予防策を講じることで、健康な生活を維持することが可能となります。家庭内での予防策も併せて行うことが推奨されます。

8.3. 食事内容の見直しとその効果

食事内容を見直すことは、アニサキス症の再発を防ぐために非常に効果的です。まず、生魚の摂取量を減らすことが基本的な対策です。代わりに、加熱調理された魚や、植物性タンパク質を摂取する方法を取り入れることが推奨されます。次に、冷凍食品や加工済みの魚介類を利用することも一つの手段です。これらの食品は安全性が高く、安心して摂取できます。最後に、食習慣を全体的に見直すことで、健康の維持が期待できます。バランスの取れた食事を心がけることが、長期的に見ても再発を防ぐ鍵となります。

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