便検査でひっかかったら読むページ|大通り胃腸内科クリニック|札幌市大通りの内視鏡検査・消化器内科

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2024年3月22日

便検査で陽性となったけど、痔が原因だと思うから無視していいのかな…?

そんな疑問を覚えたことはありませんか?

便検査で陽性となった場合、恥ずかしさや恐れを抱えつつも、可能性のある健康問題に真正面から向き合う勇気が求められます。この記事では、便潜血検査に関する疑問を皆様に分かりやすく解説していきます。大切なのは、意を決して一歩を踏み出すこと。このページがその一歩となりますように。

1. 便検査結果に不安を感じたら

便検査の結果が気になり、不安を抱えている方はとても多いでしょう。便検査は、大腸がんをはじめとする消化器系の病気を早期に発見するための大切な手段です。その結果が「ひっかかった」とされる場合、何が原因なのか、今後どうすればいいのか心配になるのは自然な反応です。しかし、必ずしも深刻な病気があるわけではなく、誤解や不安を招かないように正しい知識をもつことが重要になります。まずは、どのような要因で結果に異常が出るのか理解し、専門医のアドバイスに従って次の段階に進んでいくことが肝心です。

1.1. 血便は無いのになぜ

便検査で血液が検出されたけれども、実際に血便を見た覚えがないという方も少なくありません。これは、大腸がんやポリープなどの出血が微量である場合や、目で確認することが困難な潜血である場合があるからです。潜血は、肉眼ではとらえにくいものの、便検査によって検出することができるのです。そのため、実際に血便が見えなくても、便に血液が混じっている可能性があることを示唆している隠れたサインとなり得ます。潜血がみつかった際は、さらなる検査を通じて原因となる病気がないか、専門医に相談することが推奨されます。

1.2. 血便は大腸がんのサインかもしれない

血便がみつかると、多くの人が真っ先に考えるのは大腸がんではないでしょうか。実際に、血便は大腸がんの一つの兆候として知られています。これは、がん細胞やポリープが出血することによって便に血液が混ざり、それが血便として現れるためです。しかし、血便があるからといって必ずしもがんとは限らず、直腸の裂け目や炎症性腸疾患など他の原因も考えられます。したがって、血便を確認した際は早急に医療機関を受診し、必要な検査を受けて実際の病状を把握することが大切です。

1.3. 専門医による初期段階での対応が重要

便検査(便潜血検査)で異常がみつかった場合、まずは大腸カメラによる精密検査を受けることを推奨します。特に、大腸がんなど命に関わる疾患は初期段階での発見が治療成功のカギを握っています。専門医は患者さんの症状と検査結果を元に、さらなる検査や治療法を提案してくれます。はじめての検査や治療のステップには不安を覚えるかもしれませんが、専門医の指導に従って対応を進めていくことにより、早期治療へとつながり、結果的に安心につながるでしょう。また、初期段階での対応は、進行を阻止し長期的な健康を維持するためにも不可欠なプロセスなのです。

当院での大腸カメラをご希望の方は以下のリンクをご参照ください。

2. 恥ずかしいと感じる気持ちは当然です

便検査をする際には、個人的な部分をさらけ出すことになり、多くの人が恥じらいを感じてしまいます。これは人間としての自然な反応であり、少なからず誰もが持つ感覚でしょう。とはいえ、健康を守るためには避けて通れない大切なプロセスとも言えます。恥ずかしさを感じること自体に罪悪感を持つ必要はありませんが、それを上手に乗り越えていくためのコツも存在します。ここでは、便の検査が恥ずかしい理由と、その気持ちをどのように処理すればよいかについて解説していきましょう。

2.1. 便の検査が恥ずかしい理由とそれを乗り越える方法

日頃は他人に見せることがないような個人的な部分に関する検査ですから、恥ずかしさを感じるのは自然なことでしょう。特に便には体内からの様々な情報が含まれており、自分では気付かない健康状態を映し出します。そんなデリケートな内容を他人に見せることに抵抗を感じる人は多いはずです。しかし、恥ずかしいからといって検査を避けるのは良くありません。検査が恥ずかしいと感じたときは、その気持ちを認めた上で、健康のためと割り切ることが大事です。必要なら医療スタッフに対して正直に感じている気持ちを伝えてみてください。また、プライバシーを保護するための配慮がなされていることを理解し、専門家がその場にいるという安心感を持つこともおすすめします。

2.2. 医療スタッフはプライバシーを尊重します

検査にあたっては、医療スタッフが患者さんのプライバシーを尊重することを最優先としています。彼らは日々多くの患者さんと接しているため、デリケートな問題に関しても専門的なトレーニングを受けています。検査プロセスにおいては、必要最低限の情報共有のみが行われ、どのスタッフも患者さんの恥ずかしさを和らげるために最大限の配慮を払ってくれます。結果として、検査体験は思っているほど不快なものではなく、安心して受けることができるでしょう。プライバシーに対する不安を感じる時は、積極的に医療スタッフに相談してみることが大切です。

2.3. 検査を受けることの重要性と心の準備

便検査を含む医療検査は、早期発見や早期治療につながり、自身の健康を守るために非常に重要です。たとえ恥ずかしいと感じたとしても、その重要性を理解し、心の準備を整えておく必要があります。検査の意味やプロセスを事前にしっかりと理解し、疑問や不安があれば遠慮なく医療スタッフに質問することで、心のハードルを下げていくことができます。また、信頼できる人に話すことで気持ちが楽になることもありますし、同じ経験をしたことがある人のアドバイスを聞くことも役立つでしょう。未知の経験は誰にとっても不安ですが、しっかりと準備をして挑むことで、それを乗り越える勇気が湧いてくるはずです。

3. 大腸カメラによる精密検査の流れ

便検査で気になる結果が出たら、次のステップとして考えられるのが大腸カメラを用いた精密検査です。はじめての経験に不安を感じるかもしれませんが、事前に流れを知っておくことで、少しでも心配を軽減できるでしょう。精密検査は、大腸カメラ(内視鏡)を用いて、体内の状態を直接確認します。実際に大腸の中を観察することで、炎症やポリープ、がんといった異常を見つけることができるのです。検査は通常、下剤を使った準備、実際の内視鏡挿入、観察というステップを経て行われ、結果に応じたアドバイスが医師から提供されます。

3.1. 大腸カメラ検査を受ける準備と注意点

大腸カメラ検査を受けるにあたり、最も重要なのは事前準備です。検査前日から食事制限を行い、当日は絶食となるケースが多いです。また、目に見える状態で大腸内を確認するためには、清潔で内容物のない大腸が必要となります。そのために、医療機関から指示された通りに下剤を服用し、大腸をきれいにすることが求められます。服用方法に誤りがあると、検査が中止される場合もあるため、指示をよく読み、正しく下剤を使用することが重要です。そのほか、検査によっては血液凝固を防ぐための薬を服用している場合は、医師にその旨を伝えて、指示を仰ぐ必要があります。検査への不安を減らすためにも、準備段階で分からないことは、遠慮せずに医療スタッフに尋ねて安心して検査に臨むことが大切です。

3.2. 検査中に感じることとその対処法

大腸カメラ検査中には、多くの人が何らかの不快感を覚えることがあります。その中でも特に多いのは、腹部の圧迫感や一時的な痛みです。これは、内視鏡が大腸の中を進む際に、曲がりくねった部分を通ることで生じるもので、通常は軽い痛みにとどまります。しかし、苦しいと感じる場合は、それを我慢せずに医療スタッフに伝えましょう。対処法としては、鎮静剤の使用や十分な呼吸法、リラクゼーション手法などが効果的です。また、検査中は患者の状態をモニタリングしており、適宜対応がなされます。検査は短時間で終わることがほとんどですから、深呼吸をしてリラックスすることで乗り切ることができるでしょう。

当院では鎮静剤を使用し苦痛を最小限にした状態での検査をご案内しております。鎮静剤の調整により検査前に眠りにつき、起きると検査が終わっている

4. ポリープが見つかったら次にどうするか

便検査で引っかかり、大腸カメラ検査などの精密検査を受けた結果、ポリープが見つかった場合、次にどう対処するかが問題になります。ポリープの大きさや形態、所在する部位によっては、がんへの進行リスクが増大しますので、迅速な判断が求められるでしょう。通常、ポリープが見つかった場合は予防的な観点から切除することが推奨されますが、すべてのポリープが切除を要するわけではありません。当院では、事前に患者様からの同意がある場合に限り、ポリープをみつけた時点でのポリープ切除を行っております。

4.1. ポリープ切除の手順と期間

ポリープの大きさや数、位置などに応じて治療選択肢が異なります。一般的なポリープ切除手術は、大腸カメラを使用し内視鏡的な手法で行われることが多く、多くの場合は日帰り手術で完了します。ただし、大きなポリープや複雑な場所にあるポリープの場合は、入院しての手術が必要になることもあります。手術後は合併症の監視が行われ、回復に要する期間は個人差があるものの、多くは2-5日程度で退院することが可能です。

4.2. ポリープは必ずがん化するわけではない

大腸のポリープが見つかると、多くの方ががんへの不安を抱えますが、すべてのポリープが悪性化するわけではありません。ポリープの種類には、腺腫性ポリープやSSLなどがあり、これらはがん化する可能性があるものの、進行するまでには時間がかかる場合も多いです。そのため、定期的な検査によって早期に発見し、適切な治療を行うことでがんへの進行を防ぐことが可能です。また、炎症性ポリープや過誤腫性ポリープなどの良性ポリープは、がん化のリスクが非常に低いとされています。しかし、一度ポリープが見つかった場合は、再発の可能性もあるため、定期的なフォローアップが重要となります。

4.3. 術後の注意点とフォローアップ

ポリープの切除手術後は、いくつかの注意点があります。まずは手術当日は安静にし、異常があった場合は直ちに医師への連絡が必要です。出血や痛みなどの症状が出ることもあるため、手術後は体調の変化に注意しなければなりません。また、術後1週間程度は激しい運動や重労働を避け、食生活にも配慮する必要があります。手術後のフォローアップとしては、定期的な大腸内視鏡検査が推奨されており、ポリープの再発や新たな異変を早期発見することができます。生活習慣を見直し、健康管理に努めることも、予防策の一つとして大切です。

5. 大腸がんの予防について知ろう

大腸がんは世界中で増加しているがんの一種です。日本でもがん腫別死亡率のうち女性で1位、男性で2位と大変多いがん腫です。便検査などで問題が指摘された場合、まずは大腸がん予防の知識を深めることが大切です。生活習慣の見直しや正しい食生活の実践は、大腸がんを予防する強力な手段となります。また、予防のみならず、早期発見・早期治療にも繋がるため、健康な日常生活を送る上でも重要です。このセクションでは、大腸がんを予防するための様々な方法について、詳しく解説していきます。

5.1. 大腸がんを予防する日常生活のポイント

大腸がんの予防には、日常生活の中で意識することがいくつかあります。特に運動習慣の定着は、がん予防に効果的であるとされています。週に数回、30分以上の中程度の運動を行うことで、大腸がんのリスクを下げることができるでしょう。また、タバコや過度のアルコール摂取はリスクを高める要因となるため、これらの習慣を避けることも重要です。さらに、ストレスの軽減や十分な睡眠を取ることも大腸がんの予防には欠かせません。日常生活の中でこれらのポイントに注意を払い、規則正しい生活を心がけていきましょう。

5.2. 正しい食生活でリスクを下げる

食生活は大腸がんのリスクを左右する大きな要素です。食物繊維を豊富に含む穀物、野菜、果物を多く取り入れることで、大腸内の発がん物質との接触時間が減り、リスクの低下が期待できます。また、赤肉や加工肉製品の過剰な摂取は避け、バランスの良い食事を心がけましょう。不足しがちなビタミンやミネラルをしっかりとることで、免疫力の維持にも役立つでしょう。健康的な体を作り、大腸がんの予防に役立てるためにも、日々の食事に注意を向けることが大切です。

5.3. 定期的な検査が重要な理由

大腸がんの多くはポリープから段階を追って発展します。そのため、定期的な検査によってポリープが見つかれば、早期に摘出することでがん化を防ぐことができます。また、便検査で血便などが検出された場合、それが大腸がんの前段階であるポリープのサインである可能性も考えられます。そうした兆候を見逃さず、専門医の診断を得ることが、予防と早期発見には不可欠です。

便潜血陽性後に内視鏡でみつかった大腸癌

6. 予防から治療まで専門医に相談を

便検査の結果に心配がある場合、予防から治療まで専門医の助言を求めることは大切です。大腸がんをはじめとする消化器系の疾患は、早期に発見し適切な対処をすることで治療の成功率が高まります。ですから、心配な点や不安な症状があれば、ためらうことなく医療機関に相談することが重要なのです。

6.1. 専門医が答えるよくある質問リスト

専門医に相談する際は、どのような質問をすべきか迷うことがありますが、よくある質問リストが参考になります。例えば、便検査で異常を指摘された場合、どのような点を注意すればいいのか、どのタイミングで再検査をすべきか、日常生活での改善策は何かといった内容です。こうした疑問に対して専門医は適切に答えてくれるでしょう。

6.2. セカンドオピニオンの利用方法

一度の診断で不安が解消されない場合には、セカンドオピニオンを利用するという選択肢があります。異なる専門医による意見を聞くことで、より深く病状を理解できる場合もあります。セカンドオピニオンの正しい利用方法や注意点などについて、専門医は具体的なアドバイスを提供してくれることでしょう。

6.3. 専門医を探すポイント

専門医を探す際には、どのようなポイントを重視すべきでしょうか。専門医の選び方には、経験豊かであること、患者とのコミュニケーションを大切にする姿勢があること、最新の治療情報に精通していることなどが挙げられます。適切な専門医選びによって安心と信頼につながる治療が受けられるでしょう。

7. 血便を見つけたときの対処法

気がつくとトイレの便に血が混じっている…そんな衝撃的な状況に遭遇したら、どのように行動すればよいのでしょうか。血便を発見したときは、冷静な判断が求められます。まず、どの程度の量の血液が便に混ざっているのかを確認しましょう。軽微な症状であれば一時的なものかもしれませんが、量が多かったり、続くようであれば、すぐに医師の診断を受けることが大切です。症状を正確に伝えるためにも、血便の特徴をメモしておくことをおすすめします。血の色や量、便自体の硬さなど、詳細を記録しておけば、医師も病状の把握がしやすくなります。

7.1. 血便が出たらすぐにやるべきこと

血便が認められた場合、すぐに行うべきことがいくつかあります。まず、冷静になり、自分がどんな状態なのかを把握しましょう。出血量、血の色、痛みの有無など、詳しい情報が診断には必要です。次に、血液が混じった便を目撃した時刻を記録します。これは、後ほど医師に症状の経過を伝える際に必要な情報となります。そして、すぐに最寄りの医療機関を受診するか、相談できる保健所や医療相談窓口に連絡を取りましょう。もし、重度の出血が疑われたり、呼吸困難や意識障害など他の重篤な症状が伴っている場合は、救急車の利用も検討してください。血便の出血は、大腸の炎症やポリープの裂傷だけでなく、内臓の出血を示唆することがあるため、速やかな対応が重要です。

7.2. 血便の原因と可能性のある病気

血便の原因はさまざまですが、最も注目すべきは大腸がんなどの重篤な病気。大腸がんは初期段階では自覚症状がほとんどなく、血便が最初の兆候になることがあります。その他、痔や大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病なども原因として挙げられます。さらに、感染症や消化器官の異常による出血も考えられます。年齢、生活習慣、家族歴などの情報も診断に影響するため、医師へ正確な情報提供を心がけましょう。病院では、便検査や内視鏡検査を行い、原因を特定して適切な治療を行う必要がありますが、それ以前に自分で気を付けられることもあります。

7.3. 自宅でできる改善方法とは

血便を発見した際、医師の診断と治療を優先することが最も大切ですが、自宅でできる改善方法もいくつかあります。まず、食生活を見直し、刺激物や過度なアルコール摂取を控えることが推奨されます。消化に優しい食物繊維が豊富な食事を心がけ、水分を十分に取ることで、排便をスムーズにし、痔などの症状を予防することができます。また、適度な運動を行って血行を良くし、排便を促進することも有効です。ストレスも消化器系に多大な影響を与えることがわかっているため、リラクゼーションを取り入れて、心身の緊張をほぐすことも大切です。

8. 便検査後の生活とメンタルケア

便検査で不安な結果が出たとき、その後の生活や心持ちにも影響があります。検査自体は簡単なものですが、その結果が自分の身体に関係する重要な情報であるため不安に思うのは自然な反応です。重要なのは、結果を受けた後の適切な生活とメンタルのケアが、健康を維持するうえで極めて重要だということです。結果に対して適切な行動をとることはもちろんのこと、精神的なサポートを受けることも忘れてはいけません。それには、事前にリソースを知っておくと良いでしょう。

8.1. 検査結果を受けた後のストレス対策

検査結果を受け取った後、ストレスを感じることは誰もが経験するかもしれません。そのストレスを無視するのではなく、適切に対処することがさらなる健康リスクを避ける上で不可欠です。例えば、リラクゼーションを取り入れた生活を心がけることはストレスを低減するのに効果的です。また、友人や家族とのコミュニケーションを大切にすることで、感じている不安を共有し、精神的なサポートを得ることができるでしょう。趣味や運動など、自分自身で楽しめる時間を作り出すことも、メンタルヘルスを維持するためには大切な対策といえます。

8.2. 精密検査を控えた生活スタイルのコツ

便検査で引っかかった後には、しばしば精密検査が行われることになります。そこで、より正確な結果を得るためには、生活スタイルに気を付けることが欠かせません。食生活を見直し、精密検査に向けての体内環境を整えることは、よりスムーズで正確な検査につながるからです。特に、食物繊維を適量に含んだ食事を心掛けることが、消化器官を健康に保ちながら、検査に臨む準備に役立ちます。こうした工夫は、検査の日までの不安感を和らげることにも寄与するでしょう。

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